英語のレシピ表現を覚えて海外の料理をマスターしよう!

この記事では、レシピに関する様々な表現をジャンル毎に英語でご紹介します。外国の料理を作りたいという方はもちろん、日本食を海外に紹介するときにも役立ちますので、料理に興味がある方はぜひ参考にしてください。

料理をしている女性

英語のレシピ表現を覚えて海外の料理をマスターしよう!
「たまにいつもと違った料理を作りたいけど、レシピが英語だからよく分からない」と困ったことはありませんか?特に外国の料理を作るときは日本語でのレシピが少なく、英語で配信されているコンテンツを参考にすればより本格的な料理を作ることができます。

そこでこの記事では、レシピに関する様々な表現をジャンル毎に英語でご紹介します。外国の料理を作りたいという方はもちろん、日本食を海外に紹介するときにも役立ちますので、料理に興味がある方はぜひ参考にしてください。

英語のレシピで出てくる表現を覚えよう

まずは、料理にまつわる基本的な表現をまとめてご紹介しましょう。こうした単語を一通り覚えておけば、簡単なレシピは一通り理解できるようになります。

調理

まずは調理段階における英単語をご紹介します。「焼く」という単語一つをとっても、その方法で使うべき単語は変わってきますので、状況に応じて適切に使い分けてください。

下ごしらえ編

洗う wash
切る cut
解凍する defrost
混ぜる mix, blend
入れる、加える add
衣をつける dip in batter

「切る」を英語で言う場合には、シンプルにcutを使います。どのように切るかを詳しく説目したい時にはintoを使い、cut into halves「半分に切る」、cut into stripes「千切りにする」、cut into slices「薄切りにする」などと表現します。

また「衣をつける」はdip in batterという言い回しが一般的で、これは直訳すると「衣にくぐらせる」というニュアンスとなります。衣が付いた状態ではなく、衣をつける調理段階にフォーカスしていると言えるでしょう。

▼例文
Cut the cabbage into stripes and add salt on them.
キャベツを千切りにし、塩を加えてください。

キャベツの千切り

調理編

焼く cook, grill
炒める stir-fry
ソテーする saute
揚げる fry
煮る stew
茹でる boil, simmer
味付けする season

「焼く」という表現は、その方法によって英語でも細かく分類され、強く炒める場合はstir-fry、じっくり炒める場合はフランス語語源のsauteなどを用います。また、「茹でる」という単語も、強火でしっかり茹でる場合にはboil、弱火でゆっくりと茹でる場合にはsimmerと、火加減によって表現を使い分けることがあります。

Cookは「加熱する」という意味で調理全般に使えますので、調理工程を説明する際には非常に便利な単語と言えるでしょう。

▼例文
Cook the chopped onions till golden brown.
みじん切りしたたまねぎをあめ色になるまで炒めてください。

たまねぎを炒める

盛り付け編

盛り付ける serve, dish up
飾りつけをする decorate
かける sprinkle

外国の料理では、日本料理以上に盛り付けが重視されることも少なくありません。「盛り付け」は英語でdish upという表現が使われ、これにはdress up「化粧する」のように「何かをきれいに仕上げる」というニュアンスが含まれています。日本語でもお馴染みのdecorateも、覚えやすくて便利でしょう。

▼例文
Sprinkle some salt and pepper on the beef.
牛肉に塩コショウをふってください。

その他の表現

予熱する preheat
泡立てる whisk
カラメル状にする caramelize
詰める boil down
串を刺す skewer
アクをとる skim
粗熱を取る cool down
こねる knead
取り除く remove
絞る squeeze
冷凍する freeze

調理工程に関する表現は他にも盛りだくさん。使用頻度は決して高くはありませんが、英語でのレシピ動画などを見ていると、こうした表現が使われることもよくあります。特に日本料理は海外の料理に比べても手が込んでいるので、こうした表現を覚えておくと非常に便利でしょう。

中でもremove「取り除く」、squeeze「絞る」などは料理以外でも日常的によく使われる動詞ですので、初めて知ったという方はぜひこの機会に覚えてください。

▼例文
Skim the form from the surface of the boiling soup.
沸騰したスープの表面から灰汁を取り除いてください。

