TOEICのリーディング攻略法Part7の長文をクリアするには?

2020年2月27日


TOEICテストで出題される問題のうち、長文の読解力を測るPart7は54問と最も多く、解答時間も全体の半分強を占めます。そのため、ここでどれくらい点数を稼げるかが、全体的なスコアアップにおいても重要です。

Part 7は問題数も多いだけでなく難易度も高いので、時間切れでなくなく全問回答をあきらめた人も多いのではないでしょうか?ここではPart 7の攻略法を詳しく解説していきます。

TOEIC Part 7とは?

Part7は長文を読むのに時間がかかるため、いかに速く読み、理解して解答できるかが大きなポイントとなります。

リーディングセクションの内訳

リーディングセクションはPart5~7の3つのパートからなる、全100問です。

Part5短文穴埋め(30問)
Part6長文穴埋め(16問)
Part7長文読解(54問)

全体のテスト時間120分のうち、リーディングセクションの解答に与えられているのは75分。そのうち長文を読むのに時間がかかるPart7の解答時間は50~55分が目安で、確保するためにはPart5と6を20~25分で解き終える必要があります。

Part 7の攻略概要

Part7は時間配分が大切なので、とにかく早く正確に読み、たくさん解答することがカギとなってきます。全問を解き終わらずに時間切れになってしまう人は、制限時間を意識せずに解いているケースが多く見られます。そのため、本番テストではきちんと時間配分をした上で解き進めることが大切です。

Part.7の長文問題を攻略

TOEICをマスターするにあたって、リーディングセクションの過半数を占めるPart 7は避けては通れない難関と言えます。まずは問題が大きく以下の3つに分類されることを押さえておきましょう。

シングルパッセージ(10セット、計29問)

1つの文章から2~5個の設問を解くスタイル。問題の順番は文章の内容の順番と一致していることがほとんどなので、2問構成の場合は1問目は文章の前半に、2問目は文章の後半に政界のヒントが隠されていると考えられます。

ダブルパッセージ(2セット、計10問)

2つの文章から5つの設問を解くスタイル。片方の文章から答えを導き出でる設問と、両方の文章を参照しなければ答えを導き出せない設問の2パターンがあります。

トリプルパッセージ(3セット、計15問)

3つの文章から5つの設問を解くスタイル。1つの文章のみか2つの文章で答えを導き出せることが多いですが、稀に3つの文章すべてを参照しないと回答できない問題も存在します。

出題される文章のジャンル

出題される文書の内容としては、電子メール(e-mail)、手紙(letter)、テキストメッセージ(text message chain)、Webページ(web page)などのジャンルがあります。テキストメッセージ(text message chain)では、複数の登場人物がやり取りしているような場面も出題されます。
設問は問題文の内容自体に関する出題がほとんどですが、一文を提示して、問題文のどこに挿入するのが適切かを問うものもあります。

Part7を解く際のコツ

Part7全体で解答時間の目安が50~55分なので、1問につき1分前後で解き進める速さが求められます。もちろん、問題の中には1分もかからずに解けるものもあります。とはいえ、単純計算で問題文1つにつき2~5分しかかけられないことを考えると、なるべく速く英文を読み、理解する必要があります。

文中から早く重要な情報を見つけられるようになり、文を読む際に、まず文の全体像を把握できるようにすると良いでしょう。そうすればテーマを理解し、それをイメージしながら読むことにより、内容が把握しやすくなります。

電子メール

差出人、宛先はもちろん、タイトルによってメールの趣旨を把握することがまずは大切です、送信日が回答のヒントになることもありますので、どういった時期なのかをイメージするのも効果的でしょう。

文章

Part 7でも難解とされがちな文章問題。セリフが多用されるので、誰が発言しているかに注目しましょう。最初に各段落の第一文を読んで、段落の要点を掴むのも効果的です。

Webページ

商品紹介ページなのか、申し込みページなのかなど、まずはページの作られた趣旨を掴みましょう。ページ上のタブやURLから内容のヒントを得ることもできます。

広告

誰がどんなものを販売しているか、どんな人を募集しているかを理解するのが最初のステップ。金額や要項の他にも、割引などの特記事項が書かれていることが多く、回答のヒントになります。

告知

告知しているイベントの概要はもちろん、申し込み方法や期日などを確認しておくことが大切です。

手紙

宛先や差出人を確認したら、後は内容理解あるのみ。前半は挨拶のような内容が多いため、メッセージの趣旨は後半に多く含まれている傾向もあると言えます。

チャット

シンプルな文体で気軽なメッセージ交換が行われるので、カジュアルな表現を勉強しておくと効果的。各メッセージの送信時間にも着目してみても良いでしょう。

また、すぐに解答できない設問に悩んだり、問題文を再度読み直したりして、1つの問題に長い時間を割くのは得策ではありません。1問でも多く問題を解くためには、考えてもわからない難問は思い切って飛ばしてしまうことも必要です。ただ、TOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されています。解答用紙も所定欄以外には書き込みができません。問題を飛ばす際は、どこか仮でマークしておくと、解答欄がずれてしまったり、間違えたりする心配がないでしょう。

