ビジネス英単語厳選18|ビジネスシーンで恥をかかない表現と注意点

フォーマルな場面で使用されるビジネス英単語は、日常会話で使用される英単語よりも丁寧なものが選択されます。例えば、ビジネスの場で「ありがとうございます」と言う場合、日常的に使われる「Thank you.」よりも、「appreciate」を用いて「I appreciate it.(感謝します)」とするほうが好まれます。ビジネスシーンに適した英語表現を磨くことで、上司や取引先とのコミュニケーションをスムーズにしましょう。 この記事では、会議や商談などでよく使われるビジネス英単語を例文付きでご紹介します。

ビジネスでよく使われる基本英単語10選

類似した意味でも、ビジネスの場に適した英単語とそうでないものがあります。まずは商品の供給やお金の支払いなど、日常の業務で多用される英単語を見ていきましょう。

日常的に使う英単語

provide「提供する」

Our company provides customers with quality service.
(我々の会社は顧客に良質なサービスを提供している)

「provide」は、単に物を与えることを意味する「give」とは違い、事前に準備した物を渡すというニュアンスを含んでいます。使い方は2通りあり、1つは「provide 人 with 目的物」という形で、もう1つは「provide 目的物 for 人」という形です。

inform「知らせる/伝える」

I informed the company of the ship’s safe arrival.
(私は会社に船が無事に到着したことを知らせた)

「inform」は、「know(知る)」よりも「tell(伝える)」に近く、「○○がこう言っていた」のように、情報の伝言や報告を行う際に使用される単語です。「inform 人 of 伝達内容」という形で表します。「~と言われた/報告を受けた」と言いたいときは、受動態で「I was informed that~」のように、thatで伝達内容を文としてつなげることも可能です。

improve「改善する/向上させる」

We improved sales of this product.(私たちは、この商品の売り上げを伸ばした)

「improve」は物の性質や人の技能など、機能や能力を向上させるときに使います。この単語は他動詞でも自動詞でも活用できるため、「私の英語が良くなった」と言うときは、「I improved my English.」と「My English has improved.」のどちらを用いてもOKです。

distribute「配布する」

I’ll distribute the materials used in the other day’s meeting to you.
(皆さんに先日の会議で使われた資料を配布します)

「distribute」は、文書の配布やリソースの配分に関する話題などで使用でき、「distribute 配布物 to 人」という形で表します。また、似た表現の「hand out(配布する)」や「hand in(提出する)」というフレーズでも代用可です。

purchase「購入する/購入(の)」

We make a purchase once every 2~3 months.
(弊社は2~3カ月に一度の頻度で買い付けをします)

I’ll purchase it just in case.
(念のために購入します)

「purchase」は商品や契約物を買うことを意味しますが、「buy」よりも契約に則った正式な購入であるというニュアンスが含まれます。「購買力」は「purchasing power」と表されます。

お金に関する英単語

capital「資本(金)」

We have enough capital to build a new office.
(新しい事務所を建てるのに十分な資本はある)

「capital」には、「資本(金)」のほかに「首都」や「大文字」という意味があり、文脈から判別することが大切です。「the capital of Japan(日本の首都)」のように地名とセットで使われたら「首都」、「Please write down your family name in capital.(名字は大文字で書いてください)」というときは「大文字」など、状況に合わせて考える必要があります。

decrease「減る/減らす/減少」

I would like to decrease extreme risks in a new project.
(新プロジェクトでのリスクは極力減らしたいのですが)

「decrease」は数値や技能の減少を意味する単語です。自動詞でも他動詞でも使えるので、「~を減らす」でも「~が減る」でも同じように対応できます。

invest「投資する」

Our company will invest capital in overseas enterprise in the future.
(我が社は将来的に海外企業へ投資していきます)

「invest」は、「capital」と合わせて使われることが多い単語です。その際は「invest capital in ◯◯」とし、○○には投資する分野を加えます。

pay「支払う」

I will have to pay money for those airplane tickets by tomorrow.
(明日までにその航空券の支払いをしなければならないんだ)

