TOEIC600点のレベルはどのくらい?就活においての有効性も調査!


TOEIC600点は「履歴書に記載できる(英語力がアピールができる)スコア水準」として知られています。
しかし、コミュニケーション力という観点では世間的イメージとのギャップがあるというのが実情のようです。

この記事ではまずTOEIC開発元の評価スケールや採用選抜での捉えられ方を概観し、そのギャップについて触れ、就転職のツールとしての有効性について解説したいと思います。

TOEIC600点取れば英会話はできる?

TOEIC開発元のETSが検証に基づいて公表している「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」を起点に「TOEIC600点」の評価と実情を見てみましょう。

以下の相関表ではTOEICのスコアをA~Eの5段階に分け、段階ごとに以下のように評価しています。

レベルTOEICスコア評価
B730~855点通常会話は完全に理解し、深い話題にもさほど支障なく対応できる。どんな状況でも適切にコミュニケーションできる素地を備えている。正確さ・流暢さには差が見られる。
C470~725点通常の会話では要点を聞き取れ、文法・表現力に不足があるにしても自分の意思を伝えることはできる。複雑な場面では対応力に差が見られる。

※ETS「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」を元に作成

この表から判断すると、「TOEIC600点」の人は「通常会話はだいたい聞き取れ、幅広い場面で意思を伝えることができる」ということになるでしょう。

TOEIC600点の採用における評価と世間イメージ

TOEICを実施・運営しているIIBCが2019年に行ったアンケート調査(※1)では、企業・団体が新卒新入社員・職員に期待するTOEICスコアの平均は545点、中途採用では560点でした。これと比較すると、英語力に関する限り「TOEIC600点」は多くの企業で余裕を持って「合格」できるレベルだと言えます。

世間的な評価で言っても、TOEICで600点を取れれば「英語ができる人」に仲間入りすることになります。ETSの相関表は広く流布しており、これが世間のイメージに影響していると思われます。

TOEIC600点ではほぼ話せない

しかし結論から言えば「TOEIC600点ではほぼ話せない」というのが実際で、上記評価や世間的イメージとの大きなギャップがあると言わざるを得ません。
人によって多少のやりとりはできるかもしれませんが、英語圏で生活をしていた経験などがない限りは、日常会話ですらままならないでしょう。

相関表によると「TOEIC600点」は海外で通用しそうに思えますが、実態としてはまず通用しないレベルです。
仮に額面通りに「通常会話がだいたい聞き取れ、幅広い場面で意思を伝えることができる」としても、ビジネスの前線で求められる英語の表現力・作法が不足しており、堂々と渡り合って活躍していくのは困難でしょう。

「TOEIC600点」の就活での有効性

企業の多くは「TOEICスコアと実力は対応しない」ことを承知しています。それでも「足切り」に利用したり、「努力できるかどうか」を測るための参考にしたりしており、就活で「TOEIC600点」が有効に働く場面は多いと言えます。

大学生の就活における600点

さきほど触れた上場企業の調査デ-タによると、採用時にTOEICスコアを参考にしている、することがある、参考にしてないが将来はそうしたいという企業はト-タルで約83%もあり、新入社員に期待するTOEICスコアの平均は545点。
IIBCが2013年に上場企業を対象にして行った調査(※2)では565点と少し高めに出ています。

「TOEIC600点」はこのすべてのスコアを上回っており、TOEICスコアを参考にする企業への就職では有効に働きます。少なくとも、説明会やエントリーシート段階での「足切り」を避けやすくはなるでしょう。

中途採用における600点

「2018年度の上場企業における一般社員のTOEIC平均スコアデ-タ」によると、社会人の平均スコアはおおよそ530点位になっていますが、業種によっては600点を超えているところも多く見られます。

中途採用にフォーカスをすると、中途採用の新入社員に企業が期待をするスコアの平均が710点と、600点を大幅に超えており、即戦力としての英語力を求められていることが分かります。

グローバル人材が多くの企業に必要とされているので、転職においては間違いなく高い英語スキルがあれば評価されるということになります。

社会人の昇進、昇格における600点

同じく、実態調査報告書によると、多くの企業でグローバル化に対応するため、TOEIC L&Rの結果を利用しており、全社員に期待スコア(平均)として「600点」を求めています。
すなわち、昇進や昇格に求められるレベルは少なくとも600点以上のスコアということになりますが、特に、外資系企業や海外事業部では、外国人としっかりしたコミュニケ-ションが取れるように、さらに高いスコアである700点以上が要求されるでしょう。

まとめ

「TOEIC600点では英会話はほぼできない」と言ってしまうと身も蓋もない言い方になってしまいますが、TOEIC600点あれば「英語の基礎力」は備わっているので、英語をアウトプットする訓練をすれば、日常会話レベルであれば習得しやすいのも事実。

コミュニケーション力に直接結びつかないにしても、英語力の底上げ、就転職ツールとしての有効性は非常に高く、これから英語を使った仕事をしたい、キャリアアップをしたいと考える人ならば、まずぜひ目指す意義のある目標でしょう。

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