英検準1級のレベル・合格率とは?合格困難な英検準1級を解説!

2020年1月20日

試験勉強をしている女性のイメージ

英検(実用英語技能検定)は日本英語検定協会が実施する検定試験。

一般的に企業が評価する英語力の水準は英検2級程度から、と言われていますが、「英語を使える」というところに達するには、「英検準1級」レベルまでは欲しいのが実情のようです。

この記事では、英検準1級とはどのくらいのレベルなの?合格できる英語力に達するためにはどうすればいいの?といった疑問に答えながら、英検準1級について詳しく解説していきます。

英検準1級のレベル・難易度

どのくらいのレベル?

英検を運営している「公益財団法人 日本英語検定協会」が定める目安では、英検準1級は「大学中級程度」と定めています。

英語のスキルを測る他のテストを受けたことがある方は、およそ英検準1級に相当するスコアを参考するのも良いでしょう。

ケンブリッジ英語検定約150~180程度
GTEC(ベネッセ)約1,000~1,350程度
IELTS約4.0~6.5程度
TOEFL IBT約50~90程度

国際的に権威のある英語資格の試験と比べても、なかなかのハイレベルであることが分かります。もしこれらのスコアでピンと来ない方は、下記のような具体的なスキルを想定してみましょう。

  • 海外旅行で困らない
  • 万が一のトラブルなどにも対応できる
  • 電話で用件を伝え、コミュニケーションが取れる
  • 自身の専門分野について、ネイティブと議論ができる
  • ディベートや複数人での会話においても、論点を的確に捉えることができる
  • 長文で書かれた資料もスラスラ理解できる
  • 洋書や映画も感情移入できる

一般的には、英語上級者としてスタートに立った、というくらいのポジションだと認識すると分かりやすいと思います。

出題内容も社会一般から芸術や文化、歴史、科学、ネイチャーやテクノロジー、政治経済に至るまで非常に広範囲が取り扱われ、これらのトピックについて「普通に」話せることをが求められます。

合格点・合格率は?

英検準1級の合格ラインは一次試験で1792点、二次試験で512点が目安とされています。

試験形式試験内容設問数CSEスコア合格ライン
一次試験リーディング41問7501792
ライティング1問750
リスニング29問750
二次試験スピーキング5問750512
全体合計76問3,0002,304

合格率は全体で約16%。単純計算で6人に1人しか合格できないという数字なので、難易度は非常に高いと言えるでしょう。

英検準1級合格のポイントとオススメ教材

合格を目指すためには一体どの程度習得すればよいのでしょうか。
まず、英検準1級を目指すために有効な対策や学習法をご紹介します。

まずはとにかく語彙力をつける

まず何を差し置いても語彙力をつけることが大事です。

英検で取り扱われるトピックは幅広いので、文法が分かっているのに合格しない人は、この語彙力が不足している場合があります。

英検準1級に必要な語数は約7,500~9,000語と言われ、これは難関大学受験よりもハイレベルと言うことができます。

センター試験約4,000~5,000語
英検2級約5,000語
難関大学入試約6,000語
英検準1級約7,500~9,000語
英検1級訳12,000~14,000語

英検準1級の語彙について詳しく知りたい方は、合格に必要な語彙の習得方法や単語力チェックサイトなどについてまとめた「英検準1級の必須単語数は8000語!単語力チェックと暗記法を紹介」も併せてご確認ください。

おすすめ単語学習教材

効率よく英単語を勉強したい方には、下記のような参考書もおすすめ。スキマ時間を有効活用して、ぜひ単語力を効率よくアップさせましょう。

【音声アプリ対応】英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)

Amazonで購入
Amazonで購入(Kindle版はお得に買えます!)

