人気の日本食「寿司」を英語で説明しよう!

外国人を日本でおもてなしする際にぴったりなのが寿司。寿司はもはや世界中に知られている日本の食文化であり、「本場日本の寿司を食べてみたい」と願う外国人も少なくありません。もしビジネスなどで外国人を日本でもてなす場合には、寿

外国人を日本でおもてなしする際にぴったりなのが寿司。寿司はもはや世界中に知られている日本の食文化であり、「本場日本の寿司を食べてみたい」と願う外国人も少なくありません。もしビジネスなどで外国人を日本でもてなす場合には、寿司レストランに連れていけば間違いなく喜んでもらえることでしょう。

そこでこの記事では、寿司ネタや寿司を食べる際のマナーなど、寿司にまつわる様々な英語フレーズをご紹介します。この記事でご紹介する文章を覚えれば、初心者の方でも寿司について英語でスムーズに説明できるようになりますので、ぜひ参考にしてください。

世界で人気の日本食「寿司」

日本食を代表する寿司は、いまや世界中で知られる存在となりました。海外でもsushiと言えばそのままの意味で通じるところが多く、「日本=寿司」というイメージすら定着しています。

実際、外国を歩くと街の至る所でSushiという文字を目にすることができ、世界的に寿司ブームが起きていると言えます。健康的なイメージはもちろん、その手軽さも海外で受け入れられた要因の一つと考えられています。

しかし、一般的に海外の寿司は日本の寿司とは性格が異なるもの。カリフォルニアロールに代表されるように、寿司は各国で独自の進化を遂げています。逆を言えば、外国人がいざ日本で寿司を食べる際に、馴染みのない食材や作法に苦労することもあるでしょう。

そのため、外国人を日本でおもてなしする際には、ただ寿司屋さんに連れていくだけでなく、英語でしっかりと日本の寿司文化を説明できると大いに喜ばれます。正しいマナーや文化を説明したうえで、文化としての寿司を楽しんでもらいましょう。

寿司の種類について説明する

「寿司」と一口に言っても、最も一般的な握り寿司からちらし寿司まで、種類は様々です。場合によっては海外のロール寿司を「寿司」と勘違いしている外国人も少なくありませんので、まずはこうした寿司の種類について英語で説明しましょう。

握り寿司

日本人の感覚からすると、やはり寿司の王道は握り寿司です。しかし、外国人の場合は巻き寿司や手巻き寿司を「寿司」と勘違いしている方も多いため、まずは寿司の王道である握り寿司について分かりやすく解説してあげましょう。

【例文】
Nigiri-zushi is vinegared rice topped with a slice of raw fish
握り寿司は酢飯の上に生の魚を乗せたものです。

【例文】
Nigiri-zushi is the most popular sushi style in Japan
握り寿司は日本で最もポピュラーな寿司のスタイルです。

軍艦巻き

同じく日本人にとってお馴染みの寿司が軍艦巻き。海外では実に様々なトッピングがあることから人気の高い寿司ですが、「軍艦巻き」という名前の由来を英語で説明できると、さらに喜こんでもらえます。

【例文】
Gunkan-maki is a type of sushi wrapped with a strip of seaweed and topped with a topping
軍艦巻きは海苔でくるまれ、トッピングを乗せた寿司の一種です。

【例文】
Gunkan means warship. Gunkan-maki was named because it looks like a warship.
軍艦とは英語で「軍艦」を意味します。軍艦巻きはその見た目が軍艦に似ていることから名づけられました。

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巻き寿司

巻き寿司は英語でrolled sushiやmakiと呼ばれ、アメリカをはじめとする北米圏では非常にポピュラーな食べ物です。カリフォルニアロールのようにご飯が外側に来ている巻き寿司も多いため、ご飯を海苔で包む日本の巻き寿司に驚く外国人も多いようです。

【例文】
Maki-zushi is a type of sushi rolled in seaweed with a core of filling
巻き寿司は具を中に入れ、海苔でロールされた寿司の一種です。

