英検準1級のレベルはどれくらい?試験内容と合格するための勉強法

英検準1級は、語学留学を終えた学生や、すでに英語を使って仕事をしている社会人が受験するレベルです。そのため、英語が好きなだけにとどまらず、日頃から積極的に英語に触れていないと、合格するのは難しいでしょう。英検準1級に合格するには、英語学習を日常生活に取り入れる工夫をしながら、新聞の簡単な社会記事が読めるレベルの語彙力を身に付ける必要があります。
今回は、英検準1級のレベルの目安と、合格するための対策方法をご紹介します。

英検準1級の難易度はどれくらい?

英検2級で高得点を獲得しても、英検準1級に合格するのはなかなか難しいといわれています。まずは難易度の目安と試験内容を確認していきましょう。

英検準1級のレベルの目安

英検準1級は、ビジネスパーソンとして十分にアピール可能なレベルです。

「公益財団法人日本英語検定協会」により「大学中級程度」と公表されていますが、大学の英語学科に所属する学生でも、英検準1級保持者はあまり多くありません。また、二次面接試験では論理的に組み立てた英語をわかりやすく話す必要もあることから、英検準1級の取得は、実践的な英語力の証明になると言えます。TOEICのスコアに換算すると大体740~820点となり、海外赴任も任されるくらいのレベルです。

英検2級の目安が「高校卒業程度」といわれていることからもわかるように、英検2級と準1級合格には距離があります。そのため、英検2級取得後に英検準1級に挑んでも行き詰まる人は多く、合格率は低めです。

英検準1級の試験内容

リーディング、ライティング、リスニングからなる一次筆記試験と、英語面接に臨む二次試験の二段階で審査されます。一次試験の合格者のみ、二次試験に進むことができます。

リーディングセクション

短文や会話文の空所補充、評論文などの長文読解で構成されています。4択式です。

ライティングセクション

120~150語の英作文を書きます。2016年度から出題形式がエッセイ形式に変わったため、より構成を意識したライティング力が求められます。指定されたテーマで書くので、焦点の当て方、スペルや英文法の正確さ、語彙の豊富さが問われます。

リスニングセクション

会話や説明文、アナウンスなどを聞き、内容を問う問題です。音源の英語はクリアで聞き取りやすい速さですが、内容が多岐にわたるため、幅広い語彙が必要です。

二次面接試験

二次試験は約8分間の面接形式です。面接委員との1対1形式で行われ、絵の描写説明をしたり、問題の解決策について自分の意見を述べたりします。

英検準1級合格を目指すには?~一次試験対策~

問題で取り扱われるジャンルは社会生活一般や歴史、医療、テクノロジーと多岐にわたり、状況設定はオフィス、学校、電話などさまざまです。偏りなく、豊富な語彙力が必要とされます。

単語を覚えて語彙力を伸ばす

リーディングの「短文の語句空所補充」は 、準1級の中でも難易度の高い語彙力が問われるパートです。英字新聞や雑誌の記事をもとに出題されるため、時事的な英単語も覚えておく必要がありますが、英語話者の大人が実際に読むものよりは優しいといわれています。 そのため、実際の記事を読んで練習するよりも、「英検準1級」に特化した単語集を用いたほうが効率よく学べるでしょう。英検2級に高得点で合格していない場合は、2級用の単語集から始めるのがおすすめです。

英文法を徹底的に学ぶ

英作文でミスをしないために、文法や語順を再確認し、正確な英文を書く練習をしましょう。難しい英文は必要なく、ミスなく作文することが重要です。

また、問われている内容を正確に理解し、指示を守って書く力も求められます。質問の趣旨を正確にとらえる読解力と、序論、本論、結論、と組み立てる論文構成力も養いましょう。

過去問を解く

英検では、過去問に似た傾向の問題が出ることがあります。出題形式に慣れる意味でも、できるだけ多くの過去問を解くようにしましょう。

また、古い出題形式の問題も練習になります。難易度がやや低めのものがあるので、古いものから解くのも良いでしょう。

リスニング対策

問題集付属のCDやWebサイトで公開されている音源を使い、練習しましょう。正解率が上がってきたら、ただ問題を解くだけではなく、内容を細かく理解できているかをスクリプトや解説で確認しながら進めます。

また、選択肢を見ずに音源だけを聞き、内容を把握できるか確認するのも効果的です。移動中などの隙間時間にも簡単に取り組むことができます。

英作文対策

過去問の解答例を利用して、高得点を狙える構成を練習します。エッセイ形式に変更となった2016年度以降のものも必ずチェックしておきましょう。模範解答を書き写して練習するうちに、導入や結論のパターンを覚え、うまくアレンジできるようになるはずです。また、同じ単語を繰り返し使うことがないよう、同意語を上手に使用する練習もあわせて行いましょう。

英検準1級合格を目指すには?~二次試験対策~

英検準1級の二次試験では、日本語でも答えるのが難しい質問をされる場合があります。そんなときも慌てずに、とにかく何かを話すことが重要です。

二次試験のポイント

二次試験は合格率が高く、内容も難解ではありません。中学生レベルの英単語や英文法を用いて、ゆっくり丁寧に聞き取りやすい英語を話すことができれば十分です。

ただ、「外国で活躍するスポーツ選手について」や「自治会のルールづくりについて」といった、普段あまり意識することのないテーマについて質問される場合があります。そうしたときでも、ひるまずに話せるように準備が必要です。二次試験についても過去問を解き、スピーキングの回答例を確認しておきましょう。

二次試験の流れ

英検の公式サイトで公開されている「バーチャル二次試験」を見て、事前に流れをつかんでおくと安心です。入室から退出まで、細かい流れを確認することができます。

面接本番では、最初に簡単な自由会話から始まり、雰囲気が和んだところで、問題カードを使った面接が始まります。

面接の前半は、指示文と4コマイラストが記載された「問題カード」を見ながら、問いかけに答えていきます。このとき、状況の説明には動詞の過去形を使用する点に注意が必要です。因果関係や時系列を意識し、接続詞をうまく使いましょう。

後半は、カードに記載されたトピックに少し関連性のある社会事象について、自分の意見を問われる形式です。

いずれも相手にわかりやすく、伝わりやすく話すことが、大切です。

※参考:公益財団法人日本英語検定協会「バーチャル二次試験/バーチャルスピーキングテスト」

長文問題を楽しめるレベルを目指して

英検準1級を目指すには、英語で情報を仕入れられるくらいのレベルが必要です。そのため、準1級で出題される長文の分野は幅広く、新規開発商品の完成秘話や、業界のトレンドについてなど、内容そのものを楽しめる問題も多くあります。長文問題を楽しめるくらいの英語力が身に付けば、リーディング全体の正答率も上がるでしょう。幅広いジャンルの語彙力を身に付け、一次試験をクリアできれば、あとは落ち着いて面接に臨むのみです。

英検2級に合格した方にとって、準1級への道のりは長く感じられるかもしれません。過去問などを解きながら語彙や文法を強化しつつ、英語力アップを図りましょう。

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