英検準1級の必須単語数は8000語!単語力チェックと暗記法を紹介
英語のスキルアップとして多くの社会人が志す英検準1級。必要な単語数はおよそ8000語とされており、これは難関大学の入試で必要とされる7000語よりも多い数字です。レベルとしても大学中級と言われているので、一筋縄ではいかないのも準1級の特徴。英検2級と英検準1級との間には大きな壁があると言われるのは、この単語数の違いにも起因するようです。 さらに語彙の種類も日常会話程度とはいかず、社会問題や専門分野に関する難易度の高い単語も必要となってきます。そこでこの記事では、自身の単語力をチェックする方法や、語彙力アップに効果的な暗記方法などをご紹介します。
英語のスキルアップとして多くの社会人が志す英検準1級。必要な単語数はおよそ8000語とされており、これは難関大学の入試で必要とされる7000語よりも多い数字です。レベルとしても大学中級と言われているので、一筋縄ではいかないのも準1級の特徴。英検2級と英検準1級との間には大きな壁があると言われるのは、この単語数の違いにも起因するようです。
さらに語彙の種類も日常会話程度とはいかず、社会問題や専門分野に関する難易度の高い単語も必要となってきます。そこでこの記事では、自身の単語力をチェックする方法や、語彙力アップに効果的な暗記方法などをご紹介します。
英検準1級の難易度
英検準1級は、TOEICに換算すると720点程度に相当すると言われています。合格ラインとなる正答率は約7割で、実際の合格率はなんと15%程度。こうした数字を見ると、英検準1級合格は、かなり狭き門であることがお分かりいただけるでしょう。
英検2級に比べグンと難易度があがる準1級ですが、その要因は文量というよりも語彙レベルのアップによるものと言えます。英検2級レベルの語彙ではとても太刀打ちできませんので、まずは語彙力を高めることから始めていきましょう。
英検準1級の単語数
英検準1級合格に必要な単語数はおよそ8000語とされており、これは難関大学の入試で必要とされる7000語よりも多い数字です。レベルとしても大学中級に匹敵するので、なかなか一筋縄ではいかないのも準1級の語彙の特徴かもしれません。
「語彙問題に十分備えたい」という方は8,900語~9,000語まで語彙力アップを図ることをおすすめします。9,000語あれば、英検準1級全体の95.1%の単語をカバーすることができますので、単語が分からずにつっかえてしまうということも減らすことができますね。
英検準1級の合格はまず語彙力を高めること
英検準1級を受験しようとお考えの方は、何はともあれまずは語彙力アップが不可欠です。知らない単語が多ければ、当然リスニングやリーディングにも大きく影響してきますし、どれだけ読解力があっても知らない単語ばかりでは太刀打ちできません。
知らない単語は予測するという方法もありますが、何よりもスピード重視でどんどん設問を解いていかなくてはならない英検準1級では、推測する時間にも限りがあります。さらにジャンルが社会問題や専門分野となると予測するのがかなり困難なケースも多いので、語彙力が英検準1級の合否を左右すると言っても過言ではないでしょう。
単語力を試してみよう
語彙力アップを図る前に、まずは自身の単語力がどれほどなのかを知ることはとても大切です。単語力を把握することで、具体的にどのくらい語彙数が足りていないのかが明確になりますので、目標設定を作る為にも非常に効果的な手段と言えるでしょう。ここでは無料でできる単語テストサイトをご紹介しますので、ぜひ活用してみてください。
ESLclubを受けてみる
「自分の単語レベルが具体的にどのくらいなのか知りたい」という方にまずおススメするのが、子供向け英語塾「ESLclub」が提供している単語力チェック問題です。何よりも嬉しいのは、たったの4分で語彙力診断をできるという気軽さ。45問用意された単語の意味を書き出していけば、英検準1級に対して自分の語彙レベルがどの程度まで到達しているかを一目で理解することができます。
設問はパート1からパート3まで各15問ずつに分かれており、パート1は難易度低め、パート3は難易度高めの内容となっています。各パートで10問以上正解できているかどうかを見れば、英検準1級合格に向けて今後どのような具体策をとっていったらいいのか、的確なアドバイスを得ることができます。英検準1級を目指している方にとっては非常に有益な情報が詰まっていますので、まずは「ESLclub」のレベル診断をサクッと受験してみましょう!
