「何とかならないとき」もある!海外で英語ができずに困った場面とは

LCCの発展などにより、非常に身近な存在となった海外旅行。海外旅行に出かける日本人の数は年間約1900万人ほどと言われており、日本国民全体の1割から2割ほどが海外に渡航している計算になります。 しかし英語に自信がない方は

LCCの発展などにより、非常に身近な存在となった海外旅行。海外旅行に出かける日本人の数は年間約1900万人ほどと言われており、日本国民全体の1割から2割ほどが海外に渡航している計算になります。

しかし英語に自信がない方は、「英語が話せないのに海外旅行に行って大丈夫だろうか?」と不安に感じる方も少なくないでしょう。この記事ではそんな不安を解消すべく、英語ができないと困ってしまうシーンや、実際に使える便利な表現などをご紹介。ぜひ出発前に英語面の不安は取り除いて、気持ちよく出発しましょう!

英語が話せなくても何とかなる?

ハワイや韓国など、日本人観光客が多いところであれば英語ができなくても何とかなることもあります。現地の人も日本語をしゃべれる方が多く、海外に居ながらにして日本語だけでもなんとかなってしまうというのも事実かもしれません。

ただし、これは「誰かが何とかしてくれている」という状況であって、「英語ができなくても問題ない」ということではありません。自分の意思を英語で伝えられないと、場合によってはトラブルの原因になることもありますので、まずは「海外旅行に行く=英語は必須」ということを肝に銘じておきましょう。

英語ができないと困る場面

海外に到着すれば、当たり前ですが基本的に日本語は通じません。英語で最低限のコミュニケーションがとれないと、想定外のことが起こりうる可能性も十分に考えられます。ここでは代表的なシーンを、実際に使える表現も交えながら解説しますので、ぜひ不安なものは事前に覚えておきましょう。

入国審査

海外の空港に到着したら、まず最初に行うのが入国審査。パスポートを見せて終わりのケースがほとんどですが、場合によっては何かを質問されるケースも考えられます。簡単な質問ばかりではありますが、何も質問に答えられないと、最悪の場合入国を拒否なんてことにもなりかねません。

また、こうした入国審査周辺の場所では携帯電話などを使うことが厳しく制限されています。スマートフォンに便利なアプリなどを入れていても見ることはできませんので、自分の頭の中である程度は対応できるよう、最低限の準備をしておくことが大切です。

入国審査で使えるフレーズ

それでは実際に、入国審査でよく聞かれる質問と、その解答例をご紹介していきます。聞かれることはほぼ決まり切っているので、あらかじめ自分の中でも答えをイメージしておきましょう。

[st-kaiwa2 r]How long will you stay?
どのくらい滞在予定ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]For one week
一週間です。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]How many days are you going to stay?
何日間滞在予定ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]For 5 days.
5日間です。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]When are you leaving London?
いつロンドンを出発予定ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]On the 5th of May
5月5日です。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]Where are you staying?
どこに滞在予定ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]At Grand Hotel
グランドホテルです。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]What’s the purpose of your visit?
渡航の目的は何ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]Sightseeing
観光です。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]What’s your occupation?
職業は何ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]I’m an office worker
会社員です。[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa2 r]Do you have a return flight ticket?
帰りの航空券はお持ちですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa3]Yes, I do.
はい、持ってます。[/st-kaiwa3]

聞かれることは「期間」、「滞在先」、「渡航の目的」がほとんどです。入国シートに記入する内容と重複しますが、念のため答えられるように練習はしておきましょう。また、帰りのチケットは提示を求められることも珍しくないので、事前にプリントアウトしておくか、すぐに提示できる状態にしておくことがおすすめです。

交通機関

空港に到着したら、市内までバスやタクシーなどを利用する方も多いでしょう。特にタクシーは目的地までダイレクトに連れていってくれるので非常に便利ですが、一方で行先や道のりを上手に伝えられないとトラブルになるリスクも考えられます。実際に遠回りをしたり、高額を上乗せされてしまうなんてことも考えられますので、行先などを正確に伝える英語力は必要不可欠です。

交通機関で使えるフレーズ

それでは実際に、タクシーなどの交通機関で使うことのできる便利な表現をご紹介していきます。行先や道のりなどを出発前に念入りに伝えておくことで、安心してタクシーに乗ることができます。

[st-kaiwa1]Can you take me to the Grand Hotel?
グランドホテルまでお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]Can you please start (turn on) the meter?
メーターをつけてもらえますか?[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1]Can you put our luggage in the trunk?
トランクに荷物を乗せていただけますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]How long does it take to get there?
どれくらいで到着しますか?[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1]How much will it be?
いくら位になりますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa3]Can you drop me here?
ここで下ろしてもらえますか?[/st-kaiwa3]
[st-kaiwa1]Keep the change.
お釣りはどうぞ[/st-kaiwa1]

欧米諸国の多くにはチップの習慣があり、タクシーでも細かいお釣りはチップとしてドライバーにあげるのが一般的。お釣りの一部をチップとして挙げたいときは、2 dollars for you「2ドルはあなたに上げます」と一言添えれば、指定の額をチップとして渡すことができます。

