長い英文を辞書なしでサラサラ読めるようになる方法
- 2018/2/22
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英語を読むのは得意ですか?
「日本人は英語の読み書きは出来るけれど会話は・・・」
なんて言われますが、
そもそも英語を読むのも得意じゃないよ!
という人も多いと思います。
でも、
英字新聞やネットの海外のニュースなど、
英語で書かれている一次情報をサラサラっと理解できたら
カッコイイですよね。
もちろん、カッコイイだけでなく
翻訳されるのを待たずにリアルタイムで情報を得られることは
・ビジネス
・学問
・エンタメ
など、どんなジャンルでも
とても有益です。
藤永メソッドでは、
コミュニケーションの話題が多くなりがちですが
今回はそんな長文読解がテーマです。
長文読解力をつけるのに辞書はいらない!?
英語の長文を読むのって、
辞書を引きながらだから時間がかかるし
疲れますよね。
そのせいで、なかなか継続できません・・・
でも、なんと
私たちの根気がないのが原因ではなくて
そもそも取り組み方が間違っていたのです。
藤永さんは
著書「なぜ、留学生の99%は英語ができないのか?」のなかで
このように言っています。
●単語は読まない
今までの勉強法で「長文読解」というと、
おそらく辞書を片手に、分からない単語が出てくるたびに
調べてはノートに書きとめ、地道に和訳する作業を
繰り返していたのではないでしょうか?おそらく「長文読解」と聞いただけで、
頭が痛くなる人も多いと思いますが、
私に言わせれば、これほど非効率な英語勉強法はありません。なぜなら、長文読解でいちいち1つ1つの単語を
読みこむ必要はないからです。「1つ1つの単語の意味が分からなければ、
文章を理解できないじゃないか!」そのように怒られそうですが、少し話を聞いてください。
先ほどもお話ししましたが、
私がマスターしている英単語数は
おそらく2万5000語以上になると思います。そんな私でも、今でも英語に触れるたびに
新しい単語や表現に出会います。これは少し考えてみれば当たり前の話で、
英語には何十万以上という単語や熟語があり、
中には「スラング」といった厄介な英語もたくさん存在します。これらをすべてマスターすることは、事実上不可能でしょう。
ですから、長文を読む時に、
分からない単語が出てくるのは当たり前の話です。分からない単語が出てくるたびに1語ずつ調べるのは
とても効率が悪いですし、こうしたことに時間をかけていては、
いつまでたっても英語をマスターすることはできません。ですから、私は長文を読む時は「単語は読むな!」
と教えています。では、1つ1つの単語を読みこまずに長文を理解するには、
いったいどうすればいいのでしょうか?●長文読解を攻略する「オーバーラップ法」とは?
ここでご紹介するのは、長文を攻略する
具体的なトレーニング方法です。長文を攻略するとはどういうことか?
これは、具体的には文章を読んで
即イメージ化する能力が身についているということです。ですが、まだまだ英語に慣れていない人に対して、
文章を読んでいきなりイメージ化する能力を要求するというのは、
正直かなり厳しいでしょう。そこで、私がオススメしているのは、
新聞を使ったトレーニング方法です。まずは自分の好きなジャンル、
これはスポーツでも政治でも経済でも何でもかまいませんので、
そのジャンルの新聞(日本語で書かれたもの)を読みましょう。そして、その場面をイメージ化してください。
例えば「メジャーリーガー松井が三振!」
という記事があったとしたら、
松井選手が三振した場面のイメージを頭の中に作ります。このイメージができたら、同じ関連の記事を、
今度は英語で読んでみましょう。これは「オーバーラップ法」と言われる手法です。
今の時代はとても便利で、いちいち英字新聞をとらなくても、
ネットなどで読むことができます。新聞の記事はネットでも何でもかまいませんので
「日本語の新聞を読んでイメージを作る」→「英字新聞を読む」
という作業を、まずは1週間ほどやってみてください。ここでの注意点はジャンルを固定してほしいということです。
例えば、スポーツの記事を読み続けるといったように、
ジャンルを固定して1週間続けてください。そして、仮に分からない単語が出てきても、
基本的に辞書は引かないでください。1週間ほど、このトレーニングを続けていると、
いったい何が起こるのでしょうか?まずは、繰り返し出てくる単語に気づきます。
例えば「三振」は英語で「struck out」ですが、
野球の記事を続けて読んでいくと、「struck out」という単語が
何度も出てくることに気づくはずです。そして、トレーニングを続けているうちに
「この単語はひょっとしたら三振という意味なんじゃないかな?」
という感覚がつかめてきます。そうした感覚が出てきたら、
ここではじめて「英和辞書」を引いてみてください。この段階では、まだ日本語(英和辞典)を使ってかまいません。
ここで辞書を使うのは、あくまでも確認です。
このトレーニングを続けていくと
「やっぱりそうだったか」という場面が増えてきます。つまり、「だいたいこんな意味かな」と思って調べた単語が
当たる頻度が増えてくるのです。こうなればしめたもので、これはあなたの頭の中の「英語回路」が
完成しつつある証拠です。日本人の多くは、いきなり英字新聞を広げて
「よし、勉強するぞ!」と意気込んで単語を辞書で丹念に調べ、
結局1つの記事を理解するのに1時間以上かかる
といったパターンを繰り返しています。こうした勉強法で挫折した人も多いのではないのでしょうか?
「オーバーラップ法」を使ったトレーニングのメリットは、
日本語の記事を読み、頭の中のイメージを先に作ってしまうことで、
脳が英語の記事を即イメージ化しやすくなる点です。また、単語などの細部にとらわれることがなくなるため、
文章全体を素早く理解する力も身につきます。まずは興味があるジャンルから始めて、
徐々に他のジャンルの記事にも手を広げてみましょう。きっとおもしろいように「長文読解」ができるようになるはずです。
いかがですか?
これなら、時間もあまりかからないですし
楽しく続けられそうですよね。
英語を読むのが苦手な人は
ぜひ試してみてください!
それでは、楽しんでネイティブへ!
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