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]ESLclub | 【たった5分でできる英検準1級単語テスト】レベル診断と学習アドバイス付き![/st-cmemo]
weblio語彙力診断テストを受けてみる
語彙力を測定するのにもう一つおすすめなのが、百科事典サイト「Weblio」が提供する語彙力診断テスト。英検準1級以外の級やTOEIC、大学入試などにも幅広く対応しているので、英検以外でも非常に役立つサイトです。
設問数は全部で25問用意されており、こちらもたったの2分半で完了できるという気軽さが魅力です。会員登録をすれば間違えた単語や分からない単語をリストに保存することもでき、自分の苦手な単語を効果的に学習することも可能。他にも語彙力診断を無制限で受験できる特典や、単語帳フォルダを200個も分類できるといった機能の付いたプレミアムサービスも用意されており、60日間無料で会員登録することもできます。英検準1級受験にはこれ以上ない万全のサポート体制が整っていますので、まずは語彙力診断テストを受験して、気に入ったら登録してみると良いでしょう。
[st-cmemo fontawesome=”fa-external-link” iconcolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#fafafa” color=”#757575″ iconsize=”100″]Weblio語彙力診断 | 英検の語彙力診断テスト[/st-cmemo]
単語暗記に役立つ単語集・アプリ3選
自分の語彙レベルがどの程度なのかを把握したら、早速ドンドンと語彙数を増やしていきましょう!ここでは単語暗記に特に効果的な単語集やアプリを3つご紹介しますので、自身のスタイルに合わせてお好みのものを選ぶのがおすすめです。
【音声アプリ対応】英検準1級 でる順パス単 (旺文社英検書)
英検対策の単語集として絶大な人気を誇るのが「出る順パス単」。過去問の分析から、出題される単語を「出る順」に学習できるので、重要単語を効率よく学習できるのが魅力です。
単語集と言うと本とにらめっこしながら地道に覚えていくというイメージをお持ちの方も多いかと思いますが。出る順パス単は音声アプリにも対応しており、掲載されている単語を耳から暗記することもできます。「単語集を読む」、「音声アプリで耳から覚える」という2つのスタイルで語彙力を伸ばすことができますので、通勤中や空いた時間に覚えるには最適です。
実際にAmazonなどのレビューでも「重さもなく非常に使い勝手が良い」、「サイズも手軽に勉強出来て良い」などと非常に高評価を得ている単語集なので、スキマ時間を有効に活用したいという方には特におすすめです!
CD-ROM付 改訂版 キクタン英検準1級
「単語は読んで覚えるもの」というかつての常識を覆し、「聞いて覚えること」に重点をおいているのがキクタン。中には音楽に乗せて英語を発音し、発音や意味の定着を促進するものもあります。
こちらも単語は出る順に厳選して掲載されているので、遠回りすることなく英検準1級に必要な語彙力を養っていくことが可能。繰り返し聞くスタイルなので、通勤電車や単純作業をしている時間などに、音声だけで効果的に単語を記憶することができます。音源とイヤホンだけあればどこでも勉強できるので、満員電車でも周りを気にせず勉強できるのはビジネスマンにとって非常に心強いですね!
どんなものか試してみたいという方は、「kindle unlimited」で一部を無料で読む事できるので、そちらで使い勝手を試してみるのも良いでしょう。自身のスタイルに合うなと感じたら、キクタンをフルに活用してどんどん語彙力をアップさせていってくださいね!
