英語のまま理解する英語脳の作り方 | 思考から変える英語学習
「あなたの脳は英語を学ぶのに適していますか?」 英語を学ぶのに適している…? と言われてもピンと来ないかもしれません。 今あなたが英語を勉強をしても身につかないのは、脳の働きによるものかもしれません。 「英語脳」という言
「あなたの脳は英語を学ぶのに適していますか?」
英語を学ぶのに適している…?
と言われてもピンと来ないかもしれません。
今あなたが英語を勉強をしても身につかないのは、脳の働きによるものかもしれません。
「英語脳」という言葉を聞いたことはありますか?
あなたの英語力を上げるためには、この「英語脳」を作ることがカギになっているかもしれません。
今回はそんな「英語脳」について紹介したいと思います。
英語脳とは?
「英語脳って何だ?」「そんな脳があるのか?」なんて疑問に思われるかもしれません。
実際に「英語に適した脳」というものが臓器として存在しているわけではありません。
英語脳とは「英語を日本語に変換をせず、英語のまま理解ができる思考」のことを言います。
例えば外国の人に「How are you?」と言われたとしたら、
How are you? ⇒ I’m good.
と返しますよね。
この間、あなたは相手の「How are you?」に対して、「I’m good.」と返すまでの間、英語と日本語をそれぞれ変換する過程を経ておらず、「How are you?」の言葉の意味をそのまま捉えて返答をしているはずです。
このように英語⇔日本語変換を経ずにやりとりができているのが英語脳ができている状態と言えます。
こういった言語の変換を経由しない表現を増やしていくことが英語脳を作っていくことになります。
英語脳を科学的に見る
ここでもう少し英語脳について具体的に掘り下げていってみましょう。
前章では「英語脳という臓器が存在しているわけではない」と言いましたが、英語脳自体は科学的に存在が証明されているのです。
世界的に有名な総合学術雑誌「Nature」に1997年に掲載された論文によると、高校生期以降に第二言語を学んだ人は、母語を使用するときと脳の異なる領域が活発になるという実験結果が出たそうです。
幼児期の場合は母語と第二言語の区別をせずに理解をしていたのに対し、成人に近い年齢以降では言語習得のメカニズムが異なり、英語を使うための回路が頭の中に構築されてくるということです。
下記リンクは英語で書かれていますが、「Nature」に掲載された内容と同様のことについて触れられています。
When an Adult Adds a Language, It’s One Brain, Two Systems
つまり大人になってから英語を流暢に使えるようになるためには、この英語を話すための回路を頭の中に作っていく必要があるということなのです。
英語脳ができていないデメリットとは
英語脳ができていない状態では、
How are you? ⇒ (元気にしてる?) ⇒ (元気だよ) ⇒ I’m good.
という日本語変換を頭の中で行って、回答をしていることになります。
その癖が抜けていないと、一言二言のやりとりならば問題ないかもしれませんが、日常会話となるともう処理が追いつかなくなってしまいます。
また、英語と日本語では同じことを指す内容でも表現の仕方が異なります。
特に日本語は同じ単語でも使う文脈によって意味が変わったりする表現も多く、英語⇔日本語の翻訳をしようとしても、適した表現が出てこない…などのことも起きてしまいます。
英語脳を作ることは、こうした頭の中での処理トラブルが起きないためにもとても重要なのです。
英語脳の作るためのポイント
英語脳を作るには、頭の中にある単語や文法を自動的に引き出せるようになることが必要になります。
つまり、話すたびに「必要な文法や単語を引っ張り出して、頭の中で文章を組み立てて発話する」のではなく、私たちが母語を話すように頭の中で無意識に組み立てて話せるようになる必要があります。
英語脳を作るために必要なポイントをいくつか紹介します。
英語をそのまま理解
まず英語を英語のまま理解できるようになることが大事です。
英単語や表現を、いちいち日本語の訳で覚えていると、英語で会話をするときに英語に変換をしなければならないので時間がかかってしまいます。
英語を日本語の意味で覚えるのではなく、英語のまま、イメージと紐づけて覚えるようにしましょう。
英語の語順をしっかりマスターする
英語と日本語では文の構成が全く異なります。
日本語の語順を前提にして英語を使おうとすると、こんがらがってしまうのでうまく英語で会話する事ができません。
英語を話す思考回路で会話するという癖がついていないと、流暢に話すことはできません。
そのためには、英語の語順をしっかりと身につけておくことが大事です。
英語の発音を体得
日本人は英語の発音を特に苦手とします。
日本語にはない発音や音の変化、イントネーション、リズムなど、英語の独特の発音に苦労をします。
日本語の母音が5つであることに対して英語は24あることからも、その違いははっきりしているでしょう。
そして、音声変化(リエゾン)音の消滅などの日本語にはない現象もあります。
日本人にとってこれらも聞き取るのはなかなか難しいのです。
そういった根本的な発音の違いも理解をしておくべきでしょう。
英語脳を作る勉強のポイント
英語を訳さずそのまま読む
英語を英語のまま読む癖をつけましょう。
これは英語の構造を自分の中に定着させるという意味でも大事な過程です。
まずは映画のセリフやSNSなどの短い文章から、日本語に訳さずに読む練習をしていきましょう。
英語を「日本語を介して理解する」やり方から脱却し、そのまま理解できるようになれば、内容を理解するスピードが圧倒的に早くなるはずです。
英語は日本語と文法が全く異なります。
英文の末尾から戻りながら訳をするということは、日本語からは脱却ができないので絶対にしないようにしましょう。
語彙力を高める
語彙力を高めるのは基本中の基本。
文中に意味が分からない単語があると、聞き取れたとしてもそこで理解ができなくなってしまい、思考もストップしてしまいます。
単語を覚えるというのはなかなか大変な作業ではありますが、これは避けて通る事ができませんので、地道に覚えていきましょう。
学習の過程で分からない単語や表現があった時は分からないままにせず、辞書を使って調べるなどして、しっかりとマスターしてしまいましょう!
