夏を感じる英語フレーズで表現しよう!
楽しいことがいっぱいで、気分も何かと明るくなる夏。夏が「楽しいもの」と考えられるのは海外でも同様で、英語にも夏ならではのフレーズがたくさん存在します。 この記事では、夏に関連する便利な英語フレーズやことわざをご紹介します。ぜひ日本の夏の魅力を、海外の人へ発信してみましょう!
楽しいことがいっぱいで、気分も何かと明るくなる夏。夏季休暇を活用して海外旅行などに出かける方も少なくないでしょう。
夏が「楽しいもの」と考えられるのは海外でも同様で、英語にも夏ならではのフレーズがたくさん存在します。
そこでこの記事では、夏に関連する便利な英語フレーズやことわざをご紹介します。日本の夏の風物詩を英語で言えるようになれば、外国人に日本の夏を説明することができ、会話も大いに盛り上がりますよ。
ぜひ日本の夏の魅力を、海外の人へ発信してみましょう!
夏の暑さを表す
夏と言えば、一年の中で最も気温が高くなる季節。欧米諸国の夏がカラッと乾燥しているのに対し、日本の夏は非常に湿度が高いのが特徴です。そのため、「ジメジメしている」などの表現を覚えておくと便利でしょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s very hot today.
今日はとても暑いです。[/st-mybox]
「暑い」を英語にするなら、hotを使うのが便利。下記のように一言添えれば、暑さをさらに強調することができます。
英文 | 意味 |
---|---|
burning hot | 燃えるように暑い |
boiling hot | 沸騰するように暑い |
baking hot | 焼けるように暑い |
sizzling hot | ジリジリ焼けるように暑い |
melting hot | 溶けるように暑い |
いずれも字面だけでも暑さが十分に伝わりますね。ネイティブはhotの前に何かしらの修飾語を使う方が多いので、ぜひ意味だけでも覚えておきましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s really humid today.
今日はとても蒸し暑いです。[/st-mybox]
humid「湿っている」は日本の夏の気候を表すうえで欠かせない単語。空気が不快なほどどんより湿っている様子を表します。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s especially(extremely) hot this summer.
今年の夏は特に暑いです。[/st-mybox]
「特に」というニュアンスを出すなら、especiallyを使いましょう。extremelyは「特別に、ものすごく」という意味で、ものごとの様子を強調する副詞です。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s so hot that I have no appetite.
暑すぎて食欲が湧きません。[/st-mybox]
夏は暑くて食欲が減ってしまうもの。そんなときには「~すぎて」という意味を持つso that構文を使いましょう。appetite「食欲」もぜひ覚えておきたい頻出単語です。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s so hot that I’m about to melt.
暑すぎて溶けてしまいそうです。[/st-mybox]
こちらもso that構文を用いた表現。meltは「溶ける」という動詞、be about to ~は「~しそうだ」という意味の定番イディオムです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]What is the maximum temperature today?
今日の最高気温は何度ですか?[/st-mybox]
最高気温は英語でmaximum temperatureと表現します。minimum temperature「最低気温」とセットで覚えておきましょう。また、ネイティブの間ではtoday’s high(low)「今日の最高(最低)気温」と、もっとシンプルに表現されることもあります。
気候を感じる
日本の四季には、それぞれ「らしさ」が感じられるもの。皆さんも「夏の匂い」と言われれば、ぼんやりとイメージが湧くことでしょう。
ここでは、夏を感覚的に感じる英語のフレーズをご紹介していきます。どれも少し比喩的な表現ですが、これらを使うとよりネイティブに近い英語を話すことができますよ。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Summer has come!
夏が来ました![/st-mybox]
~ has come「~がやってきた」は、季節の到来を示すにはピッタリの表現。has comeには現在完了形が使われており、主語がsummerと三単現のため、haveではなくhasが使われています。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I feel summer in the air.
