英検準1級の合格は時間配分が最大のカギ!「時間切れ」は命取り!

2020年2月28日

英検2級まで順調にクリアしてきた方の中には、「このまま同じように準1級も取れるだろう」と思われる方も少なくないかと思いますが、実は英検2級と準1級の間には大きな壁があると言われています。語彙レベルなどもさることながら、英検準1級の一次試験で一番難しいとされるのは時間配分。「時間配分が上手にできていないため、問題が解けずに終わってしまう」というのが英検準1級の典型的な失敗例です。

英検準1級では全部の問題をじっくり解いている時間はないので、とにかく設問ごとに時間配分を定め、効率よく解いていくのが最大のポイント。この記事ではそれぞれの項目にどれほどの時間をかけられるかを明記したうえで、速く解くためのポイントも解説していきます。これから準1級を受験しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

試験の構成

まずは英検準1級の一次試験の構成を確認していきましょう。英検準1級は大きく分けてリーディングとライティングの2つのパートから構成されており、制限時間は全部で90分です。

リーディングは短文の空所補充問題、長文の空所補充問題、長文の内容一致問題の3種類の問題があるのに対し、ライティングは英作文一つのみ。あくまで目安ですが、リーディングに60分、ライティングに30分用意するのが理想と言えるでしょう。

リーディング攻略

それでは具体的にどういった問題があって、どのくらい時間をかけたらよいのか、まずはリーディングから問題のパターン別に解説していきます。早く解くためのポイントも併せ解説しますので、ぜひ参考にしてください。

短文の空所補充問題(15分)

リーディングの一番最初に出てくるのが、短文の空欄補充問題。基本的には語彙のみを問う問題が多いので、単語の意味を知っているかどうかによって正解率がかなり左右されます。

このパートにかける時間は15分ほどが理想。分からない単語はどれだけ考えても分からないので、必要以上に悩んだりして時間をかけるべきではありません。英文読解力と言うよりも語彙力が得点に直結する問題形式ですので、ここをしっかりと得点源とするためには語彙力を十分に強化しておきましょう。

回答に迷ったら、知っている単語で文章に当てはまらない選択肢はどんどん除外していき、正解する確立を少しずつ上げていきます。それでも決めきれなっかたら、最後は勘に頼るしか方法はないでしょう。

長文の空所補充問題(20分)

続いては文章を読み、空欄に適切な選択肢を入れていく長文の空欄補充問題。英文は2つ用意されており、それぞれ3問ずつ、計6問が出題されます。

このパートにかける時間は20分ほどが理想。まずはタイトルで何についての文章かを理解し、上から順番に読み進めていきます。その際に気を付けなくてはならないのが、全部読んでから回答するのではなく、空欄が出てきたらその都度回答するということ。全部読んでからだと読み返しの時間が発生してしまうので、時間ロスにつながります。

それぞれ空欄の次の文章まで読んだら選択肢を見るのも回答のコツ。回答が終わったら読んだところまで戻って、次の設問を回答していきます。あまり時間はかけられませんが、焦って回答しようとすると余計に時間がかかってしまうので、落ち着いて読み進めることも大切です。

長文の内容一致問題(25分)

リーディングの最後の設問は、長文の内容を読解して正しい内容を説明している選択肢を回答する内容一致問題。3つの文章に計10個の設問が用意されています。

このパートにかける時間は25分ほどが理想。2級と比べると量も多く、内容も専門的な内容が多いので、かなり難易度は上がっていると言えるでしょう。このパートを手早く片付けるには、先に設問を読んで、どんな内容を読み取ればいいのかを事前に把握してしまうのがおすすめです。ただ目的もなく読み進めるのではなく、設問で聞かれていた内容の答えを探していくような感覚で読み進めていきましょう。

また、段落の数と設問数が一致する場合は、各段落に設問が一つずつ作られていいるケースが多いので、困った際にはこの傾向を参考にしてみると良いでしょう。

ライティング問題(25分)

リーディングを60分間で回答することができたら、残りの25分から30分ほどをたっぷりライティングに使いましょう。ライティングは全体の3分の1と得点配分も高いので、時間をかけて正確に作り上げたい問題です。

設問の形式はトピックについてエッセイを書くというもの。まずはトピックに対して賛成か反対かの立場を表明し、その後に理由を付け足しながらエッセイを書いていきます。

ライティングで押さえておきたい基本構成

英検準1級のライティングを攻略するには、まずは採点項目をあらかじめ把握しておくことが大切です。採点項目は内容、構成、語彙、文法の4つから構成されていますので、詳しくは「英検準1級に合格するためには?目安の勉強時間と対策方法をご紹介」を参考にして下さい。

