社会人必読!大人が学ぶ高校英語の文法まとめ~受動態・動名詞・不定詞~

受動態、動名詞と不定詞は高校で勉強する文法項目であり、日常生活でもビジネスの場面でもよく使われます。用法は簡単で、一度覚えてしまうと活用しやすいので、是非ここできちんと勉強しましょう。
この記事は、まず、受動態の基本文法、能動態との違い及び使い方を紹介します。次に、動名詞の定義と動名詞の用法を述べます。最後に、動名詞の定義、動名詞の用法と動名詞と不定形の違いについて解説します。

高校英語ポイント①「受動態」

受動態は、「~する」という能動態を「~される」という受け身に変換するものです。では、その基本文法を習得しましょう。

受動態の基本文法

受動態の基本的な構文は以下の通りです。

【基本形】
主語+ be 動詞+動詞の過去分詞+by+行動する人物。

【have、has、had以外の助動詞が付く場合】
主語+助動詞+be +動詞の過去分詞+by+行動する人物。

【have/has/hadが付く場合】
主語+have/has/had +been +動詞の過去分詞+by+行動する人物。

【進行形の場合】
主語+be動詞+being +動詞の過去分詞+by+行動する人物。

実際に上記の構文を使った例文を見てみましょう。

This house was built in 1997 by John.
この家は1997年にジョンさんによって建てられました。

This apple might be eaten by a rat.
このリングはネズミに食べられたかもしれません。

The room is being cleaned now.
この部屋は現在掃除されています。

能動態のセンテンスは目的語が2つある場合で受動態に変更される時、2種類のセンテンスに変更することができます。よりわかりやすく説明するために、下記の例文を見てみましょう。

【能動態】
Somebody gave the police the information.

(誰かが警察に情報を提供しました。)

このセンテンスに目的語「the police」と「the information」があります。よって、上記の構文を用いてこのセンテンスに受動態に変更すると、バリエーションが2つ出てきます。

例文①
The police was given the information (by someone).

(警察は情報を提供してもらいました。)

例文②
The information was given to the police (by someone).

(この情報は警察の手に入りました。)

例文①では、警察が主語となっているため、「警察がもらった」ということが強調されます。それに対して、例文②では、情報が主語となっているため、「情報が手に入った」ということが強調されます。そこで、目的語の二つある能動態のセンテンスを受動態に言い換える時、何を強調したいのか考えましょう。

また、上記の例文のように、「by someone」や「by him」など行動を起こす人物が特定できない場合に、「by + 行動する人物」を省略することができます。

受動態と能動態の違い

受動態は、主語が「~される」という表現するですが、能動態は、主語が「~する」という表現です。例文を見てみましょう。

例文③
Many accidents are caused by careless driving.
 (受動態)
(たくさんの交通事故は不注意運転によって引き起こされます。)

例文④
Careless driving causes many accidents. 
(能動態)
(不注意運転はたくさんの交通事故を引き起こします。)

例文③(受動態)では、「たくさんの交通事故」が「引き起こされる」のに対し、例文④(能動態)では、「不注意運転」が「引き起こす」になっています。例文③と④は意味が同じですが、ニュアンスは少し異なります。不注意運転による結果、いわゆる「たくさんの交通事故」を重点に置きたい場合は受動態を使用するほうが伝わります。逆に、たくさんの交通事故の原因、つまり「不注意運転」を強調したければ、能動態のほうが伝わります。強調したい点に合わせて、能動態と受動態を使い分けましょう。

どのような時に使われる

受動態は下記2つの場合に、よく使われます。

1. 行動をする人物が不明、又は重要ではない

例文⑤
My wallet was stolen in the robbery.

(私は盗難事故で財布を盗まれました。)

上記の例文では、財布を盗んだのは泥棒しかないため、行動を起こした人物の情報が重要ではないと考えられます。もしくは、財布を盗んだ人物が特定できなく、その人物の情報を言及しないため、受動態を使います。

2. 発言者が不明、もしくは権威が高くない

例文⑥
It is said that excessive intake of sugar leads to diabetes.
(受動態)
(過量の糖分摂取は糖尿病につながると言われています。)

例文⑦
Someone says that excessive intake of sugar leads to diabetes.
(能動態)
(誰かは過量の糖分摂取は糖尿病につながると言っています。)

この二つの例文を比べれば、例文⑥のほうが一般論のように聞こえて、例文⑦は発言者を特定していないように感じられます。よって、例文⑦より、例文⑥のほうが客観的だと思われます。発言者が不明、もしくは権威があまり高くない場合、言論の客観性を引き上げるために、受動態を使いましょう。

高校英語ポイント②「動名詞」

動名詞とは

動名詞とは動詞に~ingをつけることにより、名詞の役割を持たせたものです。

動名詞の使い方

動名詞は主語、目的語、前置詞として使われます。

主語として

主語は必ず名詞のため、動詞を主語に置くには動詞を動名詞に変えなければなりません。

例文⑦
Eating fried food makes you fat.

