英語メールでお礼を言う際に使えるフレーズ26【シチュエーション別】

海外の人との普段のやり取りは、今や国際電話ではなく、メールが主流です。ただ、問い合わせや発注などビジネス上の基本的な定型文は書けても、「ありがとう」の気持ちを伝える「お礼」表現については、「Thank you.」レベルしか知らないという人もいるのではないでしょうか。
この際、取引先との打ち合わせ後や、上司から指導を受けたり同僚からフォローしてもらったりしたときなどに使える、さまざまなお礼表現を覚えておきましょう。この記事では、英語でお礼のメールを送るときのポイントや、シチュエーション別のお礼表現をご紹介します。

英語でお礼のメールを送るときのポイント

お礼メールを書く際は、丁寧さはもちろん、わかりやすさにも気を配って文章を作成することが大切です。初めに、英語でお礼を伝える際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

メール作成時の注意点

まず、文面をフォーマルにするか、カジュアルにするかを判断します。仕事上もプライベートもなじみが薄い相手に対しては、なるべくフォーマルな表現にしましょう。一方、気心の知れた相手には、堅い文面を送ると距離を置いているように取られてしまうおそれがあるので、適度に親しみを込めた表現にすることが大切です。

フォーマルなメールでカジュアルすぎる「thanks」はNGですが、「thank you」でも少々カジュアルな印象になります。フォーマルさを出すには、「I (We) thank you for ~」と、きちんと主語を入れると良いでしょう。そのほか、「thank」の代わりに「be grateful to A for B(B〈案件など〉のことでA〈人〉に感謝する)」や「appreciate(~をありがたく思う、感謝する)」、「owe A to B(A(成果など)のことはBのおかげだ)」などを使うと丁寧な印象になります。

わかりやすくタイトルを付ける

「Thank you」は、本文で使うとややカジュアルな印象を与えますが、タイトルではよく使われます。お礼メールであることが一目で簡潔に伝えられるためです。また、「:(コロン)」を使うと区切りがはっきりし、見た目もすっきりするので目的を明瞭に伝えやすくなります。強調したい要件については大文字で表記する場合もあります。しかし、件名すべてを大文字にするのは、文字の主張が強くなり、叫んでいる印象を与えてしまうおそれがあるため、避けたほうが良いでしょう。
そのほか、タイトルが短すぎるとスパムメールに間違われるケースもあります。「適度な長さで内容がすぐ伝わる」ことを意識して件名を作成しましょう。

【例】
Thank you for your invitation
(ご招待ありがとうございます/ました)

会合や会食など、招待をいただいた際の件名です。出席する前か後かは問わず、使うことが可能です。

Thank you: your reservation request
(ご予約ありがとうございます)

ホテルやレストランなどで顧客からの予約を受け付けたことを伝える件名です。お礼と、予約を受診していることが端的に一目で分かります。

Quick thank you: meeting invitation
(取り急ぎ会合(会議)へのお招きのお礼まで)

会議や商談の日取りが確定した後など、取り急ぎ確認連絡とお礼を伝えたいときに使える件名です。相手は「Quick」という単語から簡潔な内容のメールであることを予想できます。

相手に会った後に送るお礼のメール文例集

ここからは、シチュエーション別にお礼メールに使うフレーズをご紹介します。まずは、ミーティングなどで相手に会った後に送るお礼の表現です。

会議の後のお礼

1)(We) thank you for inviting us to today’s meeting.
(本日はミーティングへのお招き、ありがとうございました)
2)We are sincerely grateful for your attending our meeting.
(当社のミーティングにご出席くださり、誠にありがとうございました)

「1」は先方が会合に招いてくれた場合、「2」が自社の会合に出席してくれたことにお礼をする例文です。電話会議の場合は「meeting」を「teleconference」に言い換えましょう。
フォーマルなシーンでは、「thank」よりも「appreciate」や「be grateful」を使うようにしましょう。また、「truly(本当に)」「deeply(深く)」「sincerely(誠実に)」などの副詞を使うとvery muchより「心から」のニュアンスが強まります。

会食後のお礼

1)Thank you so much for inviting us to the lunch/dinner. It was truly a valuable opportunity for us.
(昼食/夕食にお招きいただき、誠にありがとうございました。とても有意義な時間を過ごさせていただきました)
2)We deeply appreciate your joining us and valuable time at the lunch.
(お忙しいなか、昼食にお付き合いくださり、心よりお礼申し上げます)

「1」は会食に招かれたときのお礼です。「valuable」は、心情に応じて「enjoyable(楽しい)」や「informative(勉強になった)」などに言い換えられます。「2」は主催者側が参加者に対し、「ご足労いただき」という気持ちを込めて使う表現です。

面接へのお礼

Thank you very much for your spending busy time to see/interview me.
(お忙しいなか面接していただき誠にありがたく存じます)

先方がこちらの頼みごとや求職に時間を割いて会ってくれたことに対するお礼です。「busy(忙しい)」の代わりに「precious(貴重な)」を使ってもOKです。

(I would like to) thank you in advance for your consideration.
(前もってご検討いただけますと幸いです)

頼みごとを前向きに検討してもらうためのやんわりとした「ひと押し」です。「in advance(前もって)」は、結果はともかく、検討してほしいときによく使われます。

