英語の語順が覚えられない!5分で分かる英語の語順基本ルール

2021年4月28日

英語を苦手とする方の中には、「そもそも語順が紛らわしくてよく分からない」とお困りの方も多いのではないでしょうか?確かに、日本語と英語とでは文章の構造も全く異なり、まずは語順の違いを理解しないと思い通りに英語を習得できるようにはなりません。

そこでこの記事では、日本語と英語の語順を比較したうえで、英語における主な5タイプの文章の語順を解説します。

英語の語順はルールだけを漠然と覚えるのではなく、根本にある考え方の違いを知ることが大切ですので、英語学習の最初のステップとしてぜひご活用ください!

英語の語順が覚えられない理由

日本人の多くが英語を苦手とする根本には、語順の違いがあると考えられています。まずは両者の文構造を比較してみましょう。

日本語と英語では構造が全く異なる

「英語の語順はややこしい」と感じる方も多いですが、英語の語順は基本的に以下の5タイプしか存在しません。どれだけ長い文章でも必ず5タイプのうちのどれかに当てはまりますので、まずは英語の大原則となる5文型をおさらいしておきましょう。

  • 第1文型:SV
  • 第2文型:SVC
  • 第3文型:SVO
  • 第4文型:SVOO
  • 第5文型:SVOC

Sは主語、Vは動詞、Oは目的語、Cは補語を意味しています。これらに当てはめると日本語は「SOV」のように動詞が最後に来るのが基本となるため、それだけでも日本語と英語が対照的な言語であることがお分かりでしょう。

例文

They call him John.
彼らは彼のことをジョンと呼びます。

上記の例文の場合、英語の語順通りに訳すと、They「彼らは」、call「呼びます」、him「彼のことを」John「ジョンと」のように、順番がめちゃくちゃに感じられます。「英語は後ろから訳すと良い」と言われるのはこのためで、英語ではS(主語)、V(動詞)という文章の軸を前に持ってくる傾向があります。

英語の語順をマスターするためには、まずは5つの基本文型を理解し、日本語と全く異なる言語であることを理解することが大切だと言えるでしょう。

英語の語順は日本語よりも規則的

一見「英語だけ語順が特殊すぎる」とも感じられてしまいますが、実は世界的に見ると特殊なのは日本語だと言えます。実際、ヨーロッパ系の言語のほとんどでは英語と同様の語順が用いられており、アジアでも中国語などはSVOの語順が基本となります。

さらに日本語では「食べた?」「どうだった?」などのように、主語すら省略するケースも珍しくありません。英語では、たとえ主語が明確であっても省略しないという基本ルールが存在するため、日本人の感覚からすると面倒くさく感じられることもあるでしょう。

しかし、これは英語がルールにしっかりと則している証拠でもあり、第三者的に比較すれば「日本語の方がややこしい」と考えるのが自然です。こうした文法上のルールを順番にクリアしていけば、英語をマスターすることは決して難しいこではありません。

英語は中心から展開する

日本語と英語の決定的な違いとして、「英語は話題の中心から展開する」ということが挙げられます。言い換えれば、結論から先に述べ、後からそれ以外の情報を追加していくというスタイルが基本となります。

それを踏まえたうえで、ここからは英語でも特によく使われる5つの文章タイプや語順を確認していきましょう。

平叙文

英語の中で最も基本となるのが「平叙文」。文末にはピリオド「.」が付き、事実や意見を述べる際に用いられます。また、「~である」という意味の肯定文と、notを伴い「~でない」という意味を持つ否定文の2タイプに分類されます。

例文

I am from Japan.
私は日本出身です。

例文

I do not live in Tokyo.
私は東京には住んでいません。

1文目では、主語のIに対しbe動詞の”am”が直後に来ていることがお分かりでしょう。否定文である2文目においても、”do not live”という述語部分が直後に来ていることが分かります。

一方の日本語訳では「です」、「住んでいません」という述語部分がいずれも文末に来ていますね。これは先述の通り、日本語がSOVの語順をとるためで、「英語は後ろから訳すと良い」と言われる所以でもあります。

疑問文

続いてご紹介するのは、相手に質問をする際に用いられる「疑問文」。文末にはクエスチョンマーク「?」が付き、こちらも肯定形と否定形の2タイプに分けられます。

例文

Are you from UK?
あなたはイギリス出身ですか?

