英検準1級の英作文をクリアするには?攻略のための解答テンプレートもご紹介

2020年5月26日

英検準1級の中でも、特に苦手意識を持っている受験者の多い英作文。「英検準1級のライティングを練習しているけど、なかなか上手く書けない」、「英作文のコツを知りたい」などとお困りの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、英検準1級の英作文を詳しく分析し、合格のためのコツやおすすめの教材などをご紹介していきます。すぐに使える解答テンプレートもご紹介しますので、これから英検準1級受験を控えている方はぜひチェックしてみてください。

英検準1級の英作文とは

英検準1級の英作文では、ある指定のトピックについてエッセイを書くスタイルが採られています。テーマは社会的な問題や現象にまつわるものが多いため一見難しく思えてしまいますが、解答の際に指定されている条件は以下の3つのみです。

  • POINTSから観点を2つ選ぶこと
  • Introduction(導入), main body(本題), conclusion(結論)を構成に盛り込むこと
  • 120~150語で書くこと

英検2級の英作文は80~100語ですので、英検2級と同様の感覚で作文すると単語数が足りません。Introduction(導入)とconclusion(結論)は書く内容や量も決まっているので、いかにmain body(本題)を充実させるかがポイントと言えるでしょう。

解答の構成例

設問で指定されているように、英検準1級の英作文では、以下のように構成するのが模範となります。

introduction(導入)賛成か反対か立場を表明
main body(本題)理由&具体例を2セット
conclusion(結論)意見のまとめ

特にポイントとなるmain body(本題)では、POINTSから選んだ2つの観点を例に、「説得力のある」具体例を挙げなくてはなりません。具体例の論点がズレていたり、具体例として不適切な内容だと、英作文としての評価は大きく下がってしまいます。

英検準1級の英作文はこれが基本のフォーマットとなり、問題形式が変わることは考えづらいと言えるでしょう。まずはこの解答構成を頭の中に定着させることを意識してくださいね。

配点構成

英検準1級の英作文は、英検2級の英作文と同様に、以下の4項目から採点されます。

内容4点質問に対応した答えになっているか
構成4点構成が正しいか
語彙4点正しく適切な表現がされているか
文法4点正しく適切な文法が使われているか

4点×4項目の合計16点が英作文の配点となり、これは86点満点の約19%に相当します。合格のためには、出来れば10点は目指したいところ。「そんな難しくて無理」と感じる方もいるかもしれませんが、基本構成や内容さえ押さえておけば、決して難しい数字ではありません。

得点のポイント

ではどのような点に気を付ければ、各項目で高得点を狙うことができるのでしょうか。まずは4つの項目ごとに、採点の基準となるポイントを押さえておきましょう。

【内容】

文章全体を通して「説得力」があるエッセイになっていると、高得点が見込めます。特にしっかり意見の根拠となる具体例を提示できているかどうかは、大きなポイントとなります。逆に、全体的にトピックに対して的外れな解答をしてしまうと、0点になることも考えられなくはありません。

【構成】

この記事でご紹介している構成に則って書けば、基本的に高得点を見込むことができます。言い換えれば、構成さえしっかりと守っていれば減点となることもほとんどありません。設問を読んだらすぐに書き始めるのではなく、まずはテンプレートに当てはめて構成を完成させてから書くことを意識してください。

【語彙】

スペルミスやおかしな表現があると減点される一方で、難易度が高い語彙が使えていると点数アップとなります。バランスが難しいところではありますが、優しい単語の方がスペルミスのリスクも低く、読み手(採点者)にとってもわかりやすいため、無難と言えるでしょう。

【文法】

基本的に文法ミスがあると減点されていくスタイルなので、まず正しい文法で正しく書くことを意識してください。無理に難しいことを書こうとすれば、ミスをして減点対象となってしまうことも考えられます。簡単な英文法で問題ないので、確実に読み手(採点者)に伝えることを意識しましょう。

書きやすさと説得力で立場を決める

出題されたトピックを読んだら、「書きやすさ」や「説得力」という2つの観点から立場を決めることも大切です。多くの人が「自分はどう思うか」を基準に賛成か反対かの立場を決めてしまいがちですが、もし自分の意見でも上手に英語にできないのであれば、たとえ本心ではなくても英語で論理立てて説明できる意見の方が高く評価されます。