ライティングを上手に組み立てるには、エッセイの基本構成を習得しておくことも大切です。試験中に文の構成を考えている時間はありませんので、ある程度決まりきった自分の「型」を持っておくと良いでしょう。以下に、誰でも簡単にエッセイを書けるようになるフォーマットをご紹介しますので、ぜひ参考にして下さい。

導入トピックに対し、賛成か反対か立場を明記する
理由1立場を支える理由を表記(具体例を交えるのも有効)
理由2同上
結論「以上のような理由から、私は賛成(反対)です」とまとめる

英検準1級のライティングで使える便利な表現集

それでは具体的に、エッセイ作成において使うことのできる便利な表現をご紹介していきます。ご自身の中で得意な表現を身に付けて、ライティングに活かしてくださいね。

導入

I think ~
私は~と思います

I believe ~
私は~と思います(強めの主張)
I agree with the idea that ~
私は~という意見に賛成します

I don’t agree with the idea that ~
私は~という意見に反対です

In my opinion
私の意見では

In my view
私の見解では

For the following two reasons, I think~
以下の2つの理由から、私は~と思います

There are two reasons to support this idea.
この考えを支える2つの理由があります

※反対意見を述べる際には、冒頭の動詞にnotを付けるのがポイント。I don’t think we need~「~する必要はないと思う」というのが正しい英語の表記で、I think we don’t need~と後ろにnotを持ってくるのは英語では好まれません。

理由・具体例

For the first reason,
第一の理由として

For the second reason,
第二の理由として

Firstly
第一に

Secondly
第二に

For example (instance)
例えば

For this reason, we should (not) ~
この理由から、私たちは~すべきです(ではありません)

結論

In conclusion,
結論を言うと

In summary
要するに

To sum up,
要約すると

For these two reasons I mentioned above,
以上で述べた2つの理由から

For these reasons, I agree with the idea that~
これらの理由から、私は~という意見に賛成します

ライティングを上手に書くための2つのコツ

続いて、ライティングでぜひとも実践したい2つのコツをご紹介します。いずれもエッセイのクオリティを左右する大切なポイントですので、ぜひ押さえておきましょう。

確実に伝わる英語を使う

ライティングを上手に書くためのポイントは何と言っても簡単な単語でも良いので確実に伝えられる表現を使うことです。

よく「難しい表現を使った方が高得点を狙えそう」と考える方が多いですが、この考えはライティングにおいて命とり。難しい単語ということは用法を十分に理解していないということなので、誤った用法により減点対象となるリスクが高くなります。採点する相手はネイティブや英語を専門とする日本人ですので、難しい単語で意味が崩壊してしまうよりは、簡単な単語でも内容が伝わる英文を高く評価するでしょう。

難しい単語を使おうとして内容が伝わらなくなってしまったら、エッセイとしての価値がグンと下がってしまいますので、まずは簡単な単語でも良いので読み手に確実に伝えることを意識しましょう。

賛成か反対かは「書きやすいかどうか」を判断材料にする

もう一つ、ライティングにおいて大切なことは、賛成か反対かの立場を「書きやすいかどうか」によって決めるということです。

与えられたテーマに対し賛成か反対かを決める際、多くの方が「自分自身がどう思うか」を考えるかと思いますが、ここで考えてほしいのは自分の思う内容を確実に英語で伝えることができるかということです。理由や具体例などをすぐに思いつくことができたとしても、その内容を英語で伝えるのが難しいというケースも十分に考えられるでしょう。

前述の通り、ライティングの基本は「相手に確実に伝えること」です。例えばどれだけ自分が「賛成」だとしても、賛成の理由を上手に伝えることのできない英文であったら、説得力は劣っても確実に伝わる「反対」の意見の方が英語としての価値は高いと言えます。自身の頭で賛成か反対かを考えるのも大切なのですが、その際には必ず書きやすいかどうかということも頭に入れてくださいね。

時間が余ったら十分に見直しを

記載した時間配分通りに全て回答することができたら、残った時間で改めてミスがないかをチェックしましょう。特にライティングはスペルミスなどが無いか確認することも大切です。

設問を解く際は必要以上に迷うことは厳禁。目安の時間配分以上の時間がかかってしまっているなと感じたら、勘で答える勇気も必要になってきます。ライティングも構成を考える過程で、時間配分をしっかりと意識することを忘れないようにしましょう。

設問数も非常に多いので、スピーディに正確解くことが必要と押される英検準1級の一次試験。ぜひ今回の記事を参考にご自身なりの時間配分を設定して、何度も繰り返し過去問や模擬テストを解いてみてくださいね。時間配分をしっかりとつかめるようになってきたら、英検準1級の一次試験突破は目の前ですよ!

  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~

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