英語を使う仕事一覧!必要な英語力・TOEICレベルは?


英語を使う仕事に憧れている方は多いと思います。この記事では、業務の一部で英語を使うことのある仕事から英語専門職まで、英語力のレベル別に16の仕事を紹介します。

業務内容、平均年収、どんなシーンで英語を使うかといった基本情報に加えて、その職業につくために求められる英語レベルや採用基準なども解説します。

TOEICは英語コミュニケーション力を表す指標としてはあまり役に立たないのが実情ですが、就活ツールとしては有効な面がありますので、各職業とTOEICの関係にも触れることにします。

英語を使うことがある仕事

ポジション・業務によっては英語を使うことのある仕事を紹介します。

飲食店・テーマパークのスタッフ

飲食店スタッフ(ホール・接客係)は注文・給仕・会計での接客が中心業務です。テーマパークスタッフは来園者の受付・誘導、店舗での販売・給仕、園内の清掃などを行います。いずれも平均年収は200万~300万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

英語を使うシーンは一般的にはあまりありませんが、外国人に接客する機会があれば定型的な英会話を行うことになります。とくに国際的に有名なテーマパークでは外国人訪問客が多めで、英語を使う機会も多くなります。

飲食店・テーマパークスタッフになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

一部を除き、英語力を求められることはないでしょうが、決まり切った英会話フレーズが覚えられればキャリアにとってプラスとなります。外国人客への接客が想定されるポジション(都会の高級飲食店・有名テーマパークなど)に応募するには、定型的な英会話を習得するための素地があったほうがよいでしょう(TOEICで言えば600点以上)。

SE

SE(システムエンジニア)は、顧客のヒアリングに基づき情報システムの企画・設計・開発・運用コンサルティングなどを行います。実際にシステムを構築・プログラミングするのはプログラマーなどの役目で、SEはシステムのデザインや工程のマネジメントを担当します。平均年収は500万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

最新の情報システムに関する技術文書は英語で書かれていることが多く、英語力のあるSEは業務のためにそうした文書の要点を素早く読み取っていきます。海外にも開発拠点を構えている企業の場合、当地のスタッフとのコミュニケーションで英語を用いることがあります。

SEになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

日本企業がSEを採用する際に英語力を基準にすることはあまりありません。TOEICで言えばレベルB(730点以上)程度であれば「特技」として評価されることもあるでしょう。英語力のあるSEは入社後にキャリアアップや業務スキルアップのために英語を身につけていったという人が多いようです。

英語スキル(初級~中級)が求められる仕事

限られた範囲の英語スキルを日常的に求められる仕事を紹介します。

グランドスタッフ

グランドスタッフは空港で乗客の接客を担当します。おもな業務はカウンターでの搭乗手続きとゲートでの搭乗案内です。年収は200万~350万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

外国人旅行客への接客や搭乗アナウンスでは定型的な英会話が用いられます。さらに、質問やトラブルに対しては英語で臨機応変に対応することもあります。

グランドスタッフになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

日本の企業がグランドスタッフの採用時に求めているのはTOEIC550点程度で、実際に英会話ができるかどうかよりも研修や実地経験を通して学んでいけるかどうかを見ていると言えます。現場で仕事を十分にこなせるスタッフであれば、TOEIC800点程度以上は取れるスキルを有しているでしょう。

CA

CA(客室乗務員)は旅客機に乗り込んで乗客への案内・サービス、緊急時の避難誘導、機内清掃・設備保安業務などを担当する仕事です。平均年収は400万~600万円程度です・

どんなシーンで英語を使う?

おもに乗客とのコミュニケーションや機内放送で英語を使う機会があります。国際線では日常的に英語を使うことになります。国内線専門の航空会社に就職した場合も外国人旅行客などへの対応で英語を使うことがあります。外国人スタッフ(パイロット・グランドスタッフなど)とのコミュニケーションでは英語が求められるでしょう。

CAになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

日系企業に限れば、定型的な英語で会話ができれば十分務まります。さらに高度な英語スキルがあればキャリアアップに有利でしょう。採用基準の目安として「TOEIC600点」が挙げられるのが通例です。外資系航空会社への就職・転職では当然ながら条件がまったく異なり、「英語に堪能」であることが求められます。

航空管制官

航空管制官は国家公務員で、航空機が安全に飛行・離着陸を行えるようにパイロットに指示を出すのが職務です。空港か航空交通管制部(全国4箇所)に勤務します。平均年収は年功・地位により350万~700万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

航空管制業務では英語が世界共通語になっており、パイロットとのやり取りは(相手が日本人であっても)英語で行われます。ただし、たいていは定型的な短い表現を使うだけです。

航空管制官になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

航空管制官になるには採用試験をパスしなければなりません。英語に関しては、リスニング・読解・英訳・文法に関する筆記試験と英会話面接があります。合格レベルは英検準1級、またはTOEIC600~700点程度です。航空管制官になってからも定期的に英語の試験があり、ある程度継続的な学習が求められます。

パイロット

パイロットの仕事は旅客機の操縦だけではなく、離陸までの準備、航空管制官とのやり取り、航路・機体の確認・調整、緊急時の対応、着陸後のチェックなど、多様なタスクを含みます。パイロットの年収は大手航空会社の機長クラスで2,000万円程度に達します。

どんなシーンで英語を使う?

