友達や同僚を紹介しよう!英語の他己紹介フレーズ

身近な人を他の人に紹介したり、同僚を取引先に紹介したりと、他己紹介をする機会は日常的にもたくさんあるもの。この記事では、英語で他己紹介を行う際に使える便利フレーズや、他己紹介を行うときに気を付けるべき3つのポイントなどを解説します。基本的なフレーズさえ身につけておけば、決して難しくはありません。

身近な人を他の人に紹介したり、同僚を取引先に紹介したりと、他己紹介をする機会は日常的にもたくさんあるもの。

しかし、いざ英語で人を誰かに紹介しようと思っても、「自己紹介ならまだしも、他己紹介なんてどうやれば良いの?」と困ってしまう方がほとんどではないでしょうか?

そこでこの記事では、英語で他己紹介を行う際に使える便利フレーズや、他己紹介を行うときに気を付けるべき3つのポイントなどを解説します。

「英語で他己紹介を行うなんて、なんとなく難しそう」と感じる方も多いかもしれませんが、基本的なフレーズさえ身につけておけば、決して難しくはありません。

日本と同じような感覚で他己紹介をすると、英語では少し回りくどかったり、不自然な印象を与えたりしますので、ぜひ英語スタイルの自然な他己紹介を身に付けてください!

他己紹介の基本フレーズ

まず初めに、他人を紹介する際に使える基本フレーズをご紹介しましょう。この型にさえ当てはめれば、紹介する人の性別や職業に関係なく、シンプルな他己紹介ができます。

【例文】
This is John.
こちらはジョンです。

【例文】
He is my boss.
彼は私の上司です。

一番の基本となるのがThis is ~「こちらは~です」というフレーズ。Thisは「こちら」と紹介する人のことを指しており、男女関係なく使うことができます。

日本人の感覚からすると「人のことをThisと呼んで問題ないの?」と感じるかもしれませんが、決してその人を見下すような意味合いが込められているわけではありません。

同じく、His/Her name is ~.「彼(彼女)の名前は~です」と言いたくなってしまう人も多いかと思いますが、これは少し回りくどい言い方。

もちろん、相手に伝わらないわけではありませんが、人を紹介する際には不自然な印象を与えますので、This is ~「こちらは~です」を用いるようにしてください。

【例文】
I want you to meet my boss John.
私の上司のジョンに会っていただきたいです。

【例文】
I’d like you to meet my boss John.
私の上司のジョンに会っていただきたいです。

【例文】
There is someone I’d like to introduce to you.
会っていただきたい方がいます。

相手に「会ってほしい」と伝える際には、上記のようなフレーズが便利。

I want 人 to doで「~に…してほしい」という意味になり、I wantをI’d likeに変えるだけで謙虚でフォーマルな言い回しとなります。ビジネスシーンや目上の人に対しては、基本的にI’d likeを使うよう心がけると良いでしょう。

【例文】
I’d like to introduce you to my boss John.
あなたを私の上司のジョンに紹介したいです。

【例文】
Please let me introduce you to my boss John.
あなたを私の上司のジョンに紹介させてください。

【例文】
Please allow me to introduce you to my boss John.
あなたを私の上司のジョンに紹介させてください。

「あなたを~に紹介したい」という時には、上記のようにintroduce ~ to…「~を…に紹介する」を使うと便利です。

また、Let me~「私に~させてください」や、allow me to~「私に~させてください」のように、相手に許可を請う表現も覚えておくと良いでしょう。

紹介時によく使うフレーズ

続いて、人を紹介した後で使える便利なフレーズをご紹介します。

人を紹介するときはTPOに応じて表現を使い分けなくてはなりませんが、ここからは比較的フォーマル・カジュアル関係なく使うことができます。

【例文】
Have you two met before?
お二人は以前にお会いしたことはありますか?

【例文】
Do you know each other?
お互いのことご存知ですか?

【例文】
Is this the first time to meet each other?
お互いに会うのは初めてですか?

【例文】
He’s the one I’ve been telling you about.
彼があなたに話していた人です。

【例文】
She’s the one I’ve wanted to introduce to you.
彼女があなたに紹介したいと思っていた人です。

お互いの関係性を確認する際はeach other「お互いに」を押さえておけば文章も難しくありません。まずは1~3文目を使って、両者が初対面であることを確認しておきましょう。

4、5文目のoneは主語のHe(She)を指しており、直後のI’ve been telling you about「あなたに話していた人」、I’ve wanted to introduce to you「あなたに紹介したいと思っていた人」の関係代名詞になっています。

関係代名詞が苦手な方は、oneの直後にwhomを入れてあげると、少しニュアンスが取りやすくなるかもしれません。

紹介した人のことを説明する


続いて、紹介した人をさらに詳しく説明するときのフレーズをご紹介します。単純に「彼(彼女)は~さんです」だけでは素っ気ない印象を与えかねませんので、できるだけ多くの情報を追加してあげてください。

新入社員を紹介する時

【例文】
He is our new employee.
彼は新入社員です。

【例文】
He will take over a part of my job from now on.
彼は今後、私の仕事を引き継いでいきます。

新入社員を紹介する場合は、上記のような表現が便利。

「新入社員」と聞いてfreshmanを思い浮かべる方も多いかと思いますが、freshmanは「(大学や高校の)新入生」という意味で、「新入社員」という意味はありません。日本では新入社員も含めて「フレッシュマン」と広義で使われますが、英語では混同しないように気を付けてください。

