英検二級に合格したい!自宅でできる勉強法・試験対策とは?
英検二級のレベルは高校卒業程度と言われていますが、準二級に比べると難易度も上がり、合格率も25%となかなかの難関です。何をどのように伸ばしていったらいいのか分からないという方も少なくないでしょう。この記事では英検二級に合格するための効率の良い勉強方法や試験対策はもちろん、おすすめの教材もご紹介しています。
英語初心者の多くが目標とする英検二級。レベルとしては高校卒業程度と言われていますが、準二級に比べると難易度も上がり、合格率も25%となかなかの難関です。
特に英語学習を始めたばかりという方は、何をどのように伸ばしていったらいいのか分からないという方も少なくないでしょう。
この記事では英検二級に合格するための効率の良い勉強方法や試験対策はもちろん、おすすめの教材もご紹介しています。
英検二級合格のためのポイントがたっぷり詰まっていますので、これから英検二級を目指そうという方はぜひ参考にして下さい!
英検二級に合格するためには
英検二級に合格するには、当然のことながら効率良く勉強していくことが大切です。
そのためには、まずは各項目の苦手分野を一つずつ潰していくのが最短の近道。ご自身の苦手分野を一通り書き出し、その項目に絞って勉強すれば英語力もグッと上がります。
また、語彙、文法、リーディング、リスニングといった各項目は別々に扱われることが一般的ですが、英語力という広い意味では必ず互いにリンクしています。各項目の力が徐々に伸びれば、相乗効果で英語全体の力を飛躍的に向上させることも十分に期待できます。
英語学習はどうしても地道に見える作業が多いですが、それは語学では避けられない道。日常的に英語に触れる機会を取り入れ、どれだけ地味な作業でもまずは継続することを意識していきましょう。
まずは単語をしっかり押さえよう
英検二級に合格するためには、まずは単語力の向上が必要不可欠です。
特に英検二級のように難易度が比較的高い試験では、単語力不足が致命的になることも珍しくありません。
どれだけ読解力があっても、単語の意味が分からないと文章全体の意味も分からなくなってしまうため、語彙力を地道に積み上げていくことは非常に大切だと言えます。
英検二級で出題される語彙レベルは、基本的に中高で学ぶ単語が中心とされています。しかし具体的に単語数を見ると、中高で学ぶ単語が3000語、二級で必要なのは5000語とされているので、中高だけの語彙レベルで十分かと言うと、答えはNOです。単純に計算しても2000語は足りないことになるので、この部分は自分で少しずつ覚えていかないと、合格する可能性も必然的に下がってしまいます。
英検二級の語彙対策の本は世間にも数多く出回っていますが、多すぎてどれを選んだらいいのか分からないという方には『【音声アプリ対応】英検2級 でる順パス単 (旺文社英検書)』をおすすめします。
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英検二級の過去問で実際に出題された単語を頻度順に学ぶことができるので、無駄のない語彙学習をすることができます。無料で音声をダウンロードできるので、リスニングも伸ばすことができて一石二鳥です。
英検二級に合格するには、やはり英検二級で出やすい単語を押さえるのが近道です。実際に自分でも英検二級の過去問を解いてみて、知らない単語はどんどんと吸収していきましょう。特に試験直前には、実戦形式で傾向に慣れるというのがポイントになってきます。
英熟語もしっかりと押さえておく
受験勉強では英単語の他に英熟語(イディオム)の勉強が必要ですが、もちろん英検二級でも英熟語の習得は重要です。
出題される英熟語としては高校レベルのものが多いですが、これらは日常的に使われる表現も多いので、しっかりと押さえておけばあとあと役に立つことも大いに考えられるでしょう。
たかが英熟語と軽視する方も多いかもしれませんが、問題の配分もそれなりにあるので決して甘く見ることはできません。
特に長文やリスニングで出てくる時には、文章全体のテーマに関わるような大切なパートで英熟語が用いられていることも珍しくないので、知ってるか知らないかが運命の分かれ目になると言っても過言ではありません。熟語は意味を暗記するだけでなく、実際にどのように使われているか、用法も含めて理解しておくことが非常に大切だと言えます。
英熟語も教材が非常に多く出回っていますが、迷っている方には『出る順で最短合格! 英検2級単熟語EX』がおすすめです。
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こちらも頻出順に効率よく英熟語を学べるのが最大の特徴で、訳語も実際の過去問で用いられたものが優先的に掲載されています。
もちろん音声も無料でダウンロードすることができるので、通勤時間の聞き流しはもちろん、シャドーイングやディクテーションといったリスニング対策にも活用することができます。
語彙力に限らず英語の総合的なスキルを向上させることができるのは、英語学習者にとっては大きなメリットと言うことができるでしょう。
英文法は高校で学んだものは確実に習得
英文法に関しては、あくまで高校までに習得した内容が基本となり、それ以上の難しい構文はほとんど出題されることもありません。
