【保存版】海外トレーニーの動画が10倍楽しくなる!筋トレ英語フレーズ
海外トレーニーの動画を深く理解するカギは、彼らが使う特有の「筋トレ 英語 フレーズ」にあります。この記事で紹介する頻出単語、テクニック用語、そしてジム スラングをシーン別に学ぶことで、今まで雰囲気でしか分からなかったフォーム解説やトレーニング哲学が明確に聞き取れるようになります。結果として、最先端のテクニックを自身のトレーニングに活かせ、モチベーションも格段にアップするでしょう。

海外フィットネス動画、雰囲気だけで見ていませんか?
憧れの海外トレーニー、例えばクリス・バムステッド(Cbum)やジェフ・ニパード(Jeff Nippard)のYouTube動画。見ているだけでモチベーションが上がりますよね。
しかし、こんな経験はありませんか?
- トレーニング解説が始まると、字幕を追うのに必死で映像に集中できない。
- 字幕がない動画だと、何を言っているのかサッパリ分からない。
- セットの最後に叫んでいる「あの言葉」は、どういう意味なんだろう?
海外のフィットネス情報は、最新の理論やテクニックの宝庫です。しかし、言語の壁によって、その情報の「雰囲気」しか受け取れていないとしたら、非常にもったいないことです。
この記事では、海外 トレーニー 動画の視聴に特化し、動画の流れ(シーン別)に頻出する「筋トレ 英語 フレーズ」を徹底的に解説します。単なる単語の羅列ではなく、「なぜここでこの言葉が使われるのか」というニュアンスまで深掘りしていきます。
この記事を読み終える頃には、彼らの言葉がダイレクトに理解でき、視聴体験が10倍楽しくなっているはずです。
シーン別:動画で絶対聞く英単語&フレーズ
さっそく、海外トレーニーの動画の流れに沿って、頻出する英語表現を見ていきましょう。
Scene 1: 動画の冒頭とワークアウト紹介
まずは動画の「掴み」の部分。彼らが視聴者に語りかけ、その日のメニューを紹介するシーンです。
挨拶&導入の決まり文句
【例文】
“What’s up guys? Today, we’re gonna hit chest and tris (triceps).”
日本語訳:「よお、みんな!今日は胸と(上腕)三頭筋をやるぞ。」
“What’s up guys?” や “What’s going on everyone?” は定番の挨拶。そして “hit” は「(トレーニングで)攻める、鍛える」という非常によく使われる動詞です。「train」や「work out」よりも口語的で、「ガッツリやるぞ」というニュアンスがこもっています。
また、”Leg day”(脚の日)、”Push day”(押す日:胸・肩・三頭)、”Pull day”(引く日:背中・二頭)といった「分割法(Split)」に関する単語もここでよく登場します。
メニュー構成の説明
その日のメニュー構成を説明する際、以下の単語が頻出します。
【例文】
“We’ll start with some compound exercises, then move on to isolation movements.”
日本語訳:「まずはコンパウンド種目(多関節種目)から始めて、その後にアイソレーション種目(単関節種目)に移るよ。」
- Compound exercises: コンパウンド種目。スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなど、複数の関節と筋肉を同時に使う種目。
- Isolation exercises: アイソレーション種目。アームカールやレッグエクステンションなど、特定の筋肉を単独で鍛える種目。
- Warm-up: ウォームアップ、準備運動。
- Working sets: ワーキングセット。ウォームアップ後の「本番セット」のこと。
- Cool-down: クールダウン。
これらの単語が聞き取れるだけで、その日の動画の全体像が一瞬で掴めるようになります。
Scene 2: フォームとテクニック解説(最重要!)
ここが動画の核心部分。彼らが自身のテクニックや「効かせる」ためのコツを解説する、最も価値のあるパートです。
最頻出!「効かせる」ための指示
【例文】
“Focus on the mind-muscle connection. Really squeeze at the top.”
