【学び直し英文法】間接疑問文とは?
間接疑問文とは、疑問詞で始まる疑問文を名詞化して文中に埋め込む表現のことを言います。直接疑問文のように単刀直入に聞く表現ではなく、ワンクッション置くことでニュアンスを和らげる効果があるので、初対面の人やビジネス、プライベートな質問をする際に使えます。
間接疑問文とは、疑問詞で始まる疑問文を名詞化して文中に埋め込む表現のことを言います。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I don’t know what this is.
私はこれが何なのかわかりません。[/st-mybox]
この例文の場合、疑問詞で始まる節「what this is」を名詞節として、動詞「know」の目的語にした表現となります。
間接疑問文を使う理由
間接疑問文は、「?」で終わるような普通の疑問文を名詞化して、文の中に埋め込む表現ですが、なぜこのような表現を使うのでしょうか?
例えばある人(彼女)がどこに住んでいるかを知りたい時、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Where does she live?
彼女はどこに住んでいますか?[/st-mybox]
という表現を使う事ができます。
これを間接疑問文にすると、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Do you know where she lives?
彼女がどこに住んでいるか知っていますか?[/st-mybox]
という表現になります。
一見どちらも同じことを聞いているように思いますが、一つ目の文章は単刀直入で非常に直接的なため、初対面やビジネス、あるいはプライベートなことを聞く場合は強すぎる印象を与えます。
この二つの文では「疑問の対象をズラして」、ワンクッションを置いて婉曲的に聞くことで表現を和らげています。
慣用句として間接疑問文が使われることもありますが、このような配慮をする際にも間接疑問文を使います。
間接疑問文の作り方
間接疑問文では疑問文を名詞化して、文中に埋め込む表現です。
文中に疑問文を埋め込んでいるイメージですが、通常の疑問文(直接疑問文)と間接疑問文を比較してみましょう。
動詞がbe動詞の場合
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]直接疑問文:What is this?(これは何ですか?)
間接疑問文:I don’t know what this is.(私はこれが何かわかりません。)[/st-mybox]
直接疑問文の場合、疑問詞の後の主語と動詞が倒置しますが、間接疑問文の場合は疑問詞の後の主語と動詞は倒置せず、「疑問詞+S+V」の形を取ります。
[st-mybox title=”間接疑問文” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]疑問詞+S+V
[/st-mybox]
動詞が一般動詞の場合
一般動詞の場合でも比較をしてみましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]直接疑問文:Where did she go yesterday?(彼女は昨日どこに行ったのですか?)
間接疑問文:Do you know where she went yesterday?(彼女が昨日どこに行ったのか知っていますか?)[/st-mybox]
一般動詞の場合、疑問文にする時は主語の前に「do/does(過去形はdid)」を置きますが、間接疑問文では疑問詞の後を肯定文と同じ語順にします。
そして関節疑問は文中に埋め込まれることによって、名詞化します。
助動詞がある場合
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]直接疑問文:How can I get there?(どうすればそこに行けますか?)
間接疑問文:Can you tell me how I can get there?(どうすればそこにいけるか教えてくれませんか?)[/st-mybox]
助動詞の時もパターンは変わらず、疑問詞の後は肯定文と同じ語順となります。
間接疑問文の注意点
間接疑問文を作る際に気を付けるポイントについていくつか解説します。
間接疑問文の発音
間接疑問文は疑問文の一種ですが、文型は肯定文と同じであるため文末は下げるように発音をします。
時制の一致
間接疑問文の場合、文中の時制は一致するようにします。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I don’t know why you are sad.
あなたがなぜ悲しんでいるのか私には分かりません。
I didn’t know why you were sad.
あなたがなぜ悲しんでいるのか分かりませんでした。[/st-mybox]
間接疑問文の使い方
間接疑問文を文中で使う場合、文の主語、補語、他動詞の目的語、前置詞の目的語として使用することができます。
主語として使う場合
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]How you change depends on your choices.
あなたがどう変化するかは選択次第です。[/st-mybox]
補語として使う場合
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]The key to success is how he acts.
成功の鍵は彼がどう行動するかです。[/st-mybox]
他動詞の目的語
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]Ask him who he likes.
彼が誰を好きか尋ねてみなさい。[/st-mybox]
前置詞の目的語
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]We are talking about where we will travel next year.
来年どこに旅行に行こうかを私たちは話しています。[/st-mybox]
まとめ
間接疑問文の基本を解説していきました。
間接疑問文は疑問詞を使った節を名詞化して、文章に埋め込むという役割があります。
疑問詞で2つの文章を繋げるという点では関係代名詞と似ているので混同してしまう人もいるかもしれませんが、その役割は異なり全く別の文法です。
[st-mybox title=”間接疑問文のポイント” fontawesome=”fa-check-circle” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]
- 疑問詞で始まる疑問文を名詞化して文中に埋め込む表現のこと
- 疑問詞+S+V
- 間接疑問文で名詞化した節は主語、補語、他動詞の目的語、前置詞の目的語として使える
[/st-mybox]
単刀直入に聞く直接疑問文よりもクッションを置いた表現として使う事ができるので、始めましての人やビジネスなどにおいて使える表現として理解しておくと、表現の幅が拡がるのでぜひ押さえておいてくださいね!
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