単語帳の作り方|弱点克服など目的に特化した自分だけの一冊を

よく耳にするのになかなか覚えられない英単語や、仕事で頻繁に使う英語のフレーズは、単語帳を作って、記憶だけでなく目で確認できる形で管理しておきましょう。語学をマスターするためには、繰り返し学習することがとても大切です。しかし、目的もなく毎日漫然とテキストを眺めていても、大きな学習効果は得られません。自分の弱点や頻繁に使う表現のみを単語帳にまとめて重点的に学習しましょう。
この記事では、自分だけの単語帳を作って、効率的に英語力を上げる方法をご紹介します。

自分だけの単語帳を作るメリット

市販の単語帳を利用すれば一見、自分で作成する時間は短縮できますが、実は学習効率という点では自作の単語帳のほうが上です。語学学習では、最初に時間をかけることが逆に効率性を上げることがよくあります。

英語を学習したいと思っても、しっかりと時間を取って毎日取り組むことを考えると、忙しい社会人にはそれだけでストレスになりがちです。しかし、単語帳を作ってスキマ時間にも学習できるようになれば、忙しい日や仕事量が多い週は単語帳メインで勉強を行い、時間が取れるときにはじっくりと机に向かって長文を読んだり、問題集を解いたりするというふうにメリハリをつけることができます。

自作の単語帳のメリットは、「弱点克服」や「ビジネス英語の強化」といった目的に特化したものに仕上げられる点にあります。自分の弱点やレベル、目的にぴったりと合った市販の単語帳を見つけるのは難しいですし、近いものがあったとしても、自分に必要な単語が掲載されていなかったり、逆にすでに使いこなしている単語も入っていたりして、使い勝手という点では今ひとつです。

その点、単語帳を自分で作ってしまえば、覚えておきたいのになかなか覚えられない単語だけを書き込んだり、仕事上でよく使うフレーズだけをまとめて書いたりといった工夫ができます。また、すでに印刷されているものを目で見て覚えるよりも、自分で意味を調べながら自分の手で書くという作業をすることで、英単語が頭に定着しやすくなります。

作った単語帳は普段から持ち歩いて、通勤などスキマ時間に見直したり、新たに大事な単語やフレーズが出てきたら、そのつど書き込んで追加するようにしましょう。自分専用なので、きれいに作る必要はありませんが、色の使い方や文字の大きさなどを工夫すれば、単語帳作りが楽しくなり、勉強にも良い影響を与えられます。

自分だけの単語帳の作り方

使いやすい単語帳の作成方法をお伝えします。決まったルールはないので、自分が使いやすいように自由な発想でカスタマイズしていきましょう。

ノートを1冊購入する

リングの付いた単語カードはポケットに入るため持ち運びには便利ですが、おすすめは小さめのノートを単語帳として使うことです。単語カードよりも書き込めるスペースが多い分、単語だけでなく例文なども書き込むことができます。
あれもこれもと欲張って、たくさんの単語を書き込みたい心境になりますが、1冊に集約したほうが良いでしょう。理由は2冊以上になると持ち運びに不便さが生じる上、「あの単語は、どのノートに書いたっけ?」とわからなくなって探す手間がかかるからです。

自分だけの単語帳を作成できるアプリもありますが、紙に書いたほうが記憶に定着しやすいものです。「日中はアプリに苦手な単語を登録しておいて、家に帰ってからノートに書き込む」という人はアプリを利用してもいいですが、ノートに書き込むのはアプリに登録した当日中に行うようにしましょう。まとめて週末に書くと、書き込む単語の量が増えて流れ作業になり、記憶に定着しにくくなったり、面倒になって挫折したりしがちです。

単語を記入していく

わからない単語の意味を辞書で調べながらノートに書き込んでいくのが単語帳の基本的な作成方法です。意味を調べるときは、英和辞典だけでなく英英辞典も使ってみましょう。英英辞典では英単語の意味が英語で説明されています。説明にはその単語の類義語が使われていることが多いので、使い続けるうちにいつの間にか語彙力が増え、表現力の幅を広げることができるでしょう。

また、英語で何と言うかを知りたい言葉や文章を日本語で書き、辞書で調べて英訳した文章やイディオム、単語をノートにまとめるという方法も良いでしょう。その際、表現は一つではありませんので、同じ意味となる言い換え表現をいくつか記載するのがポイントです。

単語帳の効果的な活用法

単語帳を作るだけでも一定の学習効果があるとはいえ、作っただけで満足してしまうのはもったいない話です。せっかく作った単語帳は有効活用しましょう。

ビジネス用語だけの単語帳を作る

覚えにくい単語を全部詰め込んだ分厚い単語帳を作ると、持ち運びが大変な上、勉強の効率性という点でも今ひとつです。そのため、さらに焦点を絞った単語帳を作ってみてはどうでしょうか。例えばビジネス用語だけの単語帳です。仕事上で必要になる単語や実際に外国人の同僚や取引先が使った単語だけを集めてみましょう。単語帳といっても、実際のビジネスシーンでは文章として使われているはずなので、使用されたフレーズをそのまま記入したり、辞書を参考にしながら例文にしたりして書き込むと実用性がアップします。
また、TOEIC対策用の教材の中から知らなかった単語やフレーズを取り出しても良いでしょう。

毎日単語帳に触れる時間を作る

1日30分程度でいいので、毎日単語帳を開く時間を作りましょう。例えば通勤電車の中で見るようにしたり、昼休みにランチを食べながら学習したりなど、スキマ時間に目を通すだけでも学習効果があります。
スキマ時間はほかにやるべきことがあるという人は、その日の仕事中に出てきてわからなかった単語をメモしておき、1日の終わりに単語帳に書き込んで復習するようにしましょう。
アプリを併用している人は、作成した単語集をプッシュクイズなどの配信対象にする方法があります。ランチの時間など、決めた時間にプッシュクイズの配信をセットし、クイズに回答したあとで単語帳を広げて表現のバリエーションなどを確認するという習慣をつければ、毎日忘れずに学習できるでしょう。

書いた単語を声に出して読む

単語帳を開いて復習するとき、単語や例文を声に出して読むことも忘れないようにしましょう。辞書の発音記号を見ても発音がわからない場合は、音声が流れる電子辞書やWeb辞書を利用して確認することが大事です。単語の意味を知っていて書くことができても、発音が違っていたら相手には通じません。また、頭の中だけで暗記しようとするのではなく、口に出すことで五感が刺激され、覚えやすくなります。
さらに、覚えたい単語だけでなく、一緒に書き込んだ例文を読み上げることで英会話の練習になります。毎日繰り返していくと少しずつ、英文を見なくてもスラスラ言えるようになっている自分に気がつくでしょう。英語力が上がっていく過程を実感できる良い方法です。

楽しみながら英語力が身に付く!単語帳作りの魅力

英語力を上げるためには語彙を増やすことが必須です。しかし、語彙を増やすための学習は、地味で時間のかかる作業です。そのため、忙しい社会人の方には、自分のニーズに合わせた自作の単語帳を作成して、効率良く学習することをおすすめします。市販の単語帳に掲載された単語と意味をただ丸暗記するのではなく、自分で辞書を引いて意味を調べ、類義語や例文を単語帳にまとめていくという過程と、単語帳を使って何度も復習を繰り返すという経験が、英語力を大きく高めることにつながります。紙とペンを使ったアナログなやり方だと思う人がいるかもしれませんが、自分の頭を使って作った単語帳は英語学習において必ず大きな力となってくれるでしょう。

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