英語のイディオム22選|ビジネスシーンで多用される表現の習得を

知っているはずの英単語が並んでいるのに、相手が言っていることの意味がわからないときはありませんか?もしかすると、その相手は複数の単語で意味を成すイディオムを使っているかもしれません。

日常会話からビジネスシーンまで、ネイティブはよくイディオムを使います。イディオムを覚えておくと、相手の話を理解できるようになるだけでなく、自身のボキャブラリーが増え、余裕を持って英会話に臨むことができるでしょう。

この記事では、会議や商談など、ビジネスシーンで日常的に使えるイディオムをご紹介します。

イディオムって何?

まず最初に、イディオムとは何か簡潔に説明します。イディオムとは英熟語の一種で、2つ以上の英単語が連立することで、違う意味の言葉になるものを指します。知らないと意味を推測できないものも多いため、単語ごとではなくイディオムとして暗記しておくことが必要不可欠だと言えます。

英語のイディオムを覚える必要性

では、なぜ英語学習にはイディオムが必要なのでしょうか。その理由を4つご紹介していきます。

会話の中で頻出

イディオムの中には日常英会話やビジネス英会話に関わらず、頻繁に使用されるものも数多くあります。特に日常生活においては、難易度の高い英単語よりも基本的なイディオムの方が圧倒的に重要度も高いので、英会話学習の一環としてイディオム学習はとても大切です。

リーディングやリスニングでも頻出

イディオムはリーディングやリスニングにも出てきますので、イディオムを覚えることでリーディング力とリスニング力の両方を底上げすることができます。知らないとそこでつっかえてしまうので、スラスラ読んだり聞いたりするためにもイディオムは必要です。

知らないと意味が分からないものが多い

イディオムには比喩や隠喩のようなものも多く、知らないと意味が分からないものがほとんどです。 日本語でも「頭を冷やす」や「目からうろこ」などの慣用表現は、知らないと意味を推測するのは難しいですね。どれだけ英語ができても英単語を繋ぎ合わせただけでは意味はわからないので、とにかく暗記が大切になってきます。

自然な英語になる

イディオムを自分で使いこなせるようになれば、日常的に用いることもできます。今まで遠回しに言っていた内容も、イディオムを使うことでシンプルにまとめることができますので、より自然な英語に聞こえるでしょう。

会議や商談をスムーズに進めるイディオム11選

使う際のシチュエーションを想像しながらイディオムを覚えると、実際に使うときもスムーズに出てくるはずです。会議や商談など、ビジネスシーンで頻繁に使われるイディオムをご紹介します。

会議のとき

get the ball rolling
意味:ことを始める、問題を切り出す
例文Let’s get the ball rolling.
対訳:それでは始めましょう

直訳は「ボールを転がそう」という意味です。球技で、ボールを転がすとゲームがスタートすることから、「始める」「口火を切る」という意味合いがあります。

in the red
意味:赤字で、借金をして
例文Our business was $1,000,000 in the red.
対訳:我々の事業は100万ドルの赤字だった

会計の帳簿に赤い文字で損失額を記入したことにちなんだ表現です。前に「deep」を付けると「deep in the red」で大赤字という意味になります。

think outside the box
意味:創意工夫する、既成概念にとらわれず考える
例文We should think outside the box to get good ideas.
対訳:良いアイデアを得るために、既成概念にとらわれずに考えるべきだ

日本でも「枠にとらわれず考えよう」という表現があります。アメリカなどの英語文化圏では、枠の代わりに箱という表現を使います。

call it a day
意味:仕事などを切り上げる、終わりにする
例文Let’s call it a day and go home.
対訳:今日はここまでにして帰りましょう

まだ終わっていないことを、中断して切り上げるときに使います。議論が白熱した会議を締めるときにも便利なフレーズです。

In a nutshell
意味:要するに、簡潔に言うと
例文In a nutshell, I want to leave this city.
対訳:手短に言うと、私はこの街を出ていきたいです。

nutshellとは直訳すると「ナッツの殻」。その中に入ってしまうほど小さいということから、物事をコンパクトに、手短に伝える際に用いられます。多くの理由を列挙する前にまずは結論を伝えてしまうケースや、コンパクトに概要を伝える際などに便利なフレーズです。

取引先との商談のとき

get under way
意味:進む、始まる、開幕する
例文So many projects have gotten under way.
対訳:非常にたくさんのプロジェクトが進行中です

