【学び直し文法】比較級・最上級とは?


英語の比較表現は「他と比べてどうであるか」を表現する文法で、「●●よりも●●」「もっとも●●●」といった表現をする際に使われます。

他の物と比べることで程度がどのくらいであるかを表現でき、日常的に使われます。

日本語に比べて英語の比較表現は、文や語の形を法則的に変えて表現するため、そのルールを覚えておくようにしましょう

少し複雑に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば難しくはないのでしっかりマスターしましょう!

比較級の文法

では比較級の解説から。
比較級とは「他のものと比較して●●●である」ことを表現する方法で、「●●より●●」という意味で訳されます

比較級の基本ルールは

比較級の基本ルール1

A + 動詞 + 形容詞(副詞)+er + than + B.
ABよりも●●●だ。

または、

比較級の基本ルール2

A + 動詞 + more + 形容詞(副詞) + than + B.
ABよりも●●●だ。

例文

My sister is taller than me.
妹は私より背が高い。

John can run faster than Tom.
ジョンはトムよりも早く走れる。

This book is more difficult than the one I read yesterday.
この本は昨日読んだ本よりも難しい。

これらの文では、thanの後を比較対象として主語が「より●●●である」、ということを表現しています。

最上級の文法

そして最上級とは「他のものと比較して一番●●●である」ことを表現する方法で、「一番●●●」という意味で訳されます

最上級の基本ルールは

最大級の基本ルール1

A + 動詞 + the + 形容詞(副詞)+est.
A最も●●●だ。

または、

最大級の基本ルール2

A + 動詞 + the + most + 形容詞(副詞).
A最も●●●だ。

例文

He is the tallest of the five.
彼は5人の中で一番背が高い。

His dog ran the fastest in that race.
彼の犬はそのレースで一番早く走りました。

This book was the most interesting book I have ever read.
この本は今まで読んだ本の中で一番面白かった。

the 形容詞(副詞)+er、あるいは the most 形容詞(副詞)とすることで、「一番~~だ」という表現できます。

最上級の場合、必ず「the」をつけることを忘れないようにしてください。

er(est)とmore(most)

比較級、あるいは最上級の文を作る時、形容詞・副詞の原級にer/est、あるいはmore/mostをつけますが、どちらをつけるのが正しいか迷う人もいるでしょう。

この区別は形容詞の音節の数によって判断をします

英単語には音節と呼ばれる発音上の要素があり、1つの英単語の中に1音で発音されるまとまりがいくつあるかによって分けてみると理解しやすくなります。

音節の数
fast1音節
cute1音節
simple2音節
important3音節
expensive3音節

イメージはできたでしょうか?

例えば「expensive」を音のまとまりで分割すると「ex・pen・sive」と3つに分けられるので3音節と判断します。

この音節の数によって、比較表現の形が変わります。

1音節

1音節の場合は、原級+er(est)をつけて比較表現をします。

原級比較級最上級
talltallertallest
fatfatterfatter
drydrierdriest

3音節以上

3音節以上の場合は、原級の前にmore(most)をつけて表現をします。

原級比較級最上級
importantmore importantmost important
expensivemore expensivemost expensive
interestingmore interestingmost interesting

2音節はer(est)、more(most)が混在

2音節の場合、どのように単語を変化させるかパターンが混在しているため、少々使い分けが複雑です。

この使い分けはネイティブにとってもグレーゾーンでありますが、文法的にはer(est)を使う方が正しいとされています。

しかし発音がしづらいなどの理由で、more(most)が慣習的になっている単語もあります。
大まかには、2音節の中でも末尾が「- ful」「-ous」「-less」「? ly」を取る単語の場合、more(most)が一般的に使われていることが多いです。

フォーマルな文章においては、er(est)で書く方が良いとされていますが、何が正しいかは辞書を引くほうが良いでしょう。

不規則変化をする語

一部の単語は上記のルールに当てはまらない変化をする語もありますが、限られているので個別に覚えてしまいましょう。

原級比較級最大級
goodbetterbest
badworseworst
littlelessleast
farfurther / fartherfurthest / farthest

例文

His performance was better than last month.
彼の演奏は先月よりもよくなった。

This month's results are the worst of the year.
今月の成績は今年で一番悪い。

This hat is the least expensive in the store.
この帽子はこのお店で一番安価だ。

同格比較(原級)の文法

比較表現には「~と同じくらい」という他の対象物と同等ということを比較を使って表現するものがあります

この表現のことを同格比較(原級)と言います。

同格比較(原級)の基本ルール

A + 動詞 + as + 形容詞(副詞)の原級 + as + B.
AB同じくらい●●●だ。

同格比較の際に使われる形容詞(副詞)は必ず原級であり、erやestなどの変化をしません。

例文

He is as tall as my brother.
彼は私の兄と同じくらい背が高い。

He eats twice as much as I do.
彼は私の2倍は食べる。

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  • この記事を書いた人

1億人の英語 編集部

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