また、メーターが回ってないことで法外な金額を請求されるなんてトラブルも良くありますので、出発したら必ずメーターが通常通り作動しているかを確認することも忘れてはいけません。あまりにもメーターの上がり方が速かったり、深夜料金のメーターに設定されていることも考えられなくはないので、その際には後々トラブルにならないよう早めに指摘しておくことがポイントです。

レストラン

続いてご紹介するのは、レストランなどで食事をする際に用いる表現。国やレストランによっても異なりますが、場合によっては「焼き方」や「ソース」など、注文内容を細かく聞かれることもあります。

また、飲食店はクレジットカード使用不可の所もあれば、特定のクレジットカードなら使用可能という場所もあります。同じくレシートや明細が欲しい場合もその旨を伝える必要がありますので、不安な方は事前に確認しておくことをおすすめします。

レストランで使えるフレーズ

それでは実際に、飲食店で聞かれることのある質問や答え方をご紹介していきます。行こうと考えているレストランがあれば、そのシーンを想定しながら学んでいきましょう。

[st-kaiwa2 r]Do you have a reservation?
ご予約はございますか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]No, we don’t.
いいえ、ありません。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]How many?
何名様ですか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]We are two.
2名です。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]Do you smoke?
タバコは吸いますか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]No, we don’t.
いいえ、吸いません。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can we have a table by the window?
窓際の席をお願いできますか? [/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can I have the menu, please?
メニューをもらえますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can I have a glass of beer?
ビールを一杯いただけますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]What do you recommend?
おすすめは何ですか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can you please make it without shrimp?
その料理をエビ抜きで作ってもらえますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa2 r]How would you like your steak?
ステーキ(の焼き加減)はいかがなさいますか?[/st-kaiwa2]
[st-kaiwa1]Rare, please.
レアでお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1] Medium, please.
メディアムでお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1] Well-done, please.
ウェルダンでお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]That’s it for now.
とりあえずそれでお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]May I have the check (bill), please?
お会計をお願いします。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Do you accept credit card?
クレジットカードは使えますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Do you take VISA card?
VISAを使うことはできますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can I get a receipt?
レシートをもらえますか?[/st-kaiwa1]

聞かれる内容は「人数」、「禁煙、喫煙」、「焼き加減」などが一般的。クレジットカードが使えるかどうかを質問する場合には、acceptやtakeといった動詞を用いるのが一般的です。ちなみに日本で「すみません」と大声で定員を呼ぶこともありますが、特に欧米諸国では「Excuse me」と大声で呼ぶのはマナー違反とされています。ついつい日本の感覚でやってしまいがちですが、店員さんが来てくれるまで気長に待ちましょう。

ショッピングのお店

最後にご紹介するのは、街中の洋服屋やお土産屋などでショッピングをする際に使える英語表現。特に海外の洋服屋では店員さんが話しかけてくることが一般的ですので、いきなり話しかけてあたふたしないよう最低限の表現を覚えておくと便利です。

ショッピングで使えるフレーズ

それでは具体的に、ショッピングで使うことのできる便利な表現をご紹介していきます。支払い関連の表現は、レストランとも共通しているので、レストランの内容でご紹介した表現も併せて確認しましょう。

[st-kaiwa1]I’m just looking.
見ているだけです。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]I’m looking for~
私は~を探しています。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Can I try this on?
これを試着しても良いですか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Do you have a smaller one?
これより小さいのはありますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Do you have a red one?
赤いのはありますか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]I’ll take this.
これを買います。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]I’ll pay in cash
現金で支払います。[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa1]Is this on sale?
これはセール品ですか?[/st-kaiwa1]

ショッピングの場合、お店に入るとCan I help you?「お手伝いしますか?」と聞かれるのが一般的です。もし何かお目当ての商品があればここで直接説明したり、画像などを用意して店員さんに伝えたりすることもできます。特にお目当ての商品はなく、ただ商品を見てみたいというケースが多いかと思いますので、その際にはI’m just looking「見ているだけです」と伝えましょう。

また、大型のスーパーやデパートなどでは問題ありませんが、小さな個人経営のお店などでは出る際に一言Thank youと添えるのがマナー。店員さんが話しかけてくれたのに何も言わずに出てしまうと印象も悪いので、買い物が無くても出る際には感謝の意を伝えるようにしましょう。

スムーズでなくとも基本の会話は押さえておこう

近年は電子辞書や翻訳アプリなどもたくさん出ており、そうした便利な機能をフル活用して海外旅行を切り抜けることも可能になりましたが、これで全てが解決するというわけではありません。スムーズにコミュニケーションが取れないと、それによってトラブルに巻き込まれてしまうなんてことも考えられなくはないので、知らない土地であるからこそ自分の身を守る手段として最低限の英語を覚えておくことは重要です。

また、英語を話せないことで現地の人や他の観光客に迷惑をかけてしまう可能性があるのも事実です。相手の国や人々に対するリスペクトを忘れることなく、日本人として「迷惑な観光客」というレッテルを張られないように十分注意しましょう!

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