単語王2202

Amazonで購入

単語学習の勉強方法

覚えるだけの単語学習と言っても、闇雲に勉強をするのはNG。語彙力アップに効果的な方法を身に付け、なるべく短期間で覚えましょう。

反復学習一度覚えればOKではなく、単語は繰り返すことで初めて定着します
イメージで覚える覚えづらい単語は何か映像などとイメージづけて覚えるのも効果的です
音と一緒に覚える何度も口に出し、音として耳からも記憶すると定着しやすくなります
寝る前に学習する単語などの単純記憶は寝ている間に定着すると言われています
同義語を意識して覚える単語を個々に覚えるより、単語同士をリンクすることで定着度もグンと上がります

長文読解力をつける

英検準1級の合格の鍵を握るのが、ずばりリーディング。

一次試験におけるリーディングの配点率は約半分なので、早いスピードで英文の意味を理解できることが重要となってきます。

準1級の特徴として、長文読解の難易度が顕著に上がることも挙げられます。

長文の単語数が増えるだけでなく、ジャンルの幅も広くなり、多少専門的な内容になることも珍しくありません。

芸術やテクノロジー、社会問題などがテーマとして取り扱われますので、日頃から時事や社会に関する英文に触れ、語彙力を高めておきましょう!

おすすめ長文読解学習教材

英検1級 長文読解問題120 (旺文社英検書)

Amazonで購入

英検準1級の過去問を徹底分析して作成された練習問題だけでなく、オリジナルの模擬テストも2回分収録されています。
問題も徐々にレベルアップしくように構成されているので、最後の問題を解くころには、あなたの長文読解力も目に見えて伸びていることでしょう。


英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題 改訂版 (旺文社英検書)

Amazonで購入

Amazonで購入(Kindle版はお得に買えます!)

「まだまだ長文読解には自信がないので、簡単なものから少しずつ挑戦したい」という方におすすめです。

前半では易しめかつ短めの文章が出題され、後半に進めば進むほど難易度は高く、文章も長くなります。準1級受験にあたり覚えておきたい頻出単語リストも付いているので、語彙力アップにも一役買ってくれる、とても心強い教材ですね!

英検準1級の問題構成を押さえよう

英検準1級の試験は、筆記の一次試験と、面接の二次試験の2つのパートに分かれています。

一次試験

筆記の一次試験は、リーディング、ライティング、リスニングの三部で構成されています。

リーディング短文の語句空所補充文脈に適した語句を補充する25問CSEスコア:750
長文の語句空所補充文脈に適した語句を補充する6問
長文の内容一致問題本文の内容に一致する選択肢を選択する10問
ライティング英作文指定されたトピックについて自分の意見を英語で述べる1問CSEスコア:750
リスニング会話の内容に一致選択会話の内容に関する問いに答える12問CSEスコア:750
文の内容一致選択音読された内容に関する問いに答える12問
Real-Life形式「Situation」を読んだ後で、音読された内容に関する問いに答える5問

リーディング

問題は短文・長文の空所補充、内容一致選択で構成されており、英文の意味を理解しなければ解答は難しいでしょう。

また、試験時間内で解かなければならないので分からない言葉を考えている余裕はほとんどありません。
前述のとおり語彙力を高めることに努めることが重要です。

語彙力があれば、内容一致選択問題で分からない単語が出てきた場合でも、問題の英文の前後から内容を推測することもできます。

読解力に自信ない方は、まずは大学受験の内容を解けるレベルまで読解力を高めていきましょう。

ライティング

ライティングは出題されたトピックについてエッセイを書く内容で、下記の観点で採点され、問題の指示通りにしっかり書けているかが見られます。

内容書かれた内容の主旨が指示通りであるか。納得、かつ具体的な内容か。
構成指定されたエッセイの構成通りに書かれているか。
語彙おかしな表現やスペルミスなどがないか。語彙が豊富であれば加点の可能性。
文法正しい文法で書けているか。

「指定された主旨、構成の通りに伝えたいことを正しく伝えらえるか」を採点する問題なので、難しい表現などを使わずにある程度簡単でもいいので、相手に正しく伝えられる表現を使うことが、確かな得点に繋がります

スペルミスや文法ミスと言った細かなミスも減点対象になりますので、ケアレスミスをしないよう細心の注意を払いましょう

リスニング

英検準1級のリスニングで読み上げられる英文は速度が速く、内容も難解になるので、英検2級の取得者であっても、ショックを受けてしまうかもしれません。

見たこと、意味が分からない、聞き取ることができない知らない単語をしっかりと固め語彙を高めましょう。

そして聞き取りは、文字を一語一句聞き取りができる力ができるよう英文を聞き取ることに慣れるようにしましょう。

そのためには、まずは聞き取れる音を増やすこと、英語を聞き取ることに慣れるためリスニングを日課にすること、そして聞き取れなかった部分は何度も何度も繰り返し、反復学習をすることがとても大切です。

