英語の筆記体の書き方一覧 | 筆記体の手軽な練習法も紹介

2020年9月2日

筆記体で書かれたノート

英語の筆記体は2002年4月の学習指導要綱から必須ではなくなったので、筆記体を習得してみたいという方は増えています。実際、ネイティブでは筆記体を用いる人が今でも多く、実際に海外に行った際に読めなくて困ったという方もいるのではないでしょうか?

筆記体を習得すれば、ネイティブの文字がスラスラ読めるようになるだけでなく、メッセージカードや署名などでも見栄えが良くなります。この記事では、筆記体のメリットや書く際のポイントなどを詳しく解説しますので、ぜひこの機会に筆記体を覚えてみましょう!

筆記体とは?

アルファベットを書く際には、大きく分けてブロック体と筆記体の2種類が存在します。

ブロック体とは、アルファベットの文字と文字を一つずつ独立させて、つなげずに書くものです。おそらく日本人の9割以上は、このブロック体を使っていると考えて良いでしょう。

一方の筆記体では、アルファベットの文字と文字をつなげ、ブロック体を斜めに崩したような文字が用いられます。アメリカ英語ではCursive Writing、イギリス英語ではJoint-up Writing、Running Writingなどと呼ばれ、今でも筆記体を使う人は多数見られます。

筆記体のメリット

筆記体とブロック体を比較すると、筆記体ならではのメリットが存在します。まずは、筆記体を使うことによって得られるメリットを4つご紹介します。

速記

筆記体習得の最大のメリットは、やはり書くスピードが上がることでしょう。慣れないうちはブロック体の倍近く時間がかかってしまうこともありますが、慣れてくればブロック体の1.5倍近いスピードで書くことができます。

特にビジネスシーンなどスピードが要求される場面であれば、電話などでさっとメモを取るときなどに、大いに役立つことでしょう。英語が使われる社内であれば、メモ書きは英語で書かれることが多いので、読めないと困ってしまうということも十分に考えられます。

見た目がかっこいい

続いてのメリットは、筆記を使えば見た目がかっこよくなるということです。例えばお店などに行った際に、筆記体で書かれた看板やメニューを見ると、「かっこいい」「おしゃれ」と感じる方も多いことでしょう。

筆記体のThank you

筆記体であればちょっとした一言もかっこよくなる

また、筆記体を習得すれば、手書きのメッセージカードでデザイン性の高い文章を書くことができるようになります。例えば、メッセージカードの表紙に「Thank you」とブロック体で書くより、「Thank you」と筆記体で書いた方がおしゃれ感が増しますし、受け取る側もどことなく嬉しい気持ちになりますね。

日頃デザイン関係の仕事に携わる方はもちろん、そうでなくても誰かにプレゼントを渡す機会などにおいて、筆記体はとても役立ちます。

署名で活用できる

筆記体は、英語で署名を行う際にも非常に便利です。例えば、英語の書類にサインするときや、クレジットカード利用時にサインする際など、ブロック体だと見た目もあまり良くありません。

筆記体を使えば見栄えが良くなるのはもちろん、文字を自分なりにアレンジすることで他人に真似できなくなり、セキュリティ面でも安心です。そのため、筆記体を習得する際は、自分の名前から練習すると良いでしょう。

話題作りになる

筆記体を書くと、ネイティブからも「筆記体書けるんだ」と驚かれることがあり、そこから話が発展します。

近年では欧米諸国でも筆記体を教える文化が薄れてきており、例えばアメリカでは筆記体の習得が義務教育から外されました。そのため、若年層を中心に、筆記体を読み書きできない英語ネイティブも増えてきています。

もし筆記体を書くことができれば、「自分たちですら筆記体書けないのに、日本人のあなたがどうして筆記体書けるの?」と驚かれることでしょう。一方、中高年であれば筆記体の方が親しみ深いという人が未だに多いので、筆記体を書くと喜んでもらえることもあります。

筆記体の書き順

では、筆記体はどのように書いたら良いのか、具体的な書き方をご紹介していきましょう。ブロック体との違いに注目すると、注意すべきアルファベットが明らかになります。

大文字

大文字の筆記体一覧

大文字の筆記体一覧


筆記体の大文字は、主に以下の3パターンに分けられます。

ブロック体と同じもの

ブロック体の大文字と、基本的に形は変わりません。多少カーブを意識して書くことで、比較的簡単に筆記体にすることができます。

該当するアルファベットB, C, D, E, F, G, H, K, L, O, P, Q, R, T, U, V, W, X, Y

ブロック体の小文字と同じもの

筆記体で書く際に、ブロック体の小文字を大きくして書くアルファベットも見られます。ただしアルファベットによってはブロック体の大文字を崩して書くこともあるので、何パターンか覚えておけばスラスラと読むことができますし、自分のバリエーションを増やすこともできます。

該当するアルファベットA, G, J, M, N, S, U, Y

ブロック体とは大きく異なるもの

ブロック体の大文字にも小文字にも似ていないアルファベットも存在します。これらは新しいアルファベットとして書いて覚えるしか方法はないでしょう。特に「I」は使用頻度も高いので、早いうちに習得したいところです。