物事が進行しているときに使われる表現です。「under way」が「進行中の」という意味合いのため、「get」を付けることで「進む」「始まる」となります。

move the needle
意味:目立った変化をもたらす
例文Your project will move the needle.
対訳:あなたのプロジェクトのインパクトは大きいでしょう

ビジネスシーンで用いられる場合は、変化やインパクトの大きさを伝える比喩的表現として用いられます。計測器などの「針を動かす」という意味でも用いられます。

see eye to eye
意味: 意見が合う、見解が一致する
例文I don’t see eye to eye with him.
対訳:彼とは意見が合わない

どちらかというと意見が合わない場合に、否定文で使われることが多い表現です。とはいえ、自分の意見が相手と一致したときに使うこともできます。

touch base later
意味:後で連絡をする
例文I will touch base later.
対訳:後で連絡します

「touch base」が「連絡を取る」という意味です。「touch base with you」のように、「with」の後に連絡を取る相手を入れたり、「later」の代わりに、「tomorrow」「next week」など、連絡する時期を入れたりして使うこともできます。

Go the extra mile
意味:より一層努力する、もうひと頑張りする
例文I will go the extra miles to get the task done.
対訳:私は課題を終えるために、もうひと頑張りします。

直訳すると「より多くのマイルを行く」という意味ですが、転じて「より一層努力をする」という意味で用いられます。意味を知らないと距離の話をしているように聞こえてしまいますね。

Ballpark figure
意味:大雑把な見積もりや数字
例文Please give me a ballpark figure.
対訳:どのくらいかかるか教えてもらえますか?

この場合のballparkとは野球場のこと。figureは「数字」という意味を表します。観客がとても多く、すべてが規格外の野球場に例えて、大雑把でいいから値段を知りたいという時に用いられます。野球大国アメリカらしい表現と言えるでしょう。

上司や同僚との日常会話を活発にするイディオム11選

職場でのちょっとした会話でも、ネイティブはイディオムを使います。日常的に使いやすいイディオムを押さえておきましょう。

by the skin of one’s teeth
意味:間一髪、かろうじて
例文I submitted the document on Friday by the skin of my teeth.
対訳:やっとのことで金曜日に資料を提出できた

直訳すると、「歯の皮によって」です。聖書の一説が由来となっている表現で、歯に皮が付くほどやせ細ったギリギリの状態を表しています。苦難を乗り越え、完了できたときに使う表現です。

get down to
意味: 取り掛かる
例文Let’s get down to business.
対訳:仕事に取り掛かりましょう/本題に入りましょう

話題を切り替えて本題に入りたいときに使います。「get down to business」は、仕事の話に移るときや、会議中にずれた議論を戻したいときなどに使える表現です。

get through
意味: 乗り切る、議案などが会議を通過する
例文I will call you when I get through with all my task.
対訳:全ての仕事が終わったら電話します

「through」は、「~を通り抜けて」という前置詞です。「get」が付いて、ある状況を通過した状態をイメージすると覚えやすいでしょう。

in the same boat
意味: 同じ状況である
例文I am in the same boat.
対訳:私も同じような状況です

「同じ船に乗っている」というイメージから、同じ状況や立場にあることを意味するようになった表現です。誰かが困難な問題について話していて、自分も同じであることを伝えたいとき、「Me too.
私も同じです」の代わりに使ってみても良いでしょう。また、仕事仲間に対し、「運命共同体」や「一蓮托生」という意味でも使うことができます。

take it with a pinch of salt
意味: 話半分に聞く、疑ってかかる
例文You should take it with a pinch of salt.
対訳:それは真に受けないほうがいい

「a pinch of salt」の直訳は「ひとつまみの塩」で、料理にひとつまみの塩を入れたところで味は変わらない、という意味から生まれたとされるイディオムです。「a pinch of salt」の代わりに、「a grain of salt」と表現される場合もあります。誰かの話やニュースなど、情報を疑ってかかったほうが良いときに使われます。

mind one’s own business
意味: 他人のことに口出しをしない
例文I hope you would mind your own business.
対訳:私のことに構わないで欲しい

直訳すると、「自分の仕事を気にする」となりますが、そこから「他人への口出しや余計なお節介をしない」という意味につながっています。「Mind your own business.
余計なお世話です」と使うことができますが、命令形で強い表現となるため、使う場面や相手は選びましょう。

miss the boat
意味: チャンスを逃す、機会を逸する
例文If we don’t make a final decision now, we will miss the boat.
対訳:今最終決定をしなければ、機会を逸するだろう

