藤永さんによると、
英語をマスターするには―
「LとR、SとTH、VとB、FとH、AとU」
この5つの音を
自然に使い分けられるようにならないと
いけません。
それぞれ、1音違うだけで
まったく別の意味になってしまうのが英語です。
もちろん、状況によって
意味を汲み取ってくれる人も多いでしょうが
私たちが思っている以上に
違和感を与えてしまいます。
でも逆に!
この「5つの音」をマスターすれば
ネイティブともスムーズに会話できると思えば
とても重要な要素だということが分かりますよね。
今回は「FとH」を見ていきます。
そして、いつも通り藤永式では
「耳」を作ることから始めます。
ぜひ、1つずつ着実に身につけて
英語マスターへの道を突き進んでください!
聞き取りトレーニングの手順
① CD教材などを使って、5つの音の違いを徹底的に聞き分ける。
② 録音機器に自分の声を録音し、しっかり発音ができているかを確認する。
③ 5つの音だけを意識して、お手持ちのDVDを1日20~30分観る。
③では、DVDを観ながら「5つの音」が出てきたと思ったら
その単語を書き出してみてください。
観終わったあとに答え合わせをしましょう。
ただし、ここでは「5つの音」の違い以外のスペルは
間違っていても気にしないことがポイントです。
それでは、FとHの違いを見ていきましょう!
●「F」と「H」を聞き分ける
私の名前は「Fujinaga」なので、
「F」から始まる音が耳に定着しています。ですから、これを例えば
「Hujinaga」と発音されると、
私は相当な違和感を覚えます。この他には、例えば「フットボール」なども、
「F」と「H」の発音の仕方が違うと、
何か気が抜けた感じがしてしまいます。もう1つ、分かりやすい例を挙げましょう。
日本では「フード」=「料理」を指すことが多いですが、
これを日本語のとおりにカタカナで発音すると、
ネイティブには「hood(頭巾、コート)」に
聞こえてしまうので、注意が必要です。発音の違いですが、
「F」は先ほどご紹介した「V」と同様、
前歯を軽く下唇に当てて
「フー」と息を出して発音します。前歯と下唇で息が摩擦されるような音が出ればOK です。
一方、「H」は
のどの奥から思いきり息を吐いて発音します。決まった口の形はありません。
例えると、冬の寒い時に
息を「ハーッ」と吐き出す感じです。この「F」と「H」の違いも、
英語を聞き取ることができる
「耳」を作っていく上でとても重要なので、
ぜひ、しっかりマスターしてください。
いかがでしたか?
「ふじなが」の「F」と意識すれば、
案外簡単な気がしてきますよね。
ぜひ得意な音からでも
「5つの音」を身につけていってください。
それでは、楽しんでネイティブへ!
※「F」「H」を使った単語の例
Fの単語
fault 責任、欠陥
few ほとんどない
fiction 小説、作りごと
field 畑、競技場
fish 魚
five (数字の)5
flat 平らな
floor 床、階
flow 流れる、流れ
fog 霧
foreign 外国の
fortune 運の良い
freeze 凍る
from ~から
file ファイル
Hの単語
hail 迎える、あられ、ひょう
hammer 金づち
happen 起こる
harvest 収穫
heart 心、心臓
high 高い
history 歴史
holiday 休日
holy 神聖な
hope 希望、希望する
horse 馬
hang つるす
how どのようにして
human 人間、人間の
hungry 空腹の
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