英検準1級のレベル・合格率とは?合格困難な英検準1級を解説!

一般的に履歴書に書ける、企業が評価する英語力の水準は英検2級程度から、と言われていますが、「英語を使える」というところに達するには、「英検準1級」レベルまでは欲しいのが実情のようです。

英検準1級と言われてもどのくらい難しいのかピンと来ない方が多いかと思いますが、目安としてはネイティブと日常的な会話からちょっと難しい内容まで難なく会話できるレベル。英検2級から英検準1級は難易度が急にアップするため、3級から2級へといった具合に一筋縄ではいきません。語彙数を増やすことはもちろん、読解力や速読力といった総合的なスキルを磨く必要があります。

ここでは、英検準1級のレベルについてご紹介したいと思います。

英検準1級のレベル

どのくらいのレベル?

英検を運営している「公益財団法人 日本英語検定協会」が定める目安では、英検準1級は「大学中級程度」と定めています。

英語のスキルを測る他のテストを受けたことがある方は、およそ英検準1級に相当するスコアを参考するのも良いでしょう。

ケンブリッジ英語検定約150~180程度
GTEC(ベネッセ)1,000~1,350程度
IELTS4.0~6.5程度
TOEFL iBT50~90程度

国際的に権威のある英語資格の試験と比べても、なかなかのハイレベルであることが分かります。もしこれらのスコアでピンと来ない方は、下記のような具体的なスキルを想定してみましょう。

  • 海外旅行で困らない
  • 万が一のトラブルなどにも対応できる
  • 電話で用件を伝え、コミュニケーションが取れる
  • 自身の専門分野について、ネイティブと議論ができる
  • ディベートや複数人での会話においても、論点を的確に捉えることができる
  • 長文で書かれた資料もスラスラ理解できる
  • 洋書や映画も感情移入できる

一般的には、英語上級者としてスタートに立った、というくらいのポジションだと認識すると分かりやすいと思います。

英検準1級と言えば「難しい」というイメージですが、日本英語検定協会の2010~13年の合格率は凡そ15%程度(2014年以降は未公表)と公表されており、合格率で言えば狭き門です。

出題内容も社会一般から芸術や文化、歴史、科学、ネイチャーやテクノロジー、政治経済に至るまで非常に広範囲が取り扱われ、これらのトピックについて「普通に」話せることをが求められます。

合格点は?

そして気になる合格点ですが、出題形式によってその目安は異なりますが、リーディング・ライティング、リスニング全体でおよそ7割程度の正答が合格の水準となると見ると良いでしょう。

英検準1級の問題内容

英検準1級の試験は、筆記の一次試験と、面接の二次試験の2つのパートに分かれています。二次試験は一次試験を合格した人だけが受験することができ、全員が受験できるという訳ではありません。

一次試験

筆記の一次試験は、主にリーディング、ライティング、リスニングの三部で構成されています。

リーディング短文の語句空所補充文脈に適した語句を補充する
長文の語句空所補充文脈に適した語句を補充する
長文の内容一致問題本文の内容に一致する選択肢を選択する
ライティング英作文指定されたトピックについて自分の意見を英語で述べる
リスニング会話の内容一致選択会話の内容に関する問いに答える
文の内容一致選択音読された内容に関する問いに答える
Real-Life形式「Situation」を読んだ後で、音読された内容に関する問いに答える

出題構成としては英検2級と大きく変わりませんが、リスニングの最後に出題される「Real-Life形式」は英検準1級からの出題となります。先に「Situation」を読んでどんな状況で行われれている会話なのかを理解し、その後の音読に一致する選択肢を選ぶ形式です。形式に慣れさえすれば特別難しいものではないので、どんどん実践を積んでいきましょう。

また、それぞれの項目に関しての詳しい勉強法を知りたいという方は、「英検準1級に合格するためには?目安の勉強時間と対策方法をご紹介」も併せてご参照ください。

二次試験

英検準1級の二次試験では、リスニングやスピーキングをはじめ、英語全体のスキルが問われます。出題形式としては英検2級に類似していますが、絵について状況を説明する「ナレーション」問題は英検準1級からの出題。こちらも独特のスタイルに慣れるため、何度も繰り返し練習しておくことが大切です。