航空管制官とのやり取りは英語で行われます。外国人クルーや海外空港のグランドスタッフとのコミュニケーションでもある程度英語を使います。また、訓練を海外で実施することも多く、外国人教官などと英語で意思疎通を図らなければなりません。

パイロットになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

パイロットが業務で使う英語は定型的なものが多く、さほど高度な英語力は求められません。パイロットの選考試験では英語の筆記試験が課され、日本企業でも英語面接をするところがあります。大手航空会社ではTOEIC700点程度が目安として求められています。

通関士

通関士は輸出入品の通関手続きを代行するのが基本的な業務です。通関士は通関業者に所属して仕事を行います。業者・ポジションにより年収は大きく異なり、500万~1,200万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

書類の多くは英語で書かれており、申告書作成でも英語が多用されます。ただし使われる英語は品目・品名・地名や決まりきった単語・表現が多く、高度な英語力は不要です。企業によっては海外の業者とやり取りをするポジションにつくこともありえます。

通関士になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

通関士は国家資格で、試験では英語の通関書類を読んで解答する問題も出題されます。中学英語程度の文法を理解した上で、特有の表現に慣れておけば英語力としては十分でしょう。海外業者とやり取りをするポジションへの中途採用では、次に紹介する貿易事務と同様のスキルが求められます

貿易事務

貿易事務とは、輸出入に関わる企業の事務職のことです。貿易書類・申請書類の作成と管理、メール・口頭での手配や取引先対応を担当します。平均年収は300万~600万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

日常的に英語を使う仕事です。取り扱う文書の多くは英文で、読むだけでなく作成業務もあります。海外業者や外資系企業とのやり取りでは英語でメール・電話対応を行います。

貿易事務になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

書類の作成・管理だけを担当する場合は、フォーマットがあるため基礎的な英語力があれば徐々に慣れていくことができます。海外とのメール・口頭でのやり取りを担当する場合は、ビジネス英語のリスニング・スピーキング力が必要です。採用の際はポジションに応じてTOEIC500~750点程度が必須・歓迎条件とされます。

英語スキル(中級~上級)が求められる仕事

比較的高度なスピーキング力や総合的な英語コミュニケーションスキルが求められる仕事を紹介します。

バイヤー

バイヤーは小売店で販売する商品の買い付けを担当する仕事です。マーケティング視点で商品・ブランド・メーカーを発掘し、買い付けの交渉を行います。大手百貨店のバイヤーの年収は600万~800万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

海外での買い付けを担当する場合、マーケティングの情報収集・分析で英語の情報を扱い、買い付けでは説得力のある英語で交渉を行います。ただし、交渉で通訳を介する場合もあります。

バイヤーになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

外国で買い付け交渉を直接担当する場合は高度かつ積極的なスピーキングスキルが求められます。大手百貨店のバイヤー求人では英語を用いた勤務経験が問われることが多く、TOEICスコアは800点以上が目安となります。

外資系企業の秘書

秘書は担当上司のためにスケジュール管理、電話・メール・来客対応、文書・メール管理、取引先との会合に関する手配などを行います。通訳や資料翻訳を任されることもあります。年収は500万円~700万円程度が一般的です。

どんなシーンで英語を使う?

外国人上司とのコミュニケーションは英語で行われるのが普通です。電話・メールでの対応も英語になることが多いでしょう。取引先との間で通訳を行ったり、資料の翻訳をしたりする場合があります。

外資系企業の秘書になるのに必要な英語力TOEICスコアは?

外資系企業の秘書には総合的な英語コミュニケーション力が求められ、採用では英語面接が行われます。ネイティブレベルが求められる場合もあれば意思疎通ができれば十分ということもあります。TOEICスコアが参考にされることはありませんが、最低でも800点程度は取れるスキルがないと就職できるポジションは見つからないでしょう。

公認会計士(国際部門)

公認会計士は会計監査(法人決算書のチェック・監督)やコンサルティングなどを行う仕事です。まずは監査法人に入所するのが一般的で、年収は新卒でも500万円程度と高く、キャリアアップや独立開業で1,000万円以上も目指せます。

どんなシーンで英語を使う?

監査法人の国際部に所属した場合、クライアント企業の担当者との間でメール・口頭での英語コミュニケーションが行われることがあります。IFRS(国際財務報告基準)を採用している企業の会計監査をする場合、IFRSの英語条文を参照する公認会計士もいます。

国際部門の公認会計士になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

監査法人国際部でも入所当初はあまり英語力は求められないのが通例ですが、キャリアアップしていくにつれて高度なスキルが要求されるようになります。とくに海外企業のM&Aや国際税務に関わる場合には柔軟なスピーキング力が期待され、最低でもTOEIC850点が取れるくらいの能力は必要です。

在外日本大使館事務員

在外日本大使館事務員は国家公務員で、外交官・書記官などの専門職をサポートし、庶務・会計・事務手続き・訪問者対応などを担当します。年収は年功・地位により300万~650万円程度です。

どんなシーンで英語を使う?

