英語の発音を上達させるコツとは?日本人が苦手な発音を徹底対策!

正しい英文を話しているつもりなのにうまく通じず、フラストレーションを感じた経験はありませんか?
日本人が苦手とする英語の発音には、いくつか種類があります。しかし、弱点を理解して口の形や舌の位置などを繰り返し練習すれば、克服できる可能性があります。また、訛りが強いのに問題なく英語が通じる人がいるのは、全体のリズムやアクセントの位置が正しいためです。
この記事では、日本人が苦手な発音を中心に、発音の仕方とリズムについてご説明します。

英語の発音をよくするには?

英単語がうまく発音できないのは、口の周りの筋肉がその音を発声する形になっていないのが理由です。意識して矯正し、正しい発音を身に付けましょう。

英語には日本語にない独特の音が存在します。それらの音を出すためには、舌の位置や口の形を意識して、英語を話す筋肉の使い方に慣れる必要があります。

まずは記号別に正しい発音を覚え、その後に単語を練習しましょう。長めの単語はアクセントの位置も大切です。アクセントの位置が違うと意味が変わったり、通じなかったりすることもあります。音声機能の付いているオンライン辞書などを活用しながら、ネイティブの発音を聞いて真似してみると良いでしょう。

英単語の発音に慣れてきたら、文章でリズムの練習に挑戦します。英語独特のリズムをつかむトレーニングには、シャドーイングなどがおすすめです。

練習する際は、単語の最後が次の単語の頭とくっついて発音されるリンキングを意識しましょう。例えば「私を見て」という意味の「Look at me.」は、「ルック アット ミー」と発音されるのではなく、「k」と「a」がくっついて「ka」となり、「ルッカット ミー」と聞こえます。リンキングを習得すると、英語らしい発音に近づけるでしょう。

また、「フォニックス」という英語圏の子どもの学習法で学ぶのも一つの手です。日本語は50音を覚えれば平仮名の本が読めますが、英語はアルファベット26文字を覚えても文字を読めません。「a」は単語になると「エイ」だけでなく、「ア」や「オー」といった音にもなるからです。

フォニックスではアルファベットのつづりと音の関係性を学び、スペルから発音を推測できるようになり、子どもでも大人が読むような本を読めるようになるといわれています。どうしても英語の発音に慣れない人には有効な方法です。

忙しい人は、スキマ時間を有効に使えるアプリを活用しましょう。発音練習用のアプリには無料でダウンロード可能なものが多くあります。フォニックスを学べるものや、自分の発音を録音してネイティブと比較できるものなどさまざまです。

母音を発音するときのポイント

日本語の母音は「アイウエオ」の5つしかないのに対し、英語の母音は数多くあります。

ここでは、日本語の「アイウエオ」に似たものをご紹介します。

「æ」と「ə」

「æ」と「ə」はカタカナではどちらも「ア」と記載されますが、全く異なる発音をする母音です。

æは、「ア」と「エ」を同時に発音しようとしたときに出る中間音です。口は自然に開き、舌先が下の歯の付け根に触れた状態で舌と上あごの感覚を広めに取り、「あー」と言ったときの音です。この音が入った単語は「hat」「happy」などです。

əは「ア」と「オ」の中間の音で、「曖昧母音」ともいわれます。口を少し開けてあごの力を抜き、舌を口の中の中心に位置させた状態で発音します。この音が入っている単語には「about」「sofa」などがあります。

「iː」と「ɪ」

「iː」は、カタカナの「イ」を長くした発音に似ています。日本語の「イ」よりは少しトーンを上げて、子どもが口を横に引っ張って「イーッだ!」というときのような明るくはっきりとした音です。「iː」の発音を含む単語には「eat」「seat」があります。

「ɪ」は「iː」より短く、日本語の「イ」と似ています。あごを少し下げて口を横に開き、舌の先を下の前歯の裏にくっつけた状態で、「イ」と発音します。「hit」や「lip」「sick」などがこの音を含みます。

「u」と「ʊ」

「u」は唇を丸くすぼめて出す音です。日本語の「ウ」よりももっと口を尖らせたシャープな音です。「u」と含む単語は音を伸ばして「uː」と使うものが多く、「blue」「too」などがあります。

