「Goodbye」はあまり使わない!?英語で伝える別れの挨拶

英語で別れの挨拶と言えば「good bye」や「see you」が有名ですが、皆さんはそれ以外の別れの挨拶をどれぐらいご存じでしょうか?英語の別れの挨拶には実に多様な表現方法が存在し、相手との関係や状況などによって使い分

外国人男性を見送る女性

英語で別れの挨拶と言えば「good bye」や「see you」が有名ですが、皆さんはそれ以外の別れの挨拶をどれぐらいご存じでしょうか?英語の別れの挨拶には実に多様な表現方法が存在し、相手との関係や状況などによって使い分けることができれば、あなたの英語の印象もグッと良くなります。

この記事では、カジュアルシーンからビジネスシーンまで、シチュエーションごとに適切な別れの挨拶を18個ご紹介します。フレーズを少しずつ覚えることで、英会話の表現の幅を徐々に広げていきましょう!

日常的に使う別れの挨拶

手を振る女性

日常的に使う別れの挨拶を場面ごとに理解しよう!


まず最初に、「バイバイ」「また明日ね」と言う時に使うことのできるフレーズを、シチュエーション別にご紹介します。同じ別れのあいさつでも場面ごとに様々な表現があるので、一つずつ覚えていけば日々違う表現を使えるようになるでしょう。また、少し単語を付け加えるだけでニュアンスに変化が出るのもポイントです。

普段の挨拶【カジュアル編】

bye 「じゃあね」

日常的に使う別れの挨拶として、やはり定番なのは「bye」でしょう。親しい間柄では気軽に使うことができ、特に電話越しに使うのが一般的です。

後ろに単語を付け加え「bye for now」とすれば、「今日のところはじゃあね」というニュアンスになります。近い未来に会うことを想定した表現なので、毎日会う人や近所に住む人などに対して使うとぴったりです。

bye bye! 「じゃあね」

日本語としても使う「bye bye」は、基本的に子供相手に使うかわいらしい表現。大人が使うと、かなり不自然な印象を与えてしまうこともあります。

親しい間柄であれば、大人同士でも愛嬌交じりに使うこともありますが、相手を間違えると失礼に受け取られてしまうこともあるので、注意が必要です。

see you 「またね」

英語の別れの挨拶として、最も基本となるのは「see you」です。これから本格的に英会話を始めようと考えている方は、まずは「see you」を基本として定着させると良いでしょう。

後ろに単語を付け足すと、さらに細かくニュアンスを含ませることができます。

  • see you tomorrow「また明日」
  • see you soon「また近いうちに」
  • see you around「またいつか」
  • see you later「また後で」

tomorrowであれば具体的に「明日」という日時を特定していますが、それ以外のsoon、around、laterについては、特に「いつ」ということは特定されません。英会話に慣れないうちは「laterっていつのことだろう?」「このあと会う約束していたっけ?」などと不安になることもあるかと思いますが、具体的にいつというニュアンスは込められていませんので安心してください。

親しい間柄であれば、「see ya」とさらにカジュアルな表現を用いることもできます。また、「see you later」を思い切り省略して「later」だけで使うこともあるので、意味だけでも覚えておくのがおすすめです。
 

I’ve got to get going 「そろそろ行かなきゃ」

集まりなど、その場を離れるときに使うのに便利な表現が「I’ve got to get going」です。「have got to」は「~しなくてはならない」という意味の「have to」と同義で、「離れるのは名残惜しいけど…」というニュアンスを付け加えることができます。

いきなり「bye」や「see you」を使うのではなく、これから去るという意思表示をすることで、より自然な流れでその場を立ち去ることができるようになるでしょう。

I’m off 「帰るね」

その場を立ち去ることを相手に伝えるカジュアルな表現。「I’m off」は「いってきます」というニュアンスで用いられることもありますが、「off」によって「その場からいなくなる」という意味を表します。

基本的には、友人同士で仕事や学校が終わった喜びを伝える際に用いられるのが一般的。前に「Anyway」や「Right then」などをつけることで、「それじゃあ」と話を切り出すタイミングをつけると、より自然な印象となります。

take it easy 「じゃあね」

直訳すると「気楽に」「無理しないで」といったニュアンスを持ち、基本的にはイライラしている人などをなだめるときなどに使われる表現。別れ際に用いる際は「Have a nice day!(良い1日を)」と同義で、かなりカジュアルな印象を相手に与えます。

いきなり相手に「take it easy」と言われたら動揺してしまいそうですが、決してあなたをなだめるための表現ではありません。「じゃあね」というカジュアルな表現として、覚えておくことをおすすめします。

普段の挨拶【ビジネス編】

Have a nice day 「良い一日を」

初対面のビジネス相手や、あまり親しくない同僚などに対しても使うことのできる、定番の別れの挨拶。「nice」は「good」に、「day」は状況に応じて「afternoon(午後)」、「weekend(週末)」などに置き換えることも可能です。

Good night 「おやすみなさい」

取引先と一緒にディナーを楽しんだ後など、夜に家に帰る際に使うことのできるフォーマルな表現。

「Good evening(こんばんは)」は誰かに会った時の挨拶として用いられるのに対し、「Good night」は誰かと別れる際の挨拶として用いられるもの。両者は似ているように見えますが、用途はまったく異なるので注意が必要です。

しばらく相手と会わない時の別れの挨拶

空港で握手を交わす二人の男性

この先しばらく会う予定がない相手に対して使う別れの挨拶とは?


