【学び直し英文法】関係代名詞とは?
関係代名詞とは中学2年頃に習う文法の一つで、代名詞と接続詞の機能をあわせもった語のことです。名詞を詳しく説明するための文法で、関係代名詞を使って「形容詞節」を作ります。形容詞節とは、形容詞の働きをする文章のことを指します。
関係代名詞とは中学2年頃に習う文法の一つで、代名詞と接続詞の機能をあわせもった語のことです。
名詞を詳しく説明するための文法で、関係代名詞を使って「形容詞節」を作ります。
形容詞節とは、形容詞の働きをする文章のことを指します。
もっとイメージを持ちやすく説明すると、
「私は東京に住んでいる友達がいる」
という文章の場合、
とても簡単に言うと、「私は友達がいる」わけですが、その女性のことを具体的に説明する「東京に住んでいる」という情報を付加します。
この「友達」と「東京に住んでいる」という情報を「関係代名詞」を使って紐づけるのです。
これが関係代名詞のイメージです。
関係代名詞の使い方
では実際にその使い方を説明していきましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I have a friend.
私は友達がいる。
He lives in Tokyo.
彼は東京に住んでいる。
[/st-mybox]
この英文では、友達がいる事、そして彼が東京に住んでいるを述べています。
もちろんこの表現でも相手に伝わりますが、この内容を述べる上で「友達=彼」という表現を2回も使っていて、少ししつこく感じるかもしれません。
「私は東京に住んでいる友達がいる。」
と一文で伝えられる方が、文章としてとてもスマートになります。
ここで関係代名詞を使うのです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I have a friend who lives in Tokyo.
私は東京に住んでいる友達がいる。
[/st-mybox]
この文章で注目してもらいたい要素は3つあります。
この文章では「a friend」が「先行詞」、「who」が「関係代名詞」、「lives in Tokyo」が関係詞節と分類されます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]
先行詞: 関係代名詞によって意味を付加される名詞
関係代名詞: 先行詞と関係詞節を繋ぐ語
関係詞節: 関係代名詞に導かれる節、名詞に意味付けをされる文章
[/st-mybox]
関係代名詞の基本的な3つの使い方
関係代名詞には主格、目的格、所有格の3種類があります。
この3種類の違いは以下の2つの基準で分類されます。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]
- 先行詞が人あるいは物のどちらか
- 先行詞が主語・目的語・所有のどのはたらきをするか
[/st-mybox]
この違いによって、主格、目的格、所有格のどれなのかが変わります。
では、それぞれの使い方について解説をしていきます。
主格
まず、「主格」から解説をしていきましょう。
主格の関係代名詞とは、「先行詞」=「関係代名詞によって作られた形容詞節の主語」となるものです。
ここで先ほどの例文を見てみましょう。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I have a friend.
私は友達がいる。
He lives in Tokyo.
彼は東京に住んでいる。
[/st-mybox]
この二つの文で「a friend」と「He」は同じ人物であることが分かります。
そして、「a firend」は2つ目の文章の主語でもあります。
これを関係代名詞で繋いだ一つの文にすると、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I have a friend who lives in Tokyo.
私は東京に住んでいる友達がいる。
[/st-mybox]
となります。
この時の関係代名詞は「who」で、先行詞である「a friend」に関係詞節「lives in Tokyo」を繋いでいます。
この時 2つ目の文章の主語である「He」は省略されます。
これが主格の関係代名詞の文法です。
主格の関係代名詞はwho、which、thatがあり、先行詞の種類によって以下のように使い分けます。
先行詞が人 | who |
---|---|
先行詞が物 | which |
物、人のどちらでも使える | that |
目的格
では次に目的格の関係代名詞について解説をします。
目的格の関係代名詞とは、「先行詞」=「関係代名詞によって作られた形容詞節の目的語」となるものです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]This is the woman.
この人はその女性です。
I met her yesterday.
私は彼女に昨日会いました。
[/st-mybox]
少し理解しにくい文章かもしれませんが、「the woman」は私が昨日会った女性であることを述べる2つの文章です。
この文章の場合、「the woman」は2つ目の文章の目的語である「her」と同一人物です。
これを関係代名詞で繋いだ文章にすると、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]This is the woman who I met yesterday.
この人は私が昨日会った女性です。
[/st-mybox]
という文章になります。
この時の関係代名詞は「who」で、先行詞である「the woman」に関係詞節「I met yesterday」という情報を付加しています。
この時、2つ目の文章の目的語である「her」は省略されます。
目的格の関係代名詞はwho(whom)、which、thatがあり、先行詞の種類によって以下のように使い分けます。
先行詞が人 | who(whom) |
---|---|
先行詞が物 | which |
物、人のどちらでも使える | that |
ちなみに目的格の場合、一部の例を除いて関係代名詞を省略する事ができます。
所有格
所有格の関係代名詞とは、「先行詞が関係代名詞によって作られた形容詞節を所有している」ことを表すものです。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I met a man.
私は男に会った。
His house is in Tokyo.
彼の家は東京にある。
[/st-mybox]
この文章の場合、「a man」は「His」と同一人物で、「house is in Tokyo」は「a man」の所有物です。
これを所有格の関係代名詞で繋ぐと、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=””]I met a man whose house is in Tokyo.
私は東京に家がある男に会った。
[/st-mybox]
となります。
この時の関係代名詞は「whose」で、先行詞である「a man」に関係詞節「house is in Tokyo」という情報を付加します。
所有格の場合、関係代名詞は人・物に関わらず「whose」のみです。
まとめ
関係代名詞の基本はまずこれで押さえる事ができました。
関係代名詞を使って形容詞節を作り、先行詞となる名詞を修飾するのが関係代名詞の文法です。
関係代名詞には「主格」「目的格」「所有格」の3つの用法があります。
そして関係代名詞の使い方のポイントは以下の4つ。
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#ccc” bgcolor=”#ffffff” borderwidth=”2″ borderradius=”2″ titleweight=”bold”]
- 修飾したい名詞(先行詞)は関係代名詞の前に持ってくる
- 関係代名詞の後は関係詞節を持ってくる
- 関係詞節は元の文章の順番のまま持ってくる
- 「主格」=「主語を省略」「目的格」=「目的語を省略」
[/st-mybox]
です。
格によって使用する関係代名詞は異なり、その使い分けの仕方は以下の通りです。
人が先行詞 | 物が先行詞 | |
---|---|---|
主格 | who, that | which, that |
目的格 | who(m), that | |
所有格 | whose |
覚えることが多いと感じてしまいますが、関係代名詞は日常的に使用される上、高校英語では関係代名詞の仲間である「関係副詞」を学びます。
より英語力をステップさせるためにも、是非押さえておきたい英語文法の一つです!
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