【学び直し英文法】名詞とは?

名詞は人や物、事を指す言葉のことを言います。 人の場合はTomやSallyなどの名前や、teacherやdoctorなどの職業名を指したり、物の場合はcupやcakeのほか、waterなどの形のないものも名詞になります。

名詞は人や物、事を指す言葉のことを言います。

人の場合はTomやSallyなどの名前や、teacherやdoctorなどの職業名を指したり、物の場合はcupやcakeのほか、waterなどの形のないものも名詞になります。

また、有形ではなくても、informationのような事柄や概念なども名詞です。

可算名詞と不可算名詞

名詞はそれの数を数えられるかによって分類が変わります。

可算名詞1,2,3と数える事ができる名詞cup、book、dogなど
不可算名詞数を変える事ができない名詞water、suger、musicなど

可算名詞はその数を1,2,3…と数える事ができますが、水や音楽などは明確に数える事ができず、まとまりや概念などとして捉えるため不可算名詞として分類されます。

可算名詞と不可算名詞の見分け方

可算名詞と不可算名詞の違いは「数えられるか」ですが、時々どちらか判断がつきにくい場合もあります。

可算名詞と不可算名詞について一つずつ解説をしていきましょう。

可算名詞

可算名詞は数字を使って数えられるものです。

普通名詞
ここに1本の鉛筆があります。


a pencil
鉛筆は1本、2本、3本と数える事ができるので、可算名詞です。
このように普通に数える事ができる名詞のことを「普通名詞」と言います。

集合名詞
そして可算名詞にはもう1種類あります。
ある一定の集団や集合体を一つのまとまりとして数える場合があります。


a team
例えば「team」を一つの集合体として数える場合の名詞のことを「集合名詞」と言います。

集合名詞の場合、teamを一つの集合体、単数として捉える場合と、teamの構成員一人ひとりに注目して複数と捉える場合があります。

この場合、どちらのニュアンスで使われているかは、文中の動詞を見て判断します。

例文
The team always plays great in games.

The team always play great in games.

前者と後者では一見同じ意味の文章に見えますが、前者はチームを一つの集合体として単数で見ているので、動詞は三人称単数現在形の「plays」、後者はチームの構成員一人ひとりに注目しているため、複数形となり「play」が使われています

主に単複両方で使うのはイギリス英語の場合で、アメリカ英語ではあまり使われません。

不可算名詞

不可算名詞とは、1つ、2つとは数を数える事ができないものを指す名詞のことです。

不可算名詞の中でもいくつか分類があります。

物質名詞

water
例えば水を意味する「water」は数を数える事ができないため、不可算名詞に分類されます。
水や土、粉末などはそれを1つ、2つと数えず、物量で区切ってある程度のまとまりとしてみなされます。

抽象名詞

love
愛「love」や経験「experience」、情報「information」のよう概念的なものは数えることができず、物質として存在していないもので、これらも不可算名詞として分類されます。

固有名詞

Japan
人名や地名など、その人や物についた固有の名称は数えるものではなく、不可算名詞として分類されます。

また、固有名詞の頭文字は大文字で書き、aやan、theなどの冠詞はつけません

名詞の使い方

さて、名詞の分類を可算名詞・不可算名詞と解説していきましたが、名詞の使い方をここで解説していきます。

名詞の複数形

名詞の複数形には「規則変化」と「不規則変化」があり、規則変化の場合は以下のルールが適用されます。

規則変化の名詞

変化のパターン変化
「s」で終わる名詞「es」をつける
「sh」で終わる名詞
「ch」で終わる名詞
「x」で終わる名詞
子音 +「o」で終わる名詞
子音 +「y」で終わる名詞「y」を「i」に変えて「es」をつける
「f」「fe」で終わる名詞「f」「fe」を「v」に変えて「es」をつける
上記以外の名詞「s」をつける

不規則変化の名詞

そして名詞の中には「単数形」と「複数形」が上記のルールに当てはまらず、全く形が異なるものもあります。

意味単数形複数形
男性manmen
女性womanwomen
子供childchildren
tootheteeth
ネズミmousemise

など、複数形の形が全く異なるものを「不規則変化」と言い、このような単語は少なくなく、一つひとつ覚えていくほかありません。

冠詞の使い分け

英語の名詞の前には「冠詞」というものを置きます。
日本語にはこの「冠詞」という概念がなく分かりにくいかもしれませんが、頻繁に出てくるのでその使い方を理解しておくと良いでしょう。

冠詞には「a(an)」や「the」があり、以下のような違いがあります。

aanthe
分類不定冠詞定冠詞
使い方単語の頭文字が子音単語の頭文字が母音特定のものを指す
ニュアンス不特定多数の中の一つ特定のもの

日本語にない概念なので、正確に訳す事ができないものですが、「a(an)」は「特定のものを指さないある一つの」、「the」は「特定のものを指す」もので「その」を付けると意味が理解しやすくなるでしょう。

例文
I ate Japanese food at a restaurant in Tokyo.
私は東京のレストランで和食を食べました。

How was the restaurant?
そのレストランはどうだった?

前者の英文では特定のレストランを指し示していないのに対し、後者の英文では「そのレストラン」について聞いています。

単数形は冠詞が原則付きますが、複数形の場合は冠詞が付かない場合もあり、指し示している範囲を限定する場合は「the」をつけます。

単数複数
冠詞無pencils
不定冠詞a pencil
定冠詞the pencilthe pencils

少しややこしく感じてしまうかもしれませんが、名詞は「数えられるもの・数えられないもの」「複数形のパターン」「冠詞のパターン」の3つを押さえておくと良いでしょう。

また、英語の名詞はその分類によって文法の扱いが異なってくることを知っておきましょう。

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