ダメなプロポーズ→「Could you marry me?」

こんにちは、
事務局の鶴岡です。

英語で何かお願いをする時は

●Could you~?
●Would you~?

という表現が使えることを
あなたもご存知だと思います。

でも、英語を学んでいる中で

「どっちを使えばいいかわからない」

と、迷った経験が
あるかもしれませんね。

どちらの表現も
「~していただけますか?」
という意味で使えるのですがー

やはりネイティブは
無意識ではあるとはいえ
しっかり使い分けているようです。

あなたのお願い事を
英語で相手にしっかり伝えるためにも
ニュアンスの理解は必須です。

そこで今回は
「Could you~?」と「Would you~?」の
正しい使い分けについて解説します!

両者の違いが一発でわかる
面白い例文も紹介しているので
納得してご理解いただけるでしょう^^

「Could you~?」と「Would you~?」の違い

Could you~?

「Could you~?」の依頼のニュアンスは
「実行可能かどうか?」を尋ねています。

「~してくれますか?」という意味の「Can you~?」に対し
「Could you~?」 は「~していただけますか?」という
より丁寧な表現になります。

Canはもともと、
「~できる」という「可能」の意味がありますので
疑問文にすると

「~することが可能ですか?」→「~することができますか?」

というように意味が派生します。

そして、この表現の背景には
「もし可能でしたら(あなたがそれをできる能力があるのは知っていますが)・・・」
という前提があることにご注意ください。

Could you close the window?
/窓を閉めていただくことはできますか?
Could you tell me how to get to this restaurant?
/このレストランに行く方法を教えていただくことはできますか?

Would you~?

「Would you~?」のニュアンスは
「~する意思があるかどうか?」というところがポイントです。

「Will」にはもともと
「~する予定です、~します」という「意思」の意味があります。

それが疑問形になると

「~する意思はありますか?」→「~していただけますか?」

という意味に派生します。

ニュアンスとしては、
「もし差し支えなければ・・・」という話し手の考慮が
この表現には含まれています。

Would you close the window?
/窓を閉めていただけますか?
Would you tell me how to get to this restaurant?
/このレストレランに行く方法を教えていただけますか?

これらをまとめるとー

「Could you~?」は「実行可能かどうか?」→「~していただくことはできますか?」
「Would you~?」は「~する意思があるかどうか?」→「~していただけますか?」

となります。

「Could you~?」と「Would you~?」の違いがわかる例

例えば、

Would you marry me?/私と結婚してくれませんか?

という文では、
相手に結婚する意思があるかどうか、を尋ねているので
相手は結婚する、結婚しない、の選択肢で答えることになります。

しかし、

Could you marry me?/私と結婚することはできますか?

と話し手が伝えたとします。

この時は、「結婚が可能な状態かどうか?」を尋ねているのであって
相手に「結婚の意思を確認している」のではありません。

ですので、聞き手は
以下のように答えることも可能です。

A:Could you marry me?/私と結婚することはできますか?
B:Yes I could, but I wouldn’t./はい、結婚はできます。あなたとするつもりはございませんが。

使い方で、ここまでニュアンスが変わってしまうんです。。

過去形にすると丁寧な表現になるのはなぜ?

「Could you~?」「Would you~?」の違いを説明する中で

「なぜ過去形にすると表現が丁寧になるの?」
「過去形にするのだから、意味も過去になるのでは?」

と、疑問に思った方もいらっしゃると思いますので
その理由を解説します。

英語では時差を与えることで
意味が遠回しになり、直接的な表現を
柔らかくする特徴があります。

日本語では、文末に「です・ます」を付ければ
表現に上下関係を作ることができますよね。

しかし、英語は文頭に時差を与えることで、
丁寧な表現が生まれます。

この時、過去形にしても
意味は過去形にならず、元の意味は失われていません。

「Can」は「~できる」という確実性を示しますが、
「Could」に時制を変えることで
「できるかもしれない、でも、できないかもしれない」
と、柔らかく表現できるのです。

一方、「Will」は「~する」という
強い意思を表します。

しかし、時制をずらして「Would」にすることで
丁寧な表現に派生します。

使い分けが不明確だった方は
ぜひこの記事を参考にしていただき、
英会話で実践していきましょう。

表現の裏にあるニュアンスを掴むことで
ネイティブの感覚で
英語が話せるようになりますよ^^

それではまた次回!
楽しんで新型ネイティブへ!

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