英検二級のレベル・合格率とは?合格をするために必要な英語力とは?

英検二級合格を、英語学習の最初の目標として掲げるのは非常に一般的です。これから英検二級受験を考えている方はもちろん、すでに受験したことがあるという方も少なくないでしょう。

この記事では英検二級の具体的なレベルや合格率、さらには合格のためのポイントも随所でご紹介していきます。英語学習の最初のステップとして、ぜひ英検二級合格を目指しましょう!

英検二級のレベル

まずは英検二級がどのくらい難しいものなのか、そのレベルから確認していきましょう。日本英語検定協会では、英検二級を「高校卒業程度」と定義しています。言い換えれば、中高のカリキュラムを履修し、内容をしっかりと理解していれば合格できるレベルだと捉えることもできますね。そうした意味で、大学のセンター試験にも共通している要素が多いかもしれません。

将来的に海外留学を目指す方にとっては、英検二級はレベル判定の水準にもなっています。実際に英検で留学できる大学もたくさんありますし、英検二級レベルの英語力が土台として固まっていれば、留学による英語力の伸びもかなり期待できるでしょう。

同じく英語学習の一つとしてTOEICを受験する方も多いですが、英検二級はTOEICの
スコアに換算すると550~775くらいのレベルと想定されます。ただし、英検とTOEICとでは出題傾向が全く異なるので、厳密に比較することはできません。実際TOEICが500点程度でも英検二級に合格する方はいますし、逆に英検二級は不合格だったのにTOEICで700点以上を取るようなケースも見られます。

ケンブリッジ英語検定Preliminary English Test (PET)
GTEC(ベネッセ)A2~B1程度
IELTS4.5~5.5程度
TOEFL iBT40~60程度

上記は他のテストと比較した際のレベル対応表ですが、あくまで目安の数値となります。こちらもやはりテストによって出題傾向が全く異なりますので、それぞれの出題形式に慣れることが大切です。

社会における評価

英検二級を取れば、立派な資格として社会的評価も得ることができます。一般的に履歴書に記入できるのは英検二級からとされており、海外事業以外の一般企業であれば一定の評価対象にもなります。

また、一部の大学では入試優遇制度が適用されることもあります。具体的には英語の試験が免除になったり、得点を加点されるといったケースがありますので、将来的に大学進学を考えている方にとっても、英検二級取得のメリットは大きいと言えるでしょう。

これから英語を本格的に学習しようと考えている方にとっては、英検二級のメリットはこれだけではありません。何よりも英検二級を取得すれば必然的にバランスの取れた英語力が身に付くので、その後の英語学習を効率よく進めていくことが期待できます。今後の英語学習の土台作りができるうえに、社会的な評価も得ることができるので、英検二級取得は一石二鳥だと言うことができるでしょう。

英検二級に合格するためには

それでは具体的にどんな内容が出題されるのか、ここでは項目ごとにそのレベルやポイントをご紹介していきます。効果的な勉強法もご紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。

単語

英検二級に必要とされる語彙レベルは、およそ5,100語と言われています。大学入試の必須単語数が4,000~6,000語、高校までに学ぶ単語が3,000語程度とされているので、語彙に関しては高校レベルよりも一歩踏み込んで学習する必要があります。

単語や熟語に関しては、シンプルに意味を知っているかどうかが問われます。英語上級者の方なら知らない単語や熟語の意味を文脈から推測することもできますが、時間の限られた英検においては、単語や熟語の意味をじっくりと推測する時間はありません。単語や熟語はどんどん吸収していって、なるべく語彙で引っかからないようなレベルまで持っていきましょう。英検二級に特化した単語帳を少しずつ覚えていくのが一番の近道です。

文法

英文法は中高で学ぶ内容はもちろんですが、ワンランク上のレベルの問題も出題されます。高校までに習った文法で苦手な項目があるという方は、まずはその項目から重点的に勉強していきましょう!仮定法や関係代名詞などは、特に苦手とする方が多い文法項目です。

また、英検二級では時制や分詞などに関する問題も出題されます。一見単純そうに見えても細かいニュアンスを理解していないと解けない問題も多いですので、時制や分詞を学ぶ重要性は高いと言えるでしょう。こうした文法の学習は文法問題にはもちろんのこと、リーディングやライティングといった総合的な英語力にも直結してきます。

リーディング

英検二級のリーディングとしては、長文の語句空所補充問題と内容一致問題の2種類が出題されます。いずれもスピーディーに文章の要旨を理解し、効率よく設問に答えていく能力が必要不可欠とされています。

リーディングが苦手という方は、意味のブロックごとに線を引いていくスラッシュリーディングもおすすめです。慣れて来ると文章の大意も簡単につかむことができ、文の構造も見えてくるようになります。さらに慣れてきたらわざわざ線を引かなくてもスラスラと文章を読めるようになるので、最初のステップとして試してみるのも良いでしょう。

