映画や食事の感想、英語で何て伝える?すぐに使える感想フレーズ35選

海外旅行でレストランなどに行った場合、外国の方と映画やドラマなどを見た時に感想を聞かれる場面がたびたびあります。特にレストランでは店員さんに感想を聞かれることがあるので答えられるようにしておきたいものですよね。今回は感想を述べるフレーズをご紹介します。

食事やお酒を楽しむ男女

海外旅行でレストランへ食事に出かけた時や、外国人と映画やドラマを観た時などには、感想を求められることがあります。特にレストランで店員さんに味の感想を聞かれるのは、日本ではなかなかないこと。スムーズに感想を言えるように、事前に心の準備をしておきたいものです。

この記事では英語で感想を述べる便利なフレーズ35選をご紹介しますので、感想を求められた時にスムーズに受け答えができるよう、フレーズを覚えていきましょう!

基本的な答え方

英語で感想を述べる際には、基本的には「It was~」.というフレーズで答える事ができます。もしレストランで食べている最中に感想を求められたら、「It’s~」と現在形にするだけで問題ありません。

【例】
It was so yummy.
すごく美味しかった
It’s so good.
すごく美味しいです

感想を伝える英文例

数人で食事やお酒を楽しんでいる様子
基本的には「It was~」を使うことで感想を表現することができますが、感想を伝える表現は他にも多岐に渡ります。よく使われるフレーズや自分で使えそうな表現をどんどん覚えて、英語での感情表現を豊かにしましょう。

とても良かったと伝える

食事や映画がとてもよかった時は、以下のような表現を使って食事や作品を思いきり褒めることができます。

「It was~」を用いる場合

【例】
It was fantastic.
It was awesome.
It was excellent.
It was fabulous.
すばらしかった

「It was ~」を使えば、実に様々な言い方ができるということがお分かりいただけるでしょう。他にも「すばらしい」という意味であれば、great、amazing、brilliant、wonderful、marvelous、lovelyなど、様々な単語を使うことができます。

また、「すごく素晴らしかった」とさらに強調したいときには、「It was」の後にso、really very、quite、pretty、absolutelyなどの副詞を付け加えることができます。

「It was~」以外の表現を用いる場合

感想を述べる際には、必ずしも「It was~」を使わなければいけないということではありません。他にも様々な表現をご紹介しますので、「It was~」に慣れてきたら別の表現方法も覚えていきましょう。

【例】
His acting was absolutely awesome.
彼の演技は最高に素晴らしかった

例えば映画ならば、俳優の演技や物語など、具体的な要素を主語にして褒めることもできます。その際は主語に褒める要素を持ってきて、後ろは「It was~」と同じ構文となります。

【例】
Loved it.
すごくよかった

シンプルな文章で「すばらしかった」という旨を伝えられる便利な表現。正確には「I loved it」ですが、主語のIが省略されています。発音する際もLに力を込めて、「すごくよかった」という気持ちを出せればバッチリです。

【例】
Couldn’t be better.
最高だった

直訳すると「これ以上良くなることはないだろう」という意味で、転じて「最高だった」という意味を表します。婉曲表現ですが、こうした表現を使えると英語の印象もグッと上がります。

【例】
This is stunning.
これは素晴らしい

「It was~」に慣れてきたら、同じように「This is ~」という構文を使ってみるのもおすすめです。ただしThis「これ」は今目の前で食べているものや観ている作品のことを指すので、あとで「あれはよかった」という意味で「This is~」を使うことはできません。stunningはあまり馴染みのない単語かと思いますが、「すばらしい」という意味を持ち、ネイティブの間では頻繁に使われます。

【例】
I was impressed.
感動した

「私は~された」と受動態を用いて、感動を表現することも可能です。後ろに来る動詞は過去分詞形に活用するだけなので、受動態をきっちり使いこなせば表現の幅もグッと広がるでしょう。

【例】
I was blown away.
感動した

こちらも受動態を用いた表現。一見難しい表現ですが、直訳すると「私は吹き飛ばされた」という意味で、転じて「すごく感動した」という意味を持ちます。ネイティブの間では最上級の感動を表す表現として用いられます、

まぁまぁ良かったと伝える

思ったほど食事や映画が良くなかった場合には、以下のような表現で「まぁまぁ良かった」という旨を伝えることができます。友人同士では問題ないですが、レストランなどでは店側の機嫌を損ねないよう注意しましょう。

【例】
It was ok.
まあまあだったな

OKは英語では「悪くはないけど、まあ合格」といったニュアンスを持ち、必ずしも肯定的な単語ではないので注意が必要です。他にも「まあまあ」という意味を表す単語としてはalright、not bad、not too bad、not goodなどが挙げられます。

【例】
Although his acting was good, the story was boring.
彼の演技は良かったけど、ストーリーは退屈だった

AlthoughやThoughを使えば、ポイントを限定して褒めることができます。良かった部分をAlthough(Though)節の中に、良くなかった部分をそれ以外に入れることで「~だったけど…」という構文を簡単に作ることができます。