新入社員は英語でnew employee「新しい社員」、new staff「新しいスタッフ」、new recruit「新しい人材」などと表現されます。もっとシンプルにHe’s new.
彼は新しい人です」だけで伝えても問題ありません。

プレゼンする人の紹介をする時

【例文】
He is my boss.
彼は私の上司です。

【例文】
He is from London.
彼はロンドン出身です。

【例文】
He is hard-working and reliable.
彼は勤勉で信頼のおけるな人です。

【例文】
His specialty is sales promotion.
彼はセールスプロモーション(販売促進)が得意です。

【例文】
He will be in charge of marketing.
彼はマーケティング担当となります。

【例文】
He would be working with us for this project.
彼はこのプロジェクトで働いてもらいます。

人を紹介するときは、自分自身との関係性、出身地や性格などを説明するのが一般的です。

特に紹介する人と紹介される人の共通点などを教えてあげると、二人の関係性も縮めることができます。出身地が近い、大学が同じ、趣味が似ているなど、何かしらの共通の話題をふってあげましょう。

具体的に仕事の内容を説明するときは、in charge of~「~担当」という表現が定番。ビジネス英会話でも頻出ですので、ぜひこの機会に覚えてください!

結婚式などで友人スピーチをする時

【例文】
He is kind and easy to get along with.
彼は親切で、とても付き合いやすい人柄です。

【例文】
He is a man who keeps his word.
彼は約束を守る男です。

【例文】
He helped me a lot through the career.
彼は仕事で私を大いに助けてくれました。

結婚式のスピーチで友人について言及するときには、当然その人を褒めるような内容でなくてはなりません。

ユニークを交えてネガティブな紹介をするのも良いですが、誤解を招かないためにも、英語に自信がない限りは避けた方が無難でしょう。他己紹介においては、紹介している人の会話力も見られているということを、忘れずに頭に入れておきましょう。

1文目のget along with~は「~と付き合う、上手くやる」、2番目のkeep one’s wordは「約束を守る」という意味で使われる頻出イディオムです。

英語で他己紹介するときの3つの注意点

最後に、英語で他己紹介をする際に気を付けるべきポイントを3つ解説します。日本人の感覚で進めると、英語では不自然になってしまう可能性もありますので、海外ならではのマナーを身に付けてください。

レディーファースト

日本人が海外で特に気を付けなくてはならないのが、「レディーファースト」の概念。特に欧米諸国では、職位に関係なく女性を優先するのが原則です。

例えば、自分よりはるかに年上の男性上司Johnと、自分と年齢が近い女性のMaryがいるとしましょう。

日本人の感覚からすると、まずはJohnにMaryを紹介するのが妥当ですが、これは欧米諸国ではNG。この場合は女性であるMaryにJohnを紹介するのが先となります。

名前を先に伝える

続いて、肩書きや専門よりも先に名前を伝えるということが挙げられます。

例えば、日本では「本日から営業を担当してもらう山田太郎さんです」のように、情報を名前よりも先にもって来るのが一般的かもしれません。

しかし、英語では何よりも名前が第一優先。まず名前を述べたうえで、その人の肩書きや職業などを説明していきます。

【例文】
This is John. John Brown. He is my boss and will be in charge of marketing of the project.
こちらはジョンです。ジョン・ブラウンです。彼は私の上司で、プロジェクトのマーケティングを担当する予定です。

例文のように、まずは下の名前だけを先に紹介し、続けてフルネームを伝えるのが一般的です。

日本人を外国人に紹介する際には、いきなり名前だけを言っても聞き取ってもらえないことが少なくありません。そのため、日本人の名前はスペル付きで紹介してあげると、外国人にとっても親切だと言えるしょう。

握手を交わしてもらう

海外では、性別や年齢に関係なく。初対面との人とは握手を交わすことが一般的です。

日本人同士では握手を交わす機会はほとんどありませんが、これは海外では当たり前のマナー。いつもの感覚でお辞儀だけで済ませてしまうと、不自然な印象を与えてしまう可能性も十分に考えられます。

他人を紹介する際には、両者が互いに握手を交わすのを待って話を進めていく気配りが重要です。わざわざ「握手をして」などと促す必要はありませんが、もし片方が日本人で握手を忘れている時には、そっと握手を促しても良いかもしれません。

まとめ

外国人は、日本人に比べると人間関係に対してとてもオープン。いわゆる「人見知り」タイプの人は少なく、初対面の人でもまるで数年来の友達のように気さくに話しかける人が少なくありません。

そのため、海外へ出張に出かけた時や、外国人が多いイベントなどに参加した時などは、人同士を繋ぎ合わせる機会が想像以上に多くなるものです。

そんな時に英語でサラっと上手な他己紹介ができれば、両者の人間関係がスムーズに進むだけでなく、ご自身の信頼も高めることができるでしょう。

英語で他己紹介を行う際は、英語フレーズを身につけるだけでなく、海外ならではのマナーに従うことがポイントです。

ぜひ紹介する順番や内容などに十分に気を配り、英語として不自然のない他己紹介を目指してくださいね!

ページ上部へ戻る