「10時5分前」って英語で何て言う?英語の時間表現をマスターしよう!

英語で時間を表すとき、正確に表現することができますか?時間の表現には「〇時」や「〇時〇分」だけではなく、「〇時〇分前」や「〇時ちょうど」など様々な表現があります。そんな中でも特に日常会話で使う表現について解説をしていきます!

時間表現は中学英語で学ぶとても基本的な表現です。

しかし「〇時です」とシンプルに回答する事ができても、「〇時〇分」という表現はうまくできなかったり、案外曖昧に理解している人が多い表現だったりします。

更に同じ時間を示す場合でもその表現は1つではなく、日常会話で出てくると混乱をしてしまうことも結構あるようです。

時間は会話の中でもとても重要な情報なので、正確に表現ができるようにしていきたいですよね。
今回はそんな時間の基本的な表現、よく使う表現について解説していきます!

英語の時間表記

「時」「分」「秒」を英語で何と言う?

まずは基本中の基本として、「時」「分」「秒」それぞれの読み方を知っておきましょう。

hour
minute
second

【例文】
The average time for a full marathon is 4 hours 36 minutes 49 seconds.
フルマラソンの平均タイムは4時間36分49秒です。

英語圏は24時間表記は使わない

アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどの英語圏では24時間表記を使うことはなく、午前と午後を使って12時間表記で表します

これは日常、ビジネス上でも共通です。

午前と午後を表す場合の「AM」と「PM」にはいくつかの表記パターンがありますので覚えておきましょう。

小文字・ピリオド有a.m. / p.m.11:00 a.m.(午前11時)
大文字・ピリオド有A.M / P.M.5:00 P.M.(午後5時)
大文字・ピリオド有AM / PM7:00 AM(午前7時)

「morning」「afternoon」「evening」を使った表現

AMやPMの代わりに「morning」「afternoon」「evening」を使って表現することもあります

morning日の出から正午までの時間帯8:00 in the morning(朝8時)
afternoon正午から日没までの時間帯1:00 in the afternoon(昼1時)
evening日没から寝る時間まで7:00 in the evening(夜7時)

「morning」は厳密には深夜12時~正午までを指していますが、通念上午前中の明るいうちを指すのが自然な表現と言えるでしょう。

また、12時間表記の場合、「正午を示す昼12時」と「日付が変わる深夜12時」は下記のように表記することもできます。

正午12時12 noon
深夜12時12 midnight

この二つの時間を午前午後表記にすると誤解を招く場合があるので、上記のような表現をすると良いでしょう。

この二つの表現は数字を省略して「noon」「midnight」と表記しても問題ありません。

「時」の表記

「時」の表記をする場合の基本ルールは

数字 +  o’clock

で表現する事ができます。

【例文】
We breakfast at seven o’clock.
私たちは朝食を7時に食べます。

数字の部分は英単語、アラビア数字(0や7など)のどちらで表記しても大丈夫です。

〇時「ちょうど」を強調する時

「〇時ちょうど」と時間きっかり、正確であることを強調したい場合は、以下のような表現を使うと良いでしょう。

exactlyIt’s exactly one (o’clock).
on the dotIt’s one (o’clock) on the dot.
sharpIt’s one (o’clock) sharp.

〇時「くらい」など大体の時間を指すとき

比較的アバウトな時間で伝えたい場合は、以下のような表現を覚えておきましょう。

aboutIt’s about one (o’clock).
aroundIt’s around one (o’clock).

どちらも同じ意味で使う事ができますが、aboutが前後5分程度なのに対し、aroundは前後10分程度と若干時間幅がおおざっぱなイメージです。

この時間幅は人によって感覚が異なるので、一概に時間幅を正確にいうことはできませんが、aroundの方がやや幅が広いという違いを理解しておけば問題ありません。

また、アメリカではaroundを使うことが多く、イギリスではaboutの方が良く使われるという違いもあります。

「:」を使った書き方

時間を表記する場合、「:」を使った表記も一般的です。
表記の仕方はデジタル時計と同じなので、説明する必要はないと思いますが、12時間表記なので、午前と午後をはっきりさせるためにも「a.m./p.m.」をつけるようにしましょう。

「:」を使った場合でも読み方に違いはなく、

午後5時 ⇒ 5:00 p.m. ⇒ five o’clock p.m.

