英語筆記体の書き方 書き順を動画で説明
筆記体を習得すれば、ネイティブの文字がスラスラ読めるようになるだけでなく、メッセージカードや署名などでも見栄えが良くなります。この記事では、筆記体のメリットや書く際のポイントなどを詳しく解説しますので、ぜひこの機会に筆記体を覚えてみましょう!
2002年4月の学習指導要綱から英語の筆記体が必須ではなくなったことで、筆記体に馴染みが薄くなってきた最近ですが、ネイティブで筆記体を用いる人は今も多く、海外旅行などで「読めずに困った」なんてことも時々あるようです。
筆記体は確かに必須ではありませんが、署名やメッセージカードを書く時に筆記体が使えると、見栄えがとてもよくなります!
今回は筆記体の書き方について解説をしていきたいと思います。
筆記体のメリット
見た目がかっこいい
筆記体のメリットと言えば、まず「その見た目のかっこよさ」じゃないでしょうか。
スラスラと一筆書きのように英文を書く様は、まるでネイティブのように見えてしまいそう。
手書きのメッセージカードやカフェボードなどで筆記体で書かれていると、とてもオシャレに見えて、デザイン性が高いものが作れます。
英文を速く書ける
筆記体の大きなメリット2つ目は、英文を早く書けること。
書くのに慣れればブロック体の1.5倍くらいのスピードで書くことができます。
ビジネスシーンでさっとメモを取りたいときなどに筆記体が使えると、とても楽になります。
特に若い世代では欧米でも筆記体の文化が少しずつ薄れてきているので、日本人であるあなたが筆記体を書けると、それだけでも話題になりそうですね!
筆記体の書き方
では早速筆記体の書き方を解説していきます。
筆記体にはパターンがあるので、そのパターンの違いも合わせて解説していきます。
大文字
まずは大文字から解説していきましょう。
赤い矢印の時から書き始め、一筆書きのように迷わないように書けるように練習をしましょう。
大文字には3つのパターンがあり、その違いを理解しておくと、書き方も覚えやすくなりますよ!
ブロック体の大文字と同じもの
ブロック体の大文字と基本は同じ形です。
多少カーブを意識して書くようにしましょう。
該当するアルファベット | B, C, D, E, F, G, H, K, L, O, P, Q, R, T, U, V, W, X, Y |
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ブロック体の小文字と同じもの
ブロック体の小文字を大きくしたフォルムのものもあります。
ただしアルファベットによってはブロック体の大文字を崩して書くこともあるので、何パターンか覚えておけばスラスラと読むことができますし、自分のバリエーションを増やすこともできます。
該当するアルファベット | A, G, J, M, N, S, U, Y |
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ブロック体とは異なるもの
ブロック体の大文字・小文字のいずれにも似ていない文字も存在します。
特に「I」は使用頻度も高いので、早いうちに習得したいところです。
該当するアルファベット | I, Z |
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小文字
続いて小文字の書き方。
基本的な形はブロック体の小文字と同じですが、中には違う形のものもあるので、b, f, l, r, s, zは重点的に覚えるようにしましょう。
また、「v」と「u」は非常に似ているので、細かい点を気を付けないと区別がつかなくなってしまいます。
下記の違いと書き方をよく理解しておきましょう。
動画で見てみよう!
それぞれの文字の書き方を動画で見てみましょう!
大文字
小文字
書くときのポイント
筆記体を綺麗に書くためのポイントも解説していきます。
一筆書きが基本
筆記体の最大の特徴は、文字をつなげて一筆書きのように書くということです。もちろん慣れないうちは無理につなげる必要はありませんが、つなげることで文字を書く時間も短縮することができます。
また、文字と文字をつなげる部分は、文字と同様の濃さで書くのではなく、少々薄めにすることで文字の境目を明確にすることができます。これは練習を積み重ねないとなかなか習得できないテクニックですが、適度に力を抜いて筆運びを行うことを意識してみてください。
横棒や点は最後につける
「i」や「j」の上の点や、「t」の横棒の部分などは、後で書き足すのが一般的です。タイミングとしては単語を書き終えた時、文章を書き終えた時の2パターンがありますが、いずれにしても書き忘れには注意したいところです。
上下の高さを揃える
アルファベットを書く際は、上下の高さを揃えるだけでもかなり見た目の印象が変わってきます。上下の高さがバラバラだと、読み手に稚拙な印象を与えてしまいますので、初めのうちは4本線の入った英語用ノートを使うのがおすすめです。
また、小文字の「j」や「y」など、下にはみ出す部分はしっかりとはみ出すことも大切です。これらが下に出ていないと全体のバランスも大きく崩れてしまいますので、注意してください。
文字の傾きを揃える
筆記体を書く際は、アルファベットを少し斜めに傾けて書くのが大切です。慣れないうちは、最初は斜めに傾いているのに途中から真っ直ぐになるということも珍しくないので、一貫して斜めを意識するようにしてください。
勢いを意識する
ある程度筆記体に慣れてきたら、あとは勢いをつけて書くことを意識してみましょう。勢いを付けることで筆運びも良くなり、アルファベット同士のつなぎ目も、非常に自然な流れにすることができます。
また、アルファベット同士は絶対に繋げなければいけないということではありません。文字を書く中で途切れる部分があれば、空白ができても問題ないでしょう。ただしあまりにもスペースが大きくなると、スペースの前後で別の単語として認識されてしまうので、注意が必要です。
筆記体でメッセージを書こう!
メッセージカードなどに書かれるメッセージを実際に筆記体で書くとどうなるでしょうか?
筆記体の練習し始めは慣れないと思いますので、下記サンプルを参考しながら練習してみてください。
Happy Birthday
Thank you
I love you
Happy New Year
Merry Christmas
Congratulations
筆記体の練習
筆記体の練習をする時は、文字の高さやバランスを意識しながら書くために、4本線のあるノートを使用すると良いでしょう。
文具店で英語罫線のノートが買えるだけでなく、100均でも売っているところがありますので、とても手軽に入手できます。
もちろん普通のノートや4本線を自分で書いてから練習してもいいですよ!
オススメ練習教材
英語の名文をなぞる〈筆記体〉基本練習帳
実際に文章として書きながら覚えていくならば、短くて分かりやすい英語の名言を味わいながら練習するのも良いでしょう。
筆記体は練習すればするほど、スムーズにすらすらと書けるようになります。
オススメ練習アプリ
Cursive Writing
そんな時には、英語の筆記体をスマホでラクラク練習できるアプリ『Cursive Writing』がおすすめです。このアプリでは好きなアルファベットを選択すれば一文字ずつ筆記体を練習することができ、書き順までも詳しく表示してくれます。実際に画面をなぞれば、文字を書くような感覚で筆記体を指先の感覚に覚えさせることができます。
こうしたアプリを活用すれば、スマホ一台でどこでも筆記体を練習することができるので、通勤電車の中や昼休みなど、スキマ時間を活用して筆記体を短期間で習得することができます。
互換性 | iOS 10.0以降。iPhone、iPad、およびiPod touchに対応。 |
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まとめ
「筆記体は必要ない」と考える方も少なくありませんが、筆記体を読めないと困るという場面は必ず出てきます。特にビジネスで英語を使う方や、海外へ行く頻度が多い方は、筆記体が読めないとコミュニケーションにも非常に大きな影響を及ぼします。
筆記体を習得すれば、英語での署名に使えたり、デザインに利用できたりと、日常的に活用できる場面もたくさん出てくるので、ぜひこの機会に英語の筆記体を習得してみてくださいね!