英検二級合格に必要な単語数は?押さえておくべき頻出単語、傾向は?

「英語を話せるようになりたい」と考えている英語初心者の方にとって、英検二級はまず最初に目指すべき目標として最適です。英検二級を取得することで英語の基礎力が身に付きますので、その後は目的に応じて飛躍的に英語力を伸ばしていく

「英語を話せるようになりたい」と考えている英語初心者の方にとって、英検二級はまず最初に目指すべき目標として最適です。英検二級を取得することで英語の基礎力が身に付きますので、その後は目的に応じて飛躍的に英語力を伸ばしていくことが可能となります。

そこで英語初心者の方が気になるのが、「英検二級に合格するために必要な単語力ってどのくらい?」ということでしょう。この記事では英検二級で必要とされる単語レベルを説明したうえで、頻出の単語やおすすめの教材などをご紹介します。これから英検二級受験を考えている方は、ぜひ参考にして下さい!

英検二級のレベル

まず最初に、英検二級で必要とされるレベルや単語数について、具体的な数字を交えながらご紹介していきましょう。

英検二級は高校卒業程度のレベル

英検二級で必要とされる英語レベルは、一般的に高校卒業程度と言われています。準二級から難易度がグッと上がることでも知られているので、「準二級まではスムーズに合格できた」という方も油断してはいけません。

そのため学校で習うような文法は万遍なく理解している必要があり、そのうえで長文をスピーディーに読み解く力も必要となります。もし高校までに習う文法事項で苦手な項目があるという方は、まずはそうした項目を順番に克服していくことを意識しましょう。

英検二級で必要な単語数と合格率

英検二級で必要とされる単語数は、およそ5100語~5500語程度。これは大学入試レベルに相当する数なので、学校で習ったような単語だけではなかなか厳しいのが現実です。英検二級合格のためには、英検二級に特化した語彙力対策が必要不可欠だと考えた方が良いでしょう。

また、英検二級の合格率は30%未満と言われています。準二級の合格率が40%~45%と言われているので、この数字を見ても格段に難しくなっていることが分かりますね。

英検二級の単語の傾向

準二級までは日常会話の英単語が中心だったのに比べ、英検二級はかしこまった言い方やビジネスの場で使われる単語の比率が高くなります。ここからは品詞ごとに頻出の単語をご紹介していきますので、現時点でどのくらいの語彙力があるのか、ぜひチェックしてみてください。

英検二級で出やすい単語

名詞

ability能力acquaintance知り合い
advantage有利、利点agriculture農業
aid援助alternative代わりのもの
amountanticipation期待
anxiety不安apologyおわび
appetite食欲application申し込み、出願書
appointment(医者などの)予約、会う約束approach(問題などへの)取り組み方、方法
article記事association会、協会
atmosphere大気、雰囲気attempt試み
benefit利益、利点cause原因
charge料金client顧客、依頼人
clothescolleague同僚
community地域社会、コミュニティーcomplaint不平、苦情
concentration集中condition状況、状態
consumer消費者consumption消費、消費量
contact接触conversation会話
creature生き物crime犯罪
customer(店などの)顧客damage
decade10年間decline減少
defeat敗北degree学位(温度などの)度
delivery配達destination目的地
development開発、発達diet食事
difficulty困難discovery発見
discussion話し合いdisease病気
distance距離effect影響
effort努力electricity電気、電力
employee従業員environment環境
equipment装置、備品evidence証拠
experience経験experiment実験
expert専門家explanation説明
facility設備、施設feature特徴
fee料金form用紙、形態
fuel燃料garbageごみ
government政府harm
heathuman人間
image映像、画像impression印象
improvement改良、向上income収入
industry産業insect
interruption中断introduction導入
invention発明measure対策
method方法movement動き、運動
mudobjection反対、意義
occasion時、出来事offer申し出
operation手術opportunity機会
passenger乗客pollution汚染
population人口、(動物の)個体数preference好み
president社長、大統領principal校長
product製品、産物production生産
protection保護reason理由
reception受付recommendation推薦
reflection反射、反映repair修理
replacement取り換えreputation名声
research研究、調査resident住民
resource資源responsibility責任、責務
rest残りresult結果
retirement(定年)退職、退職後の人生second thought再考、考え直し
shapeskill技術
sourcespread(パンに塗る)スプレッド
success成功suggestion提案
supply供給support支援
surface表面technology科学技術
temperature気温、温度tendency傾向
tradition伝統、伝説treatment治療、待遇
value価値、重要性warning警告
waste無駄、廃棄物)