例文

Do you live in London?
あなたはロンドンに住んでいますか?

be動詞の場合は”Are you~?”や”Is he~?”、be動詞を除く一般動詞の場合には”Do you~?”や”Does he~?”のように、be動詞やdo(does)を文頭に持ってくるのがルールとなります。文中に助動詞がある場合には、同様に助動詞を文頭に持って来れば、あとは疑問文の語順で問題ありません。

また、文章を読み上げる際には、文末の語尾を上げて発音することもポイントとなります。日本語では疑問文でも語尾を上げる習慣は多くありませんので、意識して語尾を上げる練習を行ってください。

命令文

「命令文」は、文字通り相手に何か命令する際に用いられる文章。命令形にも肯定形と否定系の2種類が存在します。肯定形の場合には動詞を、否定形の場合には”Don’t”や”Never”を文文頭に持ってくるのが基本ルールです。

例文

Be ambitious.
勇敢であれ。

例文

Don’t run in the office.
事務所内で走ってはいけません。

1文目ではbe動詞がそのまま文頭に、2文目では否定形の”Don’t”が文頭に来たうえで動詞の”run”が続いていることが分かります。”Be ambitious.”は北海道大学のクラーク教授の名言として非常に有名ですが、非常にシンプルな命令形が使われているのがお分かりでしょう。

感嘆文

驚きや喜びなど、感情の高ぶりを表すことのできる「感嘆文」。”How”や”What”を文頭に置くのが基本ルールとなり、文末には必ずエクスクラメーションマーク「!」を伴います。また、感嘆文は肯定文しか作ることができず、否定文は存在しません。

  • Whatを使った感嘆文のルールWhat+a(an)+形容詞+名詞+S+V!
  • Howを使った感嘆文のルールHow+形容詞(副詞)+S+V!

例文

How beautiful this lady is!
なんて美しい女性なんでしょう!

例文

What a beautiful lady!
なんて美しい女性なんでしょう!

いずれも意味する内容は全く同じですが、”How”と”What”で微妙に語順が異なることがお分かりでしょう。”How”を用いた感嘆文と”What”を用いた感嘆文は相互に言い換えが可能であり、さらに「S+V」の部分は場合によって省略されることもあります。

感嘆文について詳しく知りたい方は『英語の感嘆文「How」と「What」の使い方解説します!』を併せてご参照ください。

祈願文

使用頻度は決して高くありませんが、英語には「祈願文」という文章タイプも存在します。これは文字どおり何かを祈願する文章で、平叙文と同じ語順で主語を強調したり、”May”を文頭に置いたりするケースが一般的です。

例文

God bless you!
神のご加護がありますように!

例文

May your dreams come true!
あなたの夢が叶いますように!

“May”さえ文頭に出せば、後の語順は平叙文と変わらないため、祈願文を作るのは決して難しくありません。”God bless you!”は”Bless you!”として、誰かがくしゃみをした時などに用いられます。

話題も中心から展開していく

文法ではS(主語)、V(動詞)と、重要な意味を持つ単語から優先して前へ置くことがお分かりいただけたでしょう。これは文法のみならず、文章の話題においても共通していることです。

ビジネスシーンでのプレゼン

最も分かりやすいのが、ビジネスなどで行うプレゼンでしょう。ビジネスシーンにおいて英語でプレゼンを行う際は、結論を先に述べることが鉄則とされています。

例えば日本語で何かをプレゼンする場合、「~で…だから〇〇」というように、結論を最後に持ってくる方も少なくありません。しかし、こうした順番でプレゼンを行うと、英語では「分かりづらい」、「何が言いたいか分からない」などと低評価を受けてしまう可能性が大いに考えられます。

プレゼンではまず最初に結論を述べ、そのうえで理由や根拠を順序だてて説明していくことが基本となります。プレゼンの形一つとっても、英語と日本語では大きく性格が異なるため、もし英語でプレゼンをする機会がある方は十分に注意してください。

プレゼンの基本ルールや便利な表現を知りたい方は『初めてでも英語プレゼンを成功に導く進め方と頻出フレーズ』を参照してください。

英会話

話のメインを最初に持って来るのは、英語の日常会話においても変わりません。相手に何かを伝える際は、最初に話のテーマを持ってきて、その上で情報を追加していくのが基本スタイルとなります。

例えば相手に「~だから…してほしい」という時も、「…してほしい。なぜなら~だから」というように、まずは主張を先に持ってくるのが基本です。理由や根拠はあくまで主張をサポートするためのものであり、後ろに持ってきても問題ありません。

ただしストーリー性があり、最後に「オチ」があるような英文では、日本語と同様に話のメインテーマを最後に持ってくることもあります。話題を最初に持ってくるのが基本ですが、状況によって適切に話の展開を使い分けましょう。

まとめ

英語と日本語は言語学的にも対照的な言語であるため、日本人が英語学習に苦戦するのは言わば当然かもしれません。しかし、英語は日本語以上に文構造がシンプルで、ルールが明確であるのも事実です。基本の文型や語順を土台としてしっかり習得しておけば、その後の英語学習は飛躍的にスムーズになることでしょう。

また、英語は日本語とは全く異なることから、英語を日本語で理解しようとすることもNGです。英語は日本語とは違うということを念頭に置き、英語を英語として理解するよう日々努めてください。これを日常的に継続することで、英語を英語として理解する「英語脳」が身につき、よりネイティブに近い感覚で英語を話せるようになります。

「なんとなく英語は苦手」と諦めていた方も、ぜひこの記事を参考に英語の語順の基本ルールをマスターし、英語習得への第一歩を踏み出してください!

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  • この記事を書いた人

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

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