【例】
It was not so yummy. The texture was good, though.
あまりおいしくなかった。食感は良かったけどね

こちらもthoughを用いた表現、文章の最後にthoughを持ってくることで「~けどね」と情報を追加することができます。慣れるまではなかなか使いこなすのが難しいThough(Although)ですが、表現の幅も非常に広がるのでぜひ覚えたい表現です。

【例】
So-so
まあまあ

「まあまあ」という意味を持つ便利な表現。これだけだと何か寂しい感じもするので、その後で具体的に何が良くて何が良くなかったかを一言加えてあげると良いでしょう。

【例】
I can’t complain.
文句は言えないかな

直訳すると「不満を言うことはできない」という意味で、転じて「不満を言うほどではない」、「まあまあ」という意味になります。

【例】
Nothing special
特別大したことはなかった

「何も特別なものが無かった」という意味で、「まあまあ」というニュアンスを出すことができます。Nothingは形容詞が後ろに付くという文法的特徴があるので、注意が必要です。

良くなかったと伝える場合

残念ながら食事や映画が良くなかった場合には、以下のような表現で「良くなかった」という感想を伝えることができます。

【例】
It was terrible
ひどかった

「良くなかった」という旨を伝える単語としては他にもdisappointing、awful、horrible、hideousなどがあります。映画では「退屈だった」という意味のboringという単語も便利でしょう。

【例】
This was the worst ever.
最低だった

直訳すると「今までで一番ひどかった」という意味ですので、かなり強めの意味を持ちます。過去の食事や映画と比較しても最低だったという意味ですので、かなりガッカリした様子を伝えることができます。
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【例】
This was not good at all.
全く良くなかった

「not ~ at all」という表現を使えば「まったく~ない」という全否定の表現を作ることができます。

【例】
This was not as good as I expected.
思ったほど良くなかった

比較級の構文を使うことで、「~ほど…だった」という意味を表すことができます。思っていた内容と違った場合や、ピンと来なかった場合には便利な表現でしょう。

【例】
This movie sucks.
この映画、最悪

suckは物事を主語にすることで「最悪」、「つまらない」という意味を表すことができます。あまり綺麗な表現ではありませんが、スラングとして友人同士のカジュアルな会話ではよく用いられますので、覚えておいて損はないでしょう。文法的に使い方をマスターしても、目上の人には決して使わないよう注意してください。

比喩表現を使って伝える場合

直接的な表現を用いずに、比喩的な表現を用いて感想を述べると、英語の印象も格段にアップします。なかなか自分で表現するのは難しいので、気に入った表現があれば暗記してしまいましょう。

【例】
The way he acts was artistic.
彼の演技方法は芸術的だった

直接的な比喩を用いる場合は、シンプルにartistic「芸術的」という単語を使うことができます。

【例】
I watched the movie with wooden face.
その映画はとてもつまらなかった

with wooden faceは直訳すると「木製の顔で」という意味で、「無表情で」という意味を持ちます。「無表情で映画を観た」ということから、映画がつまらなかったという感想を間接的に表現することができます。

【例】
The actress was a peach.
女優は非常に素晴らしかった

peachは果物の「桃」ですが、女性に対して使われると「すばらしい魅力的な人」という意味を持ちます。外見的な要素だけでなく、性格などの内面的な美を表現することもできますので、非常に便利な比喩表現だと言えるでしょう。

【例】
This movie was as boring as watching paint dry
この映画はペンキが渇くのを見るくらい退屈だった

「ペンキが渇くのを見る」ということから、とても退屈な様子が想像できるでしょう。英語では「とてもつまらない」という意味の比喩表現として使われますので、意味だけでも覚えておくと便利です。

会話の中で使われる感想フレーズ

食事や映画に限らず、日常的なシーンの中でも感想を求められるケースはあるでしょう。下記に代表的な表現をご紹介しますので、ぜひ英会話で実践してみてください。

【例】
I liked it !
いいね

【例】
It’s funny.
おかしい

【例】
It’s interesting.
興味深い、面白い

【例】
Not too bad.
悪くない

【例】
That’s annoying.
うっとうしい

【例】
What a hell.
なんてことだ!

【例】
Not really.
あんまり

Did you like it?「気に入った?」などと感想を聞かれた際には、非常に便利な表現です。同様にNot so muchなどと表現することも可能です。

【例】
It’s a letdown.
がっかりだ

letdownはもともとlet me down「私をがっかりさせる」のように文章でも使われますが、一つの単語として「何かがっかりさせるもの」という意味も持ちます。

こうした表現は日常のカジュアルなシーンでも使うことができるので、ぜひ少しずつ覚えていって表現の幅を増やしていきましょう。

感情表現を豊かにして、英語スキルを磨こう!

映画や食事の感想は話題としても非常に盛り上がりやすく、細かなニュアンスの使い分けができると相手とも楽しくコミュニケーションをとることができます。もちろんこうした感想の表現は映画や食事に限らず、日常の様々なシーンで使うこともできるので、英会話のスキルを伸ばすためにも非常に効果的だと言えるでしょう。

ぜひこの記事を参考にご自身で使えこなせそうな表現を覚えて、使えるバリエーションを増やしていきましょう!

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