英語を聞き取れる「英語耳」を育てよう
英文を構成する単語をきちんと聞き取れるようになることが大事です。
数分程度の短い英語の音声を何度も繰り返し聞き、聞き取れる箇所を増やしていきましょう。
ある程度聞き取れるようになったら、今度はスクリプト(映像なら字幕)と見比べて、聞き取れていなかった(間違っていた)ところを確認します。
そのあともう一度英文だけを聞いてみると、よりクリアに聞き取れるようになっているはずです。
自分の聴覚だけで英文を把握できる力を養っていきましょう。
ディクテーション
聞き取った英語を文字に起こしていく、「ディクテーション」は全て聞き取る力が必要ですので、聞き取れなかったところを可視化して、自分の弱いところを発見していくのにとても有効です。
シャドーイング
「シャドーイング」は聞き取った英文を、同じように復唱していく勉強法です。
もちろん英文は見ず、聞いたままをそのまま復唱していきます。
この勉強法もリスニング力向上には効果的ですが、少し難易度が高いので、ディクテーションなどである程度聞き取れるようになってからの方が効果が見えやすいでしょう。
まとめ:英語脳を作るとは
[st-mybox title=”英語脳とは” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
- 英語脳とは「英語を英語のまま理解する言語回路」のこと
- 大人になってからは母語と違う領域を使って習得する ⇒ 英語専用の領域
- 英語⇔日本語では会話のスピードについていけない
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[st-mybox title=”英語脳を作るためには” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
- 英語のまま理解する
- 英語の語順を習得する
- 英語の発音もしっかり
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[st-mybox title=”英語脳を作る勉強のポイント” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-border st-list-check” margin=”25px 0 25px 0″]
- 英語をそのまま読もう
- 語彙力を高めよう
- 英語耳を育てよう
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英語脳育成に適した教材はないの?
ここまで英語脳の重要性について沢山お話をしてきましたが、
市販の教材や英会話教室など、「英語脳を育てる」という具体的な目的を持ったものはあまり存在しません。
ではどんな勉強方法を選べばいいのでしょうか?
リスニングや文法など、個々で教材やレッスンを選んでいくことももちろん正解ですが、「英語脳の育成」を目的にとりまとめられた教材を選ぶのも一つの手段です。
今回ご紹介するのは「INSTALL ENGLISH(インストールイングリッシュ)」です。
この教材はビジネス上の英会話や昇進・昇給を目標にした方をターゲットにおいていますが、日常的な英会話ができるようになるためのノウハウがしっかり詰まった教材です。
INSTALL ENGLISHで身につくこと
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- 難しい文法を知らなくても、外国人との英会話がこなせる
- 相手の発言の意図を理解し、自分の意見も言える
- 英文メールが3倍速く書ける
- 英語脳が育つので、外国人の会話についていける
- 最低限の英単語で物事を説明できる
- 発音がネイティブに近くなる
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という効果が見込めます。
英語スキルの向上を通して、
[st-square-checkbox bgcolor=”” bordercolor=”” fontweight=”” borderwidth=”3″]
- ビジネスシーンで英語を使えるようになりたい
- 海外旅行で英会話をこなしたい
- 海外の友人やパートナーが欲しい
- 英語ができることで自己肯定感を高めたい
- 就転職、昇進などで年収を上げたい
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と考えている人は是非検討してみてほしい教材です。
INSTALL ENGLISHの内容
INSTALL ENGLISHの内容は専用のホームページで提供され、
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- 講義動画:257分
- 講義音声:257分
- 講義PDF:114ページ
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が用意されています。
じっくりと学びたいとき、移動中に学びたいときなど、その時の状況に応じて学び方を選ぶ事ができるのも特徴です。
また、学習で躓いた時は180日間の回数無制限のメールサポートで、躓きを解消してくれるのも学習の励みになりますよね。
また、購入者限定で以下のような特典がついてくるのも魅力的です。
[st-midasibox-intitle title=”購入者限定特典” fontawesome=”” bordercolor=”” color=”” bgcolor=”” borderwidth=”” borderradius=”” titleweight=”bold”]
- おすすめ英語音源(PDF)
- 国別英語比較(音声/PDF)
- 裏技英語テンプレート
- 学習管理テンプレート(エクセル)
- グローバル英文会計用語集(PDF)(※)
- 限定オフ会にご招待(不定期開催、別途有料)
※先着300名限り
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英語を自分のものにしよう
日本人は比較的英語の知識を持っていると言われていますが、それに反して話す事ができる人があまりいません。
それは英語をそのまま聞くという「英語脳」ができておらず、日本語の視点で英語をとらえている人が多いからだと考えます。
知識は持っていても、使いこなす事ができなければ全く自分のものにはなりません。
英語を英語のまま処理する回路を持たなければ、それらの知識は「宝の持ち腐れ」となってしまうだけです。
最初のうちは少し大変かもしれませんが、英語への取り組み方の意識を少し変えるだけで、英語の習得スピードは各段に上がるはずです。
「今この年齢じゃ…」「あんまり使わないし…」などと思わず、
自らの可能性を拡げる一つの手段として、英語を再度学び直してみてはいかがですか?