TOEICスコアを伸ばす勉強法|初心者が着実にステップアップするには?

TOEICは英語のコミュニケーション能力を測るテストの一つとして知られ、企業の中には社員に一定のスコアを求めるところもあります。リスニングセクションとリーディングセクションから構成されていて、出題形式に慣れていないと高いスコアを目指すのはなかなか難しいとされています。どのような勉強法で対策すれば、初心者でもスコアを伸ばすことができるのでしょうか。
この記事では、初心者の人が着実にステップアップして、TOEICでスコアを伸ばすための勉強法やテクニック、必要な心構えなどをご紹介します。

TOEICの勉強を始める前に

TOEICに向けて勉強を始める前に、初心者が心得ておきたいことをお伝えします。

模試を解く

問題の形式に慣れるために、模試問題集などを解いてみましょう。
TOEICはリスニングとリーディングがともに100問ずつの計200問で、満点は990点です。制限時間はリスニングが約45分間、リーディングが75分間の合計2時間です。つまり、200問すべての設問を解くには、リスニングは1問あたり平均27秒以内、リーディングは1問あたり平均45秒以内で答える必要があります。実際に模試などに取り組んでみると、2時間以内に200問を解き終えるのはなかなか難しいことがわかるでしょう。
初めて解くときは、まったくできなかったり、時間が足りなかったりしても構いません。現状のスコアレベル、自分の強みや弱みを把握し、今後の対策を練るために必要なことだからです。実際に時間を計りながら、全問に挑戦してみましょう。

自分のレベルに応じた適切な教材を用意する

現状のスコアレベルを把握できたら、市販の問題集などを利用して弱点克服を目指しましょう。TOEIC向けに特化した問題集や、リスニング力を鍛えられるCD・DVDなどが豊富にあります。また、書籍だけでなくアプリの活用も有効です。リスニングやリーディング、単語、熟語といった分野別のほか、「目指せ○○○点」のように目標のスコア別になっているものなど、多種多様なアプリがあります。スマートフォンアプリなら、電車での通勤中など日常の隙間時間に使えるので、忙しい人にも便利です。

レベル別TOEIC対策

試験の最中は考える時間があまりないため、反射的に答えられるよう、簡単な問題を反復学習すると良いでしょう。ここでは、「入門・初級レベル」「中級レベル」「上級レベル」の3つに分けて、目標のレベル別対策法をご紹介します。

入門・初級レベル

スコアとしては500点以上600点未満が目安で、中学英語を習得できているレベルです。
頻出単語を中心に語彙力を身に付け、中学生レベルの英文法でわからない点がある人は復習しましょう。TOEIC対策用の教材では中学生レベルの内容が省かれていることもあるので、中学生向けの教材を使用するのもおすすめです。
リスニング対策は、難易度が低い教材で英語に耳を慣らすことから始めましょう。それから、公式問題集などでTOEICの出題形式に慣れておくのがベストです。

中級レベル

初級レベルをクリアしたら、600点以上800点未満の中級レベルを目指しましょう。
頻出単語以外も覚えるようにして、語彙力を鍛えるのがポイントです。単語の発音が聞けるCDやアプリで音と一緒に覚えると、リスニングにも役立つほか、自分でも一緒に発音することによって、記憶に残りやすくなるでしょう。「look at ~」(~を見る)、「look for ~」(~を探す)、「look after ~」(~の世話をする)のように前置詞によって意味が異なる単語も多くあります。イディオムも積極的に覚えていきましょう。
また、中級レベルのスコアを目指すには、TOEICに特化した教材を選んで学習し、出題形式に慣れておくことが大切です。

上級レベル

800点以上を狙う上級レベルでは、問題を解くスピードがより重要になってきます。時間内で全問に答えられるよう、実践問題や模試を繰り返し解いてスピードアップを図りましょう。
問題を解く際のペース配分も重要です。リーディングの短文問題は極力短い時間で答えていき、長文問題に時間を使えるようにします。長文で解釈を誤ると、その後複数の設問で間違えることがあるからです。
TOEICで上級レベルを目指せるようになると、頭の中で英語を逐一和訳せずに理解できるようになっているはずです。日本の新聞の英語版や、海外の新聞などにも触れて、語彙力と読解力にさらに磨きをかけましょう。

続けやすくて効率的にスコアを伸ばす勉強法

リスニングとリーディングそれぞれについて、効率よくスコアをアップする勉強のコツをお伝えします。

リスニング

リスニングでスコアを上げるには、TOEICの公式教材やアプリを使うと効果的です。英語では基本的に冒頭に結論が来て、その後に理由などが続きます。そのため、リスニングでは特に冒頭部分に集中して聞くことが大切です。
また、教材をただ聞き流しているだけでは、英語のスピードやリズムには慣れても、成果はあまり上がりません。そこでおすすめしたいのが、耳で聞いた英語をほぼ同時に復唱するシャドーイングです。集中して英語を聞き取るようになり、発音の練習にもなります。耳だけを頼りに英文を読み上げ、わからなかった部分はスクリプトで確認してみましょう。
TOEICのリスニングセクションでは、放送された会話やナレーションの内容を覚えておき、設問に答えるパートもあります。そのため、シャドーイングでは英文の意味を考えながら口に出すことや、音声を聞いてから復唱するまでの間隔を徐々に空けてみることも大切です。

リーディング

TOEICのPart5(短文穴埋め問題)とPart6(長文穴埋め問題)の練習を繰り返し行うと、問題の傾向をはじめ、身に付いていない単語や文法などがわかって良いでしょう。
語彙力を増やすには、やみくもに単語帳を覚えるのではなく、専用アプリなどでTOEICに頻出する語句を中心に学習すると効率的です。
また、リーディングセクションで一つでも多く解答し、スコアを上げるためには、英文を速読し、理解できる力も必要です。そのためには、英文を読み、英語のまま意味を理解できるレベルになるのが理想的です。リーディングの訓練は、自分の好きなトピックやなじみのある内容の文章を読むようにすると長続きします。英語初心者の人がいきなり英字新聞や英語の雑誌から始めると、文章が難しく、長く読み続けるのは難しいでしょう。日本の新聞の英語版などがおすすめです。
英文を読むのに慣れてきたら、TOEICリーディングセクションのPart7(一つまたは複数の文書の読解)に挑戦しましょう。Part7は問題量が多いため、テスト直前は時間配分を意識しながら解くようにしてみてください。

耳を鍛えつつ、英文を読む訓練が必要

TOEICの勉強では、まずリスニング力を徹底的に鍛えることをおすすめします。リーディングよりもリスニングの平均スコアのほうが高く、初心者でも耳を鍛えれば点数を取りやすいパートだからです。語学の勉強は慣れが必要なので、できるだけ毎日英語の音声に触れるようにしましょう。
リーディング対策では、単語や文法を覚えることはもちろん、読解力を身に付けることも大切です。より高いスコアを獲得するには、英文のまま意味を理解できるくらいの英語を読む力が求められます。

最後に、実際の試験では、マークシートの記入箇所を間違えないように気をつけましょう。設問を一つ飛ばしたり、同じ欄にマークを2つ入れてしまったりすることがあります。TOEICでは時間配分もスコアアップの鍵になるので、修正などによる時間のロスは少しでもなくしたいものです。

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