TOEICで600点を獲得するには?初心者向け試験対策のポイントと勉強法

TOEICのスコアで600点とは、簡単な英語でのやり取りを期待されるビジネスパーソンがクリアしたい最低限のラインです。企業の中にはTOEIC600点をボーダーラインとして設定しているところもあります。
英語初心者でもきちんと勉強をすれば、TOEICで600点を獲得できるのでしょうか。そこで今回は、TOEICで600点をクリアするために求められる英語力と、試験の問題内容と対策のポイント、必要な勉強方法をご紹介します。

「TOEICで600点」はどれくらいのレベル?

TOEICの600点は「将来英語を使って仕事をしたい」と考えている人が、意識したほうが良いスコアです。同様に英語の能力を証明する指標となる英検では、どれくらいのレベルに当たるのかも見ていきましょう。

TOEICで600点を突破すると…

TOEICで600点を取得すると、英検では2級レベルに当たるといわれています。「公益財団法人日本英語検定協会」は、英検2級を「高校卒業程度」と公表していますが、高校生なら全員が取得できるレベルという意味ではありません。高校生の中でも英語が得意な学生は、英検2級を取得できます。
また、新卒採用などの基準でTOEICスコアを600点以上としている企業も多く見られます。そのため、600点は英語の潜在能力があるかどうかを示す、一つの基準であると言えるでしょう。

TOEICの平均スコアは…

TOEICの平均スコアは、大体500点台後半です。2017年12月に開催された第226回の平均スコアはリスニングセクションで325.7、リーディングセクションで261.6、トータルで587.2点でした。2017年11月に開催された第225回の平均スコアはリスニングセクションで317.4、リーディングセクションで259.7、トータルで577.0点となっています。

リスニングセクションの平均スコアがリーディングセクションよりも少し高く、合計平均点が600点弱という傾向は、2017年の公式データを見る限り安定して続いています。こうしたデータからも、平均スコアより少し高い600点は、英語を使用するビジネスパーソンなら、まずは突破したい点数であることがわかるでしょう。

※参考:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「公開テスト 平均スコア・スコア分布一覧」

TOEICの問題内容と試験のポイント

テスト問題はリスニングセクション100問とリーディングセクション100問の合計200問で構成されています。テストを解いていく上では、一貫してスピード感が求められます。

リスニングセクションの問題内容

約45分間で100問の問題を解きます。音声のスピードは速く、一度しか流れてきません。また、問題用紙にメモを取ることは禁止されています。

Part1:写真を見ながら正しい説明文を選ぶ(6問)

短い英語の説明文を4つ聞き、問題用紙にプリントされた写真にふさわしいものを選ぶ形式です。写真を隅々まで観察する必要があります。

Part2:質問文または文章に対してふさわしい答えを3つの中から選ぶ(25問)

設問も選択肢も印刷されていないため、先読みによって問題内容を予測し、備えることはできません。流れてきた質問や文章に最も適切な答えを、聞こえてくる3つの選択肢の中から選びます。

Part3:2~3人の会話を聞いて、問題用紙の設問に答える(39問)

少し長めの会話文を聞くため、誰が誰に何を話しているのか、状況を想像しながら聞き進める必要があります。特に3人での会話では、声の聞き分けに注意が必要です。

Part4:一度だけ流れるミニトークを聞いて、問題用紙の設問に答える(30問)

公共施設でのアナウンスやラジオ放送など、一度だけ流れる音声の内容を理解して解答する形式です。ミニトークは印刷されていないので、耳にした内容を覚えておく必要があります。そのため、印刷されている設問と選択肢を先読みし、どこを重点的に聞くべきか、備えておくことが大切です。

リーディングセクションの問題内容

リーディングセクションでは、75分間で100問の問題を解きます。600点を目指すなら、全問解くことを目指すよりも、自分の得意な分野を極めて伸ばしていくと良いでしょう。

Part5:不完全な短文を完成させるために、適当な答えを選ぶ(30問)