(揚げ物を食べることで太ります。)

例文⑧
Exercising regularly is essential for being healthy.

(健康を維持するには定期的な運動が不可欠です。)

上記の例文のように、動詞のフレーズを主語にするには動名詞への変換が必要です。

目的語として

動詞は下記の動詞の目的語になるには、動名詞に変換することが必要です。

admit(認める)、 adore(崇拝する)、 avoid(避ける)、 can’t help(どうなるものでもない)、 can’t stand(我慢できない) 、 consider(検討する)、 delay(延ばす)、 deny(拒む)、 describe(記述する)、 detest(ひどく嫌う)、 dislike(嫌う)、 enjoy(楽しむ)、 excuse(許す)、 fancy(空想する)、 finish(終える)、 go(行く)、 imagine(想像する)、 involve(巻き込む)、 keep(ずっとし続ける)、 mention(言及する)、 mind(することを迷惑がる)、 miss(逃す/損なう)、 postpone(延期する)、 practice(練習する)、 recall(思い出す)、 resist(抵抗する)、 risk(あえてする)、 spend money/time(お金/時間をかける)、 suggest(提案する)、 understand(理解する)

例文⑨
She admitted cheating in the exam.

(彼女は試験でカンニングしたことを認めました。)

例文⑩
Have you finished tidying your room?

(あなたはもう部屋を片付け終えましたか。)

例文⑪
I can’t stand eating on the street.

(私は町中で食事することを我慢できません。)

例文⑫
I consider publishing a new book next year.

(私は来年新しい本を出版することを検討します。)

例文⑬
I practice playing the piano every day.

(私は毎日ピアノを弾くことを練習しています。)

前置詞として

動詞は前置詞(toを除く)の後に付く場合、必ず動名詞に変更します。
動名詞はよく下記の動詞熟語(動詞+前置詞)に付きます。

apologize for(謝る)、 approve of(了承する/許可する)、 believe in(信じる)、 carry on(続けていく)、 complain of/ about(について苦情を言う)、 count on(頼る)、 deal with(処理する/取り組む)、 dream of/about(夢を描く)、 feel like(のように感じる)、 give up(やめる)、 go on(続ける)、insist on(強情を張る)、 keep on(続ける)、 look forward to(楽しみに待つ)、 object to(反対する)、 put off(延期する)、 rely on(依存する)、 succeed in(成功する)、 think about(について考える)

例文⑭
I apologize for making such a mistake.

(私はこんなミスをしたことを謝ります。)

例文⑮
She insists on taking taxi.

(彼女はどうしてもタクシーに乗りたいと言っています。)

例文⑯
I am looking forward to seeing you soon.

(近いうちにお会いするのを楽しみにしています。)

例文⑰
The manager objects to increasing our salary.

(マネージャーは私たちの給料を上げることを反対します。)

また、動名詞はよく下記の形容詞熟語(形容詞+前置詞)に付きます。

afraid of(恐れる), angry at(腹を立てる), ashamed of(恥ずかしがる). aware of(気づく),bad at(下手), capable of(才能がある/できる), fond of(好む), good at(得意), happy about(満足する), keen on(熱中する), interested in(興味を持つ), ready for(用意ができた), satisfied with(満足する), sick of(うんざりする), sorry for/about(残念に思う), sure of(確信する), tired of(飽きる), weak in(劣る), famous for(で有名), responsible for(担当している), worried about(心配する)

例文⑱
John is good at cooking.

(ジョンさんは料理が得意です。)

例文⑲
I am fond of swimming.

(私は水泳を好んでいます。)

例文⑳
Only the Democratic Party is capable of running the country.

(民主党だけは国を治めることができます。)

例文?
My son is keen on cycling.

(息子はサイクリングに熱中しています。)

高校英語ポイント③「不定詞」

不定詞とは

不定詞とは、名詞・形容詞・副詞などの他の品詞の役割を果たした準動詞の一つです。主語の人称に限定されないことから日本語で「不定詞」と呼んでいます。不定詞は原形不定詞とto不定詞という二種類があります。

原型不定詞=動詞の原形(例:go, run, walk, swim など)
To不定詞=to + 動詞の原形(例:to go, to run, to walk, to swim など)

今回ご紹介するのはto不定詞です。to不定詞の用法は、「名詞的用法」、「形容詞的用法」と「副詞的用法」です。

名詞的用法

名詞的用法とは、to不定詞は名詞の働きをし、主語や補語、目的語となるということです。基本的に日本語で「~すること」と訳します。では、例文を見てみましょう。

主語となる場合

例文?
To read English newspaper every day is essential for learning English.

