「好き」「苦手」を伝える英語表現40選

2021年7月5日


「好き」「嫌い」を表す英語として、どのような表現を思い浮かべますか?

おそらく多くの方がlikeやhateを挙げるかと思いますが、英語には好き嫌いを意味する表現は他にもたくさんあります。

この記事では「好き」「嫌い」を表すための表現を、全部で40個ご紹介します。

likeやhateを使わずに好き嫌いを伝えられれば、よりネイティブらしい自然な英語が身に付きますので、ぜひご自身の好みに応用させて表現の幅を広げてください!

好きなこと・好きなものの表現

早速、英語で「好き」を表すにはどのような表現があるのか、具体的な例文を交えてご紹介していきましょう。

「好き」を直接的に表現

まず「好き」を直訳すると、以下のような基本例文が挙げられます。

例文

I like ~.
私は~が好きです。

例文

I love ~.
私は~が大好きです。

例文

This is my favorite.
これは私のお気に入りです。

例文

Tell me something you like.
あなたの好きなものを教えて下さい。

最も簡単なのはlikeとloveを用いた表現でしょう。loveの方がlikeよりも「好き」の度合いが強くなります。

また、単純に「~が好きなもの」と言いたいときは”something(anything)+S+ like(s)”という形を使うと、主語が誰であろうと簡単に応用することができます。

「好き」を間接的に表現

likeなど直接的な単語を使わずに「好き」を表すには、下記のようなフレーズが挙げられます。

「好き」と直接言うのが恥ずかしかったり、「好きと言うほどでもないけど」と言う時には、こうして間接的に表現するのが便利。たとえニュアンスが同じだとしても、少し間接的に言うことでネイティブらしい英語に近づくことができますよ。

例文

I'm fond of ~.
私は~が好きです。

例文

I'm a big fan of ~.
私は~が大好きです。

例文

I prefer A to B.
私はBよりAが好きです。

例文

I'm into ~.
私は~にハマっています。

be fond of ~「~が好き」は、英語初心者の方も絶対に押さえておきたいイディオム。2文目のfan「ファン」は日本語と同じように名詞として使われますが、be fond ofのfondは形容詞として使われています。

最後のI'm into ~は、be動詞と前置詞intoを組み合わせただけの簡単な表現。ネイティブの間では非常によく用いられるフレーズで、何かにのめりこんでいる様子を表すことができます。

likeではなくintoを使えるようになると、よりネイティブらしい自然な印象を与えることができるでしょう。

「好き」をネガティブに表現

「好き」は基本的にポジティブな意味合いが強いですが、場合によってはネガティブな意味合いで使われることも少なくありません。

自分自身や身内の好きなことを説明するときには、こうしたネガティブな表現を使うことで、少し自虐的なニュアンスを持たせることができます。

例文

I'm crazy about ~.
私は~に目がありません。

例文

I'm addicted to ~.
私は~にハマっています。

例文

I dote on ~.
私は~を溺愛しています。

例文

I have a soft spot for ~.
私は~に目がありません。

crazy「狂っている」、addicted「依存している、中毒だ」と、単語だけ見るとネガティブな意味合いが込められていることがお分かりでしょう。

dote onは自分の子供やペットなどを溺愛している状態。have a soft spot for は直訳すると「~に弱い部分がある」という意味で、転じて「~に目がない」と夢中である様子を表します。

いずれも単なる「好き」を通り越して、「好きすぎる」と少しネガティブな意味合いが込められていることが分かりますね。

日本語でも「~が好きすぎる」、「~に目がない」と少しネガティブな意味合いが含まれるように、英語でも大好きなものを少し自虐的に表現することがあるのです。

好きなことについて説明しよう

ここまでご紹介した表現を活用し、実際にご自身の好きなことについて説明してみましょう。

単語を入れ替えればご自身の自己紹介などにも活用できますので、ぜひお決まりの表現として身に付けてくださいね!

好きなことを説明する

まずは、既にご紹介したフレーズを活用し、ご自身の好きなことを説明してみましょう。

例文

I like coffee.
私はコーヒーが好きです。

例文

I like to play the guitar.
私はギターを弾くのが好きです。

例文

I'm a big fan of baseball.
私は野球が大好きです。

例文

I'm into that TV drama.
私はあのドラマにハマっています。

一番の基本は、やはりllike+名詞、like to 不定詞のいずれか。likeをloveに置き換えれば、それだけで「好き」の度合いを強調することができます。

be intoはテレビドラマのような一時的なものはもちろん、昔からずっと好きなものに使っても問題ありません。

likeに慣れてきたら、ぜひbe intoを使って、より自然な英語を身に付けてください!