分量

アメリカではメートル法を採用していないため、オンスやガロンなど日本人には馴染みのない単位が使われることもあります。そんな時でも、万国共通の下記のような表現を用いれば、問題なく分量を説明することができます。

小さじ teaspoon
大さじ tablespoon
カップ cup
目分量(適当) rough estimate
一つまみ、一振り pinch
容量 volume
重さ weight

日本語の「小さじ」、「大さじ」はteaspoon「(お茶用の)小さいスプーン」、tablespoon「(通常の)スプーン」という単語を使って区別されます。小さじは一杯約5g、大さじは一杯約15gを目安にすると良いでしょう。

「目分量」はAt a tough estimate「おおよその目安で」という表現が一般的ですが、もっとシンプルにby guess「推測で」、by eye「見た目で」などと表現されることもあります。

▼例文
Put a teaspoon of salt in the pan.
フライパンに小さじ1杯の塩を加えてください。

調理器具

キッチン回りの調理器具は、英語では意外と難しい単語ばかりです。日本の英語教材ではなかなか紹介されることも少ないですが、英語のレシピ動画では使用頻度の高い単語ばかりですので、この機会にぜひ暗記しておきましょう。

コップ、カップ cup
包丁 knife
まな板 cutting board
フライパン pan
おたま ladle
さいばし large chopsticks for cooking
ヘラ、フライ返し spatula
圧力なべ pressure cooker
ふた lid
落しぶた drop lid
ボウル bowl
ザル、ふるい strainer, colander
皮むき器 peeler
おろし金 grater
スライサー slicer
泡立て器 whisk
しゃもじ rice spoon
オーブン oven
電子レンジ microwave
トースター toaster
炊飯器 rice cooker
はし・箸 chopsticks
茶碗 rice bowl
plate
大皿 platter

large chopsticks for cooking「さいばし」やrice cooker「炊飯器」のように、日本料理に関係の深いものは、英語で回りくどい言い方をするものも少なくありません。同様に「落し蓋」も日本料理特有の文化と言えますので、英語では多少の説明を交えつつ表現する必要があります。

▼例文
Place a lid directly on the food for 10 minutes.
約10分間、料理の上に直接落し蓋をして下さい。

食材

日常的に食べている食材でも、英語で何と言うのか分からないものは意外と多いのではないでしょうか?ここでは種類ごとにまとめてご紹介しますので、特にご自身がよく口にする食材はぜひ覚えてください。

肉類

牛肉 beef
豚肉 pork
鶏肉 chicken
リブ rib
サーロイン short loin
ロース loin
タン tongue

肉類は比較的お馴染みの英単語が多いと言えるでしょう。肉の形状によって、minced beef「牛ミンチ」、pork rib「豚バラ肉」などとさらに細分化されることもあります。肉の部位は英語がそのまま日本語になっているものが多いため、英語初心者の方でも知っている単語ばかりでしょう。

▼例文
I need to buy minced beef for hamburger.
ハンバーガーを作るのに牛ひき肉が必要です。

野菜類

アスパラガス asparagus
えだまめ edamame(soy beans)
えのきたけ enoki mushrooms
かいわれ大根 radish sprouts
かぼちゃ pumpkin
カリフラワー cauliflower
きゃべつ cabbage
きゅうり cucumber
グリーンピース green peas
ごぼう burdock
ごま sesame
さつまいも sweet potato
さやいんげん snap beans
さやえんどう peas
しいたけ shiitake mushrooms
しそ Japanese herb
しめじ shimeji mushroooms
じゃがいも potato
しょうが ginger
すいか watermelon
セロリ celery
だいこん radish
たまねぎ onion
チンゲンサイ bok choy
とうがらし pepper
とうもろこし corn
なす eggplant
なめこ nameko mushrooms
にら Chinese chive
にんじん carrot
にんにく garlic
ねぎ spring onion
はくさい Chinese cabbage
パセリ parsley
ピーマン green pepper, capsicum
ブロッコリー broccoli
ほうれん草 spinach
もやし bean sprouts
やまいも yam
レタス lettuce
大豆 soy