英単語力や英文法力が必要とされるパートです。英単語は英検準2級レベル、もしくは中学校上級レベルのものを覚えておく必要があります。中学校で習う英文法と仮定法の基本事項を十分に理解していれば、解けるでしょう。

Part6:不完全な長文を完成させるために適当な答えを選ぶ(16問)

長文内の空所補充問題です。空所補充の選択肢は単語や文章ですが、空所の前後を一部読んだだけでは、正解するのは難しいでしょう。長文を最初から読み進めて一つずつ空所を埋めていく必要があり、全体の理解度も問われます。

Part7:記載された文書の内容に関する設問に答える(全54問)

1つの文書(シングルパッセージ)だけでなく、2つの文書が記載されたダブルパッセージと、3つのトリプルパッセージもあります。難易度は高く、数カ所に分散した要点を見つけて
総合的に判断する、レベルの高い読解力も必要です。

試験対策のポイント

リスニング

平均スコアが高いことからも、リーディングセクションより点数を取りやすいことがわかります。そのため、リスニングセクションのPart1、Part2で確実に点数を取れるように対策しましょう。
過去問やTOEIC対策用の問題集を解き、形式に慣れておくことも大切です。

リーディング

確実に点数を取るためには、リスニングセクション以上にリーディングセクションでの戦略が重要となります。中でもPart5・Part6は単語力と文法力が鍵なので、学習の成果が出やすいでしょう。

一方、難易度の高いPart7は解けない問題に時間をかけることなく、解ける問題を確実に解いていく必要があります。長文を少し読み、直感的に苦手な分野と感じた場合、その問題すべてを飛ばしてしまっても構いません。時間内に解くべき問題をすべて解けるよう、配分を意識しましょう。なお、解かずに飛ばした問題も解答用紙のマークシートは埋めておくことが、600点以上を目指す上での大切なポイントです。

TOEICで600点を目指すための勉強方法

600点獲得に必要とされるのは英語の基礎力なので、難しい参考書は必要ありません。ある程度単語を覚えたら、600点を目指す人向けのTOEIC対策用問題集などを解きましょう。

英単語を習得する

市販の単語集を使って、語彙力を増やしましょう。学生時代の単語集や英検用のものを使い回すことも可能です。英検準2級レベルや高校受験レベルのものを使い、英単語を見て瞬間的に日本語の意味がわかるレベルを目指すと良いでしょう。
リスニングセクション対策として、各単語の発音も正しく知っておく必要があります。

英文法を理解しておく

中学校レベルの英文法は確実に理解できるようにしましょう。応用問題や発展問題は必要ないので、基本問題を瞬間的に解答できるレベルまで仕上げることをおすすめします。

出題形式を把握する

基本的な単語力と文法力を身に付けたら、仕上げに過去問題やTOEIC形式の問題集を解きましょう。限られた時間の中で問題を解き進めていくのに、出題形式を覚えおくと安心です。

リスニングでは、オフィスなのかエレベーターの中なのか、といった場面設定を想像しながら状況を聞き取る練習をしましょう。また、「coffee」と「copy」のように、似た発音の単語を用いたひっかけ問題が出題されることもあります。細かい音の違いを聞き取れるように、日頃から意識しましょう。

長文問題は設問を確認してから読むと、主題を想像しやすく、効率よく解くことができます。ただし、選択肢も含めてすべてを読んでいると、情報量が多くなるだけでなく、時間もかかるため、設問の問題文のみを読むと良いでしょう。

英語の基礎力をしっかり磨けば600点は目指せる!

TOEICの600点は、ビジネスパーソンの基本的な英語力を問うボーダーラインとして設定されやすい点数です。中学英語レベルの語彙力や文法を確実に身に付け、出題形式をつかんで臨めばクリアできるでしょう。
テストに臨む際は、リーディングセクションをどのように解いていくか、自分なりの作戦を立てて、確実に正解する設問と解かずに飛ばしてしまう設問を見極めることも大切です。

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