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英語の助動詞で表現に幅を!全15種類の助動詞を一覧で解説!

日本語と違い、英語には助動詞という主動詞の意味を補足する動詞があります。日本語では「~かもしれない」や「~べきだ」という動詞の意味を補う表現がありますよね。英語ではそういった表現は明確に動詞に分類され、「助動詞」(auxiliary verb)と言います。助動詞は日常会話でもビジネスの場合でもよく使われるので、是非この機会に助動詞の意味をしっかりと覚えておきましょう。
この記事は、まず助動詞の定義と使い方をご説明し、次に最重要助動詞の使い方を15種類詳しくご解説します。最後に助動詞の過去形と助動詞の過去を表す場合についてご紹介します。

助動詞とは

簡単に言うと、助動詞とは主動詞を助ける言葉というものです。実は、助動詞は以下のように三種類に分類することができます。

  • Be動詞 (verb to be) (例:is, am, are, was, were等)
  • Do動詞 (verb to do) (例:do, did, does)
  • 法助動詞 (modal verb) (例:can, will, may, must, should, would, ought to 等)

Be 動詞とDo 動詞は意味がなく、単なる文法的に主動詞を助ける言葉なのです。一方、法助動詞は意味を持っており、文法的かつ意味的に主動詞を助けるという役割を果たします。今回は法助動詞を重点に置き、助動詞の使い方をご説明します。

助動詞の使い方

助動詞は必ず主動詞の前につきます。
では、例を見てみましょう。

例文①
He speaks English.

(彼は英語を話します。)

例文②
He can speak English.

(彼は英語を話すことができます。)

「can」は代表例で、主動詞の前につけることにより、「できる」という意味を示しています。

最重要助動詞

今回「will」、「can」、「may」、「must」、「should」という5つの最重要助動詞をピックアップし、合計15の使い方をご紹介します。では、それらの使い方を一緒に見てみましょう。

will

「will」は推測、意志及び依頼を表します。
まず、例文⑤を見ながら、「will」の推測の使い方を理解しましょう。

例文③
It will rain soon. 【推測】

(雨が降るでしょう。)

例文③のように、根拠がなく、主観的に未来の出来事を予測する時、「will」を使います。

また、次のように、「will」は意志を示すことができます。

例文④
Wait! Don’t leave home now. I will cook for you.【意志】

(ちょっと待って!今出かけるな。今から料理を作ってあげるから。)

例文④では、「cook for you」という動作は前もって決めておいたことではなく、発言の直前に決めたことです。そういう瞬間的な意志決定は「will」で表します。

さらに、次の例文のように、「will」は依頼を表すことができます。

例文⑤
Will you cook for me tonight?【依頼】

(今夜料理を作ってくれますか?)

例文⑤のように、「will」は依頼に使うことができます。ただし、この場合は、相手を要求することではなく、相手の意図を確かめることなので、そこに注意してください。

実は、「will」と「be going to」は似た使い方があり、非常に紛らわしいのです。その違いを知りたい方は、「社会人必読!大人が学ぶ高校英語の文法まとめ~時制・進行形・完了形~」を読んでみてください

can

「can」は可能、許可、依頼、可能性を示します。
まず、次の例文を見て、可能の示し方を理解しましょう。

例文⑥
I can play the piano.【可能】

(私はピアノを弾くことができます。)

例文⑥では、「can」は自分が現在ピアノを弾く能力があると示唆しています。
では、次の例文を読んで、許可という使い方を覚えましょう。

例文⑦
You can use the stove for cooking if you want.【許可】

(使いたいならば、コンロを調理に使ってもいいですよ。)

また、「can」は依頼を示すことができます。
では、例文を見てみましょう。

例文⑧
Can you give me a cup of coffee?【依頼】

(コーヒーを一杯もらえますか?)

例文⑧のように、「can」は依頼を表すことができます。ただし、「can」は「will」と違い、相手に要求するというニュアンスがあります。一方、「will」は相手の意志を確かめるだけです。その違いを覚えて、「can」と「will」を使いわけましょう。

さらに、「can」は理由に基づいた可能性を示すこともできます。
では、例文⑨を見ながら、その使い方を理解しましょう。

例文⑨
Joe can pass the exam because he always studies hard.【可能性】

(ジョーはいつも勉強に励んでいるから、絶対試験に合格できます。)

例文⑨では、話者は「he always studies hard」という理由を踏まえて、ジョーが試験に合格できると推測しています。よって、これは客観的に推測だと判断でき、「can」を使うことができます。

may

「may」は「can」と同じく、許可を示すことができます。
では、例文を見てみましょう。

例文⑩
You may watch television after finishing all the assignments. 【許可】

(全ての宿題を済ませたら、テレビを見ていいですよ。)

また、「may」は推量を表すこともできます。
ただし、「can」と違い、「may」は根拠なしで単純に推測する時に使うので、そこに注意してくだい。
では、例文⑪を見てみましょう。

例文⑪
Joe may pass the exam.【推量】

(ジョーは試験に合格できるだろう。)