「pay」は、払い込みや振り込みの場面でよく使われます。一般的には「pay money for○◯」で表現しますが、「pay for ◯◯ in cash(現金で支払う)」や「pay for ◯◯ in advance(先払いする)」というフレーズも使用可能です。

remuneration「報酬」

I’d like to confirm in regards to that remuneration.
(その報酬に関して確認したいのですが)

「remuneration」は、「salary(給与)」や「wage(賃金)」のような会社内で与えられる報酬の意味に加え、給与外の謝礼や礼金という意味での報酬を指す際にも用いられます。そのため、「remuneration contingent on success(成功報酬)」という表現もあります。

プロジェクトを進める際によく使われるビジネス英単語

ビジネスでは、チームや取引先とプロジェクトを進行させることがよくあります。ここでは、打ち合わせで頻出する英単語と、相手に確認や履行、納得をさせるときに使われる英単語に分けてご紹介します。

打ち合わせで頻出する英単語

offer「申し出/提案」

We would like to formally offer you a job.
(我々としては、あなたに正式に仕事をお願いしたいのですが)

「offer」には、「提供する/差し出す」という意味があります。シーンとしてはダイレクトリクルーティングや商品購入の申し込みなど、こちら側から能動的に相手に働きかけたいときや、好意からおすすめしたい場合によく使われる単語です。

encourage「促す/奨励する」

Our company encourages its employee to leave the office at the usual time.
(私たちの会社は社員に定時に退社するよう促している)

「encourage」は、強制はしないものの、相手に行動を促す際によく使用される単語です。その使い方は、「encourage 相手 to 動詞の原形」と、不定詞をフレーズの中に盛り込みます。

approve「承認する」

We approve of the proposal of new products in the meeting.
(私たちは会議で新商品の提案を承認した)

「approve」は、フォーマルな形で意見が一致した際に使われます。自動詞の意味で使われるため、「approve of 提案」と、前置詞を入れることを忘れないようにしましょう。approveには前置詞を付けない他動詞の意味もありますが、主に他動詞は公的な承認の際に使われることが多いので、ビジネスで承認を判断する場合は「of」を加えることが一般的です。

agree「賛成する/合意する」

I agree with your idea.(あなたの考えには賛成です)

賛成の意を示すときは「agree with~」で、反対なら「don’t agree with~/disagree with~」と言います。また、契約締結の場面で相手の条件に合わせる際には、「agree on~(合意する)」という表現もあります。

be with/for~「~に賛成する」

I am with him on this issue.(この問題においては彼に賛成する)

be動詞に前置詞を加えるだけで自分の立場を示すことができるフレーズです。賛成を示すときは「be with/for~」という2通りの前置詞を使い、反対の場合は「be against~」と表現します。

reject「断る/拒否する」

We reject this research on basis of insufficient data.
(データ不足のため、調査を却下します)

「reject」は、人に対してはあまり使用されないほど拒絶の度合いが強い単語です。そのため、フォーマルな会議や書面通知などの重々しい決定がある際に用いられます。

cancel「中止する/取り消す」

We would like to cancel this contract.(私たちはこの契約を取り消したい)

「cancel」は、一度有効になった契約や予約、約束事を撤回する際に用いられる単語です。意味が似た表現に「postpone/put off(延期する)」という単語がありますが、それぞれの状況に応じて使い分けられるようにしましょう。

確認や履行、納得をさせるときに使うビジネス英単語

confirm「確認する/裏付ける」

I would like you to confirm this project.(この企画について確認をいただきたいのですが)

「confirm」は、「check(検査する/確認する)」とは少し異なり、内容やデータの正誤を判別し、確認した事項に間違いがないことを承認するニュアンスを含みます。最終確認をして、物事を確定させたいときに使うと良いでしょう。

complete「完成させる/履行する/記入する」

Please complete an application form.(申込用紙に記入をお願いします)

「complete」は本来、あるものを「完成させる」という意味です。派生して、「complete the contract(契約を履行する)」のように、求められている行為を最後までやり遂げるという意味合いで用いられます。

convince「納得させる」

We have to convince our sponsors to invest capital in our projects.
(私たちは自分たちのスポンサーに、事業に出資してもらうことを納得させなければならない)