関係詞や仮定法、分詞構文などは苦手意識を持っている方も多いと思うので、まずは苦手な文法項目を一つずつクリアしていきましょう。どんな項目があったか覚えてないという方は、文法書にザっと目を通し「学生時代に苦手だったな」という項目をリストアップしてみるのもおすすめです。
文法を勉強する際には、文章を理解できるレベルではまだまだ不十分。実際にそれを使って話したり書いたりして、英文を組み立てるだけの力が付くまで習熟することが大切です。
英検の文法対策だと限定するのではなく、その先にあるライティングや英会話などを想定し、様々なシーンで活用できるようしっかりとマスターしておきましょう。
どうやって英検の文法対策をしたらいいのか分からないという方には、『【CD2枚付・音声アプリ対応】7日間完成 英検2級 予想問題ドリル 5訂版 (旺文社英検書)』がおすすめ。
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たったの7日間で総仕上げができるので、試験直前の予行演習を兼ねて解いてみるにはピッタリの教材です。
文法対策はもちろん、長文やリスニング、さらには面接にも対応しているので、この一冊で英検二級対策は網羅することができます。
長文はとにかく慣れること
英検二級の中でも特に配点が高く、絶対に落とせない項目が長文問題です。
英単語や英熟語の習得が土台となりますが、実際に長文に触れる機会を増やし、何度も繰り返して慣れていくことがまずは大切です。
過去問や模擬問題を解いてみたら、文章の一文一文をスムーズに理解できるまで何度も反復しましょう。
出題される内容としては、空欄への語句補充問題が2題(計6問)、長文を読んで正しい選択肢を回答する正誤一致問題が3題(計12問)の2種類。
現代の文化、社会問題や自然科学など、テーマの幅も非常に広く、Eメールを読み取る文章も出題されます。
タイトルから文章の内容を汲み取り、解答の根拠となる文章をスムーズに見つけることが合格の鍵となります。
長文読解のテクニックを交えながら、英検二級に特化したリーディング力を鍛えたいという方は、『【CD付】英検2級総合対策教本 改訂版[新試験対応] (旺文社英検書)』を使ってみると良いでしょう。
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2016年以降の新試験に対応しているのはもちろん、模擬試験も収録しているので直前の対策としてもバッチリです。
「読む・聞く・書く・話す」の4つのスキルを総合的に上げることができるので、まとめの一冊として効果は絶大でしょう。
リスニングは単語力があってこそ
英語学習者が一番つまづきやすリスニングですが、リスニングの基本となるのは、やはり語彙力です。
知らない単語や熟語はいくら聞いても絶対に分からないので、語彙力アップがリスニング能力アップにも直結してきます。
単語学習を日々のルーティンとし取り入れ、語彙力アップと同時にリスニング力の向上を目指しましょう。
リスニング向上のコツは、とにかく継続です。
毎日少しでもいいので、英語に触れる機会を確保すると、リスニング力も着実に伸びていきます。
何度も繰り返し聞いて内容が理解できるようになったら、音声のスピードを少し上げてみるのも効果的ですよ。
実際に音声を聞いてみたら、スクリプトと照らし合わせて聞き取れていない箇所を特定し、なぜ聞き取れなかったかを考察してみましょう。
原因としては語彙力不足の他にリンキングを聞き取れていなかったというケースが多いので、スクリプトを確認した後で繰り返し発音を確認する癖をつけると効果的です。
リンキングについて詳しく知りたいという方は、「音の繋がりを理解できれば英語リスニング力は確実に上がります!」も併せて読んでみましょう。
リスニング対策の教材は非常に多いので、どれを選んだらいいのか分からないという方も多いかと思いますが、そんな方には『英検2級リスニング問題120 (英検分野別ターゲット)』がおすすめです。
英検2級リスニング問題120 (英検分野別ターゲット)
過去に出題された内容を練習問題として掲載しているので、実践的なリスニング能力を鍛えることができ、文章の内容も簡単なものから難しめのものまで実に多彩です。
教材の後半には出題傾向にしっかりと則った模擬テストが2回分収録されているので、腕試しとしてリスニングの実力を計測することもできますよ。
英検二級に合格すると
最後に、英検二級で実際に出題される内容やレベルを知りたい人は、日本英語検定協会公式サイトに掲載されている過去問を活用するのも効果的です。
時間を計測して実際に解いてみれば、合格ラインに到達しているかを知ることもできますし、実際の面接を想定したバーチャル二次試験も受験することができます。
せっかく実際の過去問を掲載してくれているので、活用しない手はないでしょう。
晴れて英検二級に合格することができたら、英語学習の土台はほぼ盤石になったと言って問題ないでしょう。
英検準一級を目指したり、TOEIC高得点を目指したり、さらにはビジネスシーンで英語を実践したりと、様々な新しい可能性が見えてくるはずです。
どれだけ苦手意識があった人も、ここまでくれば英語学習者中級者。英検二級合格で培った英語力と自信を持って、ご自身の英語をどんどんブラッシュアップしていきましょう!