出張でお世話になった相手へのお礼

1)Thank you for everything in my business trip.(出張中は何かとお世話になりました)
2)I am so grateful for your guiding my visits in my business trip.
(出張の際は訪問先までご案内いただき、とても感謝しています)

いずれも出張先のホテル予約や訪問先の手配などをしてくれた相手に送るお礼の文章です。例えば、出張から帰国後、支社の同僚に対して使用するシーンが想定できます。
「1」で使われる「everything」は、漠然と「いろいろと」いう意味になるので、代わりに「taking much care of me(面倒を見てくださったこと)」としても良いでしょう。
「2」は、より具体的で、訪問先に案内してもらった場合です。出張であることは互いにわかっているので、businessを省略して「trip」としても構いません。

指導やアドバイスへのお礼を伝えるメール文例集

ビジネスでは、社内外で指導やフィードバックを受けるシーンがあります。そこで、上司や先輩、取引先などからのアドバイスに対するお礼のフレーズを覚えておきましょう。

上司からの指導へのお礼

I appreciate your kind advice.(ご親切なアドバイスをありがとうございます)
Thank you for showing me your helpful point of view.
(有益な見方を教えてくださりありがとうございます)

どちらも上司や同僚から指導やフォローをしてもらったときのお礼です。「kind advice」を「hearty counseling(親身な相談)」にしても良いでしょう。シチュエーションに合わせて以下の単語を参考にアレンジしてみてください。

「good/ kind/ strict(良い/ 親切な/ 厳しい)」
「suggestion/ guidance/ instruction/ feedback(示唆/ 指導・助言/ 指示/ フィードバック)」

勉強会の講師へのお礼

Thank you for your lecturing at the workshop, which was very fruitful.
(勉強会で講義してくださりありがとうございます。とても有益な時間でした)
I appreciate your lecture at the study session which gave me a big incentive.
(先生のご講義のおかげで、とてもやる気が湧いてきました)

いずれも勉強会で講義してくれたことに対するお礼です。自分がどう影響を受けたかを伝えると、感謝の気持ちが一層強く伝わるでしょう。「勉強会」は、「study meeting」や「training session」にも言い換えられます。

取引先からのアドバイスへのお礼

We don’t know how to thank you for your accurate suggestions.
(的確なご指摘をいただき、何とお礼を申し上げてよいかわかりません)
We sincerely appreciate your pointing out the issue from your very professional viewpoint.
(御社ならではの専門的視点からこの問題をご指摘くださり、誠にありがとうございます)

いずれも取引先からアドバイスや指摘を受けたときのお礼です。
クレームの場合は、まず以下のように陳謝した上で、お礼を付け加えましょう。

We sincerely apologize for this and inconvenience we have caused.
(本件に伴うご不便に対し、心よりお詫び申し上げます)

メールのやりとりでよく使われるお礼の文例集

通常のメールのやり取りでもお礼をする局面はたくさんあります。返信に対するお礼や、依頼を承諾されたときの表現など、シチュエーション別に見ていきましょう。

メールの返事へのお礼

Thank you for your quick reply.(早速のご返信ありがとうございます)
We appreciate your kind reply.(ご親切なお返事に感謝いたします)

上記の例文はいずれも先方からのメールの返事に対するお礼です。状況に合わせ、「reply」の前の形容詞を「warm(暖かい)」「detailed(詳細な)」「positive(前向きな)」などに置き換えると良いでしょう。特に思いつかないときは、「わざわざお返事くださって」のニュアンスが含まれる「kind」が有用です。

感謝を伝える以外に用件があると良いですが、特にない場合、お礼のみで終わってしまうのも味気ないので、以下を参考に追記してみてください。

We are now proactively addressing this project.
(現在、このプロジェクトに鋭意取り組んでいます)
We will come/get back to you in case of any problems.
(何か問題が生じた場合はまたお知らせします)

これから協力いただく相手に事前にお礼を伝えるフレーズ

Thank you for your understanding.(ご理解賜りありがとうございます)
We appreciate your cooperation in advance.(ご協力に前もって感謝いたします)

これらは、すでに先方が依頼に承諾してくれており、結果がまだ出ていないときに使う感謝のフレーズです。「understanding」の代わりに「consideration(考慮/検討)」もよく使われます。

締めに、あらためてお礼をするときに使えるフレーズ

1)(Let me) thank you again for your help.(お力添えに、重ねて感謝いたします)
2) May I again tender my cordial thanks.(あらためまして心より御礼申し上げます)

冒頭にお礼を伝えた後にほかの用件を記載し、再度お礼で締めくくりたいときは「1」の表現を使います。「help」は、状況に応じて「support(支援)」、「kindness(親切な行為)」、「consideration(配慮)」「cooperation(協力)」などにも言い換えましょう。「2」の文は少し古風ですが、読み手に上品な印象を与えます。「may」から始まりますが、疑問文ではなく、肯定文として使われます。

お礼の表現をストックし、状況に応じて感謝を表そう

お礼のメールを送るときは、フォーマルかカジュアルかを判断し、状況に応じたフレーズを使い分けましょう。また、感謝の度合いにも注目すると、表現を選びやすくなります。取引先と打ち合わせ後に、時間をもらったことに対してお礼を伝えたいときと、上司から参考になるアドバイスをもらってお礼をするときでは、感謝の深さは異なるでしょう。シチュエーションに応じたフレーズをストックし、メールで適切にお礼の気持ちを伝えましょう。

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