英検2級の英作文をクリアするには?攻略のための解答テンプレートもご紹介

2020年5月27日

英検2級において、一次試験の約20%の配点を占める英作文。実際のところ、苦手意識を持っている受験者は非常に多く、事前に練習しておかないと全く手が出ないのが英作文の特徴です。

この記事では、英検2級の英作文で高得点を取るポイントをはじめ、実践練習に便利な教材、さらにはそのまま使える便利なフレーズ集もご紹介していきます。英作文に苦手意識や不安を抱いている方は、ぜひこの記事を参考に、自分なりの解答テンプレートを完成させてくださいね!

英検2級に英作文(ライティング)が追加!

2016年より、英検2級でも英作文が出題されるようになりました。これは「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」の4技能をバランスよく高めることを目的としたもので、英検2級受験者にとって、もはや英作文は避けては通ることはできません。

「英語にそんな自信がないのに、いきなり英作文なんて難しそう」と感じる方も多いかと思いますが、英検2級の英作文は出題形式も決まっているので、ある程度フォーマットを押さえておけば決して難しいことはありません。まずは自分なりの「型」を完成させ、それに沿って文章を構成していくことを意識しましょう。

英検2級の英作文とは

英検2級における英作文の出題形式は、あるトピックについて「自分の考え」、「理由を2つ」、「結論」を述べるというスタイルが基本となります。思い付いたままいきなり書き始めるのではなく、まずはこのフォーマットに従って進めていくことを意識してください。

基本となる出題形式

英検2級のライティングは、以下の3つが設問に明記されています。

  • トピックについて、自分の意見と理由を2つ述べる
  • 語数は80~100語が目安
  • 理由の根拠はPOINTSを参考にする(POINTS以外から理由を書くことも可)

80~100語と聞いて「多すぎる」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、基本のテンプレートに沿って作文していけば、80~100語に到達するのは決して難しくありません。むしろ少ないと感じてしまうことさえ出てくるでしょう。

また、理由の根拠としてPOINTSを明記してくれるのは、受験者にとっては非常にありがたいことです。もちろんPOINTSを必ず参照しなければいけないということではないので、自分なりの理由が思いつけば、そちらを優先することもできます。

使える解答のテンプレート

設問には「あなたの意見とその理由を2つ」と書かれていますが、そこに「結論」を付け足して、以下の4つの要素から構成するのがライティングの基本となります。

主張提示されたトピックに対する自分の考えを述べる
理由1意見の根拠となる理由
理由2意見の根拠となる理由
結論最後に自分の考えをまとめる

「結論」に関しては、「だから~と思う」といった具合に、文章全体をまとめあげる役割を持ちます。それぞれの項目で使えるフレーズは限られていますので、まずは使えそうな例文をどんどん習得していきましょう。

自分の考えを述べる言い方

例文

I think (believe) that ~
私は~と思います

I don’t think (believe) that ~
私は~とは思いません

In my opinion
私の意見では

In my view
私の見解では

I agree with the idea that ~
私は~という意見に賛成します

I don’t agree with the idea that ~
私は~という意見に反対です

There are two reasons to support this idea.
この考えを支える2つの理由があります

例えば「私はそれが正しいとは思わない」と反対意見を述べる際、「I think that it isn’t true」と書いてしまう方が非常に多いですが、この表現はNG。英語では否定語を前に持ってくるルールが存在するため、正しくは「I don’t think it is true 」となります。

理由を述べる言い方

例文

Firstly
第一に

Secondly
第二に

For the first reason,
第一の理由として

For the second reason,
第二の理由として

For example (instance)
例えば

英検2級の英作文では、理由を2つ明記することがルールとなっていますので、FirstlyやSecondlyを用いて順番に理由を述べることを意識してください。仮に2つ理由を書いていたとしても、FirstlyやSecondlyなどの目印が無いと、読み手(採点者)も困惑してしまうことがあります。

結論を述べる言い方

例文

In conclusion,
結論を言うと

In summary
要するに

To sum up,
要約すると

For these two reasons,
以上の2つの理由から

For these reasons, I think that~
これらの理由から、私は~と思います

最後に結論を述べる際は、必ず以上の表現のいずれかを用いるようにしましょう。結論は日本語のように遠回しに言うのではなく、端的に分かりやすく述べることがポイントとなります。

配点構成

英検2級の英作文は、以下の4つの項目から採点されます。各項目4点で、英作文全体で16点という配点。合格の目安としては、16点中最低でも9点、できれば10点以上を目指すようにしてください。