日本語訳:「マインドマッスルコネクション(筋肉と意識の接続)を意識して。トップで(筋肉を)思い切り絞り込め。」
“Mind-muscle connection” は、現代のフィットネス 英語において最重要単語の一つ。単にウェイトを上げるのではなく、「今、使っている筋肉」を強烈に意識することを指します。
そして “Squeeze”(絞る)は、筋肉が最も収縮した状態(トップポジション)で、さらに力を込める動作を指します。これが聞き取れたら、「ああ、彼は収縮を大事にしているんだな」と分かります。
動作のコントロールに関する指示
【例文】
“Don’t just drop the weight. You have to control the negative.”
日本語訳:「ウェイトをただ落とすな。ネガティブ(下ろす動作)をコントロールしないとダメだ。」
ここで言う “Negative” は、専門用語で「Eccentric(エキセントリック=伸張性収縮)」、つまり筋肉が伸びながら力を発揮する局面(例:ベンチプレスでバーを下ろす時、スクワットでしゃがむ時)を指します。怪我の予防と筋肥大の両方において非常に重要視されるため、解説動画では必ずと言っていいほど言及されます。
フォーム(姿勢)に関する指示
以下の表は、フォーム解説でよく使われる「体の部位」と「指示」をまとめたものです。
| 指示 (Cues) | 日本語訳 | よく使われるシーン |
|---|---|---|
| Keep your core tight. | 体幹を固めて。(腹圧をかけて) | スクワット、デッドリフトなどほぼ全て。 |
| Retract your scapula. / Pinch your shoulder blades. | 肩甲骨を寄せて。 | ベンチプレス、ロウイング(背中トレ)。 |
| Keep your chest up. | 胸を張って。 | スクワット、デッドリフト、ロウイング。 |
| Full range of motion (ROM). | 全可動域で。(フルレンジで) | 全ての種目。可動域の重要性を説く時。 |
| Don’t lock out your elbows/knees. | 肘/膝をロックしきらないで。(伸ばし切らないで) | プレス系種目、レッグプレスなど。関節への負担軽減。 |
これらのフレーズが聞き取れるようになると、彼らがどのポイントを重要視してその種目を行っているのかが、手に取るように分かります。
Scene 3: セットとレップス(強度・ボリューム)
彼らが「どれくらいの重さ・回数で」やっているかを説明するパートです。トレーニングの強度設定は非常に重要です。
【例文】
“I’m aiming for 8 to 10 reps. The last rep should be close to failure.”
日本語訳:「8回から10回を狙ってる。最後の1回は限界ギリギリになるはずだ。」
- Reps: Repetitions(レペティションズ)の略。回数のこと。「レップス」と発音されます。
- Sets: セット数。
- Aiming for…: 〜を狙っている。(目標回数)
- Failure: 限界。これ以上1回も上がらない状態。「Train to failure」で「限界まで追い込む」という意味になります。
- PR (Personal Record): 自己ベスト。PB (Personal Best) とも言います。「I hit a new PR!(自己ベスト更新した!)」のように使います。
また、トレーニングテクニックに関する以下の用語も頻出します。
- Drop set (ドロップセット): 限界が来たら、すぐにウェイトを軽くしてさらに数回行うテクニック。
- Superset (スーパーセット): 2つの異なる種目を休憩なしで連続して行うテクニック。(例:アームカールとトライセプスエクステンション)
Scene 4: 追い込みと感覚(一番アツい部分)
セットの最終盤、最もキツい局面。トレーニーが自分を鼓舞し、その感覚を表現する、動画で最も情熱的なシーンです。これぞ「ジム スラング」の世界です。
自分や仲間を鼓舞する掛け声
【例文】
“Come on! Push it! One more rep! Light weight, baby!“
日本語訳:「いけー!押せ!あと1回だ! 軽いぜベイビー!」
- Come on!: 「さあ来い!」「頑張れ!」最も一般的な掛け声。
- Push it!: 「(限界を)押せ!」「追い込め!」
- One more rep!: 「あと1回!」
- Light weight, baby!: 伝説のボディビルダー、ロニー・コールマンの有名な掛け声。超高重量を扱いながら「軽いぜ!」と叫ぶ、究極の自己鼓舞です。これを言い出したら、そのトレーニーは「ゾーン」に入っています。
筋肉の感覚を表現するスラング
【例文】
“Oh, the pump is insane! It’s burning!”