他動詞である「convince」は、人に何かを納得させたいときに「convince+人+to+動詞の原形」としたり、「to~」をthat節に変えたりして使います。自分が納得したことを伝える場合は、受動態で「be convinced of/that~」と表現します。

ビジネスシーンで注意したい英単語

日常的に使われる英単語とビジネス英単語の意味の違いに着目してみましょう。日本語のイメージと異なる英単語と、ビジネスシーンで言い換えたほうが良い英単語に分けてご紹介します。

日本語のイメージと異なる英単語

address

日本で「アドレス」というと「住所」をイメージしがちです。しかし「address」には動詞があり、「話しかける」や「熱心に取りかかる(取りかからせる)」といった別の意味があります。

She addressed herself to the chairperson.(彼女は議長に話しかけた)

I have to address myself to the task at hand.
(私は抱えている仕事に本気で取り組まなければならない)

charge

ビジネスで使われる「charge」には主に2つの意味があります。1つは「代金を請求する」、もう一つは「担当者/責任者」です。

The store doesn’t charge us for delivery of purchases over $50.
(その店は50ドル以上の買い物の配送料は請求しない)

He is in charge of this project.(彼がこのプロジェクトの責任者だ)

service

英語の「service」には、「アフターサービス/保守点検」という意味もあります。そのため、「service」を動詞で使えば、「修理する/点検する」という意味にもなります。

We are to service our trucks everyday.
(私たちは自分のトラックを毎日点検することになっている)

project

「project」は、名詞の「計画、企画」のほか、「企画する/見積もる/予想する」という意味があります。これからプロジェクトを進めるという際に幅広く使える単語です。

We project that our sales will be better next term.
(来季の売り上げは良くなるだろうと予想している)

ビジネスシーンでは言い換えたほうが良い英単語

fine

「I’m fine.(元気です)」など、日常会話でおなじみの「fine」ですが、ビジネスシーンで「You look fine.(元気そうだね)」と言うと、あまり好意的には受け取られません。というのも、「fine」には「元気」というより「悪くない/大丈夫/ぼちぼち」という微妙な意味合いが含まれるからです。良いか悪いかはっきりさせるためにも、「very good」や「great」を使うと良いでしょう。

hospital

「hospital」は、さまざまな診療科を抱える総合病院がイメージされます。そのため、軽度の傷や風邪の際に使うと、大げさに心配されてしまう可能性があります。少し風邪をひいたときには「I will go to see a doctor.(医者に診てもらってくるよ)」と表現すると良いでしょう。

bad

体調が悪いときには、「I’m bad./ I feel bad.(気分が良くないんだ)」と言えますが、何が悪いのか相手に伝わりにくい点が問題です。したがって体調がすぐれないと伝えたい際には、「I have a slight fever.(微熱があるみたい)」や「I feel dizzy.(目まいがする)」「I have a headache/stomachache.(胃が痛い/腹が痛い)」などのように具体的な症状を伝えるようにしましょう。

wrong

ビジネス英語全般に言えることですが、直接的な否定表現を使うのではなく、婉曲的な表現を用いることで相手の心証をなるべく悪化させないような配慮が大切です。そのため、相手の誤りを正したいときは、「You’re wrong.(君は間違ってるよ)」とストレートに伝えるよりも、「It isn’t quite right.(それは少し違うのではないでしょうか)」のように婉曲的に伝えると、今後のコミュニケーションにも影響が少なくて済むでしょう。

ビジネス英単語を覚えて、外国人との意思疎通をスムーズに

社内の会議や取引先との商談など、ビジネスで英語を使うシチュエーションはある程度、想定できます。そのため、仕事中に頻出する英単語や表現を覚えることで、初心者でもビジネス英語に対応することは十分可能です。日常的に使われる英単語でもビジネスシーンではそぐわなかったり、カタカナ英語の意味と本来の意味に大きな差があったりするという点も意識して、学習を進めてみましょう。少しずつビジネスシーンにふさわしい表現力が身に付いてくることを実感できるはずです。

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