英検準1級の二次試験について、もっと具体的に詳しく知りたいという方は、合格のためのヒントをまとめた「英検準一級の面接(二次試験)で失敗しないコツ!一発合格を狙おう」を併せてご確認ください。

英検準1級に合格するには

合格を目指すためには一体どの程度習得すればよいのでしょうか。
まず、英検準1級を目指すために有効な対策や学習法をご紹介します。

まずはとにかく語彙力をつける

まず何を差し置いても語彙力をつけることが大事です。
英検で取り扱われるトピックは幅広いので、ボキャブラリーがなければ内容を理解することはできません。文法が分かっているのに合格しない人は、この語彙力を軽視している場合があります。

英検準1級に必要な語数は約7,500~9,000語と言われ、これは難関大学受験よりもハイレベルと言うことができます。

センター入試約4,000~5,000語
英検2級約5,000語
難関大学入試約6,000語
英検準1級約7,500~9,000語程度
英検1級約12,000~14,000語

ご自身の語彙力が具体的にどのくらいなのか知りたいという方や、英検準1級に特化した語彙力を身に付けたいという方は、ぜひ「英検準1級の必須単語数は8000語!単語力チェックと暗記法を紹介」を併せて読んでみましょう。

リーディング

英検準1級の合格の鍵を握るのが、ずばりリーディング。一次試験におけるリーディングの配点率は約半分なので、早いスピードで英文の意味を理解できることが重要となってきます。

そのためのポイントになるのが、英語を英語のまま理解できる力を身につけること。文章をその都度日本語に直して考えるのではなく、英語を英語として理解する「英語脳」が必要不可欠です。また、英検準1級では専門的なジャンルも出題対象となるので、様々な分野の単語を覚えておくことも大切です。

ライティング

出題トピックについてエッセイを書くライティング問題では、主旨や構成を正しく伝えられるかが重要となってきます。英語の文章の書き方にはある程度決まりきったフォーマットがありますので、まずはそれを身に付けてフォーマット通りに書いていくことが成功への近道と言えます。

また、英検準1級だからと言って無理に難しい表現を使おうとせず、シンプルかつ正確に表現することも大切です。自分の意見を確実に伝えることがコミュニケーションの基本なので、簡単な単語でも良いので確実に用法を理解している単語を使うようにしましょう。

リスニング

英検準1級のリスニングは、英文のスピードも早く聞き取るのが難解です。まずはリスニングの基本とも言える語彙力を増やし、聞き取ることのできる単語をどんどん増やしていきましょう。

単語や文章を一字一句聞き取れるようになるには、とにかく毎日リスニング学習を継続することも大切とされています。通勤の時間や寝る前でもいつでも良いので、まずは日課としてリスニング学習を取り入れると、着実にリスニング力を向上させていくことができます。

リスニングに関する効果的な勉強法を知りたいという方は、「英検準1級に合格するためには?目安の勉強時間と対策方法をご紹介」も併せてご参照ください。

まとめ

英検準1級は英語上級者の入口ともされており、合格することができれば英語力を誇る事ができる立派な資格であることは間違いありません。また、英語が分かるようになれば、その後の可能性という意味でも世界が大きく広がっていくでしょう。

すでに英検2級を持っているという方や、もっと英語を話せるようになりたいという方は、ぜひこの記事を参考に英検準1級合格を目指してみてはいかがでしょうか?

外国人観光客に道を尋ねられて答えられなかった…
そんな経験はありませんか?
そのたびに「英語を話せたら…」と思っているかもしれません。そんな思いを3か月で叶える方法をお教えします!
高い教材や教室に通わなくても、まず話せるようになるコツ。

その方法についてまとめた記事「英語で道案内すらできない私が3か月で英会話を習得するには」を読んでみてください。何事もはじめの一歩から!
  • この記事を書いた人
1億人の英語 編集部

1億人の英語 編集部

当サイト「1億人の英語」を運営。 様々なシーンで使えるフレーズや英文法の基礎など、日本人が抱えている英語の「苦手」を解決するためのコンテンツを随時配信中。

-英検
-,

Copyright© 1億人の英語 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.