日本語訳:「うわ、パンプがヤバい! (筋肉が)燃えるようだ!」
- The pump: パンプアップ。トレーニングによって筋肉が血液で満たされ、パンパンに張っている状態。トレーニーが最も好む感覚の一つ。
- It’s burning!: 「燃えるようだ!」乳酸が溜まって筋肉が熱く、痛む感覚。「Feel the burn(燃焼を感じろ)」とも言います。
- I’m gassed. / I’m smoked.: 「もうガス欠だ」「ヘトヘトだ」。セットやワークアウト全体を終えて、完全に疲弊した状態を指すスラングです。
Scene 5: トレーニング後と栄養(まとめ)
ワークアウトを終え、その日の感想や栄養補給について語るシーンです。
【例文】
“That was a sick workout. Time for a post-workout meal to secure the gains. Gotta hit my macros.”
日本語訳:「ヤバいワークアウトだった。成果を確実にするためにトレ後の飯の時間だ。マクロ(栄養素)を達成しないと。」
- Gains (ゲインズ): 筋トレによって得られる成果、特に「筋肥大」。”Make some gains”(筋肉をデカくする)のように使われます。
- Shredded / Ripped: シュレッド/リップド。体脂肪が極限まで低く、筋肉の筋(ストリエーション)が見える「バキバキ」の状態。
- Bulking (バルキング): 増量期。筋肉を増やすために、意図的に消費カロリーより多く摂取する期間。
- Cutting (カッティング): 減量期。筋肉を維持しつつ脂肪を落とす期間。
- Macros (マクロ): Macronutrients(マクロ栄養素)の略。PFC(Protein:タンパク質, Fat:脂質, Carbs:炭水化物)のこと。「マクロを管理する」=「PFCバランスを管理する」という意味です。
- Protein shake: プロテインシェイク。
- Pre-workout: プレワークアウトサプリメント(トレーニング前の覚醒・パンプ促進剤)。
- Post-workout meal: トレーニング後の食事。
まとめ:筋トレ英語を学んで、トレーニングをアップデートしよう
今回は、海外トレーニーの動画視聴に特化して、頻出する「筋トレ 英語 フレーズ」をシーン別に徹底解説しました。
今まで雰囲気でしか分からなかった海外トレーニーの動画も、これらのフレーズを知っているだけで、彼らが何を考え、どのテクニックを重要視し、どんな感覚でトレーニングしているのかがダイレクトに伝わってくるようになります。
この記事で学んだポイントをまとめます。
- シーン別で覚えるのが効率的: 動画の「導入」「フォーム解説」「追い込み」「トレ後」など、流れに沿ってフレーズを覚えると記憶に定着しやすくなります。
- 最重要は「フォーム解説 (Scene 2)」: “Mind-muscle connection” “Squeeze” “Control the negative” など、テクニックに関する単語は最優先で覚えましょう。
- スラングは「情熱」の現れ: “The pump” “Gassed” “Light weight!” などのジム スラングが分かると、彼らの情熱や「キツさ」が共有でき、視聴がさらに楽しくなります。
- 知識がトレを加速させる: 英語で直接情報を得ることで、最新のフィットネス理論やテクニックを誰よりも早くキャッチアップでき、あなたのトレーニングの質も向上します。
さっそく今日から、この記事を片手にお気に入りの海外トレーニーの動画をもう一度見てみてください。きっと、昨日までとは比べ物にならないほど多くの「学び」と「モチベーション」が得られるはずです。Let’s make some gains!