英語圏の在外日本大使館では訪問者対応・文書管理でおもに英語を使います。翻訳や現地情報のリサーチを担当する場合もあります。

大使館事務員になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

総合的な英語力が求められ、ビジネス会話に加えて英文リーディング・ライティングのスキルが必要です。TOEICで言えば900点程度は取れるスキルがないと務まらないでしょう。

ネイティブレベルの英語力が求められる仕事

英語専門職やネイティブ並に英語を使う仕事を紹介します。すべての側面でネイティブレベルであることが求められるとは限らず、職業ごとに重点があります。

翻訳

実務翻訳・出版翻訳・映像翻訳の3タイプがあります。実務翻訳が扱うのは実務文書・技術資料・ニュース記事などです。出版翻訳は書籍の翻訳を行い、映像翻訳は映画などの字幕・吹き替え文を担当します。マーケット規模で言えば実務翻訳が他の2つを圧倒しています。翻訳家の年収はまさにピンからキリまであります。

どんなシーンで英語を使う?

英語を扱う翻訳家は常に英語を相手にして仕事をしています。翻訳テキストそのものに加えて、翻訳のためのリサーチでも英文を読みこなします。翻訳会社・クライアントとの連絡・交渉で英語が使われることもあります。

翻訳家になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

日本語への翻訳ではネイティブレベルのリーディング力、英語への翻訳ではそれに加えて同様のライティング力が期待されます。実務・出版翻訳ではリスニング・スピーキング力は必要ではありませんが、小説や対談などを訳すときには口語表現の知識・感覚が重要です。翻訳会社にはTOEICはまったく気に掛けないところと900点以上などの条件を課すところがあります。

通訳

通訳者は話者が話すのとほぼ同時に、または1文ずつなどに区切って翻訳していきます。前者の場合は話の要点をつかみ、流れを予想しながら訳します。正確さよりも要点を伝えるのがポイントになります。後者の場合はより時間をかけて正確さを目指します。平均年収は300万~1,000万円程度と幅があります。

どんなシーンで英語を使う?

通訳者は現場で臨機応変に英語で対応するだけでなく、本番を想定してさまざまな事前準備・練習を行います。英文資料の読み込みが必要な場合もあります。

通訳者になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

基本的にはネイティブレベルのリスニング力・スピーキング力が求められます。とくに日常会話はまんべんなく対応できる必要があるでしょう。それ以上の部分では専門分野・得意分野を伸ばし、広げていくことが重要となります。TOEICスコアは問題にならないレベルです。

国際開発コンサルタント

国際開発コンサルタントは政府の開発援助プロジェクトや民間企業の海外開発に加わりコンサルティングを行います。海外で過ごすことが多い仕事で、年収は400万~600万円程度です。報酬よりもやりがいを求めている人が多いようです。

どんなシーンで英語を使う?

現地でのコミュニケーションに加え、情報のリサーチを英語で行い、計画書などの書類も英語で作成します。

国際開発コンサルタントになるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

高度で総合的な英語力が求められます。TOEICでは測りきれない能力が必要です。また、英語以外に第2、第3外国語を習得する開発コンサルタントもたくさんいます。

国連職員

国連職員は国際連合や関連国際機関に所属する職員のことで、国際公務員とも呼ばれます。各機関の事務局でデスクワークを行うよりも、現場に出かけて問題解決に携わるのが中心業務となります。年収は所属する機関・地域・地位などにより非常に大きな幅があります。

どんなシーンで英語を使う?

英語(とフランス語)を用いて職務を遂行するのが基本となります。実際にどんなスキル・対応力が求められるかは現場によりさまざまです。

国連職員になるのに必要な英語力・TOEICスコアは?

高度で総合的な英語力が求められます。現場主義的なところもあり、採用時の語学力がやや不足していても経験を通してスキルアップしながら対応していける場合があります。TOEICなどの特定資格のスコアは採用にあたり基準にされません。

まとめ

英語を使う16の仕事を紹介しました。英語を使う機会や求められるスキルのレベル・側面には非常に大きな幅があることが見て取れたと思います。

実際のところ、ほとんどの「英語を使う仕事」では全面的な英語スキルが求められるわけではありません。業務の重心に沿って英語を習得し、錬磨し、キャリア目標や状況に合わせてその他のスキルも少しずつ取り込んでいく、というのが従事者の実像と言えます。実際に職についたのちに現場で揉まれながら学んでいく部分の方が大きいのではないでしょうか。

将来的に英語を使う仕事につきたいと考えている方は、決して恐れずに夢へ向かって踏みこんでいっていただきたいと思います。英語のどんな側面がとくに必要とされるのかを把握しておけば、効率的に夢への階段を上っていくことができることでしょう。

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