(毎日英語の新聞を読むことは、英語学習に必要です。)

例文?では、「to read English newspaper every day」 が主語の役割を果たしています。
しかし、to不定形を主語にすることはあまりないので、よりネイティブの英語に近づくように、例文?を下記のように書き換えましょう。

It is essential to read English newspaper every day for learning English.

このようにすると、主語が「it」となり、簡潔になります。「It」は「to read English newspaper every day (毎日英語を読むこと)」を指しています。

補語となる場合

例文?
My job is to write English learning materials.

(私の仕事は英語学習教材を編成することです。)

例文?では、「to write English learning materials」は補語として働いており、主語「My job」を説明しています。

目的語となる場合

例文?
I agree to cooperate with them.

(私は彼らと協力することに賛成します。)

例文?では、「to cooperate with them」は目的語の役割を果たしています。

形容詞的用法

形容詞的用法とは、to不定形は形容詞の役割を果たし、名詞を修飾するということです。日本語でよく「~するための」と訳します。では、例文を見てみましょう。

例文?
I want something hot to drink.

(私は何か熱い飲み物が欲しい。)

例文?では、「to drink」は「something」を修飾しており、直訳で「飲むための熱いもの」となります。自然な日本語に訳すために、「何か熱い飲み物」と言い換えたほうがよいでしょう。

副詞的用法

副詞的用法とは、to不定詞で名詞以外の文を修飾するということです。この用法は主に目的、結果、感情の原因及び判断の根拠を表し、日本語でよく「?するために、?して」と訳します。では、例文を見ながら副詞的用法を習いましょう。

目的を表す場合

例文?
I am writing English learning materials diligently to earn money.

(私はお金を稼ぐために、英語学習教材を一生懸命に作成しています。)

例文?では、「write English learning materials」の目的である「earn money」をto不定詞で表しています。

結果を表す場合

例文?
She grew up to become an English teacher.

(彼女は成長して、英語の先生になりました。)

例文?では、to不定形で「grew up」の結果「to become an English teacher」を表しています。

感情の原因を表す場合

例文?
I am glad to watch Superfly concert.

(スーパーフライのコンサートを見ることができて嬉しいです。)

例文?では、「glad」という感情の原因を、to不定詞「to watch Superfly concert」で説明しています。

判断の根拠を表す場合

例文?
It is kind of you to donate money to me.

(私にお金を施してくださるなんて親切です。)

例文?では、to不定詞「to donate money to me」は親切であると判断の根拠を表しています。

動名詞との違い

不定詞は、今後起こること(=未来のこと)を示します。一方、動名詞はこれまで起きたこと(=過去のこと)や習慣を表します。目的語が、不定詞か動名詞によって意味が変わる動詞はたくさんあります。今回はその代表的な動詞を3つご紹介します。

Forget

「forget + to不定形」は「~し忘れる」という意味で、まだしていないこと(未来のこと)を表します。「forget+動名詞」は「~したことを忘れる」という意味になり、その行為をしたこと(=過去のこと)を示します。では、例文を見比べましょう。

例文?
I forgot to bring the textbook.

(私は教科書を持ってくるのを忘れました。)

例文?
I forgot bringing the textbook.

(私は教科書を持ってきたのを忘れました。)

例文?と?は似ていますが、意味が異なります。前者は「持ってくる」という行動を忘れてしまっており、後者は「持ってきた」という事実を忘れてしまっているのです。

Try

「try + to不定形」は「(今後)~しようと試みる/努力する」という意味を示し、「try+動名詞」は「~してみた」という意味になります。では、例文を見て、それらの意味の違いを理解してみましょう。

例文?
He tried to run as fast as possible.

(彼はなるべく早く走ろうとしました。)

例文?
He tried running as fast as possible.

(彼はなるべく早く走ってみました。)

例文?と?のように、「try + to不定形」は「しようとする」を表し、「try+動名詞」は「~してみた」を示します。

Remember

「remember + to不定形」は「~忘れずに~する」という意味で、「remember+動名詞」は「~したことを覚えている」という意味を表します。

例文?
Please remember to meet her tomorrow.

(忘れずに彼女と会ってください。)

例文?
I remember meeting her.

(私は彼女と会ったことを覚えています。)

例文?は、「これから彼女と会うこと(未来のこと)」を表し、例文?は、「彼女と会ったこと(=過去のこと)」を示しています。

まとめ

受動態、動名詞と不定形は上記で紹介したように、多様な使い方があります。特に、最後の部分(不定形と動名詞の違い)は極めて紛らわしいです。未来か過去か何を表したいのか考えて活用すると良いでしょう。受動態、動名詞と不定詞を活用することにより、作文と会話の表現の幅を広げれば、ネイティブスピーカーのように英語を使いこなすのはもはや夢でなくなるでしょう。

SNSアカウント

ページ上部へ戻る