【学び直し英文法】副詞とは

英語の副詞とは、名詞以外の語句や文章を修飾する役割のある言葉のことで、その言葉をより詳しく説明するために使われます。形容詞も似た用法を持っていますが、形容詞と副詞で用法の違いがあります。

英語の副詞とは、名詞以外の語句や文章を修飾する役割のある言葉のことで、その言葉をより詳しく説明するために使われます。

形容詞も似た用法を持っていますが、形容詞と副詞で用法の違いがあります。

英語の授業で「副詞」を深く掘り下げて教わることがあまり多くないので、何となくしか理解していない人もいるのではないでしょうか。

この記事ではそんな副詞の用法について掘り下げていってみたいと思います。

形容詞との違い

序章で「副詞は形容詞と似た用法である」ことをお伝えしました。

ではこの二つにはどのような違いがあるのでしょうか。
その答えはとてもシンプルです。

用法
形容詞名詞を修飾するfast car(早い車)
副詞名詞以外を修飾するvery well(とても上手に)

形容詞と副詞では修飾の対象となる品詞が、「名詞」か「名詞以外」であるかの違いがあります

上記の例では、名詞「car」を修飾するのは形容詞「fast」、副詞「well」を修飾するのは副詞「very」となっています。
ここでは「副詞」+「副詞」という用法が使われています。

副詞の種類

副詞には表すものによっていくつかの種類に分類されます。
実践であまり意識をすることはないので覚えてしまう必要はありませんので、何となく理解をするくらいで問題ありません。

「動作の状態」を表す副詞

まず副詞には「どのように」行われたかを表現するものがあります

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]He drove the car violently.
彼は乱暴に車を運転した。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Could you speak more slowly?
もっとゆっくり話してくれますか?[/st-mybox]

動作の状態を表す場合、副詞は動詞の後に置かれることがほとんどです。

動作の状態を表す副詞例

carefully注意深く
clearly明るく、はっきりと、疑いなく
fast急いで
happily幸福に
honestly正直に
noisily騒々しく
quickly速く
safely安全に、無事に、差し支えなく
slowlyゆっくり
well上手に

「場所」を表す副詞

「どこで」起きているかを表現する際にも副詞が使われます

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I am going abroad next week.
私は来週海外へ行きます。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]He went outside with his key.
彼はカギを持って外に出ました。[/st-mybox]

場所を表す副詞の場合も、基本的には動詞の後に置きます

場所を表す副詞例

above上に
abroad海外に
below下の方に
downstairs階段を降りて、下の階に
far遠くに
forward前の方に
near近くに
somewhereどこかに
thereそこに
upstairs階上へ、2階へ

「時」を表す副詞

「いつ」行われたかを説明する表現の副詞は以下のように使われます。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I am having dinner at a restaurant today.
私は今日、レストランでディナーを食べる。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]He broke his leg last year.
彼は去年足を骨折した。[/st-mybox]

時を表す副詞は文末に置かれることが一般的です。

時を表す副詞例

ago~ 前に
forever永久に
later後で
now
soonまもなく
thenその時
today今日
tomorrow明日
tonight今夜は
yesterday昨日は

「頻度」を表す副詞

「どのくらい(頻度)」行われているかを表現する場合の副詞は下記のように使われます。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]He sometimes goes to the library.
彼は時々図書館に行きます。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I often have a fever.
私はしばしば熱を出す。[/st-mybox]

頻度を表す副詞は、動詞の前、be動詞の後、助動詞の後に置きます
頻度を強調したい時は文頭に置く場合もあります。

頻度を表す副詞例

alwaysいつも
frequently頻繁に
neverいまだかつて ~ ない
occasionally時折
often度々
rarelyめったに ~ ない
seldomめったに ~ ない
sometimesときどき
usuallyたいてい
yearly年に一度

「程度」を表す副詞

「どのくらい(程度)」を表す表現する場合の副詞は下記のように使われます。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I am very happy to meet you.
貴方に会えて本当にうれしいです。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]This soup is too hot.
このスープは熱すぎます。[/st-mybox]

程度を表す副詞は、形容詞や動詞、副詞の前に置かれます。
(※動詞の場合は一般動詞の前、be動詞の後に置かれます)

程度を表す副詞例

absolutely完全に
almostほとんど
completely完全に
entirelyまったく
hardlyほとんど~ない
nearlyほとんど
quiteかなり
really本当に
soとっても
too~すぎ

「原因」や「結果」を表す副詞

「~なので(原因)」や「~だから(の結果)」の表現をする副詞は下記のように使われます。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I think, therefore I am.
われ思う, ゆえにわれあり[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Living is dear, accordingly we have to economize.
生活費は高い、だから私たちは節約しなければなりません。[/st-mybox]

一般的には接続詞のように用いて表現します。

原因や結果を表す副詞例

thereforeゆえに
henceゆえに、従って
accordinglyそれゆえ
consequently結果として
thusそういうわけで、このように
anywayとにかく
howeverしかしながら、けれども

副詞の形

副詞はの多くは「形容詞」+「ly」の形をとるものが多く、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]

「clear」+「ly」=「clearly」
「slow」+「ly」=「slowly」
「happy」+「ly」=「happily」

※語の最後が「y」の場合は「i」に変換して「ly」をつけます。

[/st-mybox]

のように表記しますが、以下のような形の副詞もあります。

  • 形容詞と同じ形
  • 名詞と同じ形
  • 副詞のみで使われる

副詞の場所

副詞を置く位置は一般的に下記のようなルールがあります。

動作の状態を表す副詞動詞の後
場所を表す副詞動詞の後
時間を表す副詞文末
頻度を表す副詞動詞の前(be動詞の場合は後、助動詞の場合は後)
程度を表す副詞形容詞の前、動詞の前(be動詞の場合は後、助動詞の場合は後)、副詞の前
原因・結果を表す副詞接続詞のように用いる

副詞の位置には例外もあり、例えば文全体を強調したい場合は文頭に置く場合もあります。

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Frankly, I dislike him.
率直に言って、私は彼が嫌いです。[/st-mybox]

[st-minihukidashi fontawesome=”fa-file-text-o” fontsize=”90″ fontweight=”bold” bgcolor=”#FFC107″ color=”#fff” margin=”0 0 0 0″]例文[/st-minihukidashi]

[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Thus Ken will miss school tomorrow.
というわけで、ケンは明日学校を休むでしょう。[/st-mybox]

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