英語の感嘆文「How」と「What」の使い方解説します!

2021年4月27日

驚きや喜びといった感情をまっすぐに伝えることのできる「感嘆文」。一般的に中学校で習う文法ですが、語順が複雑に入れ替わることから苦手意識を持っている方も少なくないでしょう。

そこでこの記事では、HowとWhatを用いた感嘆文の基本ルールをおさらいしたうえで、日常的に使われる感嘆文の省略形についても解説します。

感嘆文は相手の発言に対してのリアクションとしては非常に便利で、英会話の表現の幅を大きく広げることができますので、「なんとなく感嘆文は苦手」という方は、ぜひこの記事で感嘆文をマスターしてください!

英語の感嘆文って何?


「感嘆文」と聞くと、それだけで「なんとなく難しそう」と感じてしまう方も少なくありません。そこでまずは、感嘆文とはどのようなシチュエーションで用いられる表現なのか、改めておさらいしましょう。

感嘆文を一言で説明すると、「喜びや悲しみなどの感情をストレートに伝えるための表現」です。これは特に物事の「度合い」を強調したい時に使われる表現で、話者の気持ちが高ぶっている様子を相手に伝えることができます。

例えば日本語でも「なんて~でしょう!」、「なんて~なの!」という表現は日常的に用いられています。普段何気なく使っているこうした表現は文法的に「感嘆文」と呼ばれ、感嘆文が用いられるのは英語も例外ではありません。

感嘆文はネイティブの間では日常的に使われているとても身近な表現で、映画やドラマなどでもよく見受けられます。通常の平叙文でも同じ意味を表現することはできますが、なんとなく淡泊な印象を与えてしまうもの。自分の感情をよりまっすぐに、より誇張して表現できるのが、感嘆文の最大のメリットなのです。

感嘆文の作り方

感嘆文の種類は、主に「How」を用いたものと「What」を用いたものの2種類に分かれます。いずれのケースも末尾には「!」を使用し、文章の強調したい部分が前に来るのも大きな特徴と言えるでしょう。

Howを使う時

Howを使った感嘆文のルール:How+形容詞(副詞)+S+V!

感嘆文でHowを使うのは、文章の中でも形容詞や副詞を強調したいケース。形容詞や副詞をHowの直後に持ってきて、残りの文章を後ろに繋げます。

例文

How big this tomato is!
このトマトはなんて大きいのでしょう!

原文:This tomato is big.(このトマトは大きいです。)

例文

How fast he runs!
彼はなんて速く走るのでしょう!

原文:He runs fast.(彼は速く走ります。)

1つ目の例文ではbigという形容詞が、2つ目の例文ではfastという副詞がHowの直後に来ていることが分かります。慣れないうちは後半部分がなんとなく不自然に感じられるかもしれませんが、このルールにさえ当てはめれば、あっという間に正確な感嘆文を作ることができます。

Whatを使う時

Whatを使った感嘆文のルール:What+a(an)+形容詞+名詞+S+V!

感嘆文でWhatを使うのは、文章の中でも名詞を強調したいケース。Whatの後ろには不定冠詞のa(an)と形容詞が入るため、Howの時よりも少し複雑に感じられるかもしれません。また不定冠詞のa(an)は、場合によっては定冠詞のtheに置き換えられることもあります。

例文

What a big tomato this is!
このトマトはなんて大きいのでしょう!

原文:This tomato is big.(このトマトは大きいです。)

例文

What a fast runner he is!
彼はなんて速い走者なのでしょう!

原文:He is a fast runner.(彼は速い走者です(彼は速く走ります)。)

1文目ではtomato、2文目ではrunnerという名詞が強調されていることが分かります。場合によって後半部分のS+Vは省略することができますので、詳しくは後ほどご紹介する「感嘆文の省略形」を参照してください。

感嘆文の言いかえ

Howを用いた感嘆文とWhatを用いた感嘆文は文法ルールも異なりますが、互いに言い換えることが可能です。

例文

How beautiful this painting is!
この絵はなんて美しいのでしょう!
What a beautiful painting this is!
この絵はなんて美しいのでしょう!

例文

What a cheap computer this is!
このコンピューターはなんて安いのでしょう!
→How cheap this computer is!
このコンピューターはなんて安いのでしょう!

文章が意味する内容は全く同じため、どちらか得意な感嘆文を選んでも問題ありません。HowとWhatそれぞれの文法ルールに従って単語を入れ替えれば、感嘆文の言い換えは決して難しくないでしょう。

感嘆文の省略形

感嘆文の応用編として、「感嘆文の省略形」が挙げられます。これは文字通り感嘆文の一部が省略されることであり、主に「S+V」が省略される場合と形容詞委が省略される場合の2通りが存在します。

主語・動詞を省略する場合

感嘆文の省略形において最も一般的なのは、主語と動詞を表す「S+V」が省略されるケースです。いずれの場合も何について話しているのか、相手に明確であることが基本となります。

例文

原文:He is tall.
彼は背が高いです。
感嘆文:How tall he is!
彼はなんて背が高いのでしょう!
感嘆文(省略形):How tall!
なんて背が高いのでしょう!