乗れたはずのボートに乗れなかったという言葉のイメージから、「好機を逃す」という意味で用いられるイディオムです。ビジネスで説得や交渉が必要な場面で使われます。

elephant in the room
意味:見て見ぬふりをされている重要な問題、触れてはいけない話題
例文That issue is the elephant in the room at today’s meeting today.
対訳:その問題は、今日の会議で触れてはいけない話題です

直訳は「部屋にいる象」となり、これだけでは意味がわかりません。ここでの象は、「その場にいる誰もが重要であることを認識しているが、あえて触れない問題や事実」の例えとして使われています。触れてはいけない話題があることを、誰かに事前に伝えておきたいときに使える表現で、「暗黙の了解」や「空気を読む」という日本語に近いニュアンスを持ちます。

Learn the ropes
意味: コツをつかむ
例文I learned the ropes of the work on the first day. .
対訳:私は初日で仕事のコツをつかんだ。

ここで言うropeは文字通り「縄」のことで、作業の基本である縄の結び方を学ぶということからコツをつかむという意味で用いられます。

Bring to the table
意味: 有益なものを提供する
例文Please try to get anything new to bring to the table.
対訳:何か新しい有益な情報を手に入れるよう努力してください。

そのまま普通に訳せば「テーブルに持ってくる」という意味ですが、ビジネスシーンでは「有益な情報や貢献できることを提供する」という意味になります。かなり比喩的な表現ですので、知らないと混乱してしまうでしょう。

Cut corners
意味: 楽をする、手抜きをする
例文He cut corners to go for dinner with her.
対訳:彼は彼女と夕飯に行くために手抜きをした。

cornersは「角」という意味ですが、角を省くということから何か仕事などを手抜きしたり、楽をするという意味で用いられます。日本語でもショートカットという表現が用いられますが、それに近いニュアンスと言えるでしょう。

イディオムを習得し、ワンランク上の英会話を

ご紹介の通り、知らないと意味が分からないものが多いイディオムですが、膨大な量のイディオムを全て暗記するのは大変です。良く使う表現は基本的に決まっていますので、理解できない単語の並びに出くわしたら、イディオムとしてすぐに意味を調べてみましょう。頻繁に用いられるものはそのうち頭に定着してくるので、その都度意味を調べなくてもよくなります。

また、今回ご紹介した通り、なぜそのような意味になったのか語源を知ると覚えやすくなりますので、面白いなと思ったものはどんどん取り入れて定着を図っていきましょう。

イディオム学習にオススメの教材

効率的にイディオムを暗記したいと思ったら、参考者やアプリなど様々な教材で学ぶことも可能です。音声をダウンロードできるものやAmazon Kindle買えるものなど、種類も非常に豊富。その場で気軽に買えるのも、嬉しいポイントですね。

イディオムの意味は基本的に辞書でも調べることができますが、最初はよく使う日常表現に根差したものを選ぶのがおすすめです。具体的におすすめの教材を3つご紹介しますので、イディオムに特化して学習したいという方はぜひ参考にして下さい。

ネイティブが使う英会話のために知っておくべき句動詞の知識と使い方

実際の会話を例にとりながら、140語以上のイディオムを学べる便利な教材。日常的な表現が中心ですので、実践的な英会話を伸ばしたい方におすすめです。

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クイズで覚える英語イディオム520

520個という膨大な数をクイズ形式で楽しく学ぶことのできる教材。とにかくイディオムの量を増やしたいという方におすすめです。

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英語イディオム表現集―語源を知れば自然に出てくる

語源の意味を理解しながら効率よくイディオムを学ぶことのできる教材。語源を理解するだけでも記憶の定着度は圧倒的に変わってきますので、楽しく読みながらイディオムを覚えたいという方におすすめです。

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場面に応じてイディオムを実践しよう!

なおイディオムを学習する際は、フレーズの解説だけでなく、使われたシチュエーションも合わせてチェックしておくと、実践するときの参考になります。イディオムを活用しさまざまな表現方法を身に付けて、ワンランク上の英会話を目指しましょう。

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英語が話せないのは英語力が足りないのではなく、簡単に超えられるものを超えてないだけ!その理由についてまとめた記事「日本人が英語をいつまでも話せない理由 | 日本人特有の気質が原因?」をぜひ読んでみてください。
  • この記事を書いた人
1億人の英語 編集部

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