英語が公用語の国は何カ国?留学先にオススメの国は?

2020年8月29日

多用な人種

世界の共通語である英語は、どれぐらいの国で話されているかご存知ですか?英語が公用語の国はもちろん、英語を準公用語として採用している国を含めると、世界の英語人口は15億人にものぼります。

おそらく英語留学を検討している方の中には、「どの国で留学したらいいのか分からない」と迷ってしまうことも少なくないでしょう。この記事では、英語学習のための海外留学として選ぶならどんな国が良いのか、各国の特徴を交えながらご紹介します。

 世界の英語人口は15億人!

様々な人種

世界の英語人口は15億人!


世界の総人口のうち、英語を話す人口は15億人と言われています。世界の人口が約73億人ですので、およそ5人に1人は英語を話すという計算になりますね。英語が第一言語である国は全部で12か国、英語を公用語あるいは準公用語として採用している国は、全部で約50か国にも及びます。

 公用語と母国語(=第一言語)の違い

まず最初に、「公用語」と「母国語」の違いを確認しておきましょう。日本人の場合、どちらも日本語のケースがほとんどなので、両者の違いを理解している人は意外と少ないものです。

まず最初に「公用語」とは、特定の国や地域で話されている言語のことを指します。この場合、一番に重視されるのはあくまでも「場所」です。言い換えれば、公用語は「〇〇(国や地域名)の公用語」というように、場所に対してしか用いられることはありません。

一方「母国語(=第一言語)」とは、その人がネイティブとして一番最初に覚えた言語を指します。つまり、この場合には、あくまで「人」に焦点が置かれます。こちらは「〇〇(人)の母国語」というように、人に対してしか用いません。

例えばフランス出身の家族がイギリスに住んでいる場合、「イギリスの公用語は英語」、「家族の母国語はフランス語」というのが、正しい使い方です。

 英語圏とは?

「英語圏」とは、英語が公用語の国、あるいは国民の大半の母国語(=第一言語)が英語である国や地域のことを指します。土着の言語があるにもかかわらず「英語圏」としてカウントされる国があるのは、国民の大半が英語を母国語として用いるという、一つの逆転現象が起きていることに因ります。

 英語留学の国を決める際に考えるべきこと

英語留学に人気の国をご紹介する前に、まずはどんな点に着目して留学先を決めるべきか、ポイントを解説していきます。

どんな英語を習得できるか

同じ英語でも、国によって英語にはそれぞれ特徴があります。日本でも地域によって方言がありますが、国が違えば当然アクセントも大きく変わってくるものです。

日本における英語教育は、主にアメリカ英語を基本としています。そのためアメリカやカナダの英語は、比較的日本人にもなじみの深いアクセントですが、都会と田舎でもアクセントは変わってきます。

英語を習得する際は「どの国の英語を習得したいのか」を、一回頭の中で整理することをおすすめします。

留学にかかるコスト

留学にあたり、一番現実的な問題となるのは、やはりコスト面でしょう。留学には語学学校などにかかる教育費に加え、滞在費、食費、娯楽費など、様々なコストがかかってきます。

特に欧米の都市部に暮らすと生活コストは高くなりがちですので、ご自身の経済状況もしっかりと考慮に入れることが大切です。

日本人が多いかどうか

留学する都市や語学学校に日本人が多いかどうかも、一つの判断材料になります。遠く離れた異国の地で日本人の知り合いができると、どこかホッとする気持ちが生まれるものですが、それは同時にせっかくの留学を台無しにしてしまう危険性もはらんでいます。

たまに気分転換程度に会うなら良いですが、毎日のように仲良くしていると、結局英語は習得せずに留学を終えてしまうという事態になりかねません。実際、こうした失敗ストーリーは非常に多いので、田舎でホームステイしながら語学学校に通うなど、英語に集中できる環境を探すことは非常に大切です。

 英語を使うおすすめの留学先

英語留学を検討されている方は、英語が「公用語」だけの国よりも、国民の「母国語」として英語が使われている国を選ぶのがおすすめです。国民のほとんどが英語を母国語としている国であれば、ネイティブの自然な英語を学ぶことができるのに対し、英語が公用語の国だとネイティブでないことも多くなってしまうからです。

ここからは、具体的に英語留学におすすめの国をご紹介していきますので、各国の特徴を見比べながら、ご自身にぴったりの国を探してみてください。

 アメリカ

英語留学の「定番中の定番」とも言えるアメリカ。語学学校や大学の数も多く、その他にも好みに合わせて各種専門コースを履修できたりと、とにかく選択肢がたくさんあるのが大きな魅力です。

アメリカは「人種のるつぼ」とも言われるように、世界中から多種多様な人々が集まる多国籍国家としても知られています。語学学校や大学にももちろん各国からの留学生が集まるので、日頃から様々な文化が学べるのも楽しみの一つと言えるでしょう。

 カナダ

アメリカのすぐ北にあるカナダも、留学生には非常に人気の高い国です。聞き取りやすい綺麗な英語が話されているうえ、教育水準が高いのもメリットの一つ。良質な英語留学を、比較的リーズナブルな価格で実現することができます。