長文読解の力を付けるための勉強法

Part7でスコアアップを目指す上では、解き方のテクニックだけでなく、基本的な長文読解力ももちろん欠かせません。ここでは、長文読解力を身に付けるための勉強法をご紹介します。

英文を速く理解し、回答する力を身につける

文章を正確に理解するには、文法や語彙力をしっかりと身に付ける必要があります。そのため、中学生や高校生で習った英文法がきちんと身に付いている人は、語彙力の強化に力を入れると良いでしょう。

語彙力が乏しいと、たとえ文脈を推測して全体像を掴むことができたとしても、細かいポイントを突くような出題には答えられません。また、一問あたりにかかる時間も当然多くなりますので、問題を解ききれない可能性が高くなります。

語彙力アップのために辞書や単語集を使う場合は、Web上やアプリで発音をチェックできるものがおすすめです。リスニングはもちろん、単語を復唱すれば発音やスピーキングの練習にもなります。また、知らない単語が出てきたらすぐに意味を調べるのでではなく、最後まで読んでから調べる癖を付けると良いでしょう。思考を遮られることがないだけでなく、文章全体から単語の意味を推測できる場合もあります。

英文を読む力を付ける

英文の読解力と速読力を養うには、まず英語に慣れましょう。毎日何らかの形で、英語に触れるようにしたいものです。
Part7に50~55分を確保するということは、Part5と6の合計46の設問を20~25分で解く計算になり、1問あたりに平均で30秒前後しかかけられません。
長文問題に限らず、英文を読むスピードが求められます。

英語を読むスピードを上げるには、とにかく日常的に英語に触れることが大切です。新聞や雑誌、ネット記事、ブログ、学習用アプリなど、何でも構いません。趣味や仕事など、自分が興味のある分野の文章なら内容を楽しみながら読むこともできます。また、必ずしも長文にこだわる必要はなく、短い文章でも量をこなすことで読解力は向上します。

読む際にはスラッシュリーディングという方法を使い、「誰が」「何をした」→「どこで?」「いつ?」「何のために?」というように、頭の中でカタマリごとにスラッシュで区切って読むクセをつけると良いでしょう。、その積み重ねによって、頭の中で英語を逐一和訳しなくても自然に理解できるようになれば成長の証。英文を速く読めるようになり、TOEICで解答できる問題数と正答率もアップするでしょう。

TOEICの出題形式に慣れる

TOEICでスコアアップを図るには、出題される文章のジャンルや形式にも慣れが必要です。過去の問題集や専用参考書などを使って、繰り返し練習すると良いでしょう。頻出ジャンルがわかるとともに、出題パターンに慣れることもできます。

また、模試を解く時、不正解問題の理由を分析しなければなりません。
不正解問題の理由は大体、

ココがポイント

  • 理解力不足
  • 語彙力不足
  • 時間不足

という三つの理由しかないのです。

理解力不足なら、日々英文を読む練習で読む力を強化しましょう。
語彙力不足なら、単語帳を繰り返して読むのが大切です。
時間不足に対しては、模試、公式問題集とReading問題集に挑戦するとき、時間を計りながら解いてみることにより、時間配分の感覚や解答ペースが身に付くでしょう。

Part.7を攻略するには英語への慣れが重要

TOEICのPart7で正答率を上げるには、日頃から英語に慣れ親しみ、英文を読むスピードを上げることと、本番テストでは解き方のコツを押さえて解答することが大切です。時間配分にも細心の注意を払い、解くようにしましょう。Part7に苦手意識のある人や、全問解き終えたことがない人は、今回ご紹介した解き方のコツを参考に、参考書や過去問で練習してみてください。

TOEIC学習においては、目標スコアに合わせてプランを立てるのが大切です。TOEIC初心者の方は、まず公式問題集を解いてみて、自分現在のレベルを把握すると良いでしょう。
次にTOEIC対策として、目標に向かって単語の学習、模試の練習と模試の復習という3つの項目に対して別々に学習期間を設定します。
そして、形式問題対応できるように、プランに沿って単語を勉強し、公式問題集や模試などを解いたり復習したりすることでTOEICの問題形式に慣れましょう。
TOEIC学習はTOEICスコアアップに限らず、英語学習にも役立つので、本気で英語を勉強したい方は、是非TOEIC学習によって英語力を高めましょう。

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  • この記事を書いた人

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
旅するカモノハシ~「自由ですけどなにか?」~
ぶら~りブラジル

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