「u」と「ʊ」の発音の違いは区別するのが難しいといわれており、「u」よりも少し口の緊張がゆるむと「ʊ」になります。日本語の「ウ」と「オ」の間のような曖昧な音です。「could」や「woman」がこの音を含みます。

「e」

「e」は、口を左右に引いて舌をリラックスさせて出す音です。日本語の「エ」と似ていますが、ややシャープでハッキリとした「エ」です。よく似た音に「ɛ」があります。「e」は「say」「they」に含まれるように、二重母音「ei」としてよく使われています。

「ɒ」と「ɑ」

「ɒ」はイギリス英語特有の音です。アメリカ英語で「ɑ」の音はイギリス英語では「ɒ」の発音に置き換えられます。

口を縦に開き、「オ」というつもりで発音すると「ア」と「オ」の間のような音になり、これが「ɑ」です。この音が含まれる単語には「on」などがあります。「ɒ」で発音する場合は「ɑ」の口の形のまま、唇にやや丸みを持たせます。

日本人が苦手な子音と発音のポイント

英語の子音には日本人が苦手と感じる音がいくつかありますが、練習すればできるようになるはずです。根気よくネイティブの発音を聞いて練習しましょう。

日本人が苦手な子音とは? 

英語の子音の発音は、母音よりもさらに日本語の発音との共通点がないものばかりです。そのため「発音するのが難しい」と思われがちですが、口の形と舌の位置を覚えて練習すれば、次第にできるようになります。

また、一般的に「r」と「l」や「b」と「v」の使い分けが難しいといわれていますが、これらはネイティブからしてみると異なる音です。日本人にとって本当に難しいのは、発音ではなく聞き分けと言えるでしょう。口の形と舌の位置を覚え、意識して行えば問題なく発音できるはずです。

「r」と「l」

「r」の音は、舌を浮かせて舌先を口蓋(口の上)のほうに丸めながら息を出して発音します。このとき、舌先は口蓋に触りません。前に小さな「ゥ」を付けるイメージですが、巻き舌とは少し異なりますので注意しましょう。

また、「l」は舌先を前歯の付け根に付けたまま口を少し開き、発音します。日本語の「ラリルレロ」は、「r」と「l」のどちらとも違う音なので違いを意識して発音しましょう。

「ɵ」と「s」と「ʃ」

「ɵ」は舌先を前歯の間に挟むようにして息を出してつくる無声音(喉を震わせないで出す音)です。

「s」は口を閉じた状態で舌先を下の前歯の裏に近づけ、歯の間から息を出します。

「ʃ」は、口を少し尖らせて舌先を前歯の付け根近くに持っていき、息を吐いてつくる「シュー」という感じの音です。

「ð」と「z」

「ð」の音は「ɵ」と同じ口の形と舌の位置でつくりますが、「ɵ」は無声音であるのに対し、「ð」は喉を震わせて出す有声音です。舌の先と上の歯(先端から付け根のどこか)の間で空気を震えさせて発声します。

「z」は「s」の有声音です。舌先を下前歯の裏に近づけて、口を横に引きながら音を出します。

「b」と「v」

「b」は唇を強く閉じてから開けて出す有声音です。「バ」というはっきりした音をつくります。

「v」は、下唇の内側を上前歯で触りながら出す有声音です。

「ŋ」

舌の付け根の部分を上げて、口蓋の奥の柔らかいところに近づけて出す鼻濁音です。小さいな「ン」を「ガ」の前に付けた「ンガ」に近い音です。

英語は自信を持ってハキハキと

英会話への苦手意識をなくすには、日々の努力が必要ですが、発音やリズムは体で覚えるものです。そのため、毎日の積み重ねで必ず上達します。

日本語は口をあまり開けなくても話せます。一方、英語は口をしっかりと開けて声を出さないと正しく発音できません。そのため、声を前に飛ばすように、ハキハキと話すことを心掛けるのも大切です。口の動きとともに腹式呼吸を意識し、英語での会話を楽しみましょう。楽しく会話ができるようになれば、ビジネスシーンにおいても英語でスムーズにコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

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