該当するアルファベットI, Z

小文字

小文字の筆記体一覧

小文字の筆記体一覧


筆記体の小文字は、基本的なフォルムはブロック体と変わりません。ただし、b, f, l, r, s, z
などはブロック体と大きく形が異なるため、重点的に練習することをおすすめします。

特に気を付けたいのは、uとvの違いです。パっと見ると両者はほとんど一緒に見えることもあるので、細かい点に気を付けなくてはなりません。「u」のポイントとしては、書きだしポイントをしっかり尖らせること、最後のはらいを下まで下ろすことが挙げられます。一方「v」は、書きだしポイントに丸みを持たせ、最後のはらいを途中で止めることがポイントとなります。

小文字のuとvの注意点

小文字の「u」と「v」は似ているので、しっかり区別がつくように書こう

uとvの2文字は、筆記体にした時に非常に似るので、読み手の誤解を招かないよう注意しましょう。

一筆書きが基本

筆記体の最大の特徴は、文字をつなげて一筆書きのように書くということです。もちろん慣れないうちは無理につなげる必要はありませんが、つなげることで文字を書く時間も短縮することができます。

また、文字と文字をつなげる部分は、文字と同様の濃さで書くのではなく、少々薄めにすることで文字の境目を明確にすることができます。これは練習を積み重ねないとなかなか習得できないテクニックですが、適度に力を抜いて筆運びを行うことを意識してみてください。

横棒や点をつけるタイミング

「i」や「j」の上の点や、「t」の横棒の部分などは、後で書き足すのが一般的です。タイミングとしては単語を書き終えた時、文章を書き終えた時の2パターンがありますが、いずれにしても書き忘れには注意したいところです。

筆記体のHappy Birthday

横棒や点は単語を書き終えるごとにまとめてつけよう

慣れないうちは、アルファベットごとに一文字ずつ完成させてから書いても問題ありませんし、その後単語ごと、文章ごとへとレベルアップしていくのが無難でしょう。また、「t」が2文字続く場合には、横文字を一本につなげて書くのが一般的です。

筆記体を上手に書くポイント

いきなり筆記体を上手に書こうと思っても、初めのうちはなかなか上手く書けないものです。まずは以下のようなポイントを意識しながら、少しずつ練習を重ねていきましょう。

上下の高さを揃える

アルファベットを書く際は、上下の高さを揃えるだけでもかなり見た目の印象が変わってきます。上下の高さがバラバラだと、読み手に稚拙な印象を与えてしまいますので、初めのうちは4本線の入った英語用ノートを使うのがおすすめです。

また、小文字の「j」や「y」など、下にはみ出す部分はしっかりとはみ出すことも大切です。これらが下に出ていないと全体のバランスも大きく崩れてしまいますので、注意してください。

文字の傾きを揃える

筆記体を書く際は、アルファベットを少し斜めに傾けて書くのが大切です。慣れないうちは、最初は斜めに傾いているのに途中から真っ直ぐになるということも珍しくないので、一貫して斜めを意識するようにしてください。

勢いを意識する

ある程度筆記体に慣れてきたら、あとは勢いをつけて書くことを意識してみましょう。勢いを付けることで筆運びも良くなり、アルファベット同士のつなぎ目も、非常に自然な流れにすることができます。

また、アルファベット同士は絶対に繋げなければいけないということではありません。文字を書く中で途切れる部分があれば、空白ができても問題ないでしょう。ただしあまりにもスペースが大きくなると、スペースの前後で別の単語として認識されてしまうので、注意が必要です。

オススメの筆記体練習法

筆記体の練習には、とにかく書く量を増やすことがポイントです。4本線の入ったノートを購入し、毎日時間を見つけて何度も書くのが理想ですが、忙しい日常の中で文字を練習するだけの時間を用意するのはなかなか難しいと感じる方も少なくないでしょう。

そんな時には、英語の筆記体をスマホでラクラク練習できるアプリ『Cursive Writing』がおすすめです。このアプリでは好きなアルファベットを選択すれば一文字ずつ筆記体を練習することができ、書き順までも詳しく表示してくれます。実際に画面をなぞれば、文字を書くような感覚で筆記体を指先の感覚に覚えさせることができます。

こうしたアプリを活用すれば、スマホ一台でどこでも筆記体を練習することができるので、通勤電車の中や昼休みなど、スキマ時間を活用して筆記体を短期間で習得することができます。

互換性iOS 10.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。

まとめ

「筆記体は必要ない」と考える方も少なくありませんが、筆記体を読めないと困るという場面は必ず出てきます。特にビジネスで英語を使う方や、海外へ行く頻度が多い方は、筆記体が読めないとコミュニケーションにも非常に大きな影響を及ぼします。

筆記体を習得すれば、英語での署名に使えたり、デザインに利用できたりと、日常的に活用できる場面もたくさん出てくるので、ぜひこの機会に英語の筆記体を習得してみてくださいね!

  • この記事を書いた人
長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

【ブログ】
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