初心者のための英語勉強法|「読む・聞く・話す・書く」を基礎から

英語初心者の中には英語をいつか上達させたいけれど、何から手を付ければ良いのかわからないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。すぐに上達させるのは難しいかもしれませんが、ポイントを押さえて毎日コツコツ勉強すれば、短期間でも着実に成果を出すことが可能です。
この記事では、英語初心者に向けて、英語が苦手な人や忙しい人でも始めやすい、英語の総合スキルを高めるための3STEPと勉強法をご紹介します。

英語学習の3STEPと目的別学習のポイント

最初から難問に取り組まず、ステップを踏んで徐々に力を付けましょう。基礎が身に付いたら、目的別に必要なスキルを強化していきます。

初心者から上級者を目指す3STEP

・STEP1:目標を立て、基礎を身に付ける

まずは目標を立てましょう。例えば、「半年後には赴任先の同僚や取引先と英語で会話する」「通訳を入れる回数を減らす」など目標を具体的に立てると、モチベーションを維持できます。
次に、中学レベルの基礎教材を解きましょう。文法、英単語、リーディングの教材をそれぞれ用意し、基礎を習得します。特に、文法は英語のルールなのでしっかり押さえておきましょう。文法を押さえられると、読解力が飛躍的に伸びます。毎日30分、1時間など時間を決めて学習することが大切です。忙しい人は、隙間時間を使って毎日10分でもいいので学習を続けることを意識しましょう。

・STEP2:リスニング、スピーキングを鍛える

次に、リスニング、スピーキングを強化します。英語を聞き流しているだけでリスニングスキルがアップすると言われることがあります。しかし、大人になってから聞き流しをしても、英語への一定の理解がなければ頭に入ってきません。そのため、ビギナーレベルの人は聞き流しではなく、ディクテーションやシャドーイングがおすすめです。
ディクテーションとは、英語の文章を耳で聞きながら書き取りをしていく勉強法です。また、シャドーイングは聞き取った英文を追いかけるように発声し、スピーキングを鍛える方法です。この2つを続けることで、リスニングとスピーキング両方のスキルの上達につながります。

・STEP3:英語でアウトプットする

3つ目のステップは、スピーキング、ライティングなどの英語でのアウトプットを増やすことです。アウトプットを強化すると、自分で英文をつくる力が養われます。
英語でアウトプットをするには、実際に英語圏の人とコミュニケーションを取ることが大切です。周りにネイティブスピーカーがいない場合は、オンライン英会話などを活用して英語を話す機会をつくると良いでしょう。
また、英語で日記をつけると、日々の出来事や自分の考えを英語でアウトプットする訓練になります。内容が意図したものと合っているのかわからない場合はネイティブスピーカーに相談し、添削してもらうと良いでしょう。

目的別勉強法

・TOEICスコアを伸ばしたい人

TOEICのスコアをもっとアップさせたい人は、まず模試を解いて自分のレベルを確認しましょう。その後、具体的な目標スコアを決めます。TOEICには傾向と対策があるため、TOEICの専門教材を用いて毎日勉強することが目標までの最短ルートです。リスニング、リーディングを鍛えるとともに、目標スコアに応じた語彙力も身に付けましょう。

・会議で通用する英語力を身に付けたい人

英語の会議に臨むときは、アジェンダに応じて会議内容をシミュレーションし、使えそうなフレーズをまとめておきまましょう。
以下に、会議中によく使われるフレーズをご紹介します。

I’d like to call this meeting to order. (会議を始めます。)
※call(?)to order:「?(会議など)を始める」

What’s your opinion on this? (このことについてのご意見はいかがですか?)

Now, let’s move on to the next topic on the agenda. (さて、次の議題に移りましょう。)
※move on to?:「(話題が)?に移る」

If no one has anything to add, l would like to finish here. (付け足すことがなければ、ここで終了します。)

Looks like we are running out of time, let’s wrap it up. (時間がないので、まとめに入りましょう。)
※run out of?:「?を使い果たす」
※wrap it up:「切り上げる」

Let’s continue this conversation at the next meeting.(この議題は次回の会議に持ち越しましょう。)

自分の意見を述べるときは、以下の表現を使いましょう。

In my opinion…(私の意見では…)
The way I see is….(私の見解では…)
I would like to suggest/recommend….(…を提案したいと思います。)

指名されていないときに発言したい場合は、「If I may…」と言いながら手を挙げて注目をひきます。日本語では「もしよろしければ…」という意味で、「ちょっとよろしいですか?」と、発言したいという意思を伝えられます。

そして、相手の意見に賛否を伝える表現も大切です。

Good point! (良いポイントです!)
I agree with you. (賛成です。)
I see what you mean. (おっしゃっている意味はわかります。)
I agree with you to a point, however…(ある程度は賛成できますが…。)
I’m afraid I have to disagree with you. (残念ながら、賛成できかねます。)

・ビジネスメールのライティングを鍛えたい人

日本語でもビジネスメールの定番表現があるように、英語にもビジネスメールで頻繁に使用されるフレーズがあります。メールの実例集をまとめた教材を使用し、挨拶、相談、依頼、お詫び、感謝などのシチュエーション別に、実用的なフレーズを覚えましょう。
英語のビジネスメールは結論から先に書き、曖昧な表現を避けます。言いにくいことを伝える際は前置きが長くなりがちなので注意しましょう。ただし、否定の「can’t」「won’t」などを使った端的な文ではきつい印象を与えてしまう場合があります。「I am afraid」「I regret to inform you」「Unfortunately」など、「残念ながら」という意味のクッションを置くと良いでしょう。