内容質問に対応した答えになっているか
構成構成が正しいか
語彙正しく適切な表現がされているか
文法正しく適切な文法が使われているか

上記でご紹介したフレーズ集を参考に「自分の考え」、「理由を2つ」、「結論」をしっかり述べていれば、構成面で減点されるということはほとんどありません。また、よっぽど的外れな英作文になっていなければ、内容面で減点されることも少ないでしょう。

そのため、語彙や文法でいかにミスを減らすかが重要になってきます。特に時制のズレや三単現のsの付け忘れなどはミスとして目立ちますので、ケアレスミスのないよう見直しを徹底してくださいね。

得点のポイント

英作文では、読み手(採点者)に内容が伝わるということが大前提となります。そのため、以下の2つが高得点のためのポイントとして挙げられます。

簡単な単語で分かりやすく

1つ目のポイントとして、高得点を狙って難しい表現を使おうとするのではなく、簡単な単語で良いので確実に間違いのない表現を使うということが挙げられます。そこに構成の正しさが伴えば、簡単な英単語でも高得点を狙うことは十分に可能です。

例えば「難しい単語を使っているが、何を言いたいのか分からない英作文」と「単語はどれも簡単だが、確実に内容が伝わる英作文」の2つがあったとすると、評価されるのは確実に後者です。

「伝わらなければ意味がない」ということを肝に銘じて、用法までしっかりと理解している簡単な単語を使うようにしましょう。

書きやすさで立場を決める

2つ目のポイントとして、賛成と反対の立場を「書きやすいかどうか」によって決めるということが挙げられます。

例えば、自分の意見がYesだったとしても、もしYesの立場を上手に英語で表現できないのであれば、たとえ自分の本当の立場でなくても内容を上手に伝えることのできるNoの文章の方が評価は高くなります。

ライティング問題で問われているのは「文章としての論理性」ではなく、「英語で意見を述べる能力」です。立場にこだわりすぎず、英語として書きやすい意見を優先させてくださいね。

過去問でトピックの傾向を押さえよう

英作文の出題テーマとしては、食べ物、就職活動、インターネットのように、日常に根差したテーマがほとんどです。専門知識が必要となる難解なテーマは、まず出題されることはありません。

出題傾向としては、現代のある状況を述べたうえで、「この状況は今後も続くと思いますか?」と聞かれるスタイルが多く見られます。まずはYesかNoかをはっきりさせたうえで、しっかりと理由付けしていけば、内容面でも減点されることはないでしょう。

過去問は出題傾向を体感できるだけでなく、実践の練習としても最適の教材となりますので、ぜひ公式ホームページを参照し、過去問を有効活用してくださいね!

英検2級英作文のおすすめ教材

「過去問だけでは不安」という方や「解答例をたくさん見てみたい」という方は、専用の教材を活用するのも効果的です。ここではおすすめの教材を2つご紹介しますので、ぜひ自分なりの英作文の「型」を確立させましょう!

(MP3音声無料DLつき)最短合格! 英検2級 英作文&面接完全制覇 (英検最短合格シリーズ)

英検2級の中でも、英作文と二次面接試験にフォーカスした一冊。英作文に役立つ表現はもちろん、頻出の単語やフレーズも習得することができます。時間配分やメモの取り方まで解説されているので、試験当日も緊張することなく臨むことができますね。

本番を意識した模擬問題が10個も用意されているので、自分なりの「型」を定着させる練習としてもぴったり。さらに英作文の解答例は音声をダウンロードすることもできるので、リスニング教材として活用することもできますよ。

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英検分野別ターゲット英検2級ライティング問題 (旺文社英検書)

英検2級の中でも、とにかく英作文のみにフォーカスした一冊。英作文だけを集中的に伸ばしたいという方にはおすすめの教材です。

練習問題や模擬問題のすべてに「Yesを選んだ場合」と「Noを選んだ場合」の2パターンの解答が記載されているので、どちらの意見を選んでも模範解答と照らし合わせることができます。さらに、NG解答例まで記載されているので、どういった項目が減点の対象になるのかも一目瞭然。受験者に非常に多い間違いも取り上げられているので、他の受験者よりもワンランク上の解答を狙うことができます。

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英検2級のライティングは「正しさ」が命

英検2級においてライティングのポイントとなるのは、文章の「難しさ」ではなく「正しさ」です。背伸びして難しい単語を使おうとするのではなく、簡単な単語を用いて確実に「伝える」ことを意識しましょう。

最初は難しく感じる英作文ですが、自分なりの「型」さえ完成させれば、どんなテーマが出ても柔軟に対応できるようになります。まずはこの記事を参考に自分の「型」を確立し、過去問や教材を用いて「型」を定着させていってくださいね。英作文をマスターすれば、英検2級合格はグッと近くなりますよ!

  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~

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