夏の到来を感じます。[/st-mybox]
feel ~ in the airは、直訳すると「空気中に~を感じる」という意味。季節ごとの匂いや雰囲気を説明する、少し比喩的な表現です。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Summer is just around the corner.
夏はすぐそこまで来ています。[/st-mybox]
just around the cornerは直訳すると「すぐそこの角まで」という意味で、何かが近くに来ている様子を表す定番表現。こうした定番フレーズが使いこなせると、英語レベルもかなり上級者と言えそうです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]It’s a typical summer sky.
すっかり夏の空です。[/st-mybox]
日本の場合、入道雲を見ると「夏が来たな」と実感する方は多いでしょう。typical は「典型的な、~らしい」という意味の形容詞で、後ろに名詞を伴います。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Summer flowers are blooming(coming out).
夏の花が咲いています。[/st-mybox]
「花が咲く」は、英語でbloomという動詞を使うのが一般的。come out「出てくる」という多義語を使っても問題ありません。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]The days are getting longer.
日が長くなってきました。[/st-mybox]
「長くなる」と状態の変化を表すには、「get?比較級」という形がピッタリ。この場合のdayは「一日」という意味ではなく、「日照時間」というニュアンスで用いられています。
暑中見舞い
日本の夏と言えば、暑中見舞いを送る方も多いでしょう。夏に手紙を送るという文化はきわめて日本的と言えますが、英語では下記のように表現できます。
英文 | 意味 |
---|---|
Summer greeting card | 暑中見舞い |
late-summer greeting | 残暑見舞い |
直訳するとSummer greeting cardは「夏のあいさつカード」、late-summer greetingは「遅い夏のあいさつ」という意味。「暑中見舞い」と聞くとどうやって訳したらよいか迷ってしまいますが、これなら意外と簡単ですね。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Summer greeting to you.
暑中お見舞い申し上げます。[/st-mybox]
暑中見舞いのタイトルは、基本的にこれだけでOK。封筒の表紙などに一言書くには、これがピッタリです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Happy summer holidays!
最高の夏休みを![/st-mybox]
少しラフな感じで書きたい時には、Happyを使ったHappy summer holidays!もおすすめ。Happy birthday「誕生日おめでとう」と全く同じ構文なので、英語初心者の方でも難しくないでしょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Have a nice summer.
夏を楽しんでください。[/st-mybox]
Have a nice day「良い一日を」と同じ構文を使って、Have a nice summer.と言うこともできます。手紙の結びなどで使えば、手紙もうまく締まりますね。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I hope you will enjoy the summer.
良い夏になりますように。[/st-mybox]
直訳すると「あなたが夏を楽しむことを願っています」という意味ですが、「良い夏を」という意味で比較的ラフに使われています。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Please take care of yourself during the hot summer.