【CD付】 英検準1級 文で覚える単熟語 三訂版 (旺文社英検書)
英検準1級の受験日が間近に迫っている場合、「単語だけを覚えるのは時間がもったいないから、同時に読解力など総合的な英語力を身につけたい」と思われる方も多いでしょう。そんな時におすすめなのが「文で覚える単熟語」。こちらは一般的な単語帳とは違って、長文を読みながら単語を覚えていくというのが特徴ですので、単語力と同時に読解力も高めることができます。
大学受験で「速読英単語シリーズ」を使ったという方も多いかと思いますが、スタイルとしては同様と考えて良いでしょう。内容を理解しながら単語を記憶していくので、スキマ時間というよりも多少まとまった勉強時間が必要となりますが、語彙力と読解力の両方を伸ばしたいという方にとっては、まさに一石二鳥と言えるでしょう。
さらに付属のCDを使えば、英文音声を何度も繰り返し聞くことができるので、リスニング対策までカバーできる「一石三鳥」の内容に。ディクテーションなどのリスニングの練習にも使えるので、自身のニーズに合わせた使い方ができる、とても利便性の高い一冊と言えます。
英検のみならず総合的な単語力を身に付けるならDUOがおすすめ
DUO 3.0
英検準1級という具体的な目標がありつつも、その後も活きてくる総合的な単語力を養いたいと考える方も少なくないでしょう。前段落では英検準1級に特化した単語帳3冊をご紹介しましたが、ここではもっと長期的な広い意味で語彙力をアップするのにおすすめの単語帳「DUO」をご紹介します。
「DUOなら大学受験の時に使ったことがある」という方も少なくないかと思いますが、この単語帳は大学受験を控えた高校生や英語のスキルアップを目指す社会人まで、幅広いニーズに対応した一冊。実際、大人になってからDUOを使い始めたという方も多く、社会人からも爆発的な人気を誇ります。
少ない例文で効率よく単語を習得できる
通常の単語帳では「1単語につき1例文」というのが一般的ですが、DUOでは560の例文の中に1600の単語と1000の熟語が盛り込まれています。そのため少ない例文数で効果的に語彙力をアップさせることができ、時間に制限のある社会人から絶大な人気を誇る要因となっています。
単語レベルも比較的高く、全内容をマスターすれば英検準1級に匹敵するような語彙力に到達することも十分に可能です。英検準1級を視野に入れつつ、長期的に英語力を伸ばしていきたい方には、汎用性も非常に高い一冊と言えるでしょう。
英会話力を身に着けることができる
さらにこれらの例文は英会話調になっているものが多く、実際の会話風に編集されています。そのため通常の例文と比べてはるかに実用性に優れており、ビジネス英会話を勉強したいというビジネスマンにとってもピッタリの内容となっています。
CDを活用すれば、例文を何度も繰り返し聞くことができるので、長文をリスニングするのとは違って実用的なリスニング力が身に付きます。もちろん聞いた内容をスピーキングなどでアウトプットしていけば、それがそのまま英会話に。単語暗記は単純作業と一般的には思われがちですが、実践を意識して効果的に単語を学習できるのはDUOならではの魅力ですね!
SVL Vol.1~Vol.3で暗記漏れの英単語を無くそう!
「DUOは使ったことがあるので、別の教材を探している」という方には、「究極の英単語 Standard Vocabulary List」をおすすめします。
レベル別に究極の英単語 SVL Vol.1 初級の3000語、究極の英単語SVL〈Vol.2〉中級の3000語、究極の英単語 Standard Vocabulary List [上級の3000語] Vol.3とシリーズ化されており、vol.3までマスターすれば9000語の語彙が付いたことになります。さらに上を目指したい方は、究極の英単語 SVL Vol.4 超上級の3000語 (究極シリーズ)に挑戦しても良いでしょう。
特にvol.3は英字新聞や雑誌で出るような難解単語も多く、レベル的には英検準1級にピッタリと言えます。重要単語を複数含んだ例文「Power Sentences」が540文も掲載されているので、文章を交えながら、より効果的に単語を定着させることができますね。
語彙の定着には多読
「単語帳で単語の意味を覚えた」というだけでは、実践面でまだまだ心細いもの。学んだ語彙をしっかりと定着させるためには、多読が非常に効果的です。
多読の最大のメリットは「英語脳を鍛えることができる」ということでしょう。言い換えれば、わざわざ日本語に置き換えなくても、英語を英語として読むことができるようになるので、読解スピードも圧倒的に速くなります。
文中で分からない単語に出くわしたらチェックだけ入れておき、後で辞書を引くのが多読のポイント。時には前後の文脈から推測できることもありますが、この作業を繰り返すだけで語彙力をグンとアップさせることができますよ。
英検準1級の単語は、スタイルに合わせて効果的に暗記しよう!
語彙力を上げるためには、とにかく継続して積み重ねていくことが重要。そのためには、自身の生活スタイルにぴったりとフィットするような単語集を選ぶことが大切です。
普段は仕事に追われてなかなか勉強する時間が確保できないという方も、「朝30分早く起きてカフェで勉強する」、「電車の中でも音声を聞いて学習する」などと具体的な行動目標を明確に打ち立てて、その目標に見合った単語帳やアプリを有効活用していきましょう。ぜひ今回の記事を参考に、自身と相性抜群の単語帳を探してみてくださいね!