同様に、適切な具体例が思い浮かばず説得力に欠けるなと思ったら、たとえ本当の意見ではなかったとしても適切な具体例を提示できる立場の方が、英作文は書きやすくなります。説得力さえ持たせることができれば、「内容」と「構成」の2項目で高得点も期待できますね。

まずは出題された問題に対して考えられる理由や具体例を書きだし、その中からより書きやすく説得力のありそうな立場を選択すれば、英作文としてのクオリティも必然的に上がるでしょう。

合格のためのコツ

英検準1級の英作文において「合格点」を得るには、とにかく模範の構成をおさえておくことが大切です。使える文章もほぼ決まり切っているので、まずは以下を参考に自分なりの解答テンプレートを完成させてください。

introduction(導入)

文の冒頭では、まず出題されたトピックに対して「賛成」なのか「反対」なのかの立場を明確にします。

例文

I think that ~
私は~と思います

I do not think that ~
私は~とは思いません

In my opinion, ~
私の意見では

I am of the view that~
私は~という見解です

There are two reasons to support my opinion
私の意見を支える理由が2つあります

反対意見を述べる際に気を付けなくてはならないのが、否定のnotは文頭に持ってくるということです。以下のような間違いは非常に多いので、注意してください

「私はそれが正しいとは思いません」

正解

I do not think that it is right.

間違い

I think it is not right.

main body(本題)

「賛成」、「反対」の根拠となる理由を、具体例とともに2つ挙げます。その際、設問で用意されているPOINTSの中から2つテーマを選ばなくてはなりません。

例文

First of all, ~
まず第一に

Firstly, ~
第一に

Second of all, ~
第二に

Secondly
第二に

For example
例えば

For instance
例えば

introduction(導入)の最後で、There are two reasons to support my opinion「私の意見を支える理由が2つあります」と述べておくと、main body(本題)への入り方が非常にスムーズになります。

また、理由を述べる際はFirstやSecondという言葉が入った表現を用い、「これが1つ目(2つ目)の理由ですよ」と読み手(採点者)に明示してあげることがポイントです。読み手(採点者)にとって目印にもなるこうした表現は、英作文において非常に有効な手段と言えます。

conclusion(結論)

理由や具体例を明示したら、最後にあらためて主張を繰り返します。

例文

For these two reasons, I think that~
以上の2つの理由から、私は~と思います

For these reasons stated above, I think that~
以上で述べたこれらの理由から、私は~と思います

According to these reasons, I think that~
これらの理由に基づき、私は~と思います

以上の表現さえ覚えておけば、結論を書くのは非常に簡単です。I think that~の部分はintroduction(導入)の繰り返しで問題ないので、数十秒もあれば結論は簡単に完成できますね!

英検1級英作文のおすすめ教材

英作文の模範構成を一通り理解したら、あとは解答テンプレートをひたすら繰り返して定着させていきましょう。

過去問でも英作文を練習することはできますが、掲載されている問題数も限られており、解答例が1つしかないのが難点。ここでは英作文をトレーニングするのにぴったりな2冊をご紹介しますので、英作文を集中的に練習したいという方はぜひ参考にしてください。

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また、実践問題も非常に充実しており、教育や社会、生活にテクノロジーなど、ジャンルもさまざま。一通り問題をこなしておけば、本番でどんなジャンルが出題されても焦ることはありません。

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また、英作文において便利なフレーズ集はもちろん、頻出の400語や、回答に困ったときのアイディア例も多数掲載。この教本を一通り学習すれば、本番で「何を書いたらいいのか分からない」と困ることもないでしょう。

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英検準1級の英作文は型さえ覚えれば難しくない!

何かと不安に思う方も多い英検準1級の英作文ですが、ご紹介したようなテンプレートさえマスターしてしまえば、決して難しいものではありません。理由や具体例も練習をこなしていけばスムーズに思いつくようになるので、まずは自分なりの「型」を確立し、エッセイの数をこなしていくことを意識してみてください。

また、難しい表現を無理に使おうとするのではなく、簡単な表現で確実に内容を伝えることも英作文のポイントです。まずは簡単な英語で良いので型に慣れていき、その中で自分が使えそうな表現の幅を徐々に増やしていってくださいね。英作文をマスターすれば、英検準1級合格はもう目の前ですよ!

  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~

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