出題構成としては英検2級と大きく変わりませんが、リスニングの最後に出題される「Real-Life形式」は英検準1級からの出題となります。

先に「Situation」を読んでどんな状況で行われれている会話なのかを理解し、その後の音読に一致する選択肢を選ぶ形式です。

形式に慣れさえすれば特別難しいものではないので、どんどん実践を積んでいきましょう。

二次試験

英検準1級の二次試験では、リスニングやスピーキングをはじめ、英語全体のスキルが問われます。

出題形式としては英検2級に類似していますが、絵について状況を説明する「ナレーション」問題は英検準1級からの出題。

二次試験の合格率は85%程度と高く、一次試験を通過した人ならさほど難しい内容ではありません。

しかし、英語力はあるのに、口ごもったり咄嗟に話すべきことが浮かばなかったりと、自然に会話することができず、減点されてしまうことも。

こちらも独特のスタイルに慣れるため、何度も繰り返し練習しておくことが大切です。

ナレーション15点
質疑応答5点×4(計20点)
アティチュード3点

二次試験の配点は上記の通り。特に配点の高いナレーション問題では、4コマの登場人物の表情などを読み取り、時系列に沿って出来事を順序だてて説明していくことがポイントとなります。

英検準1級の二次試験について、もっと具体的に詳しく知りたいという方は、合格のためのヒントをまとめた「英検準一級の面接(二次試験)で失敗しないコツ!一発合格を狙おう」を併せてご確認ください。

英検準1級レベルでできる仕事とは?

英検準1級であれば、どんな仕事が視野に入ってくるのでしょうか。

レベルについての章で触れたように、英検準1級であれば英語力は実践的であると見られますので、英語力の観点で言えば大体の企業の求める水準はクリアできているでしょう。

英語を主軸とする仕事であれば、企業の海外事業部門や外交官、国際部門担当の公認会計士などが現実味を帯びてくるでしょう。

翻訳や通訳、国連職員などを目指すのであれば、ネイティブレベル以上の英語力を求められますので、次のステップとしてぜひ英検1級を目指してみてください。

まとめ

英検準1級は英語上級者の入口ともされており、合格することができれば英語力を誇る事ができる立派な資格であることは間違いありません。また、英語が分かるようになれば、その後の可能性という意味でも世界が大きく広がっていくでしょう。

すでに英検2級を持っているという方や、もっと英語を話せるようになりたいという方は、ぜひこの記事を参考に英検準1級合格を目指してみてはいかがでしょうか?

あなたは英文法を理解していますか?

日本語と英語は根本的に文法が異なります
  • 英語を聞き取る
  • 英語の意味を理解する
  • 英語で思っていることを伝える
この3つを日常会話レベルにするためには、英文法をしっかり押さえておくことが大切です! 1日1時間×24日間で、英文法をしっかりと理解すれば、英文を理解し、英語で伝える基礎が完成します。何となく英語ができるようになればいいな…と思っている人にもオススメ!hiro式・英文法短期集中マスターコース
ライター:長坂ヒロ/1億人の英語編集部
  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~

1億人の英語 編集部

1億人の英語 編集部

英語学習サイト「1億人の英語」を運営。

1億人の英語は英語学習初心者向けに、英語の資格試験対策の情報や海外旅行などですぐに使えるフレーズなどを毎月配信。 腰が重くなりがちな英語学習が楽しくなるようなコンテンツを提供するメディアです。

英語講師や英検やTOEICの階級・スコアの保持者、渡航経験のあるライターを迎え、日本人が英語学習を通して実用的だと実感した事柄を軸に、記事をお届けしています。

学びたいことや知りたいことのリクエストは随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください!

お問い合わせ
Twitter

-英検
-,

Copyright© 1億人の英語 , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.