続いては、この先しばらく会う予定がない相手に対して用いられる表現をご紹介します。相手の今後の幸運を祈るような表現が、必然的に多くなるのが特徴です。

逆にこうした表現を毎日会うような相手に使ってしまうと、相手の誤解を招いたり、失礼にあたったりすることもありますので、状況や相手を考えて使うことも大切です。

しばしのお別れの挨拶【カジュアル編】

keep in touch 「連絡しようね」

「これからも連絡を取り合おう」「これからもよろしく」という意味の定番表現。keepをstayに置き換えることもできます。

もし相手に「Let’s keep in touch」などと言われた場合は、親しい相手であれば「Of course」や「Sure」、目上の人であれば「Will do」と答えるのがおすすめです。

thank you for everything 「いろいろとありがとうございました」

直訳すると「すべてに対してありがとう」という意味で、相手に最上級の感謝の気持ちを伝えることのできる表現です。

基本的に意味は一つですが、使う文脈やイントネーションによって、多少ニュアンスが変わってきます。everythingはallに置き換えることもでき、thank youのあとに「a lot」や「 very much」をつけて強調することも可能です。

best of luck for you future 「幸運を祈る」

この先しばらく合わない相手に対し、今後の幸運や健康を祈る表現。ビジネスシーンでは、転勤や退職が決まった相手に対し「新天地で頑張って!」という意味で使われることもあります。

ただし、基本的には同僚や親しい間柄で用いられる表現なので、目上の人には使わないようにするのが無難です。

good luck 「がんばってね」

直訳すると「幸運」という意味で、「がんばって」や「うまくいくといいね!」というように、相手を激励する際に用いられる表現です。goodをbestに置き換えれば、さらに強い意味を持たせることもできます。

ただし、文脈や態度によっては「せいぜい頑張れよ」というネガティブな意味に捉えられてしまうこともあるので、特に使う際の表情には気を付けてください。

 しばしのお別れの挨拶【ビジネス編】

Goodbye 「さようなら」

日本人からすると定番表現のようにも思える「Goodbye」ですが、実は英語ではあまり使われることは多くありません。

Goodbyeを使うとすれば、フォーマルかつしばらく会えなくなる相手くらいと言えます。日常的な挨拶であれば、既に紹介した「bye」を使うことをおすすめします。

many thanks 「ありがとうございました」

一見カジュアルに見えますが、フォーマルな場面でも使える比較的ライトな表現です。口頭以外にも、メールの結び言葉として使われることもあります。

単純な「Thanks」や「Thank you」だけでは伝えきれない感謝を伝える表現なので、ニュアンスとしては「Thank you for everything」に類似していると言えるでしょう。転職する方や退職する方に対して使うことができます。

take care「それでは」

直訳すると「気を付けて」という意味ですが、「それでは」という意味で別れの挨拶として用いることもできます。

また、一見カジュアルな表現にも聞こえますが、実はビジネスシーンでも使うことのできる便利な表現。しばらく会うことのない相手を気遣うニュアンスとして用いられます。

it is my pleasure working with you 「あなたと働けて良かった」

かなりフォーマルな表現で、ビジネスシーンにおいても汎用性の高いフレーズと言えます。親しい同僚はもちろん、大事な取引先や上司に対しても使うことができるので、ぜひとも覚えておきたい表現です。

I look forward to seeing you again 「またお会いできるのを楽しみにしています」

英語の重要フレーズ「be looking forward to ~ing」によく似た表現で、意味としては「I’m looking forward to seeing you again.」と全く同じです。進行形を現在形にすることで、「継続して楽しみにしている」という態度を示すことができ、よりフォーマルな印象を相手に与えることができます。

なお、「to」は文法的に「不定詞」ではなく「前置詞」となるので、後ろは原型ではなく「seeing」とing形になるのがポイント。頻出構文なので、ぜひ丸々暗記しておきましょう。

Good luck in your future career 「今後ますますの発展をお祈り申し上げております」

退職する人に向けて用いられる、定番のフレーズ。「新しい職場でも頑張って!」と相手を送り出す激励の意味が込められており、同僚だけでなく上司に対しても使うことができる便利な表現です。

 まとめ

別れの表現一つとっても、英語の表現は実にたくさんあります。カジュアルなシーンやビジネスシーンなど、場面によってフレーズを使い分けるのも大切なポイントとなりますので、まずは各シーンで使うことのできるフレーズを1つずつ覚えておくのが便利でしょう。送り出す時は相手にとって気持ちの良い表現ができるようになると、自ずと品性も備わるようになります。

1つのフレーズを上手に使いこなせるようになったら新しい表現を使い、徐々に語彙力を増やしていくのがおすすめの勉強法です。ぜひこの記事を参考にたくさんの表現を身に付け、英会話のバリエーションの幅を増やしていきましょう!

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