暑い夏ですがお体にお気を付けください。[/st-mybox]
take care of oneselfは「~に気を付ける、~の面倒を見る」という意味の重要イディオムです。
夏は暑さやエアコンの風などで、何かと体調を崩しやすいもの。相手の体調を気遣ってあげると、暑中見舞いとして相手に喜んでもらえるでしょう。
日本の夏の風物詩
日本の夏には、日本ならではのイベントやレジャーも盛りだくさん。ここでは「日本の夏」にまつわる便利な単語を一気にご紹介します。
季節関係
英文 | 意味 |
---|---|
the middle of summer | 真夏 |
summer day | 夏日 |
summer vacation | 夏休み |
Bon festival | お盆 |
Bon holidays | お盆休み |
Bon festival gift | お中元 |
夏ならではの単語としては、上記のようなものが挙げられます。
日本特有の「お盆」は、英語だとBon festival。「フェスティバル」という単語に違和感を感じるかもしれませんが、festivalはこの場合「イベント」というニュアンスで使われています。また、「お中元」もお盆の贈り物ということからBon festival giftとなります。
ちなみに「お中元」は一年の中間に送る贈り物のこと。そのため、midyear giftとした方が、お盆に馴染みのない外国人にとっては分かりやすいと言えるでしょう。
体調関係
英文 | 意味 |
---|---|
summer weariness | 夏バテ |
summer heat fatigue | 夏バテ |
summer cold | 夏風邪 |
夏ならではの体調不良は、上記のように表現されます。wearinessとfatigueは、いずれも「疲労」を意味する名詞。summerをくっつければ、それだけで「夏の疲労」ということで「夏バテ」を意味することができます。
「夏風邪」を表すsummer coldも、summer「夏」とcold「風邪」を合わせただけなので、決して難しくありません。
レジャー関係
英文 | 意味 |
---|---|
summer festival | 夏祭り |
fireworks | 花火 |
suntan(sunburn) | 日焼け |
sunscreen | 日焼け止め |
insect repellent | 虫よけスプレー |
flip-flops | ビーチサンダル |
sea bathing | 海水浴 |
beach house | 海の家 |
beach opening | 海開き |
pool opening | プール開き |
swim ring | 浮き輪 |
wind bell | 風鈴 |
mosquito coil | 蚊取り線香 |
wheat tea | 麦茶 |
straw hat | 麦わら帽子 |
夏のレジャーに関する表現は、上記のように盛りだくさん。
特にfireworks「花火」、sunscreen「日焼け止め」、insect repellent「虫よけスプレー」などは、覚えておくと日常的にも役立つでしょう。
日焼けは英語でsuntanを用いるのが一般的で、ひどくこんがりと日焼けした際にはsunburnが使われます。
夏に関することわざ
気分が高揚する夏に関しては、英語でも様々なことわざが存在します。ここでは、夏に関する特に有名なことわざを3つご紹介しましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]A life without love is like a year without summer.
愛のない人生は、夏のない一年のようなものだ。[/st-mybox]
こちらはもともとスウェーデンで生まれたことわざ。A life without love「愛のない人生」とa year without summer「夏のない一年」が対になっているのがお分かりでしょう。
withoutは「~がない」という意味で、人生にとって愛が、一年にとって夏が欠かせないものだということが暗示されています。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]One swallow doesn’t make a summer.
ツバメが一羽来たとて、夏にはならない。[/st-mybox]
直訳すると「一羽のツバメは夏を作ることはできない」となりますが、転じて「ツバメが一羽来たとて、夏にはならない。」という意味になります。
つまり、たとえツバメを一羽見たからといって夏を期待するのは間違いで、何事も早合点してはいけないというメッセージが込められているのです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Who sing in summer will cry in winter.
夏歌うものは冬に泣く。[/st-mybox]
こちらは日本語由来のことわざを英語にしたもの。
働ける夏に遊んでいると、冬になってから寒さと飢えに苦しむという意味で、働ける時に働くべきだというニュアンスが込められています。
文法的にはWho sing in summer「夏歌うもの」が文章全体の主語になっており、Whoの前にはPeopleやThey、Thoseなどを置くことができます。特にThose who~「~する人」は英語で定番の表現なので、セットで覚えておくと良いでしょう。
まとめ
ヨーロッパでは、夏休みとして3週間ほどのバカンス休暇を取得するのが一般的。特に天気の良い地中海周辺はバカンス客で賑わい、人々は「バカンス休暇のために働く」とも言われるほどです。
一方の日本は、お盆休暇として約1週間ほどの休暇を取得する方が多いでしょう。お盆には先人がこの世に戻るという宗教的な思想が含まれるため、外国人にとってはなかなか理解しづらいものと言えるかもしれません。
こうした文化の違いは、英会話においても「鉄板ネタ」とされることが多く、互いの文化を知ることで世界観も大きく広げることができます。
ぜひこの記事でご紹介した文章や単語を参考に「日本の夏」について英語で会話や作文をし、外国の方と異文化コミュニケーションを図ってくださいね!