英語の総合スキルを高める6つの方法

総合的なスキルアップを目指すために、英語の4分野「読む・聞く・話す・書く」をバランス良く伸ばす6つの方法をご紹介します。

基礎文法を押さえる

まずは基礎文法をしっかり習得しましょう。中学レベルの基礎文法は、英語の構造を理解するのにとても役立ちます。英会話なら、文法が間違っていても成立することがあります。しかし、ビジネスの現場などフォーマルな場面では、時制がおかしかったり、単語の順序が誤っていたりすると、失礼にあたるので注意が必要です。

英語を聞く

英語には独特のリズム、イントネーションがあります。シャドーイングとディクテーションで英語の音に慣れましょう。
シャドーイングをするときは、必ず自分の声を録音し、終わった後で確認するようにしましょう。自分の発音を確認して再度シャドーイングを行うことで、発音の改善につながります。また、ディクテーションをして英文を書き取った後は、聞き逃していた部分を集中的に何度も聞きましょう。

多くの英文を読む

英語で書かれた物語、エッセイ、記事などを多読すると、語彙が増え、英語らしい言い方を学べます。英単語の意味のつながりを意識して読んでみましょう。実際に使われているリアルな英語のため省略や比喩が多く、文法上理解できないことがあるかもしれません。その場合は生きた英語を学べるチャンスととらえ、身近なネイティブスピーカーや、英語学習サイトなどの掲示板で質問し、意味を確認してみましょう。

英単語を覚える

英単語は単語と意味のみを機械的に覚えようとしても、活用シーンがなかなか浮かばなくて、非効率的です。必ず例文付きの単語帳で活用事例を確認しながら覚えましょう。また、スペルのみでなく、音声とセットで覚えることが大切です。

ライティングをする

英文を書くと、自分の英語力を確認できます。なるべく、実際に使える実用的な英文を書くようにすると、身に付けやすいのでおすすめです。例えば、自分の仕事内容やライフスタイルについて書いてみましょう。専門用語を覚えられますし、相手に伝わりやすい英語を書くという訓練ができます。

英語を話す

ネイティブスピーカーとの対話が効果的ですが、一人でいるときも普段から考えを英語で話せるか試してみましょう。スムーズに出てこない場合はシャドーイングの訓練でスピーキングスキルを高めます。

短時間でできて続けやすい英語勉強法

参考書に向かって毎日勉強するのは疲れてしまうこともあるでしょう。スマートな学習ツールを使った短時間で続けやすい勉強法をご紹介します。

基礎を鍛える勉強法

・ラジオ

NHKのラジオ講座がおすすめです。中でも15分と短く、放送時間も朝や夜の比較的時間が取りやすい時間帯のプログラムは続けやすいのが魅力です。例文のバリエーションが豊富で、基礎文法の解説もしてくれます。

・英語学習アプリ

英語学習アプリは、通勤電車やバスの中などですぐにアクセスできて便利です。総合、文法、リーディング、リスニング、発音、英会話など、コンテンツも豊富なため、自分が集中的に強化したい分野を選んで学習しましょう。ゲーム感覚で学べるアプリも多く、続けやすいのが魅力です。

・podcast

アプリと同じく、移動中にも英語学習ができるツールにpodcastがあります。podcastとは、インターネット上のラジオのようなツールで、アップされたコンテンツを、時間を選ばずにほとんど無料で聞くことができます。英語に慣れないうちは、ニュースやプレゼンテーションなど、発音がきれいで文法がしっかりしているプログラムを中心に聞くと良いでしょう。BBC(英国放送協会)が提供している英語学習用のプログラムもあり、スクリプトをサイトからダウンロードできます。

基礎の習得後に実践したい勉強法

・オンライン英会話

教室に通わずに、隙間時間を使って受講できるオンライン英会話はとても便利です。ただし、オンライン英会話は文法や英単語を教わる場ではありません。そのため、基礎力が身に付かないうちに、オンライン英会話にチャレンジすると、単語のキャッチボールのみに終わり、自信を喪失してしまう場合があります。基礎が身に付き、簡単な英語を話せるようになったら始めるのが良いでしょう。
オンライン英会話で大切なことは、会話を楽しむことです。積極的にコミュニケーションを取りましょう。時間内で何を学び、話せるようになりたいか、目的を明確にして臨むことが大切です。

・オンライン動画

無料のオンライン動画サイトにも優れた英語学習コンテンツがアップされています。コメント欄に質問をすると答えてくれる投稿者もいますので、大いに利用しましょう。

自分に合った勉強法を見つけ、基礎から毎日コツコツと

基礎を身に付けて、「読む・聞く・話す・書く」を続けると、英語力は必ずレベルアップします。そのためには、無理なく続けられる方法で、英語学習を習慣づけることが大切です。
英語力に自信がつくと、英語の電話に対応できたり、海外出張や海外旅行で活用できたりして、可能性が広がります。
具体的な目標を立ててモチベーションをキープし、コツコツと英語力をアップさせていきましょう。

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