英語リスニング力の鍛え方 | ネイティブレベルに引き上げるためには?

英語のリーディングはそれなりにできても、リスニングだけはどうしても苦手という人がいます。リスニングを上達させるには、耳に入ってくる英語を瞬時に理解する力が必要です。そのため、英語の音を聞き分ける力と、スピーディに英語を理解する力の両方が求められます。また、語彙力を強化し、聞き取れる英単語を増やすことも大切です。
では、リスニングスキルをアップさせるには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか。
この記事では、リスニングスキルを伸ばすのに効果的な勉強法をご紹介します。

英語のリスニングができない理由

リスニングスキルがなかなか上達しない原因はどこにあるのでしょうか。初級レベルの人が陥りやすい事例をお伝えします。

聞き取りができていない

リスニングができないということは、言い換えれば聞き取りができていないということ。まずは自分が聞き取りのできなかった場所を特定し、そこから聞き取ることのできなかった原因をつきとめることが最初のステップです。原因さえ分かれば、それを参考にして具体的な対策も練ることができます。

知らない単語が多い

聞き取りができない理由として圧倒的に多いのは、そもそもその単語の意味を知らないということです。一定の語彙力があれば、前後の内容から予測できるときもありますが、知らない単語が多ければそれだけ意味が理解できなくなるのは当然ですね。これはとにかく語彙力不足が原因ですので、リスニング以前に語彙力を増やすことが大切になってきます。

正しい発音を理解していない

英単語の正しいスペルを覚えていても、正しい発音を理解していなければ聞き取ることはできません。リーディングは得意なのにリスニングは苦手という方は、これにあてはまる方が多いのではないでしょうか?単語の意味は知っているのに聞き取れなかったという場合、正しい発音を知らないことが明白な原因ですので、英単語は必ず発音とセットで覚えるように心掛けましょう。

音の繋がり、変化を理解する

英語では、同じ単語でも用法によって発音が違ったり、音が繋がって別の音のように変化することがあります。リエゾンやリンキングと呼ばれるものですが、こうした英語独特の発音を理解していないと、単語を知っていても聞き取ることはできません。

正しい英単語の意味、英文法を理解していない

単語の発音を正しく理解しても、単語の意味や英文法をしっかり理解していなければ、当然正しい意味は入ってきません。「単語は全部聞き取れるのに何を言ってるのかさっぱり」という方は英文法の知識が不足していることが理由だと考えられます。リスニングが苦手という方は、まずは原因が単語の知識不足なのか、英文法の知識不足なのかを特定することから始めましょう。

リスニング力向上方法の効果の真偽について

リスニング力を高めるために巷でよく言われているものとして、洋楽を聞くこと、英語ニュースを見たり聞いたりすること、映画を見たりすることなどが挙げられます。では、日常の中で英語に耳を慣らすためにやっていることが、実際にはリスニング力向上にどうなっているのか、ここで1つずつ検証していきます。

洋楽を聞くこと

洋画を聞くことは、英語耳を養う上で効果的です。会話文などセリフを聞くだけでは飽きてしまう、興味が持てないことも多いですよね。好きな音楽を通すことでリズムよく習得できる点とてもオススメです。歌詞の中には、教科書には出てこなかった表現もあるかもしれませんが、いわゆるスラングも多く含まれています。Jポップでも若者言葉など使われていることも多いですよね。そうしたものも同時に習得できる点メリットが多いです。

英語ニュースを見ること

英語ニュースを見ることもオススメの英語上達法です。雑誌や本を読む訳ではない分、話し言葉と書き言葉における英語特有の表現をバランスよく聞き取る訓練になります。また、ニュースを通して海外情勢なども知ることができ、一石二鳥です。有名なものとして、BBCニュースがありオススメです。

映画を見ること

映画を見ることもよく聞く練習法ですね。スラングが出てきたり、会話ペースに慣れるという点でも有効です。レベルも様々ですが、日常会話が多用された基礎レベルの映画もありますし、会話スピードがとても速いものまであります。映画が好きな人は自分が好きな洋画を字幕なしで見られるようになれば、大きな達成感があるでしょう。

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リスニング力を向上する勉強法

英語で時刻を尋ねるとき、日本ではしばしば「掘った芋いじるな」で通じると言われます。意外にも、ここに英語のスペルと発音の関係が隠されています。確認していきましょう。

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音声で単語を覚える

単語を黙読して覚えるだけでは、単語の音と意味がつながりません。そのため、単語学習の際には、必ず音もセットで覚えましょう。なるべくCDや音声データなどの音源がある教材を使って学習することが大切です。音源の用意がない場合は、発音記号を確認し、自分で音読しながら覚えましょう。

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単語のリエゾン(リンキング)を聞き取る

リエゾンとは、並んだ単語のうち、先にある単語の終わりの音と次の単語の初めの音が重なり、異なる発音になることで、リンキングとも呼ばれます。例えば、「Thank you」を「サンキュー」と、一つの単語のようにつなげて発音するときに起こっている現象です。
パターンを知り、リエゾンする音に注意を払うことで、自然な音の連結を感じられるようになるでしょう。

リエゾン例

「t+母音」
・a lot of
「ア ロット オブ」(リエゾンなし)
「ア ラダブ」(リエゾンあり)

「d+母音」
・need it
「ニード イット」(リエゾンなし)
「ニーディット」(リエゾンあり)

「k+母音」
・pick up
「ピック アップ」(リエゾンなし)
「ピッカップ」(リエゾンあり)

「l+母音」
・fill in
「フィル イン」(リエゾンなし)
「フィリン」(リエゾンあり)

「n+母音」
・open it
「オープン イット」(リエゾンなし)
「オープニット」(リエゾンあり)

「r+母音」
・there are
「ゼア アー」(リエゾンなし)
「ゼアラ―」(リエゾンあり)

レベルに合ったリスニング教材を使用する

自分のレベルに合わせたリスニングを続けることが大切です。初級レベルの人は、中学生向けのリスニング教材を使用し、意味を解読できるか試してみましょう。習得レベルに応じて、徐々にスピードの速いリスニングにチャレンジすると、耳が鍛えられていきます。そのほか、基礎固めにはNHKのラジオ講座も実用的です。リスニングや英文法の基礎が身に付くプログラムが用意されています。

スラッシュリーディングをする

英語を意味のつながりごとに、前から順に読解していく読み方です。スラッシュを入れるように英文を区切り、意味をつかんでいきます。スラッシュを入れる主なタイミングはいくつかあります。

  • 前置詞の前
  • 動名詞の前
  • 不定詞の前
  • 過去分詞の前
  • 長い主語の後
  • 長い目的語の後

上記の位置を目安に、自然に意味が切れる位置にスラッシュ(/)を入れて読んでいきます。
以下の例文を、スラッシュリーディングで読んでみましょう。

(例)
Nancy got a prize/ for her speech/ in the end of the school year. Her classmate took a picture/ of her/ when she got it/ on the stage. She made a big smile/ to the camera/ since she was so excited. Nancy in a blue shiny dress/ kept on smiling/ there up on the stage.
ナンシーは賞をもらった/ スピーチで/ 年度末に。彼女の旧友は写真を撮った/ 彼女の/ 彼女がそれをもらったとき/ ステージの上で。彼女は思い切り笑顔になった/ カメラに向かって/ なぜなら彼女はとてもわくわくしていたから。ブルーのきらきらするドレスを着たナンシーは/ 微笑み続けた/ ステージの上で。

スラッシュリーディングをすると、英語を日本語の語順に置き換えて訳す必要がなくなります。そのため、読解のスピードを確実に速められます。また、英語の語順感覚を身に付けられるので、英語の総合力を強化する上でも大変効果的な勉強法です。

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シャドーイングをする

英文をただ聞き流すのではなく、聞こえたとおりに声に出して真似するシャドーイングも有効です。音源から聞こえたとおりに発音することで自ずと正しい発音が身に付き、スピーキングも向上させることができます。

また、シャドーイングは英語のリズムをつかむ練習にもなるので、リーディングのスピードアップにも効果的。リスニングのみならず、総合的な英語力を上げることのできる、とても便利な方法なのです。

初心者も始めやすいおすすめリスニング教材

リスニングスキルを上達させるには、自分のレベルに合った勉強法を、楽しみながら続けることが大切です。初心者も無理なく続けやすい教材をご紹介します。

レベルに応じたリスニング対策CDを聞く

TOEICや英検を受けるときは、レベルに応じた教材を利用しましょう。まずは自分が持っている級やスコアに近いものから始め、目標のレベルに近づけていきます。

アプリを活用する

シーン別の英会話や、日本のニュースの英訳が聞ける、さまざまなアプリがあります。重点的に強化したい分野や興味のある内容のアプリを活用してみましょう。アプリの多くは無料か数百円の課金のみで利用できるので、気軽に使えます。
また、オンライン英会話のスマホアプリもあり、都合の良い時間に英語講師との英会話を楽しめます。英会話は相手の話を理解できて初めて成り立つので、リスニングのトレーニングとしても効果的です。

ニュース英語を聞く

時事用語のリスニングを鍛えるなら、英語のニュースを聞きましょう。初級レベルの人は、子供向けや英語学習者を対象にしたプログラムを活用すると良いでしょう。

大統領や社長のプレゼンを聞く

名スピーチは展開がわかりやすく、くだけた英語表現も少ないため、理解しやすいものがたくさんあります。また、ビジネスに生かせる好感度の高いフレーズを身に付けられるのも魅力です。

ネイティブ英語のリスニングで理解力をアップさせるためのヒント

ネイティブの英語の理解力を高めるためにすべきことは、英語脳を育てることが大切です。英語脳を育てるとは、どういった状態のことを指すのでしょうか。詳しくご紹介します。

「英語脳」を育てるとはどういうこと?

義務教育期間中の英語学習は「英語⇔文字⇔日本語」という考え方が基本ですよね。例えば、外国人に「How are you?」と尋ねられたとしましょう。元気かどうか聞かれている!と頭の中で日本語に翻訳する→「元気だよ=I’m goodだな」と頭の中で考える→「I’m good」と答える、という流れになります。しかし、この方法ではどうしてもワンテンポ遅れが生じてしまい、スムーズに会話をすることができません。
スムーズに会話をするためには、頭の中で日本語に変換することなく「How are you?」→「I’m good」と即座に英語で考えられるような英語脳を育てる必要があります。文字で理解するのではなく物事を英語で考えるようにするクセをつけ、それを繰り返していくことで英語脳が育っていくはずです。

英語脳が育っていないと…

英語脳が育っていないと、聞いたり書いたりするときも翻訳するクセが抜けません。特に困るのは会話のとき。ただでさえ早い英語のスピードについていけなくなり、会話がままならなくなってしまいます。また、英語は必ずしもぴったりの日本語訳があるわけではありません。一致していない言葉に対応できなくなってしまうこともあるでしょう。英会話の上達には英語脳を育てる意識が不可欠です。

精聴する

英語脳ができるようになるまでは何度も繰り返し聞いて構わないので、まずは耳が英語を追えて、理解できるようになるまで聞き込みましょう。なるべく遠慮はせず、ネイティブの人に分かるまで何度も繰り返してもらうのがポイントです。正確に聞き取る訓練をするため、慌てず落ち着いて音声を聞くよう努力しましょう。

多聴する

ある程度慣れてきたら、わからない単語が入っていても細かく確認せず、大まかな内容をつかむ「多聴」にもチャレンジしてみましょう。何度も聞いていくと、英文の展開を推測する力も身に付き、リーディングなど他の分野にも存分に活きてきます。

英語脳を育てるには近道はないので、とにかく英語に触れる機会を増やし、何度も何度も繰り返し練習していくことが大切です。

英語脳を育てて訳さず理解!

ネイティブが話す単語が拾えるようになってくるだけでも十分ですが、相手の伝えたいことをきちんと理解するためにはさらなる練習が必要となります。現在の英語力を底上げしもっとステップアップを図るなら、英語脳を鍛える練習方法を取り入れましょう。英語の瞬発力が高まれば、英会話力も向上するはずです。英語脳を鍛えて英語上級者を目指してくださいね。

外国人観光客に道を尋ねられて答えられなかった…
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その方法についてまとめた記事「英語で道案内すらできない私が3か月で英会話を習得するには」を読んでみてください。何事もはじめの一歩から!

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1億人の英語 編集部

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