Shiitake mushroome「しいたけ」やShimeji mushrooms「しめじ」といったキノコ類は、日本語がそのまま英語になっていることがお分かりでしょう。同様にChinese cabbage「はくさい」やChinese chive「にら」など、chinese「中国の」という単語を伴う野菜も少なくありません。

また、枝豆は海外でもedamameと呼ばれることが一般的になりつつあります。特に欧米諸国のビーガンなどの間では、絶大な人気を誇っています。

▼例文
There is nothing better than soy beans and cold beer on a hot day.
暑い日の枝豆とビールは最高です。

中力粉 all purpose flour
薄力粉 cake flour
強力粉 bread flour
ベーキングパウダー baking powder
ドライイースト dry yeast
全粒粉 whole wheat flour
ケーキミックス pancake mix

海外では、グルテンフリーの流行に伴い、日本以上に粉の種類が豊富にあると言えます。作る料理によって使うべき粉の種類は決まっていますが、特に指定がなければ万能なall purpose flour「中力粉」を使えば間違いありません。これは直訳すると「全ての目的の小麦粉」という意味ですので、多種多様な料理に対応することができます。

▼例文
These breads are made from flour.
これらのパンは小麦粉からできています。

料理の名称

sushi「寿司」やtempura「てんぷら」のように日本語でそのまま通じる料理もありますが、ほとんどはそのままでは通じることはありません。外国の方に日本料理を紹介する際は、日本の食卓で定番の料理を覚えておくと便利です。

かつどん deep-fried pork cutlet rice bowl
厚焼き玉子 thick omelet
唐揚げ fried chicken
肉じゃが meat and potato stew
サンドウィッチ sandwich
カレーライス curry rice
目玉焼き sunny-side up
フライドポテト french fries
餃子 dumpling
ホットケーキ pancake
シュークリーム cream puff

料理名の特徴としては、「調理方法が名称に入っていることが多い」ということが挙げられます。日本では定番の唐揚げもfried-chicken「フライドチキン」と同義になってしまうので、Japanese fried chickenのようにJapanese「日本の」を頭につけると分かりやすいでしょう。Curry「カレー」もほとんどの場合インドカレーのことを指しますので、Japanese curryと言えば誤解を防ぐことができます。

▼例文
Nikujaga is a Japanese dish, which means meat and potatoes.
肉じゃがは肉とじゃがいもを意味する日本の料理です。

ヤバい!料理を失敗したときの表現

慣れない料理に挑戦すれば、思い通りにいかないことも多々あるでしょう。そんな時にも「こんなはずじゃなかった」と英語で表現すれば、その場を和ますことができます。

焦がす burn
生焼け undercooked
焼すぎ overcooked
崩れた break up
吹きこぼれる boil over
めちゃくちゃにする mess up

undercookedは直訳すると「火が通っていない」ということで、食材がまだ生だったり硬かったりするときに用いられます。反対のovercooked「加熱しすぎ」とセットで覚えておくと便利でしょう。

またmess upは「~をめちゃくちゃにする」という意味で、料理に限らず様々なシーンで用いることができます。特に「部屋を散らかす」という意味で使われますので、併せて覚えてください。

▼例文
Oh no, this egg is overcooked.
なんてこった、卵に火を入れすぎてしまいました。

まとめ

レシピで使われる便利な英語表現をまとめてご紹介しましたが、「なんとなく聞いたことある」と感じたものも多かったのではないでしょうか?実際、レシピの表現は感覚で理解できる表現も多く、一度覚えてしまえば記憶に定着しやすいという特徴もあります。

そのため、もし単語の意味を忘れてしまったとしても、文脈から意味を理解することも決して不可能ではありません。中には接頭語などが使われている表現も多いので、単純記憶が苦手な人は、接頭辞などを意識をしながら覚えることもおすすめです。

ぜひこの記事を参考にレシピに関する英語表現の幅を広げ、今まで挑戦したことのない海外のレシピにも積極的に取り組んでみてください!

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