【例文】
In Japanese Maki-zushi, we put vinegared rice inside
日本の巻き寿司では、ご飯を内側に入れます。

手巻き寿司

手巻き寿司はTemakiという英単語が存在するほど海外でもポピュラーな料理。生の魚が苦手な方でも、チーズやアボカドなど海外でお馴染みの食材をアレンジできるのも大きな魅力と言えます。自分の手で作って食べる手巻き寿司は、日本滞在の大きな思い出にもなることでしょう。

【例文】
Temaki-zushi is a type of sushi we roll by hand with any kind of ingredient
手巻き寿司はあらゆる食材を手でくるむ寿司の一種です。

【例文】
Temaki-zushi is an easy way to enjoy sushi at home
手巻き寿司は家で寿司を楽しむには手軽な方法です。

ちらし寿司

他の寿司と異なり、ちらし寿司は外国人にとってはほとんど馴染みがありません。どのような見た目なのかだけでなく、どんな時に食べられるかなどを説明できると良いでしょう。

【例文】
Chirashi-zushi is vinegared rice mixed with many kinds of ingredients like raw fish, vegetable and egg
ちらし寿司は、刺身、野菜、卵など、様々な食材を酢飯と混ぜたものです。

【例文】
We usually eat Chirashi-zushi for celebration
ちらし寿司は何かのお祝い事として食べられます。

寿司ネタ

握り寿司のレストランに行ったら、寿司ネタについても英語で説明したいところ。寿司ネタは英語でsushi toppingと呼ばれ、日本人と外国人の間では、好みの寿司ネタにも大きな違いが見受けられます。

近年は英語対応のメニューを用意した寿司屋さんも多いですが、地元の寿司屋さんや老舗の寿司屋さんなどは、日本語表記のみのお店も少なくありません。

まぐろtuna
まぐろ(赤身)lean tuna
まぐろ(中とろ)medium-fatty tuna
まぐろ(大トロ)fatty tuna
まぐろ(たたき)minced tuna
サーモンsalmon
あじhorse mackerel
はまちsmall amberjack
さばmackerel
さば(あぶり)seared mackerel
さば(しめさば)pickled mackerel
かつおbonito
snapper
あなごconger eel
うにsea urchin
ほたてscallop
いかsquid
赤貝ark shell
ほっき貝surf calm
うなぎeel
いなり寿司inari-zushi (suchi-pocket)
ガリpickled ginger
あら汁soup of bony parts of fish

外国人に受け入れられやすい寿司ネタとしては、まぐろ、サーモン、しめさば、鯛、ほたて、あなごなど、海外でも比較的お馴染みのネタが挙げられます。また、しめさば、軍艦巻き、いなり寿司など、比較的味付けのしっかりとしたネタが好まれるのも、傾向として挙げられるでしょう。

一方、いくらやうにといった魚卵系は、その見た目からも敬遠されがちな寿司ネタです。日本人からすると「もったいない」と思えますが、日本人と外国人では味覚が大きく異なることも頭に入れなくてはいけません。

海外では魚を生で食べる文化がほとんどないため、外国の方にとって生の魚を食べるというのは少し勇気がいるもの。たとえ寿司を気に入ってくれたとしても、生の魚をたくさんは食べられないという方がほとんどです。そんな時のために、Seared「あぶった」という単語を覚えておくと便利かもしれません。

寿司について説明をする

寿司は日本の文化とは切っても切り離せないもの。単純に寿司を味わうだけでも十分ですが、そこに日本の文化について小ネタを話してあげると、さらに喜んでもらうことができます。

【例文】
In Japanese, Chu-toro means middle-fatty and O-toro does most fatty tuna. Akami has less fat compared to these two and tastes more simple
日本語で中とろはまあまあ脂っこい、大トロは最も脂っこいマグロを意味します。赤身はこれら2つに比べ脂肪が少なく、最もシンプルな味わいです。