どれもスペルが長く、難しそうな単語に見えるかもしれませんが、逆を言えば覚えてしまえば意味が簡単に分かるものばかりです。何度も繰り返し書き写して、自分でスペルが書けるようになるくらいまで定着させましょう。

また、耳馴染みのある簡単な単語は複数の意味を持つものがほとんどです。文脈によって意味やニュアンスが異なってくるので、意味を見分ける力も必要となってきます。

動詞

accept~を受:けいれるadapt適応する、~を適応させる
admit~を認めるaffect~に影響する
agree(~に)賛成するapologize謝る
appreciate~に感謝するargue~を主張する
attach~を付けるattempt~を試みる
attract~を引きつけるavoid~を避ける
ban~を(公式に)禁止するbenefit~のためになる
cancel~を取り消す、中止するcause~を引き起こす
charge~を請求する、課すcheat不正をする、~をだます
check(~を)検査する、確かめるchemical~の邪魔をする
chemical~を中断するcomplain不平を言う
concentrate集中するconduct~を行う
consume~を消費するcontact~と連絡を取る
contain~を含むcontribute~を寄付する
create~を作り出すdamage~に害を与える
defeat~を負かすdeliver~を配達する、届ける
develop~を開発する、発達するdiscover~を発見する、~に気付く
discuss~について話し合うdisturb~を邪魔する
encourage~を勇気づける、促進するexaggerate~を誇張する
expand(~を)拡張するexpect~を予期する
experience~を経験するexplain~を説明する
feed~に食べ物を与えるfollow~に続く、従う
form~を組織する、形作るharm~を害する
heal治るheat~を熱する
impress~を感動させるimprove~を向上させる、よくなる
include~をふくむincrease増える、~を増やす
indicate~を示すinfluence~に影響を与える
introduce~を導入するinvent~を発明する、でっち上げる
manage~をうまく処理するmeasure~を測定する
meet(条件など)を満たすnotice~に気づく
offer~を提供するoperate手術する、機能する
oppose~に反対するovercome~を克服する
owe(お金)を借りているpredict~を予測する、予言する
preserve~を保存するprevent~を防ぐ、防止する
produce~を生産するprotect~を保護する、守る
provide~を供給する、提供するraise(お金)を集める、~を上げる
realize~に気付くreceive~を受け取る、受ける
recommend~を推薦する、薦めるreduce~を減らす
reflect~を反射する、反映するremain (依然として)~のままである、残る
remove~を取り除く、除去するrepair~を修理する
repeat~を繰り返すreplace~に取って代わる、~を取り換える
represent~を代表するrequire~を必要とする
rub~をこするruin~を駄目にする
serve~に仕える、(食べ物など)を出すshape~を形作る
spread広まる、~を広げるsubmit~を提出する
succeed成功するsuggest~を暗示する、暗示する
support~を支持するtransfer乗り換える、~を移動させる
treat~にごちそうする、~を治療するupset~を動揺させる
utilize~を利用するvanish消える
warn~を警告するwaste~を無駄にする
work機能する、うまくいく)

動詞は意味を覚えるだけでなく、他動詞か自動詞かを意識することも大切です。中には「apologize to 人 for ~(~のことで…に謝罪する)」のように、後ろに特定の前置詞を伴ったり特定の語順で用いたりする動詞も多いので、意味だけでなく用法もしっかり覚えなくてはなりません。

また、動詞でも意味を複数もっている場合や、名詞と動詞では全く異なる表現をするものもあります。なかなか単純記憶だけでは対応できないのが、英検二級の動詞の特徴と言えるでしょう。

