こんにちは、
ナビゲーターの渕野です。
英語には
日本語と意味が似た「ことわざ」があることを
あなたはご存知ですか?
例えば
「時は金なり」という意味の
「Time is money.」
ということわざも
その一例です。
言語が違うのに、
似たような考え方があるのは
とても面白いと思いませんか。
ということで、今日のテーマは
「ことわざ」です(^-^)。
それでは、森さんからレクチャーです!
楽しんで参りましょう^^
英語で「ことわざ」を説明できますか?
こんにちは、
スペシャルアドバイザーの森です。
英語の「ことわざ」と聞くと
難しいイメージを持たれがちですが
実はとってもシンプルなのです。
中学生レベルの文法さえ知っていれば
意味もわかりやすいと思います。
今回のメールマガジンでは、
英語の「ことわざ」の紹介に加えて
英文法の説明もしていきたいと思います。
ぜひ、英文を作る時に
役立ててくださいね。
1.名詞に注意して覚える「ことわざ」
日本人が英語で悩む文法の1つ、名詞。
日本語では1つでも複数あっても
動詞を変える必要はありませんよね。
でも、英語では
主語の名詞が単数か複数によって
動詞の形が変わります。
●All roads lead to Rome./すべての道はローマに通ず。
「roads」が複数形なので、動詞は原形のままです。
「ことわざ」には
普遍的な意味がありますので
現在形を使うのは基本であることを
覚えておいてくださいね。
さて、このことわざには
2つの解釈があります。
1つ目は、
どの道をたどっても
ローマに辿り着いてしまうほど
当時のローマはすごい権力と勢力図を持っていた
という意味。
2つ目は「道」や「手段」についてです。
どの道をたどっても
結局ローマにたどり着く。
その由来から
目的を達成するためには
様々な手段があるという意味で
使われるようになりました。
●The early bird catches the worm./早起きは三文の得
「the early bird」は1匹の鳥のことを示します。
加算名詞の単数形の場合は、
皆さんもご存知の
3単現の「s/es」が動詞に付きます。
動詞が「catches」になるのはそのためです。
英文を直訳すると
「早起きの鳥は虫を捕まえる」という意味になります。
そして、
「worm(ワーム)」は「虫(ミミズ)」の意味です。
「early bird」は
「早起きする人や、早めに行動する人」
という意味でよく使われますね。
●Failure teaches success./失敗は成功のもと
「failure」は数えられないもの、
つまり不可算名詞です。
そのため、動詞は
「es」をつけて「teaches」となります。
不可算名詞であるポイントは
●抽象的なもの
●形の変わるもの
●形に表せられないもの
●何かの総称を意味するもの
これらが挙げられますので
この機会に復習をしておきましょう。
このことわざを始め
「失敗を重ねても、それは成功へのヒントになる」
という言葉を残した
先人たちは数多くいます。
例えば
イギリスの科学者、ウィリアム・ヒューウェルも
●Every failure is a stepping stone to success./全ての失敗は成功への足がかり
という言葉を残しています。
一見、失敗に思えることでも
成功までの道のりを着実に歩いていると
言えるのかもしれませんね。
●History repeats itself./歴史は繰り返す
この「history」も不可算名詞です。
文末に「itself」は
歴史のことを表しており
「それ自体」という意味を持っています。
「私自身」なら「myself」ですし
「私達」なら「ourselves」になります。
ギリシャの歴史家トゥキディデス
(紀元前5世紀)の言葉が由来しています。
どの時代も本質的は変わらず、
歴史上にあったことは
後の時代の人々によって繰り返される、
という教訓を表わしています。
●Seeing is believing./百聞は一見に如かず
動詞の~ing形で
名詞と同じ役割をもつものを動名詞と言います。
「~すること」という意味になるので、
このことわざを直訳すると
「見ることは信じること」となります。
不定詞の名詞的用法も
同様に「~すること」という意味です。
「To see is to believe.」
という言い方もできますが、
動名詞を使ったほうが一般的です。
実は「~ing」を2つ重ねて
韻を踏んでいるのも、このことわざの特徴です。
「どれだけ沢山話を聞いても、
実際に行ってみた人にはかなわない」
実体験をした人の言葉は
やはり説得力が違いますよね。
●Fact is stranger than fiction./事実は小説よりも奇なり
「A is ◯◯er than B = AはBより○○である」
という比較級を使ったことわざです。
2つを比べる時に使う比較級は、
形容詞・副詞にerをつけて表現します。
「than」は「~より」という意味で
比べる対象の前につけます。
さて、このことわざは
イギリスの詩人バイロン卿が
叙事詩『ドン・ジュアン』で書いた
「Truth is stranger than fiction.」
というフレーズが由来になっています。
解説をすると
「小説のような作り話よりも、
現実のほうが不思議で面白い」
と言った意味合いがあります。
比較級を復習には
ぴったりのフレーズです。
名詞の加算・不可算名詞や、単数形と複数形・・・
様々な名詞の形によって
動詞が変わることを
知っている人は多いと思います。
でも、大切なのは
実際に話す時に正しく使えるかどうかです。
ぜひ、文の流れを意識しながら、
何度も声に出して練習してみてください。
正しい英文を覚えると、
自分で話す時に間違いに気がつくようになります。
いかがでしたか?
シンプルな英語の「ことわざ」を
文法の点から学んでみると
大事な要素が詰まっていることに
気づかれた方も多いと思います。
意味を覚えるだけでなく
自分の会話でも使えるように
ポイントを押さえて練習してみましょう。
それでは、
また次回のメールマガジンを楽しみにしていてください!
楽しんで新型ネイティブへ!
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