例文

原文:It is a nice day.
良い日です。
感嘆文:What a nice day it is.
なんて良い日なのでしょう!
感嘆文(省略形):What a nice day!
なんて良い日なのでしょう!

いずれもHowとWhatの感嘆文のルールに基づき、後半の「S+V」の部分が省略されていることがお分かりでしょう。文法的には「S+V」を省略したほうがシンプルですので、慣れないうちはこの省略形をあえて多用してみるのも良いかもしれません。

ただし、いずれも何について話しているのかが相手に伝わらなければ意味がありません。もしも新しい話題について話したいときは、相手にとって何について話しているかが分からなくなってしまうため、省略形ではなく正しい感嘆文を使用してください。

形容詞を省略する場合

日常的に非常によく使われるのが、形容詞を省略するケース。形容詞を省略するのはWhatを用いた感嘆文に限定され、「What+a(an)+名詞」という形になります。

例文

What a surprise!
なんて驚きでしょう!(びっくりした!)
What a disaster!
なんて災難でしょう!(最悪だ!)
What the fuck!
最悪だ!

形容詞が無いと何を誇張しているのか分からなくなりそうですが、surprise「驚き」、disaster「災難」など、名詞に形容詞的な意味合いが含まれていることがお分かりでしょう。

また3つ目のWhat the fuckはスラングとして定番の表現で、怒りや悲しみはもちろん、あらゆる感情に対して用いることができる表現です。ただし、fuckという下品な単語が入っているため、よほどカジュアルなシーンを除き、口にすることは避けてください。スラング表現や正しい使用法については『使わないほうが身のため!?英語スラングでも極めて下品なフレーズ!』も併せてご参照ください。

文法的には最もシンプルな形であるだけでなく、日常的にも相手の発言へのコメントとして非常に便利な表現ですので、この機会にぜひ習得することをおすすめします!

感嘆文の注意点

ここまで感嘆文のルールを解説しましたが、基本ルールさえ覚えれば決して難しくないということを感じられたのではないでしょうか?英語初心者の方がつまづきやすいポイントとしては、主に以下の2点が挙げられますので、習得する際には特に意識してみてください。

必ず肯定形になる

感嘆文の原則として気を付けなければならないことは、必ず肯定形になるということです。言い換えれば、notを含む否定形が使われることはありません。

例えば日本語の場合、「なんて役に立たないコンピューターなの!」のように、感嘆文の中に「~ない」という否定形が入ることもあるでしょう。しかし、英語の感嘆文では肯定文しか用いることができませんので、英単語に否定のニュアンスを持たせます。

例文

原文:This is a useless computer.
このコンピューターは役に立たない。
感嘆文:What a useless computer this is!
なんて役に立たないコンピューターなの!
感嘆文(省略形):What a useless computer!
なんて役に立たないコンピューターなの!

useless「役に立たない」というネガティブな単語を使うことで、肯定文でありながらも否定のニュアンスを持たせることができます。このように、たとえ否定の文章であっても、肯定文を厳守することをまずは心がけてください。

文末の発音は上げない

肯定文でもう一つ注意が必要なのが、文末の発音です。疑問文では文末の発音を上げることで疑問文のニュアンスを伝えることができますが、感嘆文は疑問文とは全く別物ですので、語尾を上げる必要はありません。実際、疑問文と混同して「感嘆文は文末を上げる」と覚えてしまっている方が少なくありませんので、十分に注意してください。

感嘆文は基本的に、通常の平叙文と同じように発音することが可能ですが、もし感情の高ぶりを強調したい時には「How+形容詞(副詞)」、「What+a(an)+形容詞」の部分を強く発音すると良いでしょう。それぞれ感嘆文の軸となるパートですので、ここを強調することで感嘆文であることをより相手に明確に伝えることができます。

また、感嘆文は文章が長くなるため、初めのうちは正しい語順がすぐに思い浮かばずに混乱してしまうかもしれません。語順が分からないうちは、最もシンプルな省略形を使用し、慣れてきたら省略せずに感嘆文を作るようにステップアップしていきましょう。

まとめ

単語の語順が大きく入れ替わることから、なんとなく苦手意識を持つ方も多い感嘆文ですが、文法のルールとしては決して難しいことはありません。平叙文を感嘆文に言い換えるトレーニングをある程度積んでいけば、頭の中で自然に感嘆文が作れるようになることでしょう。

感嘆文は日常的に非常によく使われることから、マスターすれば英会話の表現の幅を広げることができます。全く同じ内容の文章でも、平叙文を使うか感嘆文を使うかで相手に与える印象は大きく変わります。

特に日本人は外国人から見るとシャイだと言われるケースが多く、感嘆文を用いて少し「大げさに」感情を表した方が、ちょうど良いと言えるかもしれません。ぜひこの記事で感嘆文をマスターし、英会話におけるリアクションとしても、感嘆文を積極的に取り入れてみてください!

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  • この記事を書いた人

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

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