趣味を説明する

好きなことと並んで、ご自身の趣味についても説明してみましょう。

「趣味」と聞くとhobbyという単語を思い浮かべる方が多いですが、必ずしもhobbyを使わなければいけないということはありません。

むしろhobbyを使うとネイティブには誤解を与えてしまう可能性もあるので、よりシンプルな文章を使うことをおすすめします。

例文

My hobby is swimming.
私の趣味は泳ぐことです。

例文

I like to travel abroad.
私は海外旅行が好きです。

例文

I usually spend my days off playing video games.
私は休みの日をゲームをして過ごします。

日本の英語教育で必ず教わるhobbyは、単純な「趣味」という意味合いを超えて「専門的なスキル」といった意味合いが含まれるため、実はネイティブの間で使われることは多くありません。

自分の趣味を説明する際は、単純に「~するのが好き」、「休みの日は~をする」と、より簡単な文章に言い換えるようにしましょう。

好きなことを質問する

続いて、相手にも好きなことを質問してみましょう。

What's your hobby?「あなたの趣味は何ですか?」ではなく下記の通り聞くと、ネイティブにはより自然に聞こえます。

例文

What do you like to do in your free time?
ヒマな時に何をするのが好きですか?

例文

How do you spend your weekend?
週末をどうやって過ごしますか?

こちらも「~するのが好き」、「休みの日は~をする」と置き換えるだけで、シンプルかつ自然な表現を作ることができます。

weekend「週末」、days off「休みの日」、free time「自由時間」といった単語をセットで使うように意識すれば、相手に質問するのも決して難しくありません。

「苦手なもの」の表現

続いて、「嫌い」や「苦手」を表すフレーズをご紹介しましょう。

直訳するとdislike「~が大嫌い」、hate「~を嫌う」といった単語が有名ですが、他にもシンプルな言い回しはたくさん存在します。

「得意じゃない」ことを表現

まずはご自身が苦手なことにスポットライトを当て、「~は得意じゃない」と表現してみましょう。

例文

I can't(don't) ~ very well.
私はあまり上手に~できません。

例文

I'm not good at ~.
私は~が得意ではありません。

例文

My ~ is not so good.
私の~はあまり良くありません。

例文

I'm not the best ~.
私はベストな~ではありません。

例文

It's difficult(hard) for me to ~.
~することは私にとっては困難です。

例文

My weak point is ~.
私の弱点は~です。

「苦手なこと」と考えるとmy weak pointなどと言いたくなってしまいますが、単純に「~できません」、「~が得意ではありません」と言い換えた方が自然です。

例えば、英語にあまり自信が持てない時は、下記のように言い換えた方がはるかにシンプルです。

例文

I don't speak English very well.
私は英語が上手く話せません。

例文

I'm not good at English.
私は英語が得意ではありません。

例文

My English is not so good.
私の英語はあまり良くありません。

あまり難しく考えずにシンプルに考えた方が、自分にとって作文しやすいだけでなく、相手にも伝わりやすい英語を話すことができますよ!

「好きじゃない」ことを表現

続いて「好きじゃない」ことを表すフレーズをご紹介します。

何事もYesかNoかをはっきりするのが英語の特徴ですが、「好きじゃない」事に関しては日本語と同じように遠回しな表現が少なくありません。

これらは意味を知っておかないと、何を言いたいのかいま一つ理解できませんので、独特な言い回しも含めて覚えておきましょう。

例文

I hate ~.
私は~が大嫌いです。

例文

I dislike ~.
私は~が大嫌いです。

例文

I don't really like ~.
私は~があまり好きではありません。

例文

I'm not a big fan of ~.
私は~があまり好きではありません。

例文

I'm not big on ~.
私は~があまり好きではありません。

例文

I can't stand ~.
私は~に耐えられません。

例文

I'm scared/afraid of ~.
私は~が苦手(怖い)です。

ここまでは英文法的にもスムーズに理解できるものばかりでしょう。hateやdislikeは「大嫌い」と訳されるように、嫌いの度合いもかなり強めです。

5文目のbe big on~は決して使用頻度は高くありませんが、「~が好き」という意味のイディオム。6文目のcan't standは「もう耐えられない」という意味ですが、hateやdislikeに比べると、嫌いの度合いはそこまで強くありません。

例文

~ is not my thing (interest/passion).
私は~があまり好きではありません。

例文

I don't get along with ~.
私は~(人)があまり好きではありません。

例文

~ is not my cup of tea「~は私の好みではありません。

上記3つの例文は、いずれも少し遠回しな表現。意味を知らないと、正しくニュアンスを汲み取ることはできません。

My thingは直訳すると「私のもの」という意味ですが、この場合には「私の好み」といったニュアンスで用いられます。interest「興味」やpassion「情熱」なら、少しニュアンスが汲み取りやすいでしょう。

2つ目のget along with~は「~(人)と上手くやる」という意味の重要イディオム。目的語に人をとるのがポイントです。

最後の3つ目は、いかにもイギリスらしい表現。「私の紅茶ではない」ということから「私の好みではない」という意味になります。

これは知らないととても意味も推測できませんので、この機会にぜひ覚えてくださいね!

まとめ

「好き」や「嫌い」にまつわる英語フレーズを、全部で40個ご紹介しました。

これまでlikeやhateばかり使っていた方も、他にも様々な言い回しができることを実感できたのではないでしょうか?

hobbyという単語に代表されるように、「好き」や「嫌い」といったシンプルな内容ほど、直訳しようとすると不自然になってしまうものです。

難しいフレーズを無理に使う必要はありませんので、あまり深く考えすぎず、できるだけ簡潔な英語にすることを心がけてくださいね!

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  • この記事を書いた人

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~
ぶら~りブラジル

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