と読みます。

〇〇時〇〇分の表現

では、次に詳細に「分」までを含めた表現について説明していきます。

表記の仕方には2種類あり、「時間を先に読む」場合と「分を先に読む」場合がありますので、一つずつ解説していきます。

時間を先に読む場合

「時間を先に読む」場合が最も一般的な読み方で、読み方はシンプルです。

時間 + 

の順番に数字をそのまま読み上げます。

【例文】
It’s two fifteen.
2時15分です。

It’s five thitty-five.
5時35分です。

ただし、分が「ひと桁」の場合は、10の位を「o(オー)」と読むようにします。

【例文】
It’s three o-five.
3時5分です。

12時間表記なので、文脈上「午前」「午後」をつける場合は従来通り「a.m./p.m.」や「in the morning」などを付けると良いでしょう。

【例文】
It’s three o-five in the afternoon.
お昼の3時5分です。

分を先に読む場合

英語の時間表現には「分を先に読む」パターンもあり、イギリスではこちらの読み方がよく使われます。

分を先に読む場合は「past」「till(to)」「half」「quarter」を使って読みます。
それぞれ解説していきます。

past / till(to)

「past」と「till(to)」は〇時を起点にして、「〇〇分過ぎている」「~まで〇〇分」というイメージで表現します。

【例文】
It’s twenty past five.
5時20分です(5時を20分過ぎています)。

【例文】
It’s ten till(to) five.
4時50分です(5時まで10分です)。

「till(to)」の表現は、5時10分前(4時50分)という説明をするときなどに使えるので是非覚えておきましょう。

【例文】
Come to my house at five till six.
6時5分前(5時55分)にうちに来てね!

この表現を使う場合、「半」を起点に、近いほうの「時」で使う表現を変えます
前半が「past」、後半を「till(to)」で使い分けるようにしましょう。

(図)

そしてこの「past」「till(to)」と同じ用法で「after」「before」という表現も使われますので、合わせて覚えておくと良いですよ!

一瞬複雑に感じるかもしれませんが、時計の針をイメージすると分かりやすくなります。

half/quarter

次に「half」「quarter」を使った表現です。
「half」は1/2、「quarter」は1/4という意味ですが、時間で言えば「30分」「15分」となりますよね。

この表現を使って、先ほどの「past」「till(to)」と組み合わせて時間を表現すると以下のように表現できます。

2時半half past two
2時15分quarter past two
1時45分quarter till(to) two

時間に関する様々な表現

時間を聞く時

【例文】
What time is it?
今何時ですか?

【例文】
Do you have the time?
今何時ですか?

【例文】
Do you know what time it is?
今何時でしょうか?

時間を聞く時の表現として、「What time is it?」はよく知っていると思いますが、この表現はややぶっきらぼうな印象を与えることがあります。

人に時間を聞く際は「Do you have the time?」や「Do you know what time it is?」で聞くほうが無難です。

「~時過ぎ」「~時前」

時間が「ちょっとだけ過ぎた」「ちょっとだけ前」と表現したい場合は、「little」という単語を使って表現することができます。

【例文】
I woke up a little past eight in the morning.
朝8時過ぎに起きました。

【例文】
I went out a little before five o’clock.
5時少し前に家を出ました。

「~時頃」

前半で「~時頃」の表現として「about」「around」について紹介いたしました。
それぞれ時間帯の幅によって使い分けますが、より時間に対して正確性を持たせたい場合は「approximately」という表現を使います。

「approximately」は「おおよそ、約」という意味を持っていますが、その誤差はだいたい1分程度だと理解すると良いでしょう。

日常会話に使うには堅い印象なのであまり使いませんが、ニュースやビジネスシーンで使われることが多いので、合わせて覚えておくと区別がついてより理解が深まります!

【例文】
The meeting will be held at approximately 3 p.m.
ミーティングは3時頃に開催されます。

まとめ

いかがでしたか?
時間の表現は日常的によく使われ、時刻を指すだけでなく待ち合わせなどの予定を伝えたり、使い方も多岐に渡ります。

会話の中で「あれ…この表現ってどういえばいいんだろう…」という時に遭遇しやすいので、時間表現を理解しておくことは日常会話で絶対に役立つことでしょう。

今回は時間の基本的な表現、よく使われる表現をピックアップしてご紹介しました。

これらの表現を覚えて、どんどん英会話を楽しくしていきましょう!

ページ上部へ戻る