さらに、カナダと言えば自然が豊かで、治安が良いのも嬉しいポイントと言えるでしょう。バンクーバーやトロントなどの都市は、イギリスの経済誌『エコノミスト』が発表する「世界で最も住みやすい都市ランキング」の常連であり、少し郊外へ足を伸ばせば、手つかずの広大な自然に触れることができます。

 イギリス

アメリカと並び、英語留学の「定番中の定番」に挙げられる国と言えば、やはりイギリスでしょう。「ブリティッシュ・イングリッシュ」や「クイーン・イングリッシュ」と呼ばれるように、日本人が学校で学ぶアメリカ英語とは少し異なるアクセントがありますが、それでも英語発祥の国で英語を学ぶことができるのは大きなメリットです。

芸術やスポーツも盛んで、歴史や伝統文化をたくさん学べるのも魅力の一つ。休みの日には大英博物館やバッキンガム宮殿といった世界的な観光スポットに行けるだけでなく、高速列車を使えば日帰りでパリに出かけることも可能です。6か月までの留学なら、学生ビザなしでも渡航できるので、観光も楽しみたい方には特におすすめです。

 アイルランド

イギリス本島の西側に位置するアイルランドは、緑豊かな島国。日本人の留学生は多くありませんが、その分「英語環境」にどっぷりと浸かることができます。

アイルランドの英語は「アイリッシュ」とも呼ばれ、英語の中でも特に訛りが強いとされているのが特徴です。慣れるまでは苦労することもあるかと思いますが、留学が終わるころにはきっと訛りにも愛着が湧いていることでしょう。

 オーストラリア

暖かい南国のイメージが強いオーストラリアは、イメージ通りのフレンドリーな国民性が大きな魅力です。「オージー・イングリッシュ」と呼ばれる、少し癖のある英語が特徴的ですが、困っている人を自然と助けてあげる優しい国民性が根付いています。

そんなオーストラリアは、留学生の権利を守る国家法を定め、教育機関が留学生に対して果たすべき役割などをしっかりと定義しています。留学生にとって安心できる体制が整っているだけでなく、日本との時差が少ないのもメリットと言えるでしょう。

 ニュージーランド

オーストラリアの東に位置する島国ニュージーランドは、人口400万人程度ののどかな国。自然も非常に豊かで、特にアウトドアが好きな人にとっては最高の留学環境と言えるでしょう。
 
ニュージーランドも、オーストラリアと同様に教育の質を保証する認定制度を設けています。特に郊外は非常に落ち着いた雰囲気で、治安も比較的良いので、英語に集中できる環境が整っていると言うことができます。さらに、ラグビーや乗馬といったアクティビティを加えた「英語学習+アルファ」のプログラムがあり、留学生からも大きな人気を集めています。

 フィリピン

日本からほど近いフィリピンは、とにかくコスト重視の方にはぴったりの国。物価が安いため生活費も安く抑えることができ、語学学校でも低価格でマンツーマンレッスンを受けることができます。

ただし、フィリピンは「タガログ語」という土着の言語が存在し、英語はあくまで「公用語」という扱いとなります。言い換えれば、これまでご紹介した国とは異なり、「英語ネイティブ」ではない人も多いので、注意が必要です。

フィリピンは気候も非常に温暖で、フレンドリーな人が多いことでも知られています。マリンスポーツなども楽しめるので、休みの日には様々な方法でリフレッシュできることでしょう。

様々な場面で共通語として英語が使われている

学術・研究分野、グローバルビジネス、スポーツなどをはじめ、現代では様々な分野において英語による国際交流が必要不可欠となっています。英語は今後も世界共通語であり続け、「英語は話せて当然」というのが、今後ますます世界的スタンダードになっていくことでしょう。

日本人はまだまだ世界的に見て「英語を話せない国」と思われがちですが、一方で標準スキルとして英語を話せる日本人も増えてきています。学校の英語だけではなかなか英語を話せるようにはなりませんが、自分自身でもうワンステップ踏み出すことで、言葉の壁は必ずや乗り越えることができそうです。

 まとめ

世界的に英語を話す人、話せる人は今後も増え続け、英語学習の需要はますます高まっていくことが予想されます。英語を話せるようになれば、様々な国の人とコミュニケーションを取ることができるだけでなく、新しい価値観などを手に入れることで、その後のビジネスや人生が充実していくものです。

世界のグローバル化の波においていかれないよう、英語に興味がある方はぜひご自身で一歩踏み出しましょう。留学を終えて日本に戻るころには、きっと一回りも二回りもたくましくなっていますよ!

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日本語と英語は根本的に文法が異なります
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長坂 ヒロ

長坂 ヒロ

▼略歴
WEBライター/翻訳家(英語・ポルトガル語)として活動中。年齢は30代前半。
東京外国語大学外国語学部を卒業後、旅行会社にて海外商品企画や海外添乗業務を担当。学生時代には、大手予備校の英語個別指導講師や答案添削業務を経験。

オーストラリア/ニュージーランドに計1年半在住歴もあり、現在は信州・長野県へ移住。

趣味は海外旅行。渡航経験は約30カ国。年に2~3ヵ月は海外旅行へ。

英語は肩ひじ張って勉強するものではなく、楽しく習得していくもの。英語学習を楽しく継続する方法や、ネイティブが日常的によく使う表現などを発信していきます。

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