例文⑪では、話者は根拠に基づかず、主観的にジョーが試験に合格できると推測しています。よって、この場合は「can」ではなく、「may」を使います。

must

「must」は義務、必要、推量を示すことができます。まず、義務の使い方を習いましょう。

例文⑫
I must finish writing all the articles before the deadline.【義務】

(私は締め切りまでに全ての文章を書き上げないといけません。)

例文⑫のように、「must」は義務を表す時、日本語では「しなければなりません」や「しないといけません」と訳します。そこで、「must」は強いニュアンスがあります。
また、「must」は次の例文のように、必要を示唆することもできます。

例文⑬
We must obtain enough nutrients in order to survive.【必要】

(生きるには、十分な栄養摂取が不可欠です。)

更に、「must」は推量を表す時にも使います。
では、例文を見てみましょう。

例文⑭
It must be the truth!【推量】

(これは真実に違いない!)

例文⑭のように、根拠に基づき、強い気持ちで推量をする時、「must」を使います。
その場合、日本語で「に違いない」と訳します。

should

「should」は義務、当然の推量及び可能性を示します。
では、次の例文を見て、「should」を用いた義務の表現の仕方を習いましょう。

例文⑮
All students should study hard for the approaching exam.【義務】

(全員の学生は近づいてきた試験のために一生懸命に勉強すべきです。)

例文⑮のように、「should 」は「must」と違い、日本語で「~べきだ」と訳します。そのため、義務を表現する場合、「should」は「must」より客観的なのです。
また、「should」は次のように、当然の推量を表すことができます。

例文⑯
The price on this packet is wrong, It should be 300 yen but not 150 yen.【当然の推量】

(このパッケージに印刷してある値段が間違っています。これは、150円ではなく、300円のはずなのです。)

例文⑯では、話者は「商品の価格は300円であるのが当然」だと思っています。このような当然の推量を表す場合、「should」を使います。

更に、「should」は可能性を示すこともできます。では、次の例文を見てみましょう。

例文⑰
John has been practicing cooking for a long period of time so he should be the next master chef.【可能性】

(ジョーは長きにわたって料理を練習しています。そのため、彼は絶対次のマスターシェフに違いありません。)

「should」は例文⑰のように、「can」と同じく可能性を示すことができます。ただし、「can」と比べて、「should」のほうは可能性が高いというニュアンスがあるので、可能性を考えた上で、「should」と「can」を使い分けましょう。

その他の助動詞

上記でご紹介した助動詞は最も重要な助動詞ですが、助動詞はほかにも種類があります。では、下記の表を見て、他の助動詞の意味と使い方を理解しましょう。

助動詞 意味 例文
be able to することができます John is able to solve complicated Mathematics problem.
(ジョンは複雑な数学問題を解くことができます。)
had better ほうがいい You had better go home.
(あなたは帰宅したほうがいいです。)
have to しなければならない You have to finish all your assignments by 10pm.
(あなたは午後10時までにすべての宿題を済ませなければなりません。)
need not なくてもよい You need not finish all the assignments.
(あなたは宿題を全て済ませなくてもいいです。)
ought to なければならない、すべき You ought to inquire the reason.
(あなたは理由を問うべきです。)
shall しましょうか Shall we go home?
(一緒に家に帰りましょうか?)

助動詞の過去形

時制を変更する時、原則として主動詞を変えますが、助動詞を使っている場合は助動詞で時制を表します。

例文⑱
Can he speak English?

(彼は英語を話すことができますか?)

例文⑱
Could he speak English?

(彼は英語を話すことができましたか?)

例文⑱は、彼の現在の英会話能力について質問しています。一方、例⑲は、彼の昔の英会話能力について聞いています。

また、助動詞はいかなる場合でも第三人称によって変化することはありません。

しかし、助動詞の過去形は過去を意味するだけでなく、他の意味の場合もあるのです。

助動詞の過去形は過去を意味しない場合

「could」、「might」と「would」は「can」、「may」と「will」の過去形です。これらは必ずしも過去を表現するとは限りません。では、これらの過去を表現する以外の使い方を習いましょう。

では、次の例文を見てみましょう。

例文⑳
Could you give me a cup of coffee?【依頼】

(コーヒーをいただけませんか?)

例文⑳では、「could」を「can」に置き換えても文法的に正しいです。ただし、「can」より「could」のほうが遙かに丁寧なので、知らない人に対しては「could」を使いましょう。

「might」は事実と反する可能性を示すことができます。では、次の例文を見てみましょう。

例文㉑
If I were to Gabriel position, I might look for another job.【可能性】

(もし私はガブリエルの立場ならば、転職するかもしれません。)

例文㉑のように、自分が仮に他人になるとしたら起こす行動を示す時、「might」を用います。

また、丁寧に相手に提案するには、「would」を使います。では、次の例文を見てみましょう。

例文㉒
Would you like to have a cup of coffee?【提案】

(コーヒー一杯いかがでしょうか?)

