「can」と「be able to」ネイティブはこう使う!
- 2018/10/10
- 日常英会話
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こんにちは、
事務局の鶴岡です。
日々、英語力を磨かれてきたあなたなら
“can”と”be able to”のことは
ご存知かと思います。
もしかすると、
この2つの表現は「言い換えられる」と
学校で教わったかもしれません。
でも、ネイティブは
無意識で使い分けています。
日本語では「~できる」と訳せますが、
ネイティブの世界では、時と場合によって
ニュアンスが変わってきます。
「意味は伝わるけど、ちょっと変な英語だなぁ」
そんな壁を打ち破るためにも
ニュアンスの理解は必須です。
そこで今回は、
「can」と「be able to」を
ネイティブがどのように使い分けているのかを
具体的にご紹介します。
ネイティブの英語感覚を手にするチャンスですよ^^
「can」と「be able to」の違い
シンプルに「~できる」と表現したい時は
「can」も「be able to」も同じように使えます。
●I can drive a car./私は運転ができます。
●I’m able to play the guitar./私はギターを弾くことができます。
でも、伝えたい意図によって
この2つを使いわける必要があります。
まずは、
「can」と「be able to」が含む
ニュアンスをご紹介します。
「can」と「be able to」のニュアンス
▼can
「can」で「~できる」と表現するときは、
以下のようなニュアンスが込められています。
●可能性
●許可
●意欲がある
●身についている能力を伝える(聞く)
●You can be a good singer./あなたは良い歌手になれます(なれるでしょう)
●Can I read your book?/あなたの本を読むことができますか?(読んでもいいですか?)
●I can speak English./私は英語が話せます。(話すことができます)
●Can you play baseball?/野球ができますか?
いずれにしても
どの文章も「~できる」という意味で
相手に伝えることが出来ます。
▼be able to
●意欲がある
●身についている能力を伝える(聞く)
基本的には
「can」と大きな差はありません。
「be able to」も「~できる」という意味で
表現ができますが、口語では「can」の方が好まれます。
「be able to」は「can」よりも
少し丁寧な言い方になるので
フォーマルな場でもよく使われます。
●「can」はカジュアルな表現
●「be able to」は丁寧な表現
と覚えておけば問題はありません。
「be able to」の否定文にご注意
「~できない」と伝えたい場合は
「can’t」がよく使われます。
でも、「be able to」の否定文は
「can’t」と若干ニュアンスが異なります。
「be able to」を否定文で使うと
「物理的、身体的に~できない」といったニュアンスが加わるのです。
それでは例文をチェックしてみましょう。
●1.I’m not able to hang out with you today because I got a fever.
/今日は熱があるので、あなたと出かけられません。
●2.I’m not able to play soccer. I injured my leg.
/私はサッカーができません。足を怪我してしまいました。
●3.I’m not able to go to the U.S.because I left my passport in my room.
/部屋にパスポートを置いてきてしまったので、アメリカに行けません。
1の文章では、
熱があって出かけられる状況ではないことを伝えています。
身体的に外出が厳しいことから
「be able to」が使われています。
2の文章では、
足を怪我しているためサッカーができない状況だ、と伝えています。
怪我がひどくて足が動かせない場合には
おそらくサッカーはムリでしょう。
ですので、ここでも
「be able to」が使われています。
3の文章では、
パスポートがないからアメリカには行けない、と
話し手が伝えています。
もちろん、パスポートがなければ
日本から海外へは行けませんよね。
物理的に不可能な状況に陥っているので
ここでは「be able to」が使われています。
疑問文でもご注意を!
「can」と「be able to」の
ニュアンスを解説してきました。
しかし、この両者のニュアンスの違いは
疑問文でも注意が必要です。
以下2つの文章は「can」を使った疑問文です。
●4.You got a fever. Can you hang out today?
/あなたは熱がありますね。今日は出かけられそうですか?
●5.You injured your leg. Can you play soccer?
/あなたは怪我をしましたね。サッカーはできそうですか?
この場合の「can」は、
「可能性」や「能力」について尋ねるニュアンスがある、と
ご紹介をしましたね。
ですが「can」は
カジュアルな表現であるが故に
その尋ね方が思いやりに欠ける印象を
与えてしまうことがあります。
相手の熱や足の怪我について
知っているのにも関わらず、
「出かけられる?」「サッカーできる?」
という軽い気持ちのように
伝わってしまう可能性がある、ということです。
もしも相手の状況を考慮して
「~できる?」と聞きたいときは
「be able to」を使うと、
あなたの親切さが伝わります。
●6.You got a fever. Are you able to hang out today?
●7.You injured your leg. Are you able to play succer?
「be able to」を使うと
「今、物理的・身体的に~ができそうな状態かな?」
という丁寧なニュアンスが加わります。
同時に、
「熱があるから厳しいかもしれないけど・・・」
「足を怪我しているなら、サッカーはできないかもだけど・・・」
という相手への思いやりも伝わります。
「~できる」という意味では
「can」と「be able to」は同じですが、
使い分けが必要な場合があることも
覚えておいてくださいね。
もし、使い方に迷った場合は
「can」を使えば間違うことはありません。
基本的にネイティブは
「can」を使う機会が多いので、
「be able to」の使い方を覚えてしまえば
迷うことも少なくなるでしょう。
ぜひ、明日から実践して
ネイティブに一歩ずつ近づいていきましょう。
それではまた次回!
楽しんで新型ネイティブへ!
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