【例文】
O-toro used to be thrown away because people didn’t like its fat. Nowadays it’s one of the most popular sushi in Japan
大トロはかつて脂が多いために嫌われており、捨てられていました。現在は、大トロは日本で最も人気のある寿司ネタです。

【例文】
Shimesaba is mackerel marinated in vinegar
しめ鯖は酢で締めたさばのことです。

【例文】
Small amberjack is a symbol of career advancement in Japan, and it has different names on each stage of development
はまちは日本では出世のシンボルとされ、成長段階によって呼び名が異なります。

【例文】
Kappa is a kind of demon in Japanese traditional folklore, and it is said they used to eat cucumber
かっぱ日本の民話に出てくる妖怪のことで、きゅうりを好んで食べたと言われています。

日本人の間で特に人気の高い大トロは、外国人からも人気のある寿司ネタです。トロの脂は好き嫌いがはっきり分かれすので、まぐろの種類についてはしっかりと説明できるようにしましょう。

食べ方について説明をする

外国人が日本で寿司を食べるとなると、何かと作法にも苦労するもの。カウンタ―の寿司屋さんはもちろん、回転寿司でも食べるうえでのマナーを教えてあげることが大切です。

【例文】
In Kaiten-zushi restaurant, we pick sushi plate from a circling conveyor of belt
回転寿司レストランでは、周っているレーンから食べたい寿司のお皿を取ります。

【例文】
In Kaiten-zushi restaurant, they have a lot of menus other than sushi, like curry-rice, dessert and even coffee. That’s why they are family-friendly
回転寿司レストランでは、寿司以外にもカレーライス、デザート、さらにはコーヒーまで様々なメニューがあります。そのため、回転寿司レストランは家族向けです。

【例文】
In Kaiten-zushi restaurant, we can tell the price of each item by the color of the plate and they count the number of of plates at the time of payment
回転寿司レストランでは皿の色によって値段を知ることができ、その枚数を数えてお会計をします。

【例文】
We dip the side of raw fish in soy sauce. If you dip in too much soy sauce, it will be too salty and the rice ball will collapse
ネタ側にしょうゆをつけて食べます。しょうゆをつけすぎてしまうとしょっぱくなり、シャリもこぼれてしまいます。

【例文】
You can eat sushi by hand. Actually it’s more traditional way
寿司は手で食べても構いません。実際、その方が伝統的な食べ方です。

【例文】
If you don’t like Wasabi, you have to order sushi without Wasabi
わさびが苦手なら、さび抜きで注文しなくてはなりません。

回転寿司は海外でもsushi-go-roundやsushi trainなどと呼ばれ、回転寿司スタイルで寿司を提供するレストランも少なくありません。日本の回転寿司は手軽に寿司を楽しめるだけでなく、ほとんどの場合英語のパネルで注文することができますので、外国人にとっては極めてエンターテインメント性の高いレストランと言えるでしょう。

ただし、わさびについては特に注意が必要だと言えます。海外の寿司レストランだとワサビは別皿で提供されることが一般的なので、わさび入りで寿司を提供するレストランに行く場合には、事前にその旨を伝えなくてはなりません。わさびは英語でJapanese horseradishと呼ばれ、特に好き嫌いが分かれる食材ですので、十分に気を付けてください。

まとめ

今や海外でも非常にポピュラーになりつつある寿司ですが、寿司のネタや食べ方については大きな違いがあるもの。「日本で初めて寿司を食べる」という外国人の場合、そうした違いにより戸惑ってしまうこともたくさんあるので、日本のマナーや文化について教えてあげるとおもてなしとしては最適です。

寿司は日本のシンボルでもあり、日本に訪れた外国人ならほとんどが「日本の寿司を食べてみたい」と感じるものです。ぜひこの記事を参考に寿司に関する英語表現を覚え、外国人と一緒に美味しい寿司を楽しんでくださいね!

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