例文㉒のように、丁寧に相手に提案する時、「would you like~」というフレーズを使います。「would you like~」は決まり文句のため、「would」を「will」に置き換えてはいけません。

助動詞の過去を表す場合

助動詞の過去を表すには、基本的に助動詞を過去形に変えればいいのですが、過去を推量する場合、もしくは過去を後悔する場合に、「助動詞+have+過去分詞」で過去を表します。

過去を推量する

1.might have + 過去分詞

「might have + 過去分詞」は日本語で「ひょっとしたら…かもしれない」と訳します。では、次の例文を読みながら、その使い方を習いましょう。

A: I can’t find my bag.
(私のカバンが見つからない。)
B: You might have left it in the restaurant.
(ひょっとしたらあなたはレストランにそれを忘れたかもしれない。)

上記の例文のように、過去の出来事の可能性を示すには、「might have + 過去分詞」を用います。また、「might have + 過去分詞」を「may have + 過去分詞」に置き換えても良いです。ただし、「may have + 過去分詞」は日本語で「したかもしれない」と訳し、「might have + 過去分詞」と比べて、推測のニュアンスが少し弱いです。

2.could have + 過去分詞

「could have + 過去分詞」は過去に起こり得た出来事を表します。では、例文を見てみましょう。

例文㉓
I didn’t know that you wanted to go to the concert. I could have got you a ticket.

(あなたがコンサートに行きたがっていたなんて知りませんでした。私はチケットを買ってあげられたはずです。)

例文㉓では、話者は相手にチケットを買ってあげることができましたが、実際にチケットを買ってあげませんでした。このように、過去に起こりえた出来事を表現するには、「could have + 過去分詞」を用います。

3.can’t have + 過去分詞

「can’t have + 過去分詞」は日本語で「したはずがない」と訳します。では、次の例文を見て、「can’t have + 過去分詞」の使い方を習いましょう。

例文㉔
He went shopping with his Mum yesterday for the whole day. He can’t have studied for the exam yesterday.

(彼は昨日一日中お母さんと買い物していました。彼は昨日受験勉強をしたはずがありません。)

例文㉔のように、根拠に基づいて、過去に出来事が起こり得ないと推量するには、「can’t have + 過去分詞」を使用します。

4.must have + 過去分詞

「must have + 過去分詞」は日本語で「したに違いない」と訳します。では、例文㉕を見ながら、それを勉強しましょう。

例文㉕
I did not hear the phone. I must have been asleep.

(私は電話に出なかった。私はきっと寝ていたに違いない。)

例文㉕のように、「must have + 過去分詞」は根拠に基づいて過去を推量するのに使います。

過去を後悔する

1.would have + 過去分詞

「would have + 過去分詞」は日本語で「できたはずなのに…」と訳し、仮定法過去完了で過去への後悔を表現することが多いです。では、次の例文を見てみましょう。

例文㉖
If I had studied hard, I would have passed the English examination.

(もし勉強に励んでいましたら、英語の試験に合格できたはずなのに…)

例文㉖では、話者は英語の試験に落ちています。話者は「would have passed the English examination」を用いて、試験に落ちたことへの後悔を示しています。このように、現実と真逆のことを述べることにより、過去への後悔を示す場合は、仮定法過去完了に則って、主節の動詞に「would have + 過去分詞」を使います。

2.should have + 過去分詞

「should have + 過去分詞」は日本語で「すべきだった」と訳します。では、例文㉖の続きである例文㉗を見てみましょう。

例文㉗
I should have studied harder.

(もっと勉強に励むべきでした。)

例文㉗は、「過もっと勉強したらよかったのに」という後悔を表しています。このように、やるべきことを表すことにより、過去への後悔を示すには、「should have + 過去分詞」を用います。一方、過去でやるべきではなかったことを表現するには、「shouldn’t have + 過去分詞」を使います。では、例文㉘を見てみましょう。

例文㉘
I shouldn’t have gone shopping with Mum on that day.

(あの日お母さんと買い物に行くべきではありませんでした。)

例文㉘は、「で買い物に行かなくてよかったのに」という後悔を表しています。このように、「やらなくてよかったのに」という過去への後悔を表現するには、「should have + 過去分詞」を使います。

まとめ

いかがでしょうか。助動詞はニュアンス的に微妙な違いがあるので、最初の頃助動詞を正しく使い分けられないかもしれません。また、助動詞の過去形は過去に限らず、他の意味を示すこともあります。そのため、「助動詞 + have +過去分詞」というパターンがあり、過去の推量と過去への後悔を表現することができます。「助動詞 + have +過去分詞」は仮定法過去完了と一緒に使うことが多いので、この機会に仮定法を復習するとよいでしょう。

いきなり助動詞の使い方をたくさん学んでもなかなか覚えきれないと思いますが、助動詞は日常会話でもビジネスの場面でもよく使われるので、皆さん是非毎日助動詞の使い方を少しずつ覚えながら、使ってみてください。英語は試行錯誤によって上達するものなので、ネイティブレベルの英語に到達できるように、ミスに怯えず、作文でも会話でも意識的に助動詞を使いましょう。また、間違った時、積極的にネイティブの方に助動詞のミスを直してもらいましょう。





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