ライティング

英検二級では、あるテーマに関して自分の意見を述べるライティング問題も出題されます。出題されるテーマは日常的なものがほとんどなので、意見を考えること自体は決して難しくありませんが、それを英語で論理的に展開していくとなると話は別でしょう。

こちらは問題形式が決まりきっているので、解答もテンプレートに則って形式化してしまうのがポイント。自分の中で得意な展開を身に付ければ、どんなテーマに対しても柔軟に対応することができるようになります。練習で作成した回答は、ネイティブの友人や英語が得意な友人などに添削してもらうことも重要です。せっかく作った回答も添削してもらわないと間違いに気づくことができず、得られる効果も低くなってしまうので、必ず他の誰かに添削してもらうようにしましょう。

リスニング

苦手意識を持っている方も多いリスニングですが、リスニング能力を伸ばすには継続が何よりも大切です。毎日10分でも良いので、とにかく英語を耳にする習慣を取り入れましょう。通勤時間や寝る前の10分など、自分の中でルーティンにしてしまうのがおすすめです。

リスニングを重点的に特訓したいという方は、シャドーイングやディクテーションを行うのも効果的です。聞こえてきたとおりに声に出すシャドーイングと、聞こえた内容を全て文字にするディクテーションは、いずれもリスニング向上のための練習法として非常にポピュラーなものです。実際の過去問や模擬テストなどを活用すれば、英検二級のリスニング対策としても非常に効果的でしょう。

面接(二次試験)

筆記の一次試験を無事にクリアすると、今度は面接形式の二次試験が待っています。一次試験より二次試験の方が合格率も高いと言われていますが、実際のところ二次試験でつまづいてしまうというケースも非常に多く見られます。二次試験には二次試験専用の対策が必要不可欠ですので、一次試験とは全くの別物と考え、油断をしないことも大切です。

採点対象となる項目としては、文章の音読、内容に関する質疑応答、意見陳述などが挙げられます。いずれも形式はほぼ決まり切っているので、過去問や模擬テストなどを有効活用して、何度もシミュレーションを重ねることが大切です。テーマとなる内容は日常シーンでよく見られる社会問題がほとんどなので、特定の知識がなければ答えられないということもありません。

英検二級の合格率と正答率

最後に、気になる英検二級の合格率と正答率についてご紹介します。実際に過去問や模擬テストを解いてみた際には、ぜひ一つの目安にしてみましょう。

英検二級の合格率

日本英語検定協会から具体的な合格率は公式には発表されていませんが、英検2級の合格率はおよそ25%と言われています。言い換えれば4人に1人しか合格できないということなので、想像以上に難しく感じる方も少なくないでしょう。

この数字は一次試験と二次試験の両方を合格する人の割合なので、先述の通り一次試験を突破しても二次試験の面接で失敗する人が多いことが推測されます。英会話は付け焼刃では対応できませんが、ある程度のフォーマットに則れば二次試験を上手に乗り切ることができるのも事実。一次試験が終わったら、二次試験に向けて対策を万全にしておきましょう。

英検二級の正答率

一方、英検二級(一次試験)の正答率はおよそ65%が目安とされています。一次試験の点数はリーディングが38点、ライティングが16点、リスニングが30点、合計で84点満点ですので、単純計算すると55点が合格ラインになると判断できます。

特にリーディングでは限られた時間の中で効率よく問題に回答していく能力が問われますので、過去問や問題集を何度も繰り返し、スピードも意識しながら練習していく必要があります。一度解いた問題はそのままにするのではなく、一文一文をしっかりと理解できるようになるまでしっかりと読み込むようにしましょう。

英検二級は英語学習の基礎となる試験

英検二級の具体的なレベルなどをご紹介してきましたが、これから英語習得を目指す方にとって、英検二級は全ての基礎となる大切な試験だということがお分かりいただけたでしょうか。英検二級に合格するのは決して簡単なことではありませんが、しっかりと練習を積み重ねていけば決して難しいものでもありません。今回の記事を参考に、英検二級合格のために効果的な学習を始めていきましょう。

また、英語の勉強ではしっかりと勉強時間を確保することが非常に大切です。試験日までの具体的なスケジュールを自分なりに立て、少しずつでも良いので毎日継続できる習慣をつけましょう。無事に英検二級に合格することができたら、その習慣はその後の英語学習においても必ず役に立ちますよ。

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  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

【フリーWEBライター&翻訳家】
東京外国語大学を卒業し、大手旅行会社にて英語での現地添乗業務なども担当。オーストラリア・ニュージーランドに計1年半滞在したこともあり、年に2~3ヵ月は海外旅行へ出かけています。現在は信州・長野県へ移住。年齢は30代前半。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

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