形容詞

additional追加のadvanced上級の
alternative代わりのambitious野心を持った
annoyingいらいらさせるanxious心配して
attractive魅力的なavailable利用できる、入手できる
awfulひどいcomfortable快適な
common普通の、共通のcomplex複雑な
effective効果的なelectric電動の
electrical電気のexact正確な
expensive高価なexperienced経験豊富な
extra余分の、追加のextreme極端な
harmful有害なhuman人間の
increasing増え続ける、ますますのlimited限られた
medical医療のmodern現代の、最新の
natural自然の、天然のpositive肯定的な、積極的な
promising前途有望なprotective保護の
rareまれなrecent最近の
regular通常の、定期的なrepeatedたび重なる
residential住宅用のresponsible責任のある
serious重大な、深刻なsimilar同様の、似た
steady一定の、着実なsuccessful成功した
suspicious疑わしいtemporary一時的な
traditional従来の、伝統的なupsetうろたえた
usualいつもの、通常のvariousさまざまな

動詞を現在分詞(ing)や過去分詞(ed)に活用することで、形容詞として用いられる単語も多く見られます。こうした単語は主語や文脈に応じて現在分詞(ing)か過去分詞(ed)かを区別する必要があるので、注意が必要です。

副詞

actually実は、実際にchemically化学的に
comfortably快適にcommonly一般的に
completely完全にdirectly直接
effectively効果的にespecially特に
exactly正確に、まさにextremely極めて
frequentlyしばしば、頻繁にgradually徐々に
immediatelyただちにincreasinglyますます
indeed実のところ、実際lately最近
moreoverそのうえnaturally当然、自然に
neverthelessそれにもかかわらずnowadays今日では
patiently我慢強くprettyかなり
rapidly急速に、早くrarelyめったに~しない
relatively比較的similarly同様に
slightly少し、わずかにsuccessfully見事に
surprisingly驚いたことには、驚くほどtemporarily一時的に
thankfullyありがたいことにthusしたがって
unfortunately不運にも、残念ながら

長文読解において文脈を読み取る指標にもなる副詞。ライティング問題においても非常に便利な表現ばかりですので、語彙を増やすことで総合的なスキルアップが期待できます。

英検二級の単語オススメの教材

「もっと頻出の単語を知りたい」という方や、「英検二級に特化した語彙を鍛えていきたい」とお考えの方には、過去5年分のデータを分析し、「でる順」に単語を掲載した【音声アプリ対応】英検2級 でる順パス単 (旺文社英検書)がおすすめです。

【音声アプリ対応】英検2級 でる順パス単 (旺文社英検書)の強みとは?

この教材の最大の特徴は、やはり英検二級で頻出の単語を無駄なく学習できることでしょう。「でる順」に構成されていいるので、頭から順番に覚えていけば最短距離で英検二級の語彙力を鍛えていくことができます。

また、全ての見出しに例文が付いているので、実際に用法を確認しながら単語を覚えていくことが可能です。先述の通り、英検二級の単語は単純記憶では対応しきれない部分も多いので、例文がすぐ確認できるのは非常に心強いでしょう。

無料の音声でリスニング対策にも!

さらにこの教材は音声アプリにも対応しており、実際の発音を確認しながら英単語を学ぶことができます。通勤の時間などに音声を聞けば、リスニング対策としても効果は大きいでしょう。

また、書籍だけでなくKindle版でも購入することも可能です。Kindle版は書籍版よりも安く購入できるので、気軽に購入できるのも嬉しいですね!

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英検二級は単語が合格の鍵を握る!

英語が得意な方は文脈から単語の意味を推測することもできますが、そうでなければ英単語は知っているか知らないかが大きな分かれ目となります。一つ一つの問題を素早くこなさなくてはならない英検二級では、単語が合格の鍵を握っていると言っても過言ではなく、準二級と比べても語彙力の重要性が圧倒的に高くなります。

そのため、英検二級受験を考えている方にとって、英単語の学習は絶対に必要不可欠です。頻出の単語を効率よく覚えていくことで、英検二級に向けた語彙力をしっかりと伸ばしていきましょう!

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