TOEICを時間内に解き終わるには?配分の目安と解き方のコツ

TOEICでは制限時間内に数多くの問題を解きます。テストを受けたときに時間が足りず、自分の力を発揮しきれなかった経験を持つ人もいるでしょう。 高校や大学などの受験勉強と同じように、検定や試験を受ける際には、そのテストの傾向を知った上で対策を立てることが大切です。TOEICにおいては、各セクションに関する時間配分を考えることもテスト対策の一つに入ります。
そこで今回は、TOEICを時間内に解き終わりたい人のために、時間配分の目安と解く際のポイントをご紹介します。

TOEIC L&R 時間配分の目安

TOEICでベストスコアを出すには、問題を解く際の時間配分が鍵を握ります。テストで限られた時間を最大限に使うためには、どのような時間配分が理想的なのでしょうか。

TOEICテストは、リスニングとリーディングの2つのセクションに分けられています。リスニングは約45分間、リーディングは75分間が制限時間となっていて、リスニングから始まります。

まず、リスニングセクションで気をつけたいのは、問題の先読みをすることです。設問に先に目を通し、次の問題がどのようなトピックで、会話から何を聞き取ることを求められているのか予想するようにします。先読みには、問題と問題の間に少しある、ポーズを活用しましょう。また、答えがわからないときも考え込まず、次の設問に目を通すように意識することが大切です。

一定のスピードで問題が流れてくるリスニングセクションに比べ、時間配分による対策が欠かせないのがリーディングセクションです。与えられた75分間を使って、全100問を解いていきます。3つのパートに分けられていますが、各パートの制限時間はありません。そのため、自分で時間を見ながら解きます。
リーディングセクションの理想的な時間配分は、最初のPart 5とPart 6を20~25分で解き、最後のPart7に50~55分残せるようなペースです。Part 5は全30問で、Part 6は全16問あるため、1分間に約2問解答するスピードで解いていく必要があります。長文読解のPart 7は48問ありますので、1問につき1分程度かけて解いていけば、最後の問題まで目を通せるでしょう。

解答時間が足りなくなる原因

TOEICでは、英語力の高い人でも解答時間が足りなくなることがあります。なぜなのか、原因を見ていきましょう。

解答時間が足りなくなる原因として、一つはTOEICの問題形式に慣れていないことが挙げられます。テストには出題傾向があるので、参考書などで練習していないと、英語力の高い人でもTOEICならではの出題形式に戸惑うものです。英語を学習中で、時間内に1問でも多くの問題を解きたい人の場合は、なおさら出題傾向に慣れる必要があります。

また、特に時間配分をしないまま問題を解き進めていたり、制限時間を意識せずにテストを受けていたりすると、解答時間が足りなくなることがあります。制限時間を考えずに解いていると、難しい問題でつまずいたときに考え込んでしまい、その1問を解答するのに大幅な時間をとられて、最後まで解けないこともあり得ます。
自分自身の本当の実力を測りたい場合は別ですが、TOEICで1問でも多く解答するには、解けない問題を飛ばすことも大切です。難しい問題は後回しにして、解けるものから手を付け、なるべく多くの問題に解答できるよう心がけましょう。

Part5とPart6を時間内に解くためのポイント

リーディングセクションのPart5とPart6は、スコアを大きく伸ばせるかどうかに関わる大事な問題です。解くときのポイントをお伝えします。

Part5のポイント

Part 5は全30問の短文穴埋め問題です。読み解く英文は短いものの、イディオムが使われていたり、知らない単語が出てきたりすることもあるでしょう。
Part5対策には、基本的な文法を身に付ける勉強が必要です。また、練習問題を繰り返し解いて構文などの出題パターンを知っておくと、全文を読まなくても空欄の前後と選択肢で回答できる問題も出てくるでしょう。
時間内に全問解き終わるためには、1問に時間をとりすぎず、少しでも迷うときは、勘でも良いのでどれかをマークして進めます。

Part6のポイント 

Part 6は長文の穴埋め問題16問です。長文は4つあり、それぞれについて穴埋めが4問ずつ出題されます。空欄に当てはまる文章を答える問題もあります。
ここでの解き方のコツは、文章のジャンルを把握することです。手紙(letter)やEメール(e-mail)、広告(advertisement)、説明書(instruction)など、どのジャンルなのかが各設問の頭に書かれています。問題を読む前にまず目を通して、把握しておきましょう。

解答する空欄(問題)には、主に3つのタイプがあります。
まず1つは、長文を読まなくても、設問にある文章だけを見れば回答できるものです。Part 5と同じように、基本的な文法やイディオムを身に付けられるように学習しましょう。
残りの2つは、前後の文脈を理解しないと解けないタイプと、挿入する文章を選ぶタイプです。この2タイプの問題で正答率を上げるには、長文を最初から文章を読んでいき、文脈を理解する必要があります。問題集などを使って、ある程度長めの英文をいくつも読み解き、長文に慣れましょう。特に、文章を挿入する問題は、長文全体の意味や流れが理解できていないと、正解を導き出すのが難しい傾向にあります。そのため、目標スコアがそれほど高くない人の場合は、長文を読まずに解ける問題に絞って解答するのも一つの手です。

Part7を時間内に解くためのポイント

長文を読んで問題に答えるPart7では、焦らないことが大切です。多くの練習問題に取り組み、テスト本番に臨みましょう。

Part 7は全部で54問と出題量が多く、シングルパッセージとダブルパッセージ、稀にトリプルパッセージがあります。1つのまとまった文章を読むのがシングルパッセージで、例えばEメールとそれに対する返信が載っているように文章が2つある場合は、ダブルパッセージの問題です。

3つの出題パターンに共通する解き方のポイントは、いきなり長文をじっくり読み始めるのではなく、設問をチェックしてから解いていくことです。設問は長文の流れに沿って並んでいるケースが多く見られます。すでに高い英語力がある場合は、長文を頭から読んでいってもスムーズに解けるかもしれません。しかし、そうでない人は設問を読んでから長文を読んだほうが、何が問われているのかを意識しながら読めるので効率が上がります。
なお、設問に記載されている4つの選択肢は、長文を読んでいるうちに忘れてしまうことが多いため、チェックしておかなくても大丈夫です。

また、長文読解では、単語がわからないと文章の意味を正確につかめないため、語彙力が必要です。
長文を読むこと自体に苦手意識がある人は、参考書などを使って長文読解に慣れておくと良いでしょう。

自分なりの解答ペースを練習で身に付けましょう

TOEIC対策には英語力の底上げも必要不可欠ですが、時間内にすべての問題に目を通せるようなペースを身に付けることもスコアアップにつながるので大切です。
受験を決めたら、練習問題を解くときから時間配分を意識してみましょう。数多くの問題を解いていくうちに要領をつかみ、解答を導き出す時間が早くなっていくはずです。
また、今回ご紹介した時間配分はあくまで目安です。例えば、時間が足りなくなると焦ってしまって長文が頭に入ってこない人は、Part 7から始め、Part 5と6を最後に解いても良いでしょう。自分に合った解き方やペースを見つけるのも、参考書などで練習することから始まります。

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