リスニング力の鍛え方|英語が劇的に聞き取りやすくなる7つの方法

英語のリーディングはそれなりにできても、リスニングだけはどうしても苦手という人がいます。リスニングを上達させるには、耳に入ってくる英語を瞬時に理解する力が必要です。そのため、英語の音を聞き分ける力と、スピーディに英語を理解する力の両方が求められます。また、語彙力を強化し、聞き取れる英単語を増やすことも大切です。
では、リスニングスキルをアップさせるには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか。
この記事では、リスニングスキルを伸ばすのに効果的な勉強法をご紹介します。

英語のリスニングスキルが伸び悩む5つの理由

リスニングスキルがなかなか上達しない原因はどこにあるのでしょうか。初級レベルの人が陥りやすい5つの事例をお伝えします。

ただ聞き流している

音楽のように聞き流しているだけでは、耳は英語に慣れていきません。リスニングの上達には、意識的に聞き取る姿勢が不可欠です。

レベルが高い英文を聞いている

意欲が先走り、最初からハイレベルな英語を聞き続けてはいないでしょうか。聞き取る英文のレベルに合った英文法、英単語を習得しないまま、「聞き慣れたら意味がわかるはず」「想像すれば理解できるはず」と聞き続けていても、なかなか上達は望めません。自分に合ったレベルを見定め、英語の内容に意識を傾けながら聞くことを心がけましょう。

音声スピードが速すぎる

ネイティブスピーカーの話すスピードはとても速いため、洋画や海外ドラマなどを英語学習に活用しようとしても、なかなか上達は期待できません。まずは教材を使い、基礎的なリスニングの力を身に付けることが大切です。

知っている単語が少ない

聞き取る英単語の意味がわからないと、英文の内容が頭に入ってきません。一定の語彙力があれば、前後の内容から予測できるときもあります。しかし、知っている単語が少ないと音の羅列が耳に入ってくるだけなので、スキルアップは望みにくいでしょう。

正しい発音を理解していない

英単語の正しいスペルを覚えていても、リスニングをすると聞き取れないことも起こりがちです。黙読して意味がわかっても、発音を知らなければ聞き取ることは困難です。英単語は必ず、発音とセットで覚えるように心掛けましょう。

ネイティブの耳に近づく!7つのリスニング方法

英語で時刻を尋ねるとき、日本ではしばしば「掘った芋いじるな」で通じると言われます。意外にも、ここに英語のスペルと発音の関係が隠されています。確認していきましょう。

音声で単語を覚える

単語を黙読して覚えるだけでは、単語の音と意味がつながりません。そのため、単語学習の際には、必ず音もセットで覚えましょう。なるべくCDや音声データなどの音源がある教材を使って学習することが大切です。音源の用意がない場合は、発音記号を確認し、自分で音読しながら覚えましょう。

単語のリエゾン(リンキング)を聞き取る

リエゾンとは、並んだ単語のうち、先にある単語の終わりの音と次の単語の初めの音が重なり、異なる発音になることで、リンキングとも呼ばれます。例えば、「Thank you」を「サンキュー」と、一つの単語のようにつなげて発音するときに起こっている現象です。
パターンを知り、リエゾンする音に注意を払うことで、自然な音の連結を感じられるようになるでしょう。

リエゾン 例

「t+母音」
・a lot of
「ア ロット オブ」(リエゾンなし)
「ア ラダブ」(リエゾンあり)

「d+母音」
・need it
「ニード イット」(リエゾンなし)
「ニーディット」(リエゾンあり)

「k+母音」
・pick up
「ピック アップ」(リエゾンなし)
「ピッカップ」(リエゾンあり)

「l+母音」
・fill in
「フィル イン」(リエゾンなし)
「フィリン」(リエゾンあり)

「n+母音」
・open it
「オープン イット」(リエゾンなし)
「オープニット」(リエゾンあり)

「r+母音」
・there are
「ゼア アー」(リエゾンなし)
「ゼアラ―」(リエゾンあり)

レベルに合ったリスニング教材を使用する

自分のレベルに合わせたリスニングを続けることが大切です。初級レベルの人は、中学生向けのリスニング教材を使用し、意味を解読できるか試してみましょう。習得レベルに応じて、徐々にスピードの速いリスニングにチャレンジすると、耳が鍛えられていきます。そのほか、基礎固めにはNHKのラジオ講座も実用的です。リスニングや英文法の基礎が身に付くプログラムが用意されています。

スラッシュリーディングをする

英語を意味のつながりごとに、前から順に読解していく読み方です。スラッシュを入れるように英文を区切り、意味をつかんでいきます。スラッシュを入れる主なタイミングはいくつかあります。

・前置詞の前
・動名詞の前
・不定詞の前
・過去分詞の前
・長い主語の後
・長い目的語の後

上記の位置を目安に、自然に意味が切れる位置にスラッシュ(/)を入れて読んでいきます。
以下の例文を、スラッシュリーディングで読んでみましょう。

(例)
Nancy got a prize/ for her speech/ in the end of the school year. Her classmate took a picture/ of her/ when she got it/ on the stage. She made a big smile/ to the camera/ since she was so excited. Nancy in a blue shiny dress/ kept on smiling/ there up on the stage.
ナンシーは賞をもらった/ スピーチで/ 年度末に。彼女の旧友は写真を撮った/ 彼女の/ 彼女がそれをもらったとき/ ステージの上で。彼女は思い切り笑顔になった/ カメラに向かって/ なぜなら彼女はとてもわくわくしていたから。ブルーのきらきらするドレスを着たナンシーは/ 微笑み続けた/ ステージの上で。

スラッシュリーディングをすると、英語を日本語の語順に置き換えて訳す必要がなくなります。そのため、読解のスピードを確実に速められます。また、英語の語順感覚を身に付けられるので、英語の総合力を強化する上でも大変効果的な勉強法です。

ディクテーションをする

英文をただ聞き流すのではなく、聞きながら一語一句書き留めていくディクテーションをしてみましょう。音源は何度巻き戻したり、止めたりしても構いません。ディクテーションをした後にスクリプトを確認すると、読めても聞き取れない部分があることに気づくはずです。書き取りを続けながら、聞き取れる単語を増やしていきましょう。

精聴する

正確に聞き取る訓練をするため、落ち着いて音声を聞いてみましょう。何度も繰り返し聞いて構わないので、耳が英語を追えて、理解できるようになるまで聞き込みます。

多聴する

多聴は、多くの英文を聞く勉強法です。わからない単語が入っていても細かく確認せず、音声を聞きながら、大まかな内容をつかむことがポイントです。何度も聞いていくと、英文の展開を推測する力を身に付けられます。

初心者も始めやすいおすすめリスニング教材

リスニングスキルを上達させるには、自分のレベルに合った勉強法を、楽しみながら続けることが大切です。初心者も無理なく続けやすい教材をご紹介します。

レベルに応じたリスニング対策CDを聞く

TOEICや英検を受けるときは、レベルに応じた教材を利用しましょう。まずは自分が持っている級やスコアに近いものから始め、目標のレベルに近づけていきます。

アプリを活用する

シーン別の英会話や、日本のニュースの英訳が聞ける、さまざまなアプリがあります。重点的に強化したい分野や興味のある内容のアプリを活用してみましょう。アプリの多くは無料か数百円の課金のみで利用できるので、気軽に使えます。
また、オンライン英会話のスマホアプリもあり、都合の良い時間に英語講師との英会話を楽しめます。英会話は相手の話を理解できて初めて成り立つので、リスニングのトレーニングとしても効果的です。

ニュース英語を聞く

時事用語のリスニングを鍛えるなら、英語のニュースを聞きましょう。初級レベルの人は、子供向けや英語学習者を対象にしたプログラムを活用すると良いでしょう。

大統領や社長のプレゼンを聞く

名スピーチは展開がわかりやすく、くだけた英語表現も少ないため、理解しやすいものがたくさんあります。また、ビジネスに生かせる好感度の高いフレーズを身に付けられるのも魅力です。

ドラマ・映画・動画サイトを見る

英語の字幕付きや、字幕なしの動画を見て、楽しみながら英語を勉強するのもおすすめです。このとき大切なのは「意味をつかもうとしながら聞く」ことです。視覚を楽しむことを優先せず、英語字幕や、英語学習用の教材がある場合はスクリプトを活用し、必ず聞き取った内容と実際の英文を照合してチェックしましょう。また、作品によっては、スクリプトや和訳付きの教材が販売されているので、積極的に活用しましょう。

インタビューを聞く

著名人のインタビューを聞くと、興味や知識を深めながら生きた英語を学ぶことができます。インタビュー映像は、無料動画サイトで人名を検索すると手軽に見つけられます。日本語や英語の字幕を付けられる動画も多いので、興味があるインタビューを繰り返し聞いてみましょう。

毎日の地道な勉強が、リスニング力向上の近道

リスニングスキルを高めるためには、毎日の努力が大切です。新しく単語を覚える際は、必ず発音を確認する癖をつけ、静聴、スラッシュリーディングなどのトレーニングをコツコツ続けながら聞き取れる英語の量を増やしていきましょう。そうした努力を積み重ねていけば、リスニングスキルは少しずつ上達していきます。

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