ダメなプロポーズ→「Could you marry me?」
- 2018/10/17
- 日常英会話
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こんにちは、
事務局の鶴岡です。
英語で何かお願いをする時は
●Could you~?
●Would you~?
という表現が使えることを
あなたもご存知だと思います。
でも、英語を学んでいる中で
「どっちを使えばいいかわからない」
と、迷った経験が
あるかもしれませんね。
どちらの表現も
「~していただけますか?」
という意味で使えるのですがー
やはりネイティブは
無意識ではあるとはいえ
しっかり使い分けているようです。
あなたのお願い事を
英語で相手にしっかり伝えるためにも
ニュアンスの理解は必須です。
そこで今回は
「Could you~?」と「Would you~?」の
正しい使い分けについて解説します!
両者の違いが一発でわかる
面白い例文も紹介しているので
納得してご理解いただけるでしょう^^
「Could you~?」と「Would you~?」の違い
Could you~?
「Could you~?」の依頼のニュアンスは
「実行可能かどうか?」を尋ねています。
「~してくれますか?」という意味の「Can you~?」に対し
「Could you~?」 は「~していただけますか?」という
より丁寧な表現になります。
Canはもともと、
「~できる」という「可能」の意味がありますので
疑問文にすると
「~することが可能ですか?」→「~することができますか?」
というように意味が派生します。
そして、この表現の背景には
「もし可能でしたら(あなたがそれをできる能力があるのは知っていますが)・・・」
という前提があることにご注意ください。
●Could you close the window?
/窓を閉めていただくことはできますか?
●Could you tell me how to get to this restaurant?
/このレストランに行く方法を教えていただくことはできますか?
Would you~?
「Would you~?」のニュアンスは
「~する意思があるかどうか?」というところがポイントです。
「Will」にはもともと
「~する予定です、~します」という「意思」の意味があります。
それが疑問形になると
「~する意思はありますか?」→「~していただけますか?」
という意味に派生します。
ニュアンスとしては、
「もし差し支えなければ・・・」という話し手の考慮が
この表現には含まれています。
●Would you close the window?
/窓を閉めていただけますか?
●Would you tell me how to get to this restaurant?
/このレストレランに行く方法を教えていただけますか?
これらをまとめるとー
●「Could you~?」は「実行可能かどうか?」→「~していただくことはできますか?」
●「Would you~?」は「~する意思があるかどうか?」→「~していただけますか?」
となります。
「Could you~?」と「Would you~?」の違いがわかる例
例えば、
●Would you marry me?/私と結婚してくれませんか?
という文では、
相手に結婚する意思があるかどうか、を尋ねているので
相手は結婚する、結婚しない、の選択肢で答えることになります。
しかし、
●Could you marry me?/私と結婚することはできますか?
と話し手が伝えたとします。
この時は、「結婚が可能な状態かどうか?」を尋ねているのであって
相手に「結婚の意思を確認している」のではありません。
ですので、聞き手は
以下のように答えることも可能です。
A:Could you marry me?/私と結婚することはできますか?
B:Yes I could, but I wouldn’t./はい、結婚はできます。あなたとするつもりはございませんが。
使い方で、ここまでニュアンスが変わってしまうんです。。
過去形にすると丁寧な表現になるのはなぜ?
「Could you~?」「Would you~?」の違いを説明する中で
「なぜ過去形にすると表現が丁寧になるの?」
「過去形にするのだから、意味も過去になるのでは?」
と、疑問に思った方もいらっしゃると思いますので
その理由を解説します。
英語では時差を与えることで
意味が遠回しになり、直接的な表現を
柔らかくする特徴があります。
日本語では、文末に「です・ます」を付ければ
表現に上下関係を作ることができますよね。
しかし、英語は文頭に時差を与えることで、
丁寧な表現が生まれます。
この時、過去形にしても
意味は過去形にならず、元の意味は失われていません。
「Can」は「~できる」という確実性を示しますが、
「Could」に時制を変えることで
「できるかもしれない、でも、できないかもしれない」
と、柔らかく表現できるのです。
一方、「Will」は「~する」という
強い意思を表します。
しかし、時制をずらして「Would」にすることで
丁寧な表現に派生します。
使い分けが不明確だった方は
ぜひこの記事を参考にしていただき、
英会話で実践していきましょう。
表現の裏にあるニュアンスを掴むことで
ネイティブの感覚で
英語が話せるようになりますよ